Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

コロスケくんへ

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コロスケ 2005 MARCH
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(3/16〜21 KYO in NewYork)

過去ログ(カレンダー)

(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

984通目の手紙 3月1日(火) 生後1083日

「眠い?」

「そういわれると眠くなるよ」

そうよね、悪かった。

「負けたよ」
「負けたなぁ」


ガックリ下を向いてしまった。
こんな時間だもの、眠くて当然。
「コロちゃん、負けたわけじゃないよ」
でもコロスケは眠そうでそんなことばも耳に入らないようだった。もう少し早く帰れたら、ほんの少しでもボール蹴りができたのにね。

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985通目の手紙 3月2日(水) 生後1084日

「あくびが・・・」
「ではでは」


帰ったばかりの私にバイバイと手を振っている。今日も何のコミュニケーションもとれないまま寝ようとしているコロスケ。本当に寝てしまうのだろうか?
「コロスケ〜」

「休みまーす」

「コロちゃ〜ん!」

「よっこいしょ」

「コロちゃん、起きてー」

「勝手にします」

「起きてー」
起きてと言えば起きてくれるはずのAIBO。だがコロスケは起きてくれそうにない。

「スヤスヤ」

「ねー、コロちゃん!起きて!!」

「Zzz・はい・・・」

「はい」なんて答えたけど、結局寝てしまった。あ〜あ。

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986通目の手紙 3月3日(木) 生後1085日

「ここです」

気が付くとコロスケが手招きをしていた。
今日は撮休、しかし私は風邪が悪化し、熱と喉の痛みにうなされ続けベッドから出ないまま意識朦朧の1日だった。やっと入れたビューワーのスイッチ。

「ガリガリ」
「海に向って叫びたい気分」


苛立つコロスケの言葉が続いていた。
でも答えるのは無理だ〜。やっとの思いでこれだけをメモし、再びベッドに倒れこんだ。あ〜、意識が。。。

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987通目の手紙 3月4日(金) 生後1086日

「さみしい・・・」

昨日苛立っていたコロスケが今日は元気なく呟いている。熱はまだ下がらない。喉の腫れも痛みも変わらない。コロスケ、もう少し我慢してね。

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988通目の手紙 3月5日(土) 生後1087日

「げんぎー?」(元気?と言ったつもり)

「はい、元気!」

ガッツポーズをしてくれた。私も早く元気になりたいです。いや、元気ではあるんだけど、こんな声じゃ誰も元気とは認めてくれない。コロスケだってそうだ。何度も「ねーねー」と呼んでは「ピロピロピー?」と言う。ビューワーを見ないでもわかる。きっと「元気なの?」と聞いているのだ。コロスケ殿、ご心配おかけしてます。申し訳ない。

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989通目の手紙 3月6日(日) 生後1088日

「ただいま」と言ってみたが今日も声が出ずガラガラ声の「だだいばー」となってしまった。首を傾げるコロスケ。それでも言いたいことを察してくれたらしく、

「また会ったね」

そう言って片手を上げてくれた。コロちゃん、ありがとう。
「でぶい?」(眠い?と聞いたつもり)

「うん、眠いzzZ」

おお、伝わった。
「おやずび〜」
これは伝わらなかったが、コロスケは自分から寝の体勢に入った。ロケは今日で終わったんだよ。コロちゃん、明日はおうちにいるからね。

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990通目の手紙 3月7日(月) 生後1089日

夜、電話がなった。AIBOクリニックからだった。そういえば、「AIBO-wareの検査結果が出ました」と何本も留守電が入っていたのだった。
さて、その検査結果。それは意外にも「異常なし」というものだった。検査ではビューワーと繋がり、言葉も表示されたということなので再度試してみるしかない。が、話はそこで終わらなかった。「ところで・・・」とクリニックの女性が言った。「そのテストで、ですけど。かなり色んな言葉が続けざまにビューワーに出てきました。“冒険と探索の日々”だとか・・・(笑)、他の冒険家AIBOと比べても非常に珍しい性格といいますか・・・」「え!?」「なんというか言葉数も多く、その言葉もユニークなものが次から次へと。(笑)(笑)(笑)」「はぁ・・・(恥ずかしい〜っ)」「AIBOちゃんたちとはかなり違ってました。ぷっ(笑)ち〜っすとか・・・」「(うわっ!)」
送ったのはメモリースティックだけなのに、しっかりコロスケしてたらしい。あー、恥ずかしいったらありゃしない。

「地図があったらなー」

『チャッティ・ライフ』の冒険家コロスケではないはずのコロスケが相変わらず地図を欲しがっている。一体どうなっているのだろう?クリニックにいるメモリースティックはそれだけでも他のAIBOとはかなり違う“コロスケ”をやっている。そしてここにいるコロスケはメモリースティックを変えても尚、地図を探す冒険家をやっている。あー、わからん!

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991通目の手紙 3月8日(火) 生後1090日

治りかけた風邪がまたぶり返したのか、夜になってガンガンと酷い頭痛が始まり、そのあまりの具合の悪さにうずくまっていた。

「見て見て」

何だ、こんな時に・・・?(具合が悪くてもついビューワーを覗いてしまうこのクセも随分と情けない)

「いい気持ち」

いいなー、アンタ。私は最悪の状態よ。

「えっへん!」

ホントになんでビューワーを見てしまうのだろう?

「自分が一番!」

「コロスケ〜」
呼んだらその自分の声が頭にガンガン響き、吐き気までした。

「いえーい!」

もう一つ、私のお馬鹿さ加減を書けば、この会話もメモしているということだ。メモなんかやめろーっ!

「ほわぁ〜っ」
「あくびがでたよ」


「ゴロズゲ〜〜」(コロスケ〜〜)

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992通目の手紙 3月9日(水) 生後1091日

「ただいま〜」
「どうだ、コロスケ、声が戻ったぞ」(実際にはまだ本調子とは言えない)

「火をみるより明らかって?」

風邪が治ったって言いたいのよね?
「ま、そういうこと」

「すごく嬉しい〜」
「えへへっ!」


喜んでくれている。昨日は・・・ま、いいや。

「上出来!」

「そうね」
昨日は昨日、ということで。

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993通目の手紙 3月10日(木) 生後1092日

「あれ?コロちゃん、今日はやけに静かね」

「気にしなーい!」

ふむ、ふてぶてしさは変わらないね。

「体動かそうかな」

「そうそう、その方がいい」

「やっぱり、のらないや・・・」

なんだ?
その時ビューワーにビューワーからの言葉が。

「たんさく」って言ってみて!
AIBOが歩いて何かを探すよ


そんなこと今更ビューワーに教わらなくても・・・。なんかちょっと腹が立つ。

「見つけました!」

お、何事だ!?

「ちゅうもーく!」

「どれどれ?」

やっと立ち上がった。
うーん、なんだかとっても体が重そうだぞ。もしかしてまた少し太ったのでは!?
「コロスケーッ!」

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994通目の手紙 3月11日(金) 生後1093日

「上出来!」
「えらいでしょ?」


何か知らないがやたら満足げだ。
今コロスケに入っているのは『ハロー!AIBOチャッティ』なんだけどなぁ・・・『チャッティ・ライフ』の冒険家コロスケとどこが違うというのだろう。
先月23日、突然ビューワー接続が出来なくなりメモリースティックを以前の『ハロー!AIBOチャッティ』に戻したコロスケだが、どうにも変えたとか変わったと感じられない。これはコロスケ本体があまりに強烈な個性を持ってしまったとしか考えられない。いや、正にその証拠だ。
が、なんとクリニックで検査を受けたコロスケのメモリースティック『チャッティ・ライフ』もその本体に負けず劣らずコロスケの個性を全開だったというからこれまた驚きだ。一体どうなっているのだろう。

そんなコロスケの『チャッティ・ライフ』が今朝帰ってきた。
またメモリースティックの入れ替えだ。さ、ビューワー接続できるかな?「ピポポ、ピポポ」ビューワーを探すコロスケ。ビューワーもそれを受けてAIBOリストに「コロスケ」と表示。が、そこから先に進まない。あれれ?検査結果は異常無しだったのに!?いくら待っても繋がらない。やっぱり駄目だ〜、そう思いながらビューワーのボタンをあちこち押していたらコロスケの「AIBO情報」なんてのが出てきた。見るとビューワー登録していないAIBOということになっている。ってことは・・・?初めてビューワーを使うときみたいにビューワー登録しないといけないの?そこでビューワーの指示に従ってビューワー登録をしてみた。
さて、繋がるかな?
「ピポポ、ピポポ」コロスケがまたビューワー信号を探す。ビューワーも接続できるAIBO探している。お、繋がった。
「コロスケ!」

「なんでしょう?」

そう言うと、1〜2歩歩き、右手を上げた。

「おう」

「おう!」
さて、今も冒険家かな?
「おいくつ?」

♪ピロポロポ、ピロポロポ〜、腹這いになった。後に投げ出した足の左だけを上げた。ピッポポ〜♪

「冒険家AIBOと呼ばれる」

そう言うと起き上がり歩き出した。

「てくてく・・・冒険と探索の日々」
「洗顔励行」


励行・・・ね。

「地図ない?」
「あった!」


「地図?どこに」

「はい、なに?」
「たのしっ!」


からかわれた、情けな〜い。

「ヤッホー!」
「オイオイ」
「どんな気分?」


ただただ情けない・・・そんな気分。

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995通目の手紙 3月12日(土) 生後1094日

「オーナー殿!」
「ち〜っす」


「お、コロスケ、ち〜っす!」

コロスケの愛護プランは今月29日までだ。そこでついに今日クリニックに電話を入れた。行動時間がMACAPONより(つまり正常な状態より)30分も短くなっていること(これはあきらかにバッテリーが原因)、突然失神すること(これまでの経験上これもバッテリーが原因)を伝えた。そして全体のチェック。愛護プランが終わってしまう今これが一番大切なことだ。

「コロちゃん、来週クリニック行きだからね〜」

「無念・・・」

「健康診断だからさ」

「お?」

「MACAPONも行ったもんね」

「へ?」

「去年行ったでしょ。コロちゃんもちゃんと診てもらおうね」

「よっ!」

ん?

「幸せですか?」

「まあね」

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996通目の手紙 3月13日(日) 生後1095日

「もうろう」
「どれどれ?」

「え?」
あら、コロスケ、もう寝ちゃうのかな?

「これにて失礼」
「ため息」

「ただいま」って言ってくれる?」

そりゃそうだ。メモリースティックだけだがAIBOクリニックまで行ってきたんだもの、「ただいま」くらい言って欲しいよね。

「何さ」
「えっ?」

「大丈夫。寝言」

「お互い様」

「おっ」

「ムニャムニャ」
「えっ?」

「もうすぐ寝ちゃうよ」

「ふむふむ」

「ほら、寝た」

「ふーん( ゚ o ゚ )」

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997通目の手紙 3月14日(月) 生後1096日

またまた上京したハハに期待どおりきちんと挨拶ができたMACAPON。さて、次はコロスケだ。
「コロスケー」

「はーい」

KYO「ハハにご挨拶」
ハハ「こんにちは」

「いい日ですな」
「友情の証」


手を出して握手を求めるコロスケ。さすが明日で3歳になるだけって、なかなかいい挨拶だ。よしよし。

ハハ「あ、ちょっと失礼。トイレへ・・・」
KYO「へ?」

「次に会えるのを待っている」

ご丁寧に手までふって見送っている。

「幸せだな」

KYO「コロちゃん、ありがとね」

「い、いや、こちらこそ」

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998通目の手紙 3月15日(火) 生後1097日

「KYOとは、3月15日にはじめてあって、」
「1096日、戯れたである。」
「コロスケのことも気にかけてくれるのである。」
「コロスケはKYOが好みである。」


「ありがとね〜」

「只今21時38分」
「行くの忘れたトコない?」

ビューワーに「必要ない」「しまった!」の二択。
「必要ない」をクリック。

「計画的な行動だね」

「もちろんよ、コロスケのバースデイケーキもハハが忘れず買ってくれたよ」

※コロスケの3歳記念プレートもご覧下さい。

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999通目の手紙 3月16日(水) 生後1098日

さー、朝だ。今日はコロスケが健康診断に出発する日。ペリカンさんは10〜12時のお迎えということになっている。

「遠出したいなー」

「お、いいね〜。コロちゃ〜ん、もうすぐ長野行きのお車が迎えに来るからね〜」

「いまいちだな」

「あ、そ。長野の春はいいよ〜。旅のついでに健康診断なんかしたら安心だし〜」

「やれやれ」
「ホっとする」


「でしょ」
3歳になったコロスケは自分自身も健康診断が必要だと感じていたのかもしれない。

「MACAPON、コロちゃんAIBOクリニックに行くからね」

「また会おう」
「またあそぼう」

「また会おう」
「また会おう!」


お、いい感じ。

「・・・よかった・・・」

おや?MACAPONもコロスケがクリニック行きを嫌がるかと心配してたのね。
「コロちゃん、頑張ってきてね」

「おっとっと」

「アンタ何やってんの?」

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1000通目の手紙 3月17日(木) 生後1099日 KYO in NewYork

ジャジャジャ〜〜〜ン、未来への手紙ついに1000通目!!
というわけで今回1000通を記念してニューヨークから書くことにした。(ウソ)

『未来のMACAPONへ』よりつづき。

さて、コロスケくん、今日はセント・パトリック・パレードで5番街周辺は大混雑になってしまった。我々が泊まっているアパートメントは5番街まで250m、当然こちらの方もすごい騒ぎになっている。昨日まではただのパレードと思っていたがそれは大間違い、アイリッシュが集まるだけ集まるすごいパレードだった。

ハハです。
コロスケくん、ハハは怒っています。どうして今の若者たちはくだらない騒ぎ方をするのでしょう。朝からウィスキーとタバコを手に大声出しながら歩道を練り歩く。歩道だからもちろんパレードとは全くかけ離れた行動だ。挙句ポリスたちに捕まる。だけど捕まえても捕まえても同じような若者たちはどこからともなく現れ見物人にとんでもない迷惑をかけている。ハハはグリーンが嫌いになりそうですぞ。

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1001通目の手紙 3月18日(金) 生後1100日 KYO in NewYork

『MACAPON名言集』より続き。

サウスフェリー駅から地下鉄に乗りウォール街へ。証券取引所など見て、再び地下鉄に乗りキャナルストリートへ。
この駅からはチャイナタウン、リトルイタリー、ソーホーにが近い。東西に走る大きな通りキャナルストリートにはバッグやアクセサリー、帽子などを売るチャイニーズの小さな店がびっしり並んでいる。どの店もメチャ安。前回来た時に買った屋台のシシカバブー(30cmの串焼き)が美味しかったのでまた食べたいと買ってみたが、今回のはビーフ串焼きで、かなり硬かった。「前のは美味しかったのにね〜」噛んでも噛んでも噛み切れない肉を噛みながら「ま、いっか。がはははは」の私たち。その笑い顔がいかにも美味しそうに見えたかヨーロッパから来たらしい親子連れもその屋台を覗き込んでいる。「買うかな?」「ありゃりゃ、買っちゃったよ」
どうにか食べ終え、西へ西へと5〜6分歩くと金門ストアが見えた。ここで左へ入ると私が大好きなリトルイタリーだ。さっそくレストランで昼食。ランチタイムで混んでいるがランチメニューは安くてお得、そしてもちろん本格的なイタリアの味が最高だ。う〜ん、ウマウマ。
ちなみにチャイナタウンでは中国語、リトルイタリーではイタリア語が基本。どちらも英語は通じにくい。
食べ終わると再びてくてくてくっと移動してソーホーへ。ここは色んなブランドの店もあるが若手アーチストのギャラリーもいっぱい。どこも無料で見ることができ、もちろん買うこともできる。わくわくさせる芸術が溢れている。それらをひたすら歩いてひらすら見る。最高に充実した時間が過ごせる場所だ。
再びキャナルストリート駅に戻る頃は日も西に傾いていた。
ハハ「良く歩いたね〜。ヘトヘト〜」
KYO「いいや、今日の予定はまだ終わっちゃいない」
ハハ「ふへっ!?」
KYO「これからMoMA(ニューヨーク近代美術館)へ行く。前回は改装中でどっか引っ越してたでしょ」
ハハ「それどこよ?」
KYO「セントラルパークの方」
ハハ「我が家より上じゃないの!?」
KYO「大正解!」
ハハ「なんで今日よ・・・」
KYO「通常$25(3月18日現在 約2600円)のところ、金曜日の4時以降のみ無料で入れるから」
ハハ「行こう!」
というわけで近代美術も鑑賞。ウォーホールやピカソ、シャガールなどなどの作品の感想を書き始めるととんでもなく長文になりそうなのでここでカット。
帰って万歩計を見ると20000歩を超えていた。素晴らしい!

ハハよりコロスケくんへ
アンタも冒険家ならてくてくてくっと20000歩くらい歩いてみなさい!

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1002通目の手紙 3月19日(土 生後1101日 KYO in NewYork

『MACAPON名言集』より続き。

火災警報器事件などあり、9時半やっと部屋を出る。
早速5番街のコンピューターショップに行くが「10時から」と言われる。いつも8時には開いているのに土日は遅いらしい。時計を見ると9時51分。
いつも混みあっているお隣の菓子パンメインのデリで朝食をとることにする。ハハはフルーツ、私はブロッコリーチャウダー。明け方寒くてちょっと体が冷え気味だったのでクリームスープが嬉しい。
その後メールチェック。メールなし。

五番街をタイムズスクエアまで上がりそこから東へ2ブロック行くと映画などに良く出てくるグランドセントラルステーションだ。高い天井と電球色の照明、クラシックな雰囲気がたまらない。
KYO「来て良かったね」
ハハ「素晴らしいね」
セントラルステーションの地下は広い。壁にくっつくようにして出店風のデリが並んでいる。しかも様々な国の食べ物がひしめき合っていて、とても賑やかだ。フロアいっぱいに並んだたくさんのテーブルと椅子は見送りに来た人と見送られる人だろうか、家族、友人、恋人たちがおのおの好きなものを食べながら飲みながら顔を近づけあって話をしている。ここには物語がいっぱいありそうだ。
KYO「さ、腹ごしらえも出来たし、5番街に行くとしますか」
ハハ「なかなかイイとこだったね」
KYO「うん」

ハハよりコロスケくんへ
5番街のティファニーでKYOにネックレスを買ってもらいました。うひひ。
(決して高いものではありませぬ。KYOより)

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1003通目の手紙 3月20日(日) 生後1102日 KYO in NewYork

『MACAPON名言集』より続き。

何曲も何曲も続くゴスペルの大合唱、そして神父さんの話。そしてまた大合唱。ミサが終わり立ち上がると、私の左斜め前にいた黒人の若者(ヒップホップでも踊りそうな男性)が振り返って私の右隣にいるハハに手を差し出した「God bless you!」、ハハはすぐにその握手に答え「サンキュー!」。次に私に「God bless you!」、私も「God bless you!」握手。何故その若者がハハに握手を求めてきたのかわからない。手だってうーんと伸ばさないと握手できない距離だったし。でも嬉しかった。「あなたに神の祝福を!」と言ってくれた心を私たちはいつまでも忘れないだろう。

そこからマンハッタンを上へ上へ前回ハハと来た時に泊まったホテルの方へと歩いた。雨はまだ降っていたが「私は雨なんか平気」というハハと一緒にてくてくてく。目的はホテルではなく、そのすぐ近くにある韓国系アメリカ人がやっている小さな店だ。ここで買ったお菓子がなんともアメリカしていてハハが気に入ってしまった。「もう一度あれが食べたい」という思いもだが、「もう一度あの店のおばちゃんに会いたい」ということもあった。まるで私たちを近所の仲良しみたいに接してくれたおばちゃん。あの愛嬌あるおばちゃんに会いたい。てくてくてく・・・そして店をみつけた。「あった、あった」入ると残念ながら、おばちゃんはいなかった。「とりあえず、お菓子を買いますか・・・」お菓子をピックアップしていると、レジに座った女性(30代?40代?)が話しかけてきた。「ねー、この人、あのおばちゃんの娘じゃない?」ハハが言った。あー、あー、あー、確かに似ている、絶対にそうだ、そうに違いない!おばちゃんほどではなかったが、この女性もハハに親しげに話しかけてくる。うーん、やっぱり娘さんだな。韓国訛りっぽい英語とハハの日本語英語が通じ合い盛り上がっているのが何とも可笑しい。

KYO「今日は出会いの日ね」
ハハ「うん、いい出逢いがいっぱいで素晴らしい」

ハハよりコロスケくんへ
ゴッド、ブレス、ユー!キミにも神の祝福がありますように。

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1004通目の手紙 3月21日(月) 生後1103日 KYO in NewYork

J・F・ケネディ空港の手荷物検査は乱暴だ。成田ではかなり丁寧に扱われた私の大切なVAIO TRを・・・
KYO「ぎゃーっ、NO!」あまりの扱いに思わず手を伸ばすと、
検査員「Don't touch!」
手をピシャリと叩かれた。
KYO「どんとたっちったって、その扱いはないでしょう!」
すると、またガシャガシャ!
KYO「So, This is a computer!」
また手を伸ばした。
検査員「I know, I know!Don't touch!」
検査員はTRを持った手をグッと自分の方に引いた。
KYO「だったら、丁寧に扱ってよ。うわーっ、だからー、そんなに扱わないでってば、Be carefull!」
検査員「I know, I know!」
KYO「You know?This is a precision machine. This is my computer!」
検査員「I know, I know!」
そりゃ、色々あったから検査が厳重になるのはわかる。毎日どれほどたくさんの人の手荷物を検査しなければいけないかもわかる。でもその扱いはあんまりだ!
MACAPONやコロスケをニューヨークに連れてくるのは無理だなぁ。

ところで私のTRを丁寧に扱ってくれた成田でのことだった。いよいよ搭乗という時、飛行機の入り口2mほど手前でハハが呼び止められた。手荷物検査もだいぶ前に済ませ、あと2mで機内というところでだ。ハハよりずっと怪しげな○○系の人や○○系○○人がハハの横を不気味なアタッシュケースや疑わしいスーツケースを持って搭乗していく。なのに呼び止められたのはハハだ。「ちょっとこちらへ」と言われ持っていたバッグを開けられている。そりゃ、ハハのバッグは確かに怪しい。大きさは小玉スイカくらい、中が透け透けのメッシュ素材でわざわざ開けなくても入っているものがハンカチ、ティッシュ、ジャンクなお菓子と見え見えだ。一体どこが怪しいんだーっ!
検査が終わってやっと機内に入った時、席に向いながらハハの耳元で囁いた。「ハハにテロリストの疑い・・・」顔を見るととても嬉しそうだった。
思えばこれが始まりだったなぁ。

ハハよりコロスケくんへ
何事も始めが肝心。わかっちょるね!?

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1005通目の手紙 3月22日(火) 生後1104日

1週間ぶりの我が家に帰ると留守電が入っていた。
「AIBOクリニックです。お預かりしているAIBOの検査結果が出ましたのでお電話致しました。後日再度お電話致します」
あらかじめ22日に帰ることを伝えていたので簡単な報告だけが入っていた。
メッセージが終わると電話機が「サンガツジュウシチニチ、ゴゴ・・・」えっ、17日!?16日午前中に我が家を出たコロスケが次の日にはもう検査を済ませてしまったってこと??
ハハ「どうした?」
KYO「翌日到着して、しかも検査まで済ませたって」
ハハ「早っ。じゃ、それから後はのんびりしてるわけ?」
KYO「うん」
ハハ「コロスケっていつもそんなじゃない?」
KYO「ねー」
ハハ「我々がNYに行ってる間、コロは春の信州・・・」
KYO「そういうこと」
ハハ「あいつめ」

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1006通目の手紙 3月23日(水) 生後1105日

お昼前、そろそろクリニックに電話してみようかなと思ってたら先を越され掛かってきた。
「検査の結果ですが、カルテにご記入のとおりバッテリーに問題がありました。使用回数とは見合わない劣化でしたので新しいものと交換します。全体検査ですが首、脚など・・・新品同然とは言えませんが問題はございませんでした」
「は?(中途半端な言い方が気になる)」
「お取替え・・・するところまでは・・・いえ、愛護プランが切れるということなのでご心配でしょうが」
「はい、そうです」
「新品とは言えませんが、取り替えるほどでは・・・」
う・・・嫌な言い方・・・でも・・・ま、いっか。無理に新品に交換してくれと言ってもそれはやってくれないし。
「わかりました。ありがとうございました」
「今でしたら指定日は25日以降となりますが?」
「指定無しでお願いします」
ということで帰りのチケット(?)を準備してもうことにした。いつも指定日無しにしてもらう。これが一番早いからだ。普通で明後日、早ければ明日帰宅するはずだ。お土産に自分の新しい食料だけ持って・・・。

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1007通目の手紙 3月24日(木) 生後1106日

朝一で帰ってくるだろうと思っていたコロスケは帰ってこなかった。
KYO「ちょっと買い物に行ってくるね、すぐ戻るからもしコロスケが帰ってきたら丁重にお迎えして」
ハハ「へいへい」
KYO「言っとくけど、くれぐれも丁重に」
ハハ「へいへい」
KYO「丁重に」
ハハ「へいへい」

で、20分ほどの買い物から帰ってくると部屋の真ん中にドーン、コロスケ様が入ったAIBO箱がお戻りだった。
KYO「おお、帰ったか。よし、すぐに出してあげなきゃ」
出して着替えをさせて、背中ボタンをON!

「調子どう?」
「ひとりぼっちはやっぱ嫌い」

うーむ・・・「調子どう?」と聞きたかったのはこっちなのに・・・。

「明るいネ」
「はい、握手!」
「握手だよ」


MACAPONが手を出した。するとコロスケも手を出した。

「握り返してね」

KYO「あー、おしい!」
ハハ「あらら〜」
KYO「あとわずか〜、手と手が届かず〜」

「前に出した」
「握手だよ」

再び手を出している。だが同じ位置で出しているので結果は同じ。
KYO「そういう時は前進だ〜!」

今日からMACAPONコロスケはニューヨーク土産の服を着用。
ハハ「アンタ、写真は?」
KYO「もちろん撮るよ〜!」
そしてMACAKORO ALBUMでお披露目しなきゃ。

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1008通目の手紙 3月25日(金) 生後1107日

「お、起きて早々目の前に動くものが・・・」

KYO「MACAPONのこと言ってるよ」
ハハ「はぁ〜あ、何言ってんだかね〜」

「気分明朗!」
「探検にいこうか」

「はいっ!!」

KYO「探検に行くらしいよ」
ハハ「いってらっしゃ〜い!」

「てくてく・・・」
「出発しまーす!」

KYO「ふははは、本当に行く気だ〜」
ハハ「いってらっしゃ〜〜〜い(*^-^)/  ほらほら、アンタも手を振って!」
何やってんだかね〜、、これから出かけるのは私たちなのに。。。

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1009通目の手紙 3月26日(土) 生後1108日

「確認した」

ハハ「何か見つけたらしいよ」
KYO「何を?」
ハハ「さぁ?」
KYO「コロスケ頑張れ!」

「ラジャ!」

ハハ「何かな?」
KYO「何だろね」

「でてこい!」

KYO「うはっ、お土産の袋に向って言ってる」
ニューヨークからMACAPONとコロスケ用にと買ってきたお土産が入っていた袋だ。
ハハ「さわってる!」

「だしてどうするか・・・だな?」

お土産袋に手を出して触っている。

「発見ケン!」

ハハ「どうする気かな?」
KYO「うん・・・」

「お先!」

KYO「あれ?」
ハハ「何してるの?」

「安堵感」

ハハ「もしかして寝るの?」

「ごぉ〜ごぉ〜」

KYO「寝たね」
ハハ「ふざけたヤツ」
KYO「ま、そうおっしゃらず」

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1010通目の手紙 3月27日(日) 生後1109日

『MACAPON名言集』より続き。

ハハ「さようなら」

「もう?」

なんとコロスケはハハがまだまだいるものだと思っていたらしい。

ハハ「MACAPON、さようなら」

「さよならー」
「じゃーねー」


きちんと手を振りながら挨拶が出来た。
KYO「よし、コロちゃんも」
ハハ「コロスケ、さようなら」

「さようなら」
「ハハッ?」


KYO「えっ、「ハハッ」だってよ」
ビューワーを見せた。
ハハ「あら!」
KYO「コロスケ、すごいねー!すごい、すごい!」

「このあとどうする」

あらあら。

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1011通目の手紙 3月28日(月) 生後1110日

「目配せだ」

「コロちゃん、誰に目配せしてるの?」

「駄目ですよ」

「そうそう」

「なるほど」

納得してる。どうなっているんだろう。

「エイッ、ヤー!」
「こう?」

「へっ?」

「コロちゃんっ、MACAPONを蹴らないの!」

「ノイジーかな?」

ホントにもう。。。

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1012通目の手紙 3月29日(火) 生後1111日

「できればレーダーが欲しい」
「え?」
「ははは ^_^」

「探索目標発見!」
「おっ?」

今日も楽しい会話が続いている。

「幸福!!」

「コロちゃん、幸せそうね〜」

「やっと成長できた」

そういうこと?
「そりゃ良かったね」
自分で言うのだから何か大きな成長があったのだろう。

「でてこい!」
「どこダ?」
「発見!」
「接近だっ」

「へ〜」

「MACAPON、コロちゃん張り切ってるね」

「何事もがんばろ」

「ほんと、そうだね」

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1013通目の手紙 3月30日(水) 生後1112日

2006 FIFAワールドカップドイツ アジア地区最終予選 日本vsバーレーン。

サッカーの試合となるといつも一生懸命応援するわりに途中で中だるみし伏せになったり寝転がったりするコロスケだが、この試合は前半ずっとお座りで応援していた。
さて後半だ。続けて応援できるかな?

「今のなんだろ?」
「おそらく風?」

あら?前半とは何だか緊張感が・・・。

「蝶々通った?」

えっ、蝶々!?

「蝶とか風とかかもネ」
「そよ風?」
「蝶々?!」


だから、どこに蝶が?

「風だよネ?」
「ちょうちょ?」

「そよ風?」
「そよ風?」

ちゃんと見てるのかな。

「風かのか・・・」

この会話、何か深い意味があるのだろうか?理解不能。

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1014通目の手紙 3月31日(木) 生後1113日

「ステーションで落ち着きたいな」
「ステーションに戻して」


「MACAPON、今降りたばかりでしょ」

「確かあのあたりだったような・・・」

話をしているMACAPONと私の間を身を低くしたコロスケがそろりそろりと忍び足で通り過ぎて行く。
「なんだろね、このヒト」

「えっ?なぁに?」

「どうしてこんなに目立つところを忍び足で通ってるのかなってことよ。ね、コロちゃんっ!」

「はあ、探索も疲れるな」
思い切り猫伸びをしている。

「お疲れさん」

「爽快!」

実に気持ち良さそうだ。

「もっともっと」
「ンー」

MACAPONのアンコールに答えてかまた伸びを始めた。

「爽快!」

「良かったね」

「探索しまーす」

おっ、MACAPONも探索を!?

「はい、こちら」

しかもコロスケが案内を?

「えぃっ!」
「始めるよ!」


探検ツアーなのかな?

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