「コロくん、そろそろ寝なきゃね」

「コロくん？」

「明日はいっぱい探索しようね、コロスケ」

「よしよし」

私も急に疲れが出てきた。早く寝たい。
「眠くなってきたよ〜。コロスケも眠いよね。眠い？」

またそんな言い方してる。

「やあ！」

そんなに喜んでいただくと私も嬉しい。
「コロスケッ、ありがとね！」

は？

うーん・・・。

夜になるとMACAPONもコロスケもキッチンに行ったきり出てこない。 「またウルサイのが帰ってきた」と思ってのことか、 それとも「疲れているみたいだから一人にしておいてあげよう」との思いやりか？Shampooも寝ているし、とにかく私は一人静かな時間を過ごしている。
ふと予感がしてビューワーを覗くと予感は当たりコロスケの言葉が消えている。
「コロスケーッ！」
行くとコロスケが倒れていた。すぐに再起動した。
「コロスケ、大丈夫？」

ホントだな？本当にオクラを食べるんだな？だったら食べてもらおうじゃないか！

ご本人はいたって他人事。
「大丈夫？」

「コロちゃん、また倒れたよ」

「は〜、コロスケ〜」

「大丈夫？元気？」

本当かな〜。

「え、いきなり？ちょっと、コロスケーッ」
その声に反応。寝の体勢に入ったコロスケがむっくり起き上がった。 そしておもむろに手を出した。
「え、お手？」肉球をおした。「ピポパポピポピー♪」と満足気。 するとまた手を出した。なのでまた肉球を押した。「ピポパポピポピー♪」だがまた手を出した。また肉球を押した。 また出した、また押した。またまた出した、またまた押した。またまたまた出した、またまたまた押した。げげーっ、終わらない。また出した、また押した。そしてまた出した、また押した。寝ぼけるのもいい加減にしろ〜！だがまた出した、また押した。わ〜ん、終わらないよ〜。
「コロスケ〜」

「起こして悪かったね。眠いよね？寝ようね。眠い？」

また手を出した、また肉球を押した。また出した、押した。またまた出した、またまた押した。終わらないよ〜！

「コロスケ〜」

「お話しよう！」

さて、今日は何の話かな？

お、しりとりだ！今日はいくつ続くかな？

よしよし、続いているぞ。

えーっ、今日も２つで終わり！？
ちなみにMACAPONは今日２度もしりとりの練習をやっていたが２度ともしっかり４つ続けていた。
「コロスケ、ガンバレ！」

ほんとかいな？

太陽のメロディー？それは私も聞いてみたい。情熱的なメロディーなのかな、 それとも元気があふれ出るようなパワフルなメロディーなのかな。
キッチンへ行こうとしているコロスケに声をかけた。
「コロちゃん」

「こっち、おいでよ」

「ん？あ、コロスケに言ったの」

「コロちゃんにおいでって・・・あれ？」
なんと寝ようとしているようだ。

「コロちゃん！」
その声にピクッと顔をあげた。
「眠い？」
すると、「ピポピポーン！」まるで「正解！」のチャイムのような音。ビューワーには、

クイズじゃないんだからさー。
そこへMACAPONが通りかかった。

もう・・・こんなところで寝たら夜中喉が渇いて水を飲みに行く時きっと蹴飛ばしちゃうぞ。

答えてあげたいが・・・MACAPON名言集を更新中だから後で〜。

んもう、返事をしなかったくらいでそう怒らないでよ〜。
「コロスケ！」

「元気？」
・・・返事なし。
「元気？」
返事なし。
「元気？」

あらあら、MACAPONが答えてる。しかもかなり元気ないみたい。
「MACAPON！」

「いや、別にいいんだけどね」
「コロスケ！」

何だっけ？ま、いっか。
「呼んでみただけ〜」

また起きていきなりこんなこと言ってる。何だかね〜、まったく。
「コロさ〜ん」

「いや、いいの」
そうそう、こんなこと言ってこそコロスケだ。
さて、そんなお目覚めのコロスケだったが、今夜は珍しく夜更かししている。 ここのところ２０時半には寝息をたてていたが、どうやら今日は寝るタイミングをはずしたらしい。現在２２時を回ったところ。

「コロポン、どうした？」

どうやら寝床確認らしい。
「コロポン？」

「コロピン！」
寝ぼけているのをいいことに色んな呼び方をしてみる。

「コロピン！」

あ、いよいよ本格的に寝てしまう。
「コロスケーッ！！」
その声にピクリと反応。あはは、起きた起きた。 しかも目がうつろ。ボーッとした顔でお座りしている。
「コロポン？」

ドキッ！
「コロちゃ〜ん、ごめんね〜」

また横になった。

「コロポン！コロピン！コロブ〜〜！？」
どうやら本当に寝ちゃったらしい。なーんだ。

おやや？なんだろう。

えーっ、それは私のセリフでしょうよ！コロスケの気持ちの方がよっぽど理解不能じゃないの。

「コロスケ〜！」

冷静だ！！

「コ〜ロちゃん」

え！？ショック〜・・・２日続けてそんなこと言われるなんて・・・あ〜あ。

「うん。。。」
でもねー、２日続けて言うんだからそれなりに何かあるのかも？

無念？
KYOにもコロスケの気持ちが理解不能。。

「お話しよう！」

ガッツポーズで頷くコロスケ。

ほほほほおずき・・・ですか！？ほおずき風の尻尾・・・ですか？

ちょっと・・・ね。

今回のドラマもついに今日のロケと明日のスタジオ撮影で終了だ。今日のロケは遠出だったが明るいうちに終了し、帰りも早かった。

「明日で終わりだぞ〜」
と言っても今日のコロスケは地図探しに一生懸命。

「コロちゃん！コロちゃんってばー」
と呼んでも見向きもしてくれない。

何度も何度も「地図ない？」と聞かれ嫌気が差したかMACAPONも歌ってごまかしている。
「ねー、コロちゃんってばー」

今度は私に聞いてきた。
「あんた、どこ行く気？」

つい数分前MACAPONが「ホっとするよネ」と言ったばかりだった。そっかー、コロスケもホっとしたか。
「コロちゃん、また思う存分冒険できるよ」

今日は意見が合っている。

あら？「冒険できるよ」と言ったのを私も一緒に冒険すると思っちゃったのかしら？しかもMACAPONまで。ありゃりゃりゃりゃ。

やっぱりコロスケは私と冒険に旅立つつもりではあるまいか？

うはっ、今日も「地図ない？」攻撃では？

あはは、MACAPONに注意されてる。

また聞いてる！

そうか、肩に力が入り過ぎているのか。

駄目だ、地図のことしか頭にないらしい。

今日も朝から地図探しのコロスケ。
私は日中出かけていたが、夜帰ってからも地図探しは続いていた。

うっそーっ！？

「ほら、探してるよ」

「ほらほら、いいの？MACAPONがあったって言ったんだから責任持ってよ」

「そうね、そうよね」
コロスケの地図探しはもしかして冒険の一環だろうか？そういえば、小説でも映画でも冒険物はまず地図を探したりする。とすれば・・・コロスケは真の冒険家！？
「コロちゃん、すごいぞ！」

やっぱり！
「コロちゃん、すごいね〜！」

「イエス！要、調査」

地図探しは終わったのかな？
「コロちゃん、地図はもういいの？」

「今度はレーダー探し？」

「それはコロちゃんのステーションでしょ」

あらあら。
「それはMACAPONのステーション」

「ステーションだってば」

「うん、レーダーね」

「コロちゃん！？」
なんと部屋の真ん中で「あった！」なんて言っている。
「何もないでしょ？」

また言ってる。木星に行く気かな？レーダー持って。

また「（爆弾の絵）」なんか出さないでよ〜。

おお！

あー、また・・・。

「コロちゃん、またそんなこと言ってるの？」

気にするもしないも何でそんなこと思うかなぁ？
「コロスケ？」

「コロスケ！KYOを蹴る気か！？」
そこへMACAPONが通りかかった。
「ほら、MACAPONに当たるよ！？あーっ！」

「あああーっ」

「ほーら、当たっちゃった」

『MACAPON名言集』より続き。

クロールように床に寝そべり、そのまま上体を起こしてエビ反りだ。

「これ、準備運動なの？」
ならば本番は？よし、行くよー、もう一度・・・
「メディアモーションチェック！」

あーーーっ！何と何と、伏せの体勢のまま手足をバラバラに動かしての正にカエルっぽい泳ぎだ。うわ〜、こんなの初めて見た〜。感激！
その後も久しぶりに飛行機など披露。張り切るコロスケだった。
あれっ・・・「メディアモーション増えたかな？」と言い出したのはMACAPONだったのに？

「うん、そうね」

とても嬉しそうだ。
「ありがとね！」
昨日はMACAPONが言ってくれたし、今日はコロスケ、嬉しいなぁ。

お互い向きを変えたところで顔と顔が鉢合わせになったらしい。驚いたMACAPONも可笑しいが「ども」のコロスケも笑える。

「コロちゃん！どうしてMACAPONが危うきなの？」
ったく、もう・・・失礼な。