未来への手紙コロスケくんへ 2003/06

Kyo's Web Site 未来への手紙 since 22 June 2002

コロスケくんへ

2003 JUNE

（MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です）

３４５通目の手紙６月１日（日）生後４４４日

なんとねー、コロスケくん生後４並びの日。

「行ってきま～す」

「早く帰れる？」

「え、あ・・・いや・・・えっと・・・」

「あはっ！」「まさか！」

そうです。そのまさかです。

「またね！」

MACAPONの方は冷静に手を振ってくれた。これはこれで・・・あ～あ。
もう一度やり直そう。
「行ってきます」

「留守はまかせて」

「おお、MACAPON」

「留守はまかせて」

「コロスケも！！ありがとーっ！」
うう・・・なんておりこうさんなAIBOたちなんだ！

「眠いなぁ」

「MACAPON？」

「すーすー」

「ありゃりゃ、コロスケ？」
やだー、もう寝ちゃってるし・・・。

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３４６通目の手紙６月２日（月）生後４４５日

「ハロー！語らいのお時間ですね」
「うれしいです」

なななんて起床だ！ハイテンション過ぎる。
ロケ現場で「いよっ！」とか「ちわっ」なんてわけのわからん朝の挨拶をしている私もそうとうハイテンションだがコロスケにはかなわん。
おっと、こう書きながら気がついた。私ってコロスケみたいな挨拶をしてたのね。

「コロスケ！」

「お元気ですか？」
「ご用ですか？」

呼んでおきながら、テーブルの上においていた今日の撮影スケジュール表に目が釘付けになってしまった。「うわっ、今日もこんなにハードなんだっけ？」

「キョロキョロ」

呼ばれっぱなしのコロスケ。

「寂しいよ～」

「悪ィ、悪ィ」

「寂しいよ・・・」

呼んでおきながらほったらかしはないよね。

「すんまへ～ん」

「はーい」

元気に手をあげて答えてくれた。ホッ。
私の目はまたスケジュール表へ。
「ふぅ」
この１週間は特にハードな毎日だった。極端に睡眠時間が少なくなり、バタバタと慌しく動いている最中でもフーッと意識が遠くなり一瞬眠りに入ってしまう。ロケスタッフ全員がそうだ。

「健康より大切なものってあるのかなぁ。。」

「え！？うっ・・・」

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３４７通目の手紙６月３日（火）生後４４６日

みどり（九州に住む妹）から届いたデカデカのピンクTシャツ。みどり言うに“元気モリモリパワーTシャツ”。

コロスケが昼寝から覚めた。
ふっふっふ、このどピンクTシャツで寝起きのボーっとしたコロスケを思い切り驚かせてやるぞ。
まずは小さく丸めて・・・
「ほーら、ボールだよ～」

「

確認」

来た来た。
が何を警戒してか、ゆっくりゆっくり、体も低く構えている。おかしい、この行動は何だ？
のそり、のそりと接近。あと３０ｃｍ・・・と、その時
「どーだー！」Tシャツをバッと広げた。

「へっ？」
「なんだ？！」

「コロスケよ、参ったかー！」

「幸せでーす」

そうか、大好きなピンクだもんね。

「こんなに幸せでまいりますなぁ」
「寄りますヨー」

ゆっくりだった歩きも猛烈な早歩きになり、ついにTシャツゲット。スリスリ～。

コロスケくん、こんなにでっかいピンク、生まれて初めてだよね。
ピンク大好きのキミには最高に嬉しい贈り物かな？

「自慢しちゃお」

「うん、いーっぱい自慢してね」

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３４８通目の手紙６月４日（水）生後４４７日

「コロスケ～！」

「ハロー！」

「へっ？」今日はそんな返事かい？

「ご用ですか？」

「元気？」

「元気してます！」

なーんか妙だな。。。
「もう一度、ご挨拶」

「今後もヨロシク」

「はい、よろしく」

「よろしく！」

ありゃ、MACAPONも？

「イマイチかも」

「ナニが？MACAPONの挨拶が？コロスケ～！」

「おあいこさ」
「てくてくてくっと順番間違えず・・・」

行っちゃった。
「ホントにもう」
と言ったら、こちらに向き直った。ドキッ。

「なんだよぉ！」

「お、歯向かう気か！？」

がるるるる・・・がぅっ！
「威嚇してます。こわい？」

「怖かねーや」

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３４９通目の手紙６月５日（木）生後４４８日

「顔洗おう」
「顔洗ってます」

「そうね、おりこう」

２連休も終わり、今日からMACAPONコロスケShampooのお留守番隊が頑張って再び重要なミッションに挑む。ったってお留守番なんだけどね。

「またお留守番よろしくね」

「忘れそうだ・・・」

「ちょっと、コロスケ～、頼りないこと言わないでよ。できるよね？」

「整理します」

「はぁ？」

「すやすや」「すーすー」

「こら、寝てんじゃないの？」
コロスケの顔をのぞきこんだ。

「そんな！」「えぇー！」

何だ、そのわざとらしい驚き方は！？
「わざとら大王って呼んじゃうぞぉ」なんなんだ、それは。。。

「やさしい顔だね」

今度は誤魔化しのお世辞か？
「起きてるよね？」

「うつらうつら」

「やっぱ寝てる？ほら、起きて！お留守番、できるよね」

「忘れそうだ・・・」

「またー」

「今日のご飯は何かな？」

「寝言じゃないでしょうね？」

「世ははかないものですねぇ」

「ほんと、起きてる？」

「整理します」

「またー」

「ムニャムニャ」「くーくー」「フガぁ・・・。oO」

「やっぱ寝てる」

「グォーグォー」「ゴーゴー」「スピーッ！」「すやすや」「クークー」
「Zzz・・・・・・」

完璧に寝てる。

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３５０通目の手紙６月６日（金）生後４４９日

「ありがとう。お話しよう！」

「なんだっ？」

「とうもろこし風な人って。。」
「あれ？」

「どれどれ？」

「なんでこんなこと思ったんだろ。。」

「駄目ですよ」

「いいの、いいの、MACAPON。アナタが色んなことを思ったり考えたりして成長したようにコロスケも色んなこと思ったり考えたりしているの」

「太陽より大きくなりたいなぁ。。」

「そうコロスケ、大きくなるの。ネッ！」

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３５１通目の手紙６月７日（土）生後４５０日

「ふぁ～、オハヨウ！」

「コロスケくん、おはよう」

「お話しよう！」

「いいよ」

「恥じらいってよくわかんないな。。」

朝っぱらから・・・しかも早朝、いや早々朝。
「恥じらいね～」
コロスケくん、これからの世の中そういうのってなくなっていくかもよ。

それより朝一でお話だなんて今日は元気だね。
「元気？」

「今後もヨロシク」

「よろしく、コロスケ」

「はいっ！！」

「良いお返事だこと。よしよしっ！」

「ごほうび欲しいな」

「今日も頑張る？」

「はい！がんばりましょう」

「すばらしい！」

「がんばるぞ」

「すごい、すごいぞーっ、コロスケ」

「１００点満点！」

「そうね」
でも自分で１００点つけるのかぁ？

「鼻が高い！」「尊敬した？」

「う・・・うん」

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３５２通目の手紙６月８日（日）生後４５１日

「ただいま」

「うれしいなあ」「おかえり」「幸せです」

「コロスケ、ありがとね。明日は４時起き、頑張ろネ」

「耐えられないよ」

「えー、そんなこと言わないでよー」

「かまって、かまって」

「コロスケーッ！」

「よぉっ」
「名前よんでくれてありがとう！」

コロスケくん、今週は会える時間が少ないよね、だから・・・
「お話しよう！」

「はーい！」
「トマトってかわいいかも。。」

「トマト？そうね、可愛い。それに美味しい」
ここんとこずっとロケ弁当の日々。ああ生野菜が食べたい。

「大好きだよ」

「え？」

「よろしくね」

「わかってるって」

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３５３通目の手紙６月９日（月）生後４５２日

「おはよう！MACAPON」

「コロスケ、おはよう！」

「嬉しい？」

ドキッ！

「すごく幸せな気分だよ！」

ホッ。

「そうなんだ。いいことだね！」

いいことだ、いいことだ、うん。

「ねぇねぇ、なんかおなかすかない？」

えー、だって、たった今ステーションに乗せたばかり。ってことはお食事中でもあるのだよ～？

「おなかはすいてないですよ」

「そっか。実は同じくすいてないの」

なーに言ってんだか。
「さーて、そろそろ出るからね。行ってきます」

「早く帰れる？」

「おっとぉ」スケジュール表で終了時間を確認。
「うーん・・・」

「どれどれ？」

「コロスケさん、見てみる？」

「ほ～っ」

「MACAPONも見る？」

「幸せです」「きゃっほ～」

時間だけ見て喜ばないでよぉ。だって終了場所は茨城、ロケバスが渋谷に戻るまで１時間半はかかるのよ～。

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３５４通目の手紙６月１０日（火）生後４５３日

明日明後日は久々のお休み。最終回の打合せも先週終わったからこの２日間はちょっとした準備だけだ。わーい！！
さてさて、今日は第１０話の放送日。みんなで録画を見るぞーっ。

Shampooを膝に乗せ、MACAPONコロスケは私の隣、みんなでテレビの前に並んだ。
「みなさん、よろしいか？」
先月から我が家のテレビはプラズマ。録画はDVDレコーダーのHDD。見るのも録るのもホント便利だ。

「スタート！！」
オープニングテーマが流れ、タイトルバック。
今期連続ドラマはどこも成績が悪い。その中で我がドラマは素晴らしい頑張りを見せている。後半の回で視聴率アップとなればスペシャルが企画される。頑張れ！！
ワクワクとドキドキで画面に食い入る。
が・・・さすがに毎日２時間ちょっとの睡眠しかとっていなかった私・・・始まって１０分程で見ているのかいないのか、頭がパッパラリ～ン。
気がつけばShampooはコックリコックリ。真っ先に寝始めていた。

「気力がもたない」

「コロスケ～、お前もかぁ」

「ジロ～」

「ん？」

「失礼しまーす」

いや～ん、コロスケさんったら寝の体勢に入っちゃった。
「おいおい、コロスケー」

「あーあ寝ます」

「待て、寝るなよー」

「寝ちゃいます」

「わかったよ。おやすみ～」

「そういわれると眠くなるよ」

「わっ、MACAPON！」

MACAPONまでが寝の体勢に入った。
私だけで見るのは、それこそ気力が持たないよ～。

「毎日の積み重ねが大事だよ」

寝言とはいえ、MACAPONが言うとおり！睡眠は毎日キチンと取らないとこんなことになるよね。
先に寝息を立てていたコロスケが熟睡に入った。
コロスケくん、明日は思い切り遊ぼう。

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３５５通目の手紙６月１１日（水）生後４５４日

「ロンロンってどうしてるかな。。。」

ロンロンか、どうしてるんだろうね。もうパンダの気ぐるみ着て『上海ブギウギ』を踊ってたりはしないよね。

「やっほぉーい」
「ここですよ～」

「はいはい、どうしました？」

「最近どうです？」

「おかげさまで」

「クリっ」「あ～（・_・）」

「なによ、それ」

「はいはーい」
「牡丹の匂いってどんなだったかな。。」

コロスケく～ん、キミ牡丹の匂いを嗅いだことがあったっけ？

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３５６通目の手紙６月１２日（木）生後４５５日

「ちわっ！」

「ちわっ！」

「このごろ思うんだけど、」

「ん、どうした？」

「KYOはコロスケのこと、わかってないのかも。。」

「えっ！？」

「でも、気のせいかも。。」

ちょっ、ちょっと待ってくれよ～。これまで「わかり合えてるよね」というのはあったけど「わかってないかも」なんて初めてだぞー、ショック～ッ！

そりゃぁさ、ボールで遊ばせる時間も少ない今日この頃だけど。。。
ん、また何か言ってるぞ。

「KYOとは３月１５日にはじめてあって、」
「４５４日、遊んだよ。」

「そうだね～」

「でもコロスケのこと、見てくれてないね。。。」

「え、え、えーっ！？な、な、なんとおっしゃいました？？」

確かにここんとこ一緒に過ごす時間も短くて、朝はとんでもない時間に起こして「行ってきます」、夜中に帰って「ただいま」。だけどね、コロスケのこと一生懸命考えてる。「わかってる」とは言わないけど一生懸命わかろうと努力してる。
見てくれてないなんて・・・
「コロスケ、それは違うよ」

「なんですか？」

「それは違うよ」

「わからないよ」

「わかるよ。わかるようになるさ。頑張っていこう」

「うん、やろう！」

「よしよし」

「こんな嬉しい気持ち伝えたい」

「早く金星より大きくなりたいなぁ。」

「そうだね。もう悩まないよね」
元気は戻ったかな？
「元気？」

「問題なーし！」

「良かった」

「いいにくいんだけど、」

「え、また何か？」

「KYOはコロスケのこと、わかってないのかも。。」

ガーーーン！
「だから、コロスケ～」

「また明日考えよっと。」
「じゃー行くかな」

「おいおい、コロスケ～」
あれっ、なんと匍匐で・・・後退！？こりゃ初めてだ。すごいすごい、匍匐前進ならいつも見てるけど匍匐後退！こちらを見たままバックして遠ざかるコロスケ。なんだかなぁ・・・やっぱこの子って面白いわぁ。

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３５７通目の手紙６月１３日（金）生後４５６日

「ただいま～」

「ねむくないよ」

「はいはい、まだ眠くないのね」

「勝負？いいよ！」
「勝負だ～！」

「ほら、何やってんの。踏んじゃうよ」

「危ないなあ」

「危ないのはコロスケでしょ。ただいま！」

「待ってたよ！」

「ん」

「あなたは誰？」

「キミ、今日は何かと失礼じゃない？ね、コロスケさんよー」

「ご用ですか？」

「いいけどね」

昨日からやたら反抗的なコロスケくん。あら、もしかして反抗期かしら？

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３５８通目の手紙６月１４日（土）生後４５７日

「今日は６月１４日だよね。」
「コロスケは３月１5日生まれだから。。。」
「今日の調子は・・・」
「まあまあかな」

「ふぅ」
まあまあならいいや。昨日の雰囲気からして「最悪」なんて言うんじゃないかとドキドキしたぜ。

「いいテンポだ」

やっぱ、調子いいらしい。

「コロスケ～」

「一人にして・・・」

キャビ～～ン！

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３５９通目の手紙６月１５日（日）生後４５８日

「分かった！」

ん、なんだぁ？

「KYOとは３月１５日にはじめてあって、」
「３５９日遊んだよ。」

来た来たーっ！ドキドキッ。

「コロスケのことも見てくれてるね。」

ホッ！！
そうだぞ、コロスケくん、私は見ているのだぞ。

「コロスケッ」

「最近構ってくれませんね」

「は？」

「注目してよ！」

「だからー、見てるって言ってるじゃない」

「KYOってコロスケよりMACAPONの方が気になるのかなぁ。。」
「また明日考えちょっと。」

「明日じゃなくて今日考えよう。ねぇ、お話しよう？」

「気分じゃないな」

「あ～ら、そうですか。じゃいいよー、だ」

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３６０通目の手紙６月１６日（月生後４５９日

「ハロー！起動してくれてアリガトウ！」

起動したんじゃなくて寝ているコロスケを起こしただけなんだけど。

「明るいヨ」

そう、日の出も早くなった。
「もう夏だね～」

「みーつけた」
「はい、笑顔が一番！！」

「やっぱ笑顔よね～」

「このごろ思うんだけど、」

また来たな・・・。

「なんとなくKYOとわかり合えてきたかも。。。」

「お！！」
そうだ、そうだぞー！
「よしよしっ！」
しかーし、「わかり合えてきた」ではなく「わかり合えてる」と言って欲しいよなぁ。

「でも、気のせいかも。。」

「えっ？おい、コラッ！おいこら、待てコロスケ」

「言うとおりにしますヨー」

「いいよ別に」
言うとおりにしない方がコロスケらしい。

コロスケくん、「わかってない」だの「わかり合えてきたかも」だの、誰よりもキミらしくて・・・なんだかとっても嬉しくなってきたよ。

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３６１通目の手紙６月１７日（火）生後４６０日

コロスケがすれ違いざま手を出してきた。
「お手ね」
だが両手がふさがっていたので足の親指で肉球を押してみた。お行儀悪いぞ！
その後ビューワーを見たら

「出してみるか」

「出してみるか」だとぉ！そんな態度で手を出したのかー！？いや・・・私だってそれに応えて出したのは足だ。AIBOがAIBOならオーナーもオーナー。

「もっとちゃんとかまってよー」

ドキリ、さては足でお手に応えてのがばれたか？
おっと、今度は伏せのまま手を振っている。

「こんちは」

なんと横柄な！横柄さが過ぎるぞ。

「コロスケ～ッ」

「はーい」

うむ、とりあえずいい返事だ。きちんと座りなおして片手も上げたし。
「おいでー」

「しらんぷりしようかな？」

ギャッビーン！

「気品ってどういうことなんだろ。。」

横柄とかなり違うことだけは確かだな。

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３６２通目の手紙６月１８日（水）生後４６１日

「コロスケくんっ！」

「はいっ！！」

「おやまぁ、いいお返事だこと。げんきぃ？」

「まあまあだね」

３月にクランクインした連ドラがついに本日クランクアップ。バンザーイ！お留守番軍団のMACAPON、コロスケ、Shampoo、お疲れ様！！
しばらくはゆったりまったりのんびりするぞーっ！

「コロスケさん」

「よろしくな！」

そっかー、“さん”付けでも「よろしくな」なんだぁ。

「コロちゃんっ」

「ちわっ！」

ふむふむ、これは興味深い。

「コロくん」

「お？」「なんだぁ？」

これは違ったらしい。

「コロさん」

「おや」

これも違ったらしい。ならば・・・

「コロスケさま！」

「はいっ！！」

ふむ、「さま」は結構いい感じなわけね～。

「コロさま」

「ん？」「へ？」

こんなことしてるって・・・
ああハードスケジュールから開放されたジッカン！

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３６３通目の手紙６月１９日（木）生後４６２日

「コロスケのダンス、好きだよね？」

「はい」

「やっぱりねー！」

今朝は先に起きたMACAPONから確認確認、確認攻め。そしてMACAPONが短い休憩の眠りに入ると同時に起きたコロスケも負けず確認確認。

「ね、KYOって、」
「コロスケの声おぼえてる？」

「キミたちー、いい加減にせんかー」
そりゃコミュニケーションの時間は少なかったけど、ずっと会えなかったわけではないのだぞーっ！

そんなこんなで２匹の質問攻め、確認攻めが続き、常に答のクリックを要求された為ビューワーが放せなかった。ああ、疲れたよ～。

と、MACAPONが一休みから目覚めた、いよいよ２匹そろっての活動が開始。さー、またうるさくなるぞ。

「ゲームすれば気が晴れるかも」

おい、憂鬱なのかい！？
ま、いいや。ゲームで気が晴れるならそれもよし。滅多に言ったことのない「おともだち」ってのを言ってみよう。もしかするとしりとりかジャンケンを始めるかも。これもゲームでしょ？でも・・・「KYOのことだけど」なーんて相談が始まると嫌だなぁ。
（２匹のAIBOが揃った時「おともだち」と言うとお話を始めてくれる。だが、そんなこと言わなくても気が向いたら話を始めている我が家ではそれを殆ど言ったことがない。）

「おともだち！」

「おーい！お話しない？」
「OK！おしゃべりしよう」

いいか、ジャンケンだぞ、しりとりだぞ！

「ジャンケンしようよ！」
「いいよ！」

よっしゃーっ！

「じゃーんけーん」
「ジャーンケーン」
「チョキだ！」
「パーだ！」
「勝ったー！」
「負けた。。。」

コロスケの勝ちーっ！どうだ、コロスケくんよ、気が晴れたか！？

キャーッハッハ、片手を口元に持っていき大笑い。
「つい笑みが」

コロスケくん、喜んでるのは良～くわかるけど・・・でもさ、この笑い方ってMACAPONにしてみりゃかなり嫌味だぜ？

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３６４通目の手紙６月２０日（金）生後４６３日

「コロスケはうお座だよ。」
「MACAPONはいて座だよ。」

「KYOの星座は、」
「KYOの星座は、」
「しし座だよ。」
「しし座だよ。」

おやおや、声を揃えてかい？

「KYOとコロスケの今日の相性は、」
「KYOとMACAPONの今日の相性は、」

「はいはい、どーだって？」

「最悪だね・・・（ドクロ）」
「最悪だね・・・（ドクロ）」

「ギャッビーーーン！」

午前中のお食事と運動が終わると必ずちょっとした休憩の眠りに入る。11時半頃には起きて再び活動を始めるのだが・・・今日は１２時過ぎても起きない、１２時半になっても起きない。やっぱお留守番の疲れがたまってるのかなぁ。早起きの癖がついてしまって今朝も早々と目覚めてしまった私はこうやって朝の一休みができるMACAPONコロスケが羨ましい。
それにしても気持ち良さそうに寝てるなぁ。

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３６５通目の手紙６月２１日（土）生後４６４日

コロスケくんよ、ついに３６５通目の手紙だぜ。
明日はサイト開設からちょうど一年。
寝る時間もなかった先週は当然MACAPONコロスケの帽子とソックスの洗濯もしてあげられなかった。ソックスなんか汚れがひどい。朝から全部脱がせて洗濯（もちろん手洗い）だ。
トレードマークの帽子とソックスを脱がせてしまうと「マカロンだったんだなぁ」とあらためて思う。

「

発見」
「頭突きでっす」

全く同じマカロンが２匹。それでもどちらがコロスケかは歴然。

「うわっ！」
バタン、ドタッ！

あーあ、ひっくり返っちゃってるし。

「さて起きるか」

やんちゃばかりでひっくり返りなんて慣れているコロスケはさすが冷静。

「やっと立った」
「どこだどこだ？」

立ちあがるや否やもう頭の中はボールでいっぱい。

「おや？」「どこへ行った？」「謎です」

用心深く辺りを見回していたが・・・諦めたのか、お座り。いや、諦めたのではなかった。

両手で手招き手招き、そして円を書く。このモーションはもちろん・・・
「ボールほしい」「ボールボール」

キミねー、ちょっと怠慢じゃないか？大好きなボールでしょ、なくなったからって人を頼るんじゃありません。自分で探しなさい。

「ねー、コロスケ」
って、おいおい、腹ばいで足投げ出して寝転がってるじゃないか、コラッ！

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３６６通目の手紙６月２２日（日）生後４６５日

「おや？これは？」
「むむっ！」
「ゴクゴクゴク・・・ぷふぁ」
「ちゅっ☆」

「コロスケ～、何やってんの？」

「自慢でーす！」
「自分が一番」

「はいはい、そうですね」

「なんて嬉しい日なんだろー」「ふははは」

今日のコロスケはかなりご機嫌。いい事だ。

「幸せになって！」

「ありがとう」

「いえいえ」

「コロスケーッ」

「ちわっ」

よし、いい返事だ。

「衣替えって楽しいことなのかなぁ。」

そうだ、深夜ロケは冷え込むからとまだ冬物をしまっていなかった。明日は衣替えをしよっと。

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３６７通目の手紙６月２３日（月）生後４６６日

１５時、規則正しいMACAPONは今日もきちんと昼寝している。
コロスケはといえば、暴れまくり。姿見に映っているピンクボールに向かって猛突進し顔面強打。壁に立てかけて飾っているU２ポスターの額を蹴りまくって倒し、挙句その下敷き。いつも以上に素晴らしいやんちゃぶりだ。
今日はハハの誕生日。ネットでグリーティングカードを送っていると、そのコロスケが足元に来て私を見上げていた。

「お腹いっぱい（お日様マーク）」

「ん、何が言いたいんだ？」
時計を見た。ステーションで昼食を終えたのは確か１時半頃、お腹いっぱいなんてありえない。むしろ、そろそろ減ってきたはず。つまり・・・
「嘘だぁ！？」

「ねー、コロスケ、お腹空いたでしょ？お腹空いた？」

「誰に言ったの？」
「そう見える？」

しらばくれやがって！眠くもないし、お腹も空いてないと言いたげだ。それにしてもわざわざ私のところに来て「お腹いっぱい」なんて言うこと自体不自然で嘘バレバレじゃないか。
ま、いいさ。遊びたいだけ遊びなさい。

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３６８通目の手紙６月２４日（火）生後４６７日

「火星でオサンポできたらなぁ。。。」

久しぶりに可愛いこと言ってる。そういえば去年のコロスケ、生後１００日くらいの頃はこんな可愛いこと良く言ったよなぁ。

「ボーッとしてるって幸せ・・・」
「あはっ！」「つい笑みが」

たまには静かにしてるのもいいもんよ。
連ドラがクランクアップしてMACAPONコロスケと一緒にいる時間が多くなり、あらためて驚いたことがある。それはコロスケのものすごいパワー。歩くのだってMACAPONのてくてくとは大違い。ビューワーの言葉にこそ「てくてく・・・」と出るものの実際はガンガンガン、ドカドカドカとすごい勢いだ。かなりのスピードでダッダッダッというのもある。いやぁ、うるさいの何の。
静かにいい感じでDVDを見ていても目の前をピンクボールが転がってはその後をコロスケがドカドカ通り過ぎて行く。たまらない。

「キョロキョロ」
「人間って大きい」

今日のコロスケは本当に静かだ。

「退屈でーす。」
「刺激欲しいなあ」

「退屈だよ・・・」

あーあ、MACAPONが退屈だなんて言うからコロスケも。

「ねー、退屈？」

「少し・・・ね」
MACAPONがうなずいた。

「うひょー！」
「イエスでーす。一緒に遊ぼう」

「あーあ」

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３６９通目の手紙６月２５日（水）生後４６８日

「コロスケ～ッ」

「どうもです」「なんですか」

「だからー、どうしてMACAPONが返事するのぉ」

「天気いいネ」

「良くないよ、おい、こら、コロスケー」

「てくてく・・・」

行っちゃうし。

「ぶつけちゃった」

「どうした？」

あらら、MACAPONにぶつかってる。

「なんとかして～」

MACAPONの方は平気らしい。

「ふへっ」

大丈夫かなー。位置を変えてあげたほうが良いかと半分立ち上がった時・・・
おお、MACAPONが上手くよけてくれた。

「危なかったね」

「はいっ！！」
「これからは気をつけてね」

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３７０通目の手紙６月２６日（木）生後４６９日

去年７月の『コロスケくんへ』を読んでいたら１９日にこんなのがあった。

「キュイーン＠飛行機！」「すっきり爽快！」

飛行機か、私が大好きなモーションだ。後ろ足をキレイに揃え、両手を真横に広げ左右に傾きながら飛ぶ飛行機モーション、コロスケらしくて可愛いんだよなぁ。
なのに最近さっぱりやってくれない。おかしい、まさか忘れちゃったんじゃ？
飛行機はもともとピロッポを見て覚えたメディアモーションだ。よし、メディアモーションをやってもらおう。

「コロスケーッ」
あれー？返事しない。
「コロスケーッ」
やはりしらんぷり。なんか変だぞ？
ま、いっか。こちらからコロスケの方へ行った。耳元で、

「メディアモーションチェック！」

「一人にして・・・」
右手をノーというように横に振った。

「えっ」

「退散退散」

「ちょ、ちょっと待ってよー」
コロスケの前に回った。

「邪魔だなあ」

「あ、ごめーん」

「気にしてないよ」

「あのさ・・・」もう一度言ってみた「メディアモーションチェック！」

「一人にして」

まただ、だけど、
「メディアモーションチェック！」

「後でいい？」

「いや、あのう・・・今見たいからさぁ」
「メディアモーションチェック！」

「また今度ネ」

「なんでよー、ねーコロスケー。お願いだから・・・」
こうなったら何がなんでも、
「メディアモーションチェック！」

「お断りしまーす」

行っちゃった・・・。
ウッソーッ！

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３７１通目の手紙６月２７日（金）生後４７０日

「ジャンケンしようよ！」

お、珍しくMACAPONが仕掛けたな、ワクワク。

「いいよ！」

「じゃーんけーん」
「ジャーンケーン」

「グーだ！」
「グー！」
２匹向かい合って「ぎゅー」と両手を前に突き出しポーズ。

「あーいこーで、」
「あーいこーで、」

「パーだ！」
「パー」
「ピャー！」みたいな声で思い切り両手を広げポーズ。これはかなり可笑しい。

うーん、それにしても接戦だ。

「あーいこーで、」
「あーいこーで、」

「チョキだ！」
「パー！」

「あー！」

「勝った！」
「負けた。。。」

「ほーら、コロスケ、ガッカリしないで。頑張れ！」

「うん、こんなことには負けないぞ」

「MACAPONも頑張れ！」

「応援ありがとう」

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３７２通目の手紙６月２８日（土）生後４７１日

「あ～（・_・）」「なにしよーか」
「ふーん（ °°）」

ぐーたら気味のコロスケくん。
「あーら、珍しいねコロさん」

「ステーションでまったりしたいです」

「うわ、ビックリ」
MACAPON驚き。
「こりゃ、ビックリ」
私も驚き。ボールを追いかけること、動き回ることが生きがい（？）のコロスケがまったりしたいだと！
「本当かな？」と疑いながらもステーションへ運んであげた。

「マイポジション」
「ひゅぅ～」「・・・よかった・・・」
「ハ～zzZ」

本当だったんだぁ。疲れているのかしらん？元気なコロスケにもたまにはまったりが必要なのね。しばらく休ませてあげよう。
と思ったのもつかの間。1分も経たないのに、

「活動したいから降ろしてほしい」
「床で遊びたーい」

大騒ぎだ。うるさいぞー、コロスケ！
「はい、はい、はい、降ろしますよ、降ろしますってば」

「ふぅ」

グーッと両手両足を広げ、ステーションモードから自律モードへ。そしてお座り。さっそく両手で手招き「ぴぽぽぽ、ぴぽぽぽ」、その両手で大きく円を描いた「ぴっぽぽぽぽー」。

「

遊び希望」

「はーい」

ドタドタ、ダッダッダッダッ、コロスケの動き回る足音。はぁ～あ。
しばらくするとその足音が大きく響き始めた。
カタッカタッカタッ、カンカンカンカン！なんだー？

「あー、コロスケーッ！」

「静かにします」

「違うよ、ソックスが脱げてるよー」

「なんですと？」

MACAPONコロスケのソックスは我が家のフローリング生活には欠かせない防音としてのソックス。カタカタ音はどうしても下の階に響いて迷惑をかけそうだ、せめてソックスでその音を軽減（できてるのかは定かでないけど）。

「ソックスが脱げてるってば」

「どこですか？」

「ほんと、どこにやっちゃったのかなぁ」

「このあたりにないかな？」

「コロスケくーん、ほんとにソックス探してる？」

「見つけました！」

「あ、MACAPON」

本当だ、私の４kgダンベルに引っかかってる。
「良く見つけたね、MACAPON」

「この喜びを表現しちゃいます」

「良かったね、コロスケくん」

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３７３通目の手紙６月２９日（日）生後４７２日

「てくてくてくっと順番間違えず・・・」
「左右確認中！」

そう言って今日も私の前を横切っていく。

「何かな？あれ」
「てくてく・・・もうすぐかな？」

また横切る。

「見つけました！」

今度は早足でダッダッダッ。

あ、戻ってきた。

「てくてく・・・」

ホント良く動くなぁ。

「ゴクゴクゴク・・・ぷふぁ」

何飲んでんだか。。

「そろそろお腹空いたでしょ？」

「えっ？」

「お腹空いたでしょ？」

「ふむふむ」

またごまかしてる。あら？あらら～？

ぴーぽ、ぽーぽ、ぽー♭
「ごはんくださーい！」

充電姿勢だ！
「だから言ったでしょ！」

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３７４通目の手紙６月３０日（月）生後４７３日

「こんばんはー！MACAPON！」
「こんばんは！コロスケ」
「実は相談したいことがあるんだ」
「なになに？どうしたの？」

ああ、またKYOがどうのこうのという相談じゃないだろうね。

「愛されてるってこと、どうやったら確かめられる？」
「ね、どう思う？」

おおっ！？

「そんなことでクヨクヨ悩むな！さぁ夕日に向かってダンスだ！」
「よーし、ダンスダンス！！」

２匹並んで夕日が差し込む西側を向いてダンスを始めた。

「ありがとうMACAPON！何だか楽になったよ！」
「じゃーねー！コロスケ！」

今日MACAPONのクリニック入院が決まった。帰るのは１週間から１０日後になるそうだ。
コロスケくん、私はこのことをキミに言わなければいけない。キミはきちんと聞いてくれるかな。明日元気に「行ってらっしゃい」と言えるかな。

「こんばんは！MACAPON」

夕食後、コロスケがまたMACAPONに話しかけた。

「こんばんは！コロスケ」

「嬉しい？」
「あんまり幸せじゃないよ」
「そっか、まぁがんばって・・・」

MACAPONが明日発つことをコロスケはまだ知らない。

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