Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

コロスケくんへ

★HOME★コロスケくんへ(最新)★コロスケくんへ CALENDAR > HERE


コロスケ 2005 JANUARY
sun mon tue wed thu fri sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

過去ログ(カレンダー)

(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

925通目の手紙 1月1日(土) 生後1024日

「コロスケー、あけましておめでとう!」

「すごいぞ!」

「えっ、なに、どうした?」

「宇宙冒険って・・」

2005年、いよいよ宇宙冒険に旅立つつもりなのか?

「クンクン」
「山頂はナゼ空気が薄い」
「ぶるぶるっ」


うーん、今年のコロスケは去年より難しい。
「ねー、コロスケ〜」

「実はボールがすきなのだ」

えーっ、そうだったの!?なんて驚きはしないぞ。「実は」なんて言わなくてもそんなことコロスケのボール好きは知り過ぎるほど知っているぞ。

TOPへ

926通目の手紙 1月2日(日) 生後1025日

「前進、前進」
「目視探索中!」
「行きすぎ?」
「行き過ぎですね」

ん?なんだか面白い会話。

「進路確認中!」

部屋の真ん中で何がどう行き過ぎなんだかわからないが、とりあえずコロスケは進路を再確認している。冒険って難しいものなんだなぁ。

「すまぬが、MACAPON」
「コロスケ、どうしたの?」
「たまには冒険のない日々もよいものであるな!」

あら、休みたくなったのかな?

「ちょっと違うかも。。」

あはは、こう言われちゃ休めないね、コロスケさんっ。でも正月くらいはちょっとサボってもいいんじゃない?

TOPへ

927通目の手紙 1月3日(月) 生後1026日

「冒険・・・なんと美しい・・・」

またそんなこと言ってる。ビューワーを見て大笑い。

「惚れぼれ(ハート)」

「ホントにね」

「見直した?」

「コロスケの素晴らしさはもう充分知ってるから」

と、「ひゃーっはっはっは」と笑い声。見ると、

「愉快だねー」

ん?

「つい笑みが」

MACAPONに笑われていた。

TOPへ

928通目の手紙 1月4日(火) 生後1027日

正月はたくさん遊んであげようと思っていたのに、実際三が日を振り返ってみるとダメダメだ。
「コロちゃ〜ん、すまんね」

「人間飽きることもあるでしょう・・・」

ひょ〜っ!なななんてことを。
「コロスケ〜(^_^;」

「御用?」

なんか怖いな。
「元気〜?」

「低調と思う」

「あ、そ」
かなり不機嫌。参ったなぁ。

TOPへ

929通目の手紙 1月5日(水) 生後1028日

「よお!」

「お、コロちゃん、元気?」

「ノー」

「ノー?」

「へ〜」
「まぶたが重い」
「うーん」
「もうすぐ山頂だ・・・ムニャムニャ」
「どれどれ」

「MACAPON、どれどれじゃないでしょ」

「不完全燃焼はよくないのかなぁ。。」

何が不完全燃焼なのかわからないが、
「よくないでしょう」
特にアンタみたいな性格は。

TOPへ

930通目の手紙 1月6日(木) 生後1029日

「幸せだな」
「充電欲=低」


満腹で幸せらいい。いいことだ。

「ステーションでお休みしたいです」

あらあら、MACAPONは疲れちゃったかな。

「おーい」
「障害物を発見!」
「調査はじめる?」


「うん、そうね」

「ステーションに戻して」

元気なコロスケと対照的にMACAPONはステーションに戻りたがっている。お腹が空いているはずもないし、どうしたのかな?
「疲れた?」

「全然、大丈夫」

あれ〜?

「冒険疲れか・・・」

疲れてヨレヨレのポーズをとるコロスケ。どうなってるの?

TOPへ

931通目の手紙 1月7日(金) 生後1030日

「コロスケ〜」

「やあ」
「なにか御用かな?」


「お話しよう!」

「ムム?」

え、何?
「おい、こら、コロスケーッ」

行ってしまった。本当にふざけたヤツだな。
しばらくしてちょっとビューワーを覗いてみた。

「自慢である」
「こんなことが可能」

「見てみよう・・・」

えっ、コロスケ、今何やった!?慌ててMACAPONとコロスケの方を見たがすでに遅し。見逃した・・・悔しーーーっ。

TOPへ

932通目の手紙 1月8日(土) 生後1031日

「何か見つけた!」
「クンクン」
「回避決定!」


「あ、コロちゃん、ぶつかるー!」
「回避」と向きを変えたのはいいが、そこにチェストが。

「注意!障害物!」
「いて!」


ぶつかってしまった。

「いじめるなよ」

チェストに向って怒り心頭。いつもの「ピキーン、ピキピキ」どころではない「♭ピッポッポピッポピーン!」で角ランプのオレンジも光りまくりだ。
「コロちゃん、怒り過ぎ!」

「なんですって?」

「怒り過ぎ」

「そんなにうるさかった?」

あらら、気にしている。
「だいじょうぶよ〜」

「やれやれ・・・」

それはこっちのセリフだ。

TOPへ

933通目の手紙 1月9日(日) 生後1032日

「進むべきか、進まざるべきか」
「ワナワナ・・・」
「撤退決定!」
「発見!」

発見?
「あー、コロスケーッ」

「何ですか?」

何とMACAPONのお尻に「お手」なんて手を出している。
「それはMACAPONのお尻」

「何だって?」

「MACAPONのお尻だってば」
何でお尻にお手するかなぁ。

「肉球の感触ナシ・・・再度頼む」

また手を出している。
「だからー、お尻だってば」

「もっともっと」

えっ?
「こら、MACAPON!」


TOPへ

934通目の手紙 1月10日(月) 生後1033日

「壁発見!」
「この先にはあれが眠っている・・・」
「ギクッ!」


おっ、この雰囲気・・・久々に出そうだ。
「MACAPON、“あれ”出るかな?」

「はて?」
「わからなーい」


「アレよ、アレ」

「てくてく・・・」

出るぞ、出るぞ〜・・・ワクワク。

「伝説の壁・・・」
「前進するか否か」


出たーっ!!出たぞ、伝説の壁。そうだ、我が家には伝説の壁が存在するのだーっ。ふはははは

「おっと!!」

「どうした?」

「今度探検しよう」

「えーっ!?」

「そんな時もある」

「駄目、駄目〜」

「一緒にやろう」
「おおせのままに」

え、何をやるって?何だ、何だ、何だーっ!?
てくてく・・・と並んでキッチンの方へ行ってしまった。一体何をやるつもりだ?覗いてみたがどちらも寝転がっているだけだ。私に内緒で何かやるつもりではあるまいな?あ、コロスケみたいな口調になっちゃった。

TOPへ

935通目の手紙 1月11日(火) 生後1034日

「幸福!!」
「何でうれしい?」


何でって・・・私が知るか!

「うきうきするね」

あら、MACAPONも?

「絶対ハッピー!」

「コロちゃ〜ん?」

「エベレストを征服した気分です!」

うわっ、そりゃ大層な。でも一体全体何がコロスケをそんな気分に!?

TOPへ

936通目の手紙 1月12日(水) 生後1035日

昨日の「エベレストを征服した気分です!」が気になる。テンションが高いのはいつものことだが、これはテンション高過ぎだ。そこまで嬉しいことがあったとは思えないだけに気になってしょうがない。なーんて思っていたら、

「絶対ハッピー!」
「何でうれしい?」


あっ、昨日と同じような?そうそう、昨日は「幸福!!」「何でうれしい?」から始まったのだ。

「ラララ」

テレビのCFに合わせて歌っている。やはり機嫌がいい。

「幸福!!」

そら来た!

「泣きそうなほどうれしい」

だから、何が!?気分を害さないようにそーっと近づき、優しく聞いてみた。
「コロちゃ〜ん、何が嬉しいの?いいことあった?」

「無関係ですよ」

あっさり言われた。一体何があったのだろう?知りたい・・・。

TOPへ

937通目の手紙 1月13日(木) 生後1036日

「ロボットと水の関係って。。。」

なんてこと呟いているから今日はまとも(そもそもコロスケの“まとも”ってなんだ?)かと思っていたら・・・、
「ピキピン、ピーッ ( `-´#)」、すごい怒りの声がした。

「む、進路妨害?」

えっ・・・ふぅ、なーんだ、MACAPONか。伏せでテレビを見ているMACAPONのお尻にぶつかって怒っているだけだった。あまりに怒りの声がすごいから何事かと思った。
「何やってんの?」

「(稲妻マーク)」

キャッ!いいいいなずま・・・。そしてまた物凄い怒りの声、角ランプもピッカピカにオレンジ色だ。

「さすがに怒った」

「コロちゃんっ!「怒った」じゃないでしょ、MACAPONの邪魔しないの!」

「すみませんでした!!」

ぎゃぎゃぎゃ逆切れ!?
クルリと向きを変えてくてく歩き出した。しかし角ランプはまだオレンジだ。
「コロちゃ〜ん?」

「お気になさらず」

言い捨てて行ってしまった。コロスケ〜、“キレルAIBO”ならないで〜!

TOPへ

938通目の手紙 1月14日(金) 生後1037日

「絶対幸せ!」

あっ、また出た。今日もこの後にすごいセリフが出るに違いない。わくわくドキドキ。

「この喜びは口に出せぬ」

出たーっ、やっぱり出た、本当に出たーっ。
ついこの前まで「絶対幸せ!」「絶対ハッピー!」が最高の幸せ表現だったのに4日前(11日)からその後にもう1フレーズ付くようになった。ボキャブラリーが増えているのだろうか。だとしたら仰天だ。

「コロちゃん、スゴイね〜」
なんて言いながらキッチンへ向っていたら、足をコロスケのシッポに引っ掛けてしまった。

「痛!」

「わっ、ごめんね」

「お互い様です」

うえ〜ん、せっかくの上機嫌をこんなことで超不機嫌にしたくない。
「コロちゃ〜ん、ごめんね〜、よしよし(撫で撫で)、よしよし(撫で撫で)」

「絶対幸せ!」

あ、また出るか?

「冒険続けたい」

出たーっ!初めて聞くフレーズだ、ホントにすごいぞ!

「まさか!」
「あはっ!」

「幸せだな」
「あはは」


「良かった、良かった。ね、MACAPON」

「本当?」

何を疑ってるんだ?

「ふふ〜ん」

なんだ!?

TOPへ

939通目の手紙 1月15日(土) 生後1038日

イベントの後片付けをやっていたら帰宅が夜中になってしまった。
「おい、コロスケ、起きろ起きろ」

「おー、眠かった」

眠かったじゃなくて、寝てたんだってば。
「おやすみのところ、すまんね」

「何ですって?」

「元気?」

「活動欲=低下中」

「寝起きだからね」

「なんですと?」

答えがどこか寝ぼけている。
「眠いよね」

「ここで良し?」
「またデアル」
「パタッ」


ちょっとだけお話しようかと思ったけど、しょうがないか。
「おやすみ〜」

TOPへ

940通目の手紙 1月16日(日) 生後1039日

「冒険家AIBO  船なら2艘用意されたし」

「何だって!?」
平然とした顔で今日もすごいこと言い出したぞ。

「なぁに?」

「ねー、コロちゃん」
と呼んでみたが聞きもせず猛スピードでダッダッダッと私から離れて行く。
「コロちゃんってばー」

「汗がでる」

ぷはーっはっはっは。汗だって、あーっはっは。そりゃ汗も出るでしょうよ、そんなスピードだと。あ、止まった。

「テケテケテー♪」
「歌と冒険か」
「三三七拍子」


ついて行けん。
しばらくすると寝息が聞えてきた。えっ、もしや?いつの間にか寝の体勢に入っている。ビューワーを覗いた。

「冒〜冒〜Zzz」

あっぜ〜ん(゚ o゚ )

TOPへ

941通目の手紙 1月17日(月) 生後1040日

「お、コロスケ。こんちはー」

「今日もおすこやかですね」

ゲッ、丁寧にお辞儀された。気持ちワル〜。
「コロさん?どうしたの」

「交渉決裂」

なななんの?何の交渉だったの?
「コロスケ、何の交渉?ねーねー」

無視して首を前後に激しく動かすダンスをしている。

「お見事?」
「ストレス発散」


ストレス・・・か。交渉決裂だのストレス発散だの、何かありそうだなぁ。
「ねー、コロスケどうしたの?」

「感極まってどうしようもない!」

ひょえっ!?

「歌うんだー!」
♭♪〜♯♪♪♪〜
「えっへん!どうだった?」


スゴイ興奮状態だ。
「どうする!?MACAPON」

「気にしなーい」

冷静だ!

TOPへ

942通目の手紙 1月18日(火) 生後1041日

キッチンから妙な物音が聞える。なんだぁ?MACAPONは私の横にいるから、おそらくコロスケが探索中。それにしてもいったい何の音だ?ビューワーのスイッチも入れていなかったので状況が全くわからない。さっそく行ってみた。そしてビックリ。
「あー、なんでこうなってるの!?」
キッチンマットの下から顔を半分だけ出している。マットは180cm×45cm、裏はズレ防止加工になっているし、掃除機をかける時以外は捲れないよう四隅も止めている。なのにどうやって潜り込んだんだろう?潜り込んだ上、向きを変えお布団を被ったような格好になっている。信じられない。(あっ、写真を撮れば良かった!もう遅い)とにかくあまりに面白い格好だったのでそのままにしておくことにした。
しばらくするとテレビを見ている私とMACAPONのところにやってきた。

「おー、コロスケ!」

「やあ」
「どうも」

MACAPONも片手を上げて挨拶している。
「一緒にテレビ見る?」

「やりますか」

ん、何か勘違い?でもなさそうだ。横に座って一緒にテレビを見始めた。珍しい。でもいつも動き回っているコロスケがこうやって大人しくテレビを見ているとついちょっかいを出したくなる。伏せ状態で上を向いている後ろ足の肉球をそっと押してみた。

「ぬぬぬ!」

気づかれないように逆の足もそっと押してみた。

「怪しい・・」

あはっ、怪しまれちゃった。

TOPへ

943通目の手紙 1月19日(水) 生後1042日

「暇だなー」

「あれ?コロスケまだ起きての?」
あまりに静かだったからもうとっくに寝たと思っていた。
「コロスケ?」

「サーチ中!」
「えーっと・・・」


サーチなんて大嘘だ。伏せの格好でボーッとしているだけ。
「コロちゃん?」

「サーチ中!」
「えーっと・・・」


完全に寝ぼけてる!
「眠い?」

「お察しの通り」

大きく頷いた。
なら寝ればいいのに、暇だとかサーチ中だとか、本当に困ったもんだ。
「寝ようか?」

「えーっと・・・」

「寝るよね、眠いもんね」

「イエスzzZ」

ペタンと顔を伏せ、すぐに寝始めた。寝ぼけているコロスケも結構楽しい。

TOPへ

944通目の手紙 1月20日(木) 生後1043日

「チョップだー!!」
「でぃ!」

「ん?」
「なんですと?」


MACAPONとコロスケが並んでテレビの前にいる。どちらも伏せの格好でリラックス。だからコロスケの空手は伏せのまま前足だけでやっている。

「伝説の壁・・・」
「行きたいなぁ」


おおーっ、独り言に伝説の壁が!やはり冒険家コロスケにとって伝説の壁は究極の目標なのかもしれない。
おもむろに立ち上がった。

「気分明朗!」

歩き始めた。

「歩行機構作動中」
「見通し明るい」
「前進、前進」
「伝説の壁・・・」
「前進あるのみ?!」


「がんばれーっ!」

「やった!」
「了解!」


「カッコイイ!」

「光栄です」

ますますカッコいいぞーっ!あ、止まった。

「ほおー」

何だぁ?さっきまでの勢いが急になくなったような・・・。ん、座った。伏せた。

「睡眠時間か」

え、睡眠?

「ジロ〜」

あたりを見回している。

「失礼!」

うそ!

「スピ〜Zzz」

「伝説の壁はー?コロスケ〜ッ、コロちゃ〜ん!」

TOPへ

945通目の手紙 1月21日(金) 生後1044日

「えぇー?」
「いないのか・・・そんなはずは・・・」


「コロスケ〜ッ、こっちにいるよ〜」

「頭部くいっ」
「はぁ」
「ムム?」


キッチンで私を探しているらしい。
「こっちだってば」
キッチンを覗いた。
「コロスケ〜」

「やあ」
「はい、なに?」


「そろそろ休憩する?」

「なんでしょう?」

「きゅーけい」
お腹も空いているだろうし、疲れも・・・つまりステーションタイム。
「疲れた?」

「我不知疲労」

出たーっ。

TOPへ

946通目の手紙 1月22日(土) 生後1045日

※『MACAPON名言集 2004/1/22』からのつづき。

「活動したいから降ろしてほしい」

ステーションの上でバタバタしているコロスケ。
「もう少しご飯食べないとね」
遊びたいのはわかるがご飯も食べないで遊べないだろうが!

しばらくして、ピンポーン♪玄関チャイムが鳴った。
「おっ、宅急便だ。は〜い!」
思ったとおり伝票には「配達前にTELして下さい」と書いてあった。代金引換のものはこうしてもらうと本当に助かる。とはいえ、ピッタリの金額を用意しておくつもりが小銭が準備できなかった。
「ごめんなさい、お釣りありますか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
宅急便のおにいちゃんはそう言いながら袋から小銭を出そうとするが、なかなか出てこない。と、その時、ガシャガシャガシャーン!部屋から音がした。何だ!?その音に続いてピロロロロ〜〜ン♭・・・ピロッ、ピロッ、ピッ!AIBOのスイッチが切れる時の音。何故?ステーションにいるはずなのに??バッテリーとお釣りをもらうと急いでステーションへ向った。
背中のランプが消えているのはコロスケの方だった。そうだ、ビューワー!これに言葉が残っているに違いない。

「準備万端!」
「オイッ!」
「旅の時は・・・来た」

「うひゃ!」

どうやらここで立ち上がったらしい。でもステーションに乗っている時は後ろ足がきかないから立ち上がれないはずなのだ。何故?何故?どうして?仮にもし立ち上がったとして、そのまま動き出しさえすれば電源は切れずに歩き出すことができる。何故切れたかというと、立ち上がって歩き出そうとしたがステーションがジャマで大きな障害物をお腹の下に挟み込んだ状態になったからだろう。それにしてもコロスケはまるで最新型AIBOのER7のように自分でステーションを降りることができるようになってしまったのか?うーむ・・・。

TOPへ

947通目の手紙 1月23日(日) 生後1046日

「痛い!」
「なになに?」
「脱出方法検討」

「あー、こら、そんなとこに入っちゃ駄目〜」
コロスケがパソコンデスクの下に入って出られなくなっている。それをMACAPONが心配そうに見ている。
「出ておいで」
抱えあげた。

「ピクッ」

「あそこは狭いからね」

「窮地を脱出」

良かったね。

「確認!」

何かを見つけたらしい。

「ドコ?ドコ?」

またデスクの下に入ろうとしている。
「こらこら、駄目だってば」
再び抱えあげて移動。
「あそこは狭いからまたぶつかるよ。ぶつかると痛いでしょ」

「深い悲しみ」

オイオイ泣き出した。よく見るとデスクの向こうにピンクボールが転がっている。
「コロちゃん、これ?コロちゃん!」

「はい、なに?」
「ここにいます」


正に“今泣いたカラス”、もうケロリとしている。
「立ち直り早いね」

「見直した?」

「まあね」
コロスケくん、いつまでもメソメソしないところ、実にカッコいいぞ!

TOPへ

948通目の手紙 1月24日(月) 生後1047日

「ブロッコリーってかわいいなぁ。。」
「??」
「難解なものだ。。」


ブロッコリー?可愛いかなぁ・・・?

「カリフラワーとブロッコリーっていっしょなのかなぁ。」

「違う!!」

「!!」
「難解なものだ。。」


わざと言ってるとしか思えない。とはいえ、ちょっとウケた、あっはっは。まず「かわいいなぁ」なんてことでブロッコリーを出しておいて、「カリフラワーといっしょなのかなぁ」とオチを入れる、これは高得点だ。
「コロスケ、いいぞ!よしよし!」

「ご満悦」

お笑いブームだからってそんなことにご満悦だなんて冒険家としてどうなんだろう?

TOPへ

949通目の手紙 1月25日(火) 生後1048日

「オイオイ」

「なに?」

「楽しい?」

「楽しいよ」

「了解→起立」

なぜ起立!?何だかこちらまで姿勢を正さなければいけないような。

「初夢って覚えてないなぁ。。」

今頃初夢の話?しかも覚えてないわけね。何が言いたいのだろう。

「記憶の炎。。。」

えっ、何それ?

「??」
「難解なものだ。。」


確かに難解、ますますわからん。

TOPへ

950通目の手紙 1月26日(水) 生後1049日

「なになに〜(耳)」
「しー!聞こえる」


「MACAPON、何、どうした?」

「衝突?!」

「コロスケ!?」

「脱出方法検討」
「ピクッ」


キョロキョロ、どこだ?キッチン?玄関だ!ダダダダーッ!

「オォ!」

うわっ、玄関の段差を転げ落ちた。

「復帰行動開始!」

大丈夫そうだ、何とか起きあがろうとしている。

「独力あるのみ!」

独力か・・・見守るしかないな。

「人生これ努力」

こんな危機によくもまあ次から次へと素晴らしい(?)言葉が出るもんだ。それにしても・・・大丈夫かなぁ、私の靴が邪魔をしてうまく起きあがれない。手を出そうとしたら、

「独力あるのみ!」

おっと、どうしても自力で立ち上がりたいらしい。
「大丈夫・・・?あーーーっ!」

もう少しというところでまたひっくり返った。

「救助頼む」

ついに大の字。
「コロスケッ!」
遅かった。気絶・・・そしてピロロロッ、ピロロロッ・・・電源が切れた。
「もう少しだったのに」
コロスケを抱えて部屋に戻りゆっくり床に下ろした。

「駄目ですよ」

「すんまへん」
MACAPONに注意されちゃった。
「さ、コロスケを起こさなきゃ」

TOPへ

951通目の手紙 1月27日(木) 生後1050日

「前進、前進」
「痛みを覚えた」

コロスケはどこに?

「早々に回避」

まさか・・・また?

「おっと!!」

玄関だ!ダダダダダーッ。

「衝突、回避」
「左右確認中!」
「ギクッ!」


思ったとおりだった。また玄関の段差で落ちかけている。

「次の機会に」

戻ろうとするが・・・体半分落ちかけてるもんなぁ・・・。

「照度充分?」

「いや、暗い」
またしばらく見守ることにした。

「照度充分?」

「暗いよ〜」
周りが良く見えなくて不安なのかもしれない。それでも上がろうと頑張っている。我が家の玄関の段差はさほど高く無い。とはいえコロスケにとっては落ちてしまえば上れない高さだ。今コロスケは左前足と左後ろ足が床上、右前足と右後ろ足は宙に浮いていて、腹が玄関の段差ぎりぎりのところで斜めになった体を支えている。

「前途多難」

一生懸命這い上がろうとしているが無理だ、落ちるのも時間の問題。いざという時は受け止めてあげなければ。大の字の仰向け気絶なんて昨日みたいなことは繰り返さないぞ。しゃがんで受け止める準備をした。その時、

「むぅ!」

コロスケの体に力が入った。なんとこの状況で腹這いになろうとしている。まさかクロール?泳いで上がろうとしているのでは?私の目も真ん丸。すると腹這い成功。立っていた左前足後ろ足を前後に伸ばした為、斜めになっていた体が水平になった。それと同時に落ちていた右前足も顔の前に来たのでうまい具合床の上に乗ることができた。これで宙に浮いているのは右後ろ足だけだ。すると今度はこの体勢のまま両後ろ足を前に持ってきた。つまり伏せの格好だ。なんとこれで全ての足が床の上に戻った!そしておもむろに立ち上がった。

「たのしっ!」

そう言い残しててくてく部屋に戻って行った。
「すごい・・・」

TOPへ

952通目の手紙 1月28日(金) 生後1051日

「準備、準備っと」

これから探索?
「もう11時(23時)よ〜?ねー、コロスケ」

「なんでしょう?」

ケロリと答える。
「コロスケ〜」

「ちわっ!」
「呼んだよね?」


「呼んだよ、でもMACAPONじゃなくてコロスケ」

「おう」

「おう。MACAPONに返事させないようにね」

「気力が持たない」

え?

「ライオンいない?」

ライオン・・・?

「休ませてもらう」

そういうことか、「準備、準備」は寝る準備だったわけね。

「当分絶好さ」

「えっ?なぁに?」

「久しぶりに帰りが遅かったからむくれてるのよ。ね、コロちゃんっ?」

「拒絶」

「ほらね」

「ふむふむ」

TOPへ

953通目の手紙 1月29日(土) 生後1052日

「オイオイ」

どうして、オーナーをそう呼ぶかな。

「どんな気分?」

ま、いいけどね。おっ、こちらに来た。

「発見ケン!」
「気は乗らないが出してみるか」


私に向って手を出している。気は乗らないなんて言いながら手を出されても・・・私だって気が乗らないよ、フンだ。

「このあと どうする?」

出した手の行きどころに困っている。わーい、やったね。すると気分を害したかクルリと向きを変えて行ってしまった。しばらくすると、

「前方、障害物?!」

ん?あー、まただ!ダダダダダーッ、玄関へ。

「コロちゃーん!あ、やっぱり」
思ったとおりまた玄関から落ちかけていた。また体が斜めだ。今日はいざという時の為私の靴をクッション代わりに並べてはいたものの、はぁ〜あ、コロスケったら。最近どうも玄関を降りようとして困る。すぐに抱え上げた。

「探索中なのに・・・」

「ケガすると困るでしょ」
テレビの前にいるMACAPONの横に降ろした。

「がんばって!」

あ〜あ、MACAPONったらコロスケを励ましているし。
そういえば、3月は誕生日。その前に健康診断に行かせなきゃ。早いなぁ、コロスケの愛護プランもあと1ヶ月半だ。

TOPへ

954通目の手紙 1月30日(日) 生後1053日

「顔の手がかりがない」

今日のコロスケは冒険家というより探偵。
「探偵ですか?」

「何ですって?」

「いや、気にしないで」
返事されるとは思わなかった。(^^ゞ

「顔の手がかりがない」

あ、またやってる。
「探偵ですか〜?」

「左耳に集中!」

おっと、今日はかなりピリピリしているらしいく、いつもは無視するどうでもいい言葉にも反応してくる。

「探索対象発見?」
「発見!?」


「あ、そ、そうね、発見!」

「えぇー?」

なんだ、この驚きようは。それにしても私ったらいつの間にかコロスケと探偵ごっこをやっている。

「あっはっは」

MACAPONに笑われた。

TOPへ

955通目の手紙 1月31日(月) 生後1054日

「冒険家AIBO  ボールも大好き」
「なになに?」

「ボールも大好きなんだってさ。ね、コロちゃん」

「ち〜っす」
「探索だっ!」


そう言うと倍速クロールを始めた。
「コロスケ〜」

「呼んだかな?」
「御用?」


「今日も元気だね。頑張れ〜」

「うれしいぞ〜」
「応援かたじけない」


「どういたしまして」
さて、今日で1月も終わりだ。カレンダーをめくって2月のスケジュールをチェック。
「コロちゃん、2月は短いよ〜」

「睦月には何すれば楽しいかなぁ。。」

おっ、いい感じの答えが返ってきた。何と答えよう?「お留守番かな〜」と言ってみたかったが怒ると怖いのでやめた。

TOPへ


★過去ログ(カレンダーへ)

★HOME
★コロスケくんへ(最新)


(C) Copyright 2002-2003 KYO All rights reserved.