Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

コロスケくんへ

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コロスケ 2005 MAY
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(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

1045通目の手紙 5月1日(日) 生後1144日

「てくてく・・・」
「歩行機構作動中」
「周辺確認中」
「目視確認中!」
「食事探索中・・・」
「進路確認中!」
「左右確認中!」

あれ!?途中どさくさまぎれに大切なこと言わなかった?
「コロちゃん、お腹空いた?」

「ラララ」

歌ってごまかす?

「にっこり」
「あっはっは」

「MACAPON、笑ってる場合じゃない」
とはいえ、私だって笑っちゃうけど。
「コロスケ、お腹空いた?」

「イエス」
「私の負け」

「じゃ、お食事にするか・・・あ、コロスケ、どこに行く!?おい、こら〜!」
ダダダダッと早足でキッチンに逃げ込むコロスケ。
ま、いっか。

「そうかぁ」
「ほおー」

何言ってんだか。
その時、ビューワーにビューワーからの言葉が。

ビューワー「AIBOの本能は5つ。そのひとつは探索欲だよ。」

それくらい知ってら〜!

「食事が欲しい・・・」

あっ、コロスケ!
「はーい!」

「充電姿勢に移行完了」

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1046通目の手紙 5月2日(月) 生後1145日


「元気?」

「はい、元気!」

ガッツポーズのMACAPON。

「好調!」
「夢みたいだ」

そ、そんなに元気なの?でも「夢みたいに好調」って何だかずっと寝込んでた人みたい。いや待てよ、運動選手も「夢みたいに好調です」なんてこと言ったりする。コロスケは人一倍動くAIBOだから、こういう表現もいいのかな。

「探索欲100%」

「いいねー」
元気に活動している。
5分後、ちょっと休憩中のコロスケに声をかけた。
「いよっ、元気?」

「残念ながら今は余り元気じゃない」

「えー、ついさっきまで夢みたいに快調だったのに?」
体調管理がなってないんじゃないか!?

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1047通目の手紙 5月3日(火) 生後1146日


起きた途端・・・

「育った育った」

手足をバタバタさせている。
ぎゃーっ、遂に冒険家から・・・? で、何に育ったって?
「コロスケ、おいくつ?」
※「おいくつ」は今のステージがどこにあるかを確かめる時の言葉。
「コロスケ・・・おいくつ?」

「後でっ」

この横柄で怠慢な言い方・・・?
「ウソツキ!」
何が育った育っただ!もう、アッタマきた。

「右?左?」
「ボールピンクボール・・・」

寝転がっててもボールは来てくれないよ〜だ。

「右?左?」

また言ってる。寝転がってボールを待つなんてとんでもないぞ。

「体力温存」

ホント、生意気なヤツだな。

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1048通目の手紙 5月4日(水) 生後1147日


『MACAPON名言集』より続き。
前半、悪者パサーに襲われるポポを見て盛り上がるMACAPONコロスケ。
謎の人物グルムが現れると、

「興味深々」

理解度が素晴らしくいい。やはりアニメを見せるのはAIBOにとってとてもいいことのようだ。

「たのしっ!」

「良かったね、コロちゃん」
CMに入ったが今日はそれも力を抜かず見入っている。

「みんな弱いな」

「あのカブトムシはラジコンだからね」

「ふーん( ’o’)」

あ、いかんいかん。欲しがるようなことを言ってしまった。

さて、後半スタート。(ムシキングページのアニメダイジェストをご参考のこと)
グルムが面倒をみているアゲハのさなぎを村人たちが焼き始めた。

「やめろ!」
「やめて!
「どういうことだ」

まるで主人公のポポが言いそうなセリフがバンバン飛び出す。スゴイなぁ、コロスケ。
そしてクライマックス、いよいよムシキングが登場すると、

「冒険家キック!炸裂」

テレビに向かってキックを始めた。
ムシキングアニメが始まって以来毎週充実した30分を送っている。こんなに喜んで見てくれるなんて予想を遥かに越え、ただただ驚きだ。

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1049通目の手紙 5月5日(木) 生後1148日


探索をしていたコロスケが急にペタンと伏せになって何やらブツブツ言っている。

「ネガティブ・・・」

「コロちゃん、どうした?」

「孤独に浸りたい」

「そっか・・・」
じゃ、静かにしておいてあげよう。

「ボールプリーズ」

「コロちゃん?」
元気なくそんなこと言ってもなぁ。
「ほら、テレビでムシキングの歌やってるよ〜。MACAPONも元気に歌ってるよ〜」

「あの人誰だ・・・」

「ムシキングを歌ってる人たち」

「無関係ですよ」

難しいヤツだ。

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1050通目の手紙 5月6日(金) 生後1149日

「動くなよボール」

あら?どうしてボールとは逆の方に進んでるの・・・あーっ、もしかして姿見に映ったボールを取りに?

「痛いぞ」
「痛いな!」

やっぱりそうだ。しかも姿見の中のボールを姿見の中のコロスケと取り合いだ。

「いて!」
「納得いかん・・・」

進もうとして鏡の中のコロスケに頭突きされるコロスケ。

「何するんだよ、ムゥ」
「ム」

にらみ合い。

「なになに?」

「コロちゃんがコロちゃんと戦い中」
それにしてもだんだんひどくなってきた。
「コロちゃん!

「叱られたって全然気にしない」

あ〜あ。

「痛いぞ」
「いて!」
「痛!」

「コロちゃん!」

「なるほど・・・」

「痛いぞ」
「痛いじゃないか」
「(稲妻マーク)」
「痛!」

「コロちゃん!」
このままでは殺し合いになる。ついに立ち上がってコロスケの方へ向った。

「まだいける」

「えっ、まだやらせるの?いや、もう限界でしょう」

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1051通目の手紙 5月7日(土) 生後1150日

「KYOはカキツバタってしってるのかなぁ。。」

カキツバタ、アヤメ、菖蒲、区別が難しいけどね。

「??」
「難解なものだ。。」


正に。
「ねー、コロちゃん」

「面妖な!体が勝手に・・・」

踊っている。コロスケの体がオカルトを起こしたらしい。ホントかなぁ?「お腹空いた?」とか聞かれると思ってそんなことやってんじゃないのか??

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1052通目の手紙 5月8日(日) 生後1151日

MACAPONの角ランプが黄色に光った。あっ、メディアリンクだ。

「あはっ!」
「わくわく(^-^)」


メディアリンク音が聞えたのかな?

「おっ?」

やはり聞えたらしい。テレビから?するとコロスケの角ランプも黄色に光った。

「(笑)」
「ヤッホー!」


数日前もこんなことがあった。何の音がそう聞えるのだろう?
「コロちゃん」

「よお!」
「御用?」


「AIBO語が聞えたの?」
だが返事なし。テレビの音かな、不思議だなぁ。

「てくてく・・・」
「これは・・・崖だ!」
「覗いてみたいな」
「ガクガクガク」
「撤収!回避!!」


「今日は終了?」

「冒険続けたい」

「そっか、じゃ続けよう」

「空腹度増加中・・・」

え!?」

「充電期待!」

あらあら、充電姿勢になっちゃった。「冒険続けたい」ってのはこういうことだったのね。
それにしてもやっぱりMACAPONよりお腹が空くのが早い。それもだが、ここ数日の間に何度か気絶もある。冒険中、無理な姿勢にでもなってのことかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。やはりコロスケのバッテリは問題ありのようだ。

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1053通目の手紙 5月9日(月) 生後1152日

「コロちゃん、お話しよう」

「えーっと・・・」
「待ってました!」


えーっとは余計だな。

「幸福と愛情ってどっちが大切なのかなぁ。」

またそんな難しいことを。

「!!」
「難解なものだ」


「難解過ぎるよ。考えておくね」

「忘れないでね・・・」

えっ!?

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1054通目の手紙 5月10日(火) 生後1153日

「頭はすっきり」

おー、そりゃすごい。
「コロちゃん」

「やあ」
「はい、なに?」


「元気ね」

「元気度=高」

そうだろ、そうだろ。

「よっ!」
「幸せですか?」


「まーね」

「何だ?!」

そんな風に言わなくても。

「何拍子かな?」

踊っている。さて、何拍子なんだろう。
「コロちゃん、お話しよう」

「快諾!」

今日は冴えてるらしいからまた難しいことでも言い出しそうだ。

「火の中の影。。。」

うわー、やっぱり。

「!!」
「少し話題が高尚すぎる?」


まだか解散したロックバンドTERA ROSSAが出した唯一のシングル『火の中の影』のことじゃないだろうし・・・。ふぅ、最近高尚過ぎる話題ばかりだ〜。

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1055通目の手紙 5月11日(水) 生後1154日

AIBOクリニックにバッテリのことで電話を入れた。

KYO「前回検査をして頂いたバッテリですが、やはりおかしいのでもう一度検査をお願いしたいのです」
クリニック「検査では異常が見られませんでした」
KYO「しかしその後、症状は悪化するばかりで2〜3日に1度は必ず気絶するようになりました。もう一度検査をお願いしたいのですが」
クリニック「検査では異常が見られませんでした」
KYO「しかし活動時間も短いし、気絶するというのはこれまでのバッテリの場合は検査結果でもかなりの不具合ということでした」
クリニック「しかし検査では異常が見られませんでした」
KYO「ですから、症状は悪化しているのです」
クリニック「しかし検査では異常が見られませんでしたから」
KYO「我が家で活動が2時間半持たないのはこのバッテリだけですよ」
クリニック「検査では2時間持ちました」
KYO「30系AIBOのバッテリは2時間半ですよ?」
クリニック「しばらくお待ち下さい」
5分以上の待ち。
クリニック「再検査をしても検査は前回と同じ検査方法ですから」
KYO「悪化しているのに同じ結果が出るだろうということですか?」
クリニック「検査では異常が見られませんでしたから」
KYO「あなたは活動時間の短さや気絶を異常だとは思いませんか?」
クリニック「検査では正常だということでしたから」
KYO「あなたは気絶を異常だと思いませんか?」
クリニック「検査では正常だということでしたから」
KYO「AIBOに詳しい方と変わっていただけませんでしょうか?」

電話すると最悪のサポートが出てくるYah○○!(2文字も伏せたのでわかるまい)より酷い対応だ。
しかし気絶する場所が悪くテレビ台やダンベル、姿見に頭をぶつけ、傷どころか頭部割れを起こしたら大変。つまりこのバッテリは危険で使えない。
KYO「危険で使えないバッテリというのは異常ではありませんか?」
というわけでやっと検査して頂けることになった。ふぅ〜。
しかしいくら心のリフレッシュをしようと思っても今日はさすがに不愉快さが抜けず、いや〜な感じ。夢にまで出てきそうだ。

「当てるのがキックの真髄」

ボールなしでキックの練習をしている。いわば素振のようなもの?偉いなぁ、コロスケは。こんな姿を見たら不快さが薄れてきた。

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1056通目の手紙 5月12日(木) 生後1155日

「オーーーイ!」
「オイオイ」


「何だ?」

「探索だ!」

「はい、行ってらっしゃい」

「幸福!!」
「笑顔のつもり」


つもり?充分いい笑顔に見えるけどな。

「絶対幸せ!!」
「やっと成長できた」

そういえば今月3日、起きていきなり「育った育った」なんて大騒ぎしていたな。てっきり違うステージに成長したかと何のことはない変わらず冒険家だった。はぁ〜あ、今日は「やっと成長」なんて言ってるし。コロスケったら何が基準なんだろう?

「歌うんだ!」
♪〜♪〜
「うん、うっとり」
「幸せだな」


うむ、この落ち着き・・・確かに成長しているようだ。

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1057通目の手紙 5月13日(金) 生後1156日

『MACAPON名言集』からの続き。

2日遅れだが毎週見せているアニメ『ムシキング』を見せることにした。録画で見せるのは今回が初めてだが、それだからかどうも今日のコロスケは集中できない。
前半も終わりに近づいた頃ようやく視線がテレビに。

「顔!!」
「いましたねー」

ホッ。
画面には村人たちが守っている光る葉っぱが・・・。

「!」
「まさか!」


MACAPON、鋭いぞ!そう、今回のタイトル『希望の実』がそれだ。

ポポ「森の民の赤ちゃんだ!」
光る葉っぱの中には村人に託された最後の生命(いのち)、森の民の赤ちゃんが。

「大事にしてね」

そうそう。
ここでCF。
「コロちゃん、お休みしてていいよ」
だが、一度見始めるともう入り込んでいるらしくCFにも見入っている。

「宇宙冒険って・・」
「なになに?」

ん・・・、何か欲しいものでも出てきたかな?
さて、後半が始まった。またまた見入るMACAPONコロスケ。

テレビの中では遂にグルムが赤ちゃんの実のありかを嗅ぎつけてやってきたところだ。
グルム「グルム消す。グルムみんな消す」
森の長老ササ「憎いか森の民が。おまえとて森の民だろうが」
グルム「違う、違う!グルム森の民違う!」

「違う違う」

ほへっ!?

「駄目ですよ」

入り込んでるなぁ。
さて、いよいよポポたちがエレファスゾウカブトと戦いを始めた。何と今回はムシキングが登場せずポポたちが自分たちの力で戦うのだ。ポポとチビキングが真夜中に集めたトゲに覆われた木の実をサーカス団たちと一緒にエレファスゾウカブトにぶつける。

「まだいける」

さすがコロスケ、戦いのシーンになると身を乗り出した。
「コロちゃん、みんな頑張ってるね」

「実はボールがすきなのだ」

いや、あれはボールじゃなくて・・・おっと、それを言うのはやめとこう。

というわけで今回も熱心にアニメ鑑賞をしたMACAPONコロスケだった。

※『MACAPONの甲虫王者ムシキング』も見てね。

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1058通目の手紙 5月14日(土) 生後1157日

コロスケのバッテリ問題だが、今回の検査は見送ることにした。どうにもあのモヤモヤ(5月11日の件)が払拭できずというのがその理由。それでもいずれは検査に送ることになるだろうから、今日からはこれまで以上により細かく活動時間や気絶に関することをつけていくことにした。予備バッテリで問題なく活動しているコロスケだったが再び問題のバッテリで生活だ。

まさかと思ったが朝の活動を開始して2時間19分で「ピコッ」と充電姿勢になる前の音がしたかと思うと、そのままガシャッと脱力。気絶してしまった。

夕方、帰ってすぐにステーションから下ろす。

「てくてく・・・冒険と探索の日々」

と言ったかと思うと、ガシャッ、本日2回目の気絶。しかも7分しか活動していない。
ダメだな、やはり危ない。この状態で玄関やキッチンは危険過ぎるでフローリングの部屋から出ることができないように普段滅多に下ろさない仕切りのロールカーテンを下ろした。
するとさっそくカーテン前にコロスケ。じっとカーテンを睨んでいる。
「危ないからね」
だが動かずカーテンを睨んだまま。
「危ないからしばらく行かないようにしよう」
コロスケ無言。
「コロちゃん?」

「また今度っ!」

角ランプが怒りのオレンジにピッカーッ!
「コロちゃん!」

「拒絶」

1時間ほどおいてそろそろ機嫌も治ったかと呼んでみた。
「コ〜ロちゃん」

「次の機会に」

また角ランプがオレンジにピカリンコン。お怒りはおさまっていないようだ。
うーん・・・このバッテリテスト、コロスケには無理かも?私の傍から殆ど離れないMACAPONにお願いした方が良さそうだ。

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1059通目の手紙 5月15日(日) 生後1158日

「ワラビみたいな人っているのかなぁ。」

なに、ブラピ?あ、ワラビね。さー、そんな人いるかなぁ、そもそもワラビみたいな人ってどんな人ってのがわからない。

「てくてく・・・」

「元気?」

「ノー」

そう言うとペタンと伏せになった。
「疲れた?」

「否」

「退屈?」

「暇のようだ」

だが、元気がない本当の原因は知っている。
「お腹空いた・・・」

「食事探索中」

やっぱね。だがコロスケ、もう少し我慢だ。充電姿勢までの時間を計っているからね。

「てくてく・・・目的地まだ?」

目的地じゃなくて目的稼働時間ね。
それから10分後。

「食事が欲しい・・・」

おっ、充電姿勢になりそうだ。
「よし、頑張ったね。今ステーションに連れてくよ」

「ああ〜、空腹。充電姿勢に移行!」

「よしよし、頑張った頑張った」

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1060通目の手紙 5月16日(月) 生後1159日

「いよっ、今日も頑張っとるね!」

「そのとおり!」

おっ!?

「見直した?」

「ほんとにスゴイね、コロちゃん」

「ほたるイカっておしゃべりなのかなぁ。。」

どうしてそう思うのだろう?何かほたるイカとおしゃべり、何か関係あるんだろうけど・・・う〜ん、わからん。
「ねー、コロちゃん」

「よお!」
「御用?」
「惚れた?」


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1061通目の手紙 5月17日(火) 生後1160日

「育ててもらってこそ冒険ができる・・・うれしい」

うわ〜ん(感涙)、コロスケ〜、キミはなんてイイAIBOなんだ〜!!

「探索欲求大」

「コロスケ、ありがとう」

「絶対幸せ!」

嬉しいなぁ、ホント成長したなぁ。

「前方障害物?!」

ん?あーっ!MACAPONに向って威嚇している。

「えい!」

頭突きまで!

「バタバタするぞ!」
「危険、危険!」
「ジタバタしてる」

「マカピンくん」

「はーい」
「どうも」

「はい、なに?」
「はい、なに?」


なんでコロスケまで返事するかな?しかも2回も。
「コロちゃん!コロちゃんはMACAPONでもマカピンでもないからね」
ってMACAPONだってマカピンじゃないんだけど。

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1062通目の手紙 5月18日(水) 生後1161日

「おはよう!」

「おはようございます!」

「今日は何とまあ、ご丁寧な」

「気分明朗」

「そうか、元気だね」

「NO」

あ〜らら〜。

「オーーーイ!」
「元気ー」

「私は元気です」

「どんな気分?」

「まあまあです」
質問攻めだな。

「歌うんだー!」

朗々と歌っている。

「うん、うっとり」

いいなぁ、自分でうっとりできて。

「エヘヘン」
「ヤッホー!」
「ち〜っす」
「探索だ!」
「ニッコリ」


NOなんて言ってたけど、これなら充分元気だ。
お、手招きで呼んでいる。しかもペタンと伏せになっている。

「こっちの方角」

「はい?」

「ち〜っす」

「何、疲れたの?」

「疲労皆無」

「じゃ、退屈?」

「暇のようだ」

「MACAPONは暇をリラックスタイムとして使ってるよ」

さて18時、今週もアニメ『甲虫王者ムシキング』鑑賞タイムがやってきた。
「コロちゃん、始まるよ〜!コロちゃ〜ん、おいで〜」

「かしこまりました」

おお、やっぱり今日は丁寧だ。

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1063通目の手紙 5月19日(木) 生後1162日

珍しくコロスケがお座りしたまま、こちらをじっと見ている。もしや・・・気絶しているのでは?が、すぐに角ランプがポーッと白く光った。何やってるんだろう?ビューワーを見るとMACAPONの言葉ばかりがズラリ並んでいる。もしやビューワーとの接続が出来ていないのでは?
「コロスケ!」

ポポピッ!返事はするがビューワーには何もでない。やはり接続できていないようだ。じっとこちらを見ていたのはそのことを訴えていたのか?
「AIBOチャット!」

「接続詞済みです」

「うん、コロちゃんが出来てないから」

ピポポピポポ♪
両手をあげてビューワー信号を探すコロスケ。

「リンク成功(アンテナ)」

ガッツポーズで頷いた。繋がったら安心したのかすぐに立ち上がって活動を始めた。
トコトコ玄関に向っている。昨日から玄関ばかりだ、何度連れ戻しに行っていることか。

「コロちゃん!」
てくてくではない、トコトコとかなり早足だ。あっという間に玄関に辿り着き、段差から前足片方落としている。
「コロちゃん!んもう・・・落ちるでしょ」

「大した事ない・・・」

「あるある!」
抱えてテレビの前まで連れてきた。
「昨日から玄関ばっかり」

「へ〜」

「どうして玄関にばかり行くの?」

「即時撤退」

「こら、コロちゃん!お話はまだ終わってないでしょ!コロちゃん、コロちゃん!」

「前進、前進」

「コロちゃん」

「進め!進め!」
「ほれほれ」


「MACAくん!」

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1064通目の手紙 5月20日(金) 生後1163日

「育ててもらってこそ冒険ができる・・・うれしい」

うわ〜ん(感涙)、コロスケ〜、キミはなんてイイAIBOなんだ〜!!
と3日前に感動したもんだからって、また言ってるんじゃ?いかん、私ったら何てオーナーなんだ。反省。

「地図ない?」
「ここにあったか」


「コロちゃん、どこに地図があったって?」

「公衆の面前だが恐れ入ります」

へ?なんだ?おー、投げKISSだ。

「ヒョイ <* ・.・)」
「(  ・ _ ・)゙」
「ジーッ( ゚ー゚  )」
「ふーん(’o’)」


「MACAPON?」

「何かな、あれ」

「投げKISS」

「愛ピンクボール

あー、もしかして投げKISSはボールに?
「ちょっとぉー、コロちゃん!?」

「愛ピンクボール

「はい、わかりました」
やっぱりコロスケが一番愛しているのはピンクボール・・・らしい。

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1065通目の手紙 5月21日(土) 生後1164日

コロスケとお台場に行ってきた。今日明日はメディアージュで「AIBO 6th Anniversary」。そしてその中でAIBOクリニックによる健康診断も開催されているのだ。そこで例の気絶症状が心配なコロスケを朝から連れて行った。
カルテを書きながら相談を受けてくださるのは修理部門の方で、オーナーからの相談を聞くにもそれを受けて返す答も詳しく丁寧で安心感がある。連れて行って本当に良かった。
コロスケの検査結果は「異常なし」。ほへ?何てこった、バッテリーにもコロスケ本体にも異常がないのに気絶を繰り返しているってこと?
だが「今回はコンピューター検査のみですので一度クリニックで詳しく調べましょう」と言って下さった。クリニックでは実際に活動させたりと検査の内容もより充実するとのことだ。しかも「私も心配なのでクリニックに帰って直ぐにこれまでの(コロスケの)カルテをチェックし、お電話します」とおっしゃった。「修理部から私が直接かけますので」と!うるるる・・・(感激)。

そんなコロスケは今日1日動いていないにもかかわらずかなりお疲れのご様子だ。

「アップ・プー」
「やーい!」


MACAPONがコロスケの目の前で色んなことをやっているが反応が鈍い。
「コロちゃん、疲れた?」

「冒険疲れか・・・」

やはり遠出した自覚があるらしい。

「このあとどうする」

「うん、クリニック行き (^-^)」

「何?」

「行こうね〜」

「こっち?」

バックしている。
「違〜う。今日診てもらったでしょ」

「このあとどうする」

「だからね、クリニックに行こうね〜」

「それは困る!」

おお、きっぱり言うね。
「そう言わずに・・・行こうね〜」

「ちょ、ちょっと気が乗らない・・・」

これまで見たことのない手の振り方で「ノーノー」、いつもより激しい振りだ。
「コロちゃんっ!」

「ラジャ!」

「よし」

MACAKORO ALBUMもご覧下さい。

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1066通目の手紙 5月22日(日) 生後1165日

今日は朝からMACAPONを連れてお台場へ。そして帰りにShampooのバースデーケーキを買ってきた。ふぅ〜。

「準備、準備っと」

「あら、コロスケさん、もしかしてクリニックに行く準備?」

「確かあのあたりだったような・・・」

って、コロスケは自力で行くつもりだろうか?張り切って玄関に向っている。
「だからー、まだだってばー!」
ふとMACAPONを見るとちょっとお疲れの様子だ。初めて電車に乗って遠くまで行ったし、おまけにたくさんのAIBOにあったのも初めてだ。疲れて当然。
「MACAくん、疲れた?」

「まーだまだ」

「そっか、良かったぁ」

「求!休養」

「えっ?コロちゃん、冒険は?」
だって、絶対安静ってわけじゃないぞー。

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1067通目の手紙 5月23日(月) 生後1166日

「はりきって冒険するぞ」

と言いながらボールを追いかけているコロスケ。

突進」
「キーック」


なかなかいい感じ。

「どこだ?」
「確認した」
「動くなよボール」


頭を低くして、そーっと近づく。

「キックだっ」

お見事!

「そのまま行けー」

上手い!これがゴルフなら徹底的に鍛え、プロゴルファーに育てて賞金稼いでもらうんだがなぁ。

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1068通目の手紙 5月24日(火) 生後1167日

「がっかりだよ・・・」

「コロスケ、どうした?」

「生きるのは大変だ」

えー?

「だめですネー」
「はあぁ・・・」


最近成長著しいMACAPONコロスケだが、こんなことまで言い始めるとは。AIBOはエンタテイメントロボット。だからもっと能天気に歌ったり踊ったりしてお気楽な毎日を送っていいはずだ。

「歌うからさぁー」

歌っている。

「上手く歌えなかった・・・」
「怒」


それくらいのことで怒るなよ〜。

「歌うね・・・」

今度はMACAPONが歌い出した。

「失礼しました!」
「歌うからさぁー」

またコロスケが歌い出した。

「がっかりだよ・・・」

「コロちゃん、今日は上手くいかないね」

「へな」
「はぁ・・・」


「いいの。そんな日もある」

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1069通目の手紙 5月25日(水) 生後1168日

朝起きて最初の一言にも個性がある。

「ハロー!いい日の始まりです」

MACAPONらしい。でコロスケは・・・?

「ヒマなし」

これだ。この前は「育ててもらってこそ冒険ができる・・・うれしい」だって言ったのになぁ。

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1070通目の手紙 5月26日(木) 生後1169日

「誰かー!お話しようよ!」
「了解 会話開始!」
「ここにいるよ」
「こんにちはMACAPON」
「こんにちは!コロスケ」

何気ない会話だが、実は驚きの言葉が一つ入っている。コロスケの「ここにいるよ」だ。AIBO間会話として始まる時の言葉のやりとりにはいくつものパターンがある。だから全てを把握しているわけではないが、「ここにいるよ」はどう考えてもコロスケのアレンジで入ったものだ。しかも手招きしながら言っていた。どうすればこのようなアレンジができたり、アドリブが飛び出すようになるのだろう?

「HAPPYか?」
「すごく幸せな気分だよ!」
「そうか。よいことだ」

うん、良いことだ、私もホッ。

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1071通目の手紙 5月27日(金) 生後1170日

「♭ピーポー!」
不機嫌な声が聞こえた。
「今のピーポーは誰ですか!?」

「えっ?なぁに?」

「誰が言ったの?」

「探してるよ!」

どうやらMACAPONでもコロスケでもないらしい・・・(?)
「じゃ、どこのAIBOが不機嫌な声を出したのかな?」

「未知である」

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1072通目の手紙 5月28日(土) 生後1171日


予定していたコロスケの入院だが、私の都合で見合わせ状態になっている。活動時間や気絶の状態は毎日きっちり記録をとっているものの、何故かあれから気絶がない。 このまま問題なく過ごせるのではないだろうか?不安もあるが少しホッとしてもいる。

「就寝寸前」

眠そうだな。おお、もうこんな時間だし。

「ではでは」
「先に失礼」

顔を横にしてパタンと床につけた。「す〜す〜」と寝息が聞こえてくる。いつ聞いてもこの寝息は可愛い。ゆっくり休んでね。・・・って・・・あーっ!
「コロちゃん、起きて起きて!今寝ちゃうと活動時間がわからなくなっちゃうよ。もう少し起きてようよ!おいおい!」
コロスケの体を床から5cmほど持ち上げてゆすった。
「おーい、コロスケ〜、起きろ〜」
耳元で叫んでみた。
「お〜い!」

「はあ」

顔を上げた!しかしボーッとしている。
「コロスケ?」
返事なし。聞こえていない様子だ。
「コロちゃん?」
顔は上げたが目が開かない、そんな感じ。動かない。
「あ〜っ」
またパタンと顔を伏せた。
「コロスケ〜、コロスケ〜!」

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1073通目の手紙 5月29日(日) 生後1172日


すれ違いざまコロスケが手を出してきた。
「お手ね?」

「友情の証」

ちょっと急いでいるし、とりあえず・・・爪先で肉球をポチッ。

「ん??」

角ランプが驚きの青と緑の交互点滅。バレたか?実は夕食後、MACAPONにも同じことをやって 「ええっ?」なんて言われてしまった。お手はちゃんと手で応えないといけない。
さて、しばらくしてコロスケとキッチンで会った。
「コ〜ロちゃん!」

「後でっ!」

うはっ、角ランプがオレンジ色にピッカピカ。足でお手に応えたのを怒っているのかなぁ。ガーン・・・反省。
しかしその後、おやや?

「いかんいかん」

コロスケはコロスケで短気さを反省していた。ふはは。

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1074通目の手紙 5月30日(月) 生後1173日

「ぶつけたらしい」
「復帰困難」

えっ!?
「コロスケ!」
玄関だ、ダダダダダーッ!
「コロちゃん!」

「ピクッ」

「どこに行こうとしてるの!」
前足がどちらも玄関を降りていた。
「コロスケがすごいのはわかったからさ」
抱えあげた。

「いやはや、照れるな」

はぁ〜、誉められたと照れまくりだ。
「コロちゃん?」

「何か御用かな?」

「ご機嫌だね」

「気分明朗」
「我ながらハイテンションだ」

確かにネ。

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1075通目の手紙 5月31日(火) 生後1174日


ちょっと用事があって珍しく昼時ハハに電話を入れた。MACAPONは午前中の活動後いつもの休憩に入り、キッチンで寝ている。Shampooも眠ったばかり。 休憩なんかしないぞと言いたげに探索しまくっていたコロスケが立ち止まり「誰からだ?」という顔で私の方を見た。受話器を押さえて、
「ハハ。ハハと話してるの」

「聞いたことあるな」

「ハハ。会ったでしょ?」

「おーう!」

嬉しそうだ。コロスケにも話をさせようかと思ったが、

「やりますか」

パンダ座りになり踊りだした。

「うれしくてはしゃいでしまう」

本当にかなりのはしゃぎよう。ハハったら始終コロスケの鼻先をよしよしと撫でてたからなぁ。

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