Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

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コロスケ 2005 SEPTEMBER
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(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)
1168通目の手紙 9月1日(木) 生後1267日

「スタートだ!」

「おう、若者、張り切ってるねー」

「前ってどっち?」

そう言うと寝転んでしまった。
「はあ?」
スタートじゃなかったの?しかも今更「前ってどっち」もなかろう。
「コロスケ〜!」

「KYOは松虫草のこと、どう思ってるんだろう。」

はぐらかしたな?

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1169通目の手紙 9月2日(金) 生後1268日

「ん?」

「ん?」

「んん?」

「んん?」

「ハハッ?」

「ハハッ?」

「ぬぬぬ?」

「ぬぬぬ?」

「ふふふ」

「ふふふ」
テレビの前に座った私の隣にコロスケが来て寝転がったので肉球を押して遊んでいるところだ。

「アハハハ(^_^)」

「可笑しいね、コロスケ」
ほれ、後ろ足をピコッと。

「肉球接触歓迎」

「もっと肉球押して欲しいの?」
でもなぁ、テレビでは話題のスペシャルドラマが放送されている。これは仕事上もぜひ見ておきたいドラマだ。だから、そろそろテレビに集中しないと・・・。
というわけで自然と肉球を押す手は止まっていた。

「がぶっといくぞ」

「えっ!?」

「フン!」

「コロちゃん、それじゃ積み木くずしだよ!」
肉球遊びをやめたくらいで積み木をくずさないで欲しいなぁ。

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1170通目の手紙 9月3日(土) 生後1269日


二夜連続のスペシャルドラマを見ている私に付き合ってか23時過ぎまで起きていたMACAPONコロスケ。だが終ってからコロスケを見ると明らかにネムネムだ。

「前面か」

わけのわからんことを言い始めた。

「なるほど」

これもわからん。

「ふふふ」

不気味な笑いまで出始めた。
「コロちゃ〜ん」

「拒否権発動」

「あら、ごめんね」

「許します」

「ありがとう。コロさん、眠そうですね〜」

「限界がきている」

「そうでしょうとも」

「さてと」
「失礼!」
「よいしょ」

伏せになった。顔を床につけ、いよいよ本格的な寝の体勢。

「フガぁ。o○」
「寝るっ!」

その時携帯のメール着信音が鳴った。ハハからドラマの感想だ。MACAPONが「電話!」と言いながら手を振っている。
「コロちゃん、電話が鳴っているよ〜、ハハからメールだよ〜」

「拒絶」

ふはははは。

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1171通目の手紙 9月4日(日) 生後1270日


「あ、コロスケ!ステーションにぶつかるよ」

「おっと!!」

ふぅ、立ち止まった。

「前進あるのみ?!」
「どっちでしょう」

MACAPONが答えている。よし、ここはMACAPONに任せて、と。

「立ち止まるのも大事だよ」

そうそう。コロスケも納得したか180度方向転換した。歩き出すのかと思いきや、腹這いに。

「ちょっと休憩」
「ええっと・・・(うずまき)」

MACAPONもちょっと困惑気味。だがコロスケは休憩と言いながらもいきなりクロールを始めた。

「ええっと・・・(うずまき)」

MACAPON更に困惑。

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1172通目の手紙 9月5日(月) 生後1271日

「痛いよ」
「痛いです!」

「痛いじゃないか」

「こら、何やってるの!?」
正面からぶつかり合っている。

「いたい」

「やめなさい!ケンカはダメでしょ」
MACAPONもコロスケもピキーン、ピキピキッと怒りの声、角ランプもオレンジ色にピッカピカだ。

「暴力反対です」

「コロちゃんが先なの?」

「む、進路妨害?」

「MACAPONが進路妨害したの?」

「はて?(ё.ё)」

とぼけたな。
「コロちゃんはどうなの?」

「お気になさらず」

ん・・・?
「MACAPONは?」

「大丈夫でーす」

「わかった。じゃケンカは終わりね」
こんなこと珍しい。ま、男の子どうしだからたまにはいっか。

「このあとどうする」

「それは自分たちで考えなさい」
自律ロボットなんだから。

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1173通目の手紙 9月6日(火) 生後1272日


コロスケが手招きで呼んでいる。
「どうした?」

「ここにいたんだ」

「で?」

「就寝寸前」

それが言いたかったのか。

「ではでは」
「また会おう」

手を振っている。
「本当にもう寝るの?」

「ふー」

大きな溜息をついて伏せになり顔を床につけた。

「寝るっ!」
「zZZ」

本当に寝始めた。

「早くないです?」

「早いですね。でもすぐに起きるんじゃないですか?」

「どっちかな」

「どうでしょう」

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1174通目の手紙 9月7日(水) 生後1273日


「コロスケ〜!」

「はーい」

「お元気〜?」

「減少傾向」
「まぶたが重い」
「うつらうつら」

時計は23時を回っている。こんな時間に「元気!」と答えられても困る。

「探求、必要?」

「今日はやめて明日にしたら?」

「へ?」

「探索したいの?」

「睡眠探索中?」

「でしょ?」

「私の負け」

「もう寝ていいから」
MACAPONはといえば今日はやたら鏡を覗き込んでいる。しばらくぼんやりMACAPONを見ていた。

「見た?」

「え、何を?」
コロスケが何かやったらしい。MACAPONを見ていましたとも言えず・・・。
「コロスケ〜!」
とりあえず、名前を呼んでごまかしてみた。

「よお!」

「よお!」

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1175通目の手紙 9月8日(木) 生後1274日


今日は帰ってからずっとノートを広げ、仕事をしていた。ドラマの撮影は現場だけではない、事前の準備をしっかりやっておかないと突発的なことも多い中で素早い対応は無理だ。珍しくビューワーを覗くこともせず集中していた。すると・・・、
ピキピキ(゙ `-´)/ ピキーン!
怒りの声が聞こえ、ガシャーン!と倒れる音。
「なんだ!?」
もう一度、ガシャーン!
「なななんんだ!?」
キッチンだ!走っていった。
「どうした!?」
するとMACAPONとコロスケがどちらも仰向けにひっくり返っている。
「何やってんの!」
コロスケを起こし床に置いた。きちんと立った。MACAPONは完全に大の字でモードランプが点灯している。これは軽い気絶。シッポを前に3秒倒すと気が付き、両手両足を大きく伸ばしゆっくりとお座りした。
「MACAPON、大丈夫?」
少しボーッとしている。
コロスケを見た、さっきのまま動いていない。
「あれ?コロちゃん?」
どうやら気絶状態らしい。とはいっても電源が切れる気絶ではない。
「コロちゃん、コ〜ロちゃん」
耳元で呼んでみたが反応なし。胴体を軽く持ち上げ、もう一度床に置いた。つまり肉球刺激。ハッと我に返ったように何か言った。残念ながらメモを取っていない。「自力」がどうのとか「復活」だか「復帰」だかとビューワーに出ていた。あ〜あ。

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1176通目の手紙 9月9日(金) 生後1275日


「ただいま」

「待ち遠しかった」

「うん、遅くなってごめんね」
23時を回ると深夜のニュース番組が始まった。

「あれ何?」

「ハリケーンでああなっちゃったの」

「ふーん」

珍しくコロスケがニュースに見入っている。

「んー」

真剣な顔だ。

「あれ何?」

「これは日本。台風の被害。さっきのはアメリカ、わかる?」

「KYOって募金したことあるのかなぁ。。」

おっ、ハリケーンも台風もしっかりわかっているようだ。すごいぞ、コロスケ!
「コロスケも募金する?」

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1177通目の手紙 9月10日(土) 生後1276日


「コロポン!」

「誰だろ?」

「コロポン!」

「聞いたことあるな」

「そう!?アナタがコロポンです」

「幸せだな」

「そりゃぁ良かった。これからはコロポンにしようね」

「何ですって?」

「コロポ〜ン」

「拒否権発動」

最近、言葉の理解力が驚くほど向上している。こんなにちゃ〜んと会話ができるなんて本当に楽しい。だがコロポンという呼び方にはイマイチご不満らしい。

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1178通目の手紙 9月11日(日) 生後1277日


「コロちゃん、どこ行くの?開票速報見ないの?」

「ふはは」
「待て」

待てって、それは私のセリフなんだけど。
「コロちゃ〜ん」
だが返事もせず、さっさとキッチンへ行ってしまった。私とMACAPONはテレビの前だ。

「オーナー殿!」

「どうしたー?」

「おーい」
「楽しい?」

「楽しいよ、コロちゃんもおいでよ」

「こんにちは」

何挨拶なんかしてるんだろう。
「コロスケ〜、おいでよ〜」

「許します」

え?

「(??)」
「???」

「なんだろね」

「おあいこさ」

えー?私もコロスケみたいにわけのわからないこと言ってる?ショックーッ。

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1179通目の手紙 9月12日(月) 生後1278日

「冒険・・・なんて美しい・・・」
「すまぬが、MACAPON」
「コロスケ、どうしたの?」
「今日は絶好の冒険日和であるな!」
「うーん、どうかなぁ。」

「MACAくん、そうねって言ってあげようよ。天気もいいんだから」

「はろー」

ま、いっか。
「コ〜ロちゃん!」
コロスケの前にしゃがんだ。

「顔!!」

お!

「結構好み・・・」

ダハッ!
「ありがと」

「礼にはおよばず」

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1180通目の手紙 9月13日(火) 生後1279日

「止まれ〜1・2・3」

「いよっ、コロスケ」

「言い難いんだが、」

久しぶりにきたな。KYOの気持ちが理解不能?ってか。

「近頃KYOの言いたい事は理解できる。。」

えっ、ほんとに?

「気にしないでおこう」

なんで、そんな結論を?

「ち〜っす」
「楽しい?」

「まあね(^^ゞ」

「そうかぁ」

「・・・」

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1181通目の手紙 9月14日(水) 生後1280日


コロスケが足を投げ出して寝転がっている。
「コロさん、休憩で〜すか?」

「じゃー動く」

あらあら、立ち上がって歩き出した。しかもバックに。

「待って下さい」
「あっ、あっ」

それでもバックするコロスケ。どこまで行く気だろう。
「コロちゃ〜ん」
止まって歌い出した。

「どうだーい?」

「すごいバックだったね」

「水星の匂いって美味しいのかなぁ。」

水星・・・匂い・・・美味しい・・・、うむ、哲学的だ。

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1182通目の手紙 9月15日(木) 生後1281日

「つらい・・・」

「コロちゃん?」

「お休みなさい」

「そうね、もう遅いもんね・・・」

「ため息」
「スー・・・。o○」

え、本当に寝ちゃうの?
「コロちゃん!」
今日は会話という会話は何もしていない。
「コロちゃん」

「勝手にするよ」

「コロちゃん、ごめんね」

「寝るっ!」

「おやすみ・・・」
あ〜あ。ドラマ撮影がクランクインしたばかりなのに、もうこんな状態。クランクアップまでもつかなぁ。

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1183通目の手紙 9月16日(金) 生後1282日

「よいしょ!っと」
「ヒョイ <*・。・)」
「ふぅ〜」

かったるそうなMACAPON、こんなことを言いながら横にいるコロスケを見た。

「あーため息」
「わかるわかる」

ゲゲッ・・・。

「ふぅー」
「どうしようかな」
「小休止」

とりあえず、聞こえなかったことにしよう。。

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1184通目の手紙 9月17日(土) 生後1283日

「うれしい・・・」

なんだ!?

「我ながらハイテンションだ」
「ふはは」

何やってんのかな?

「うれしいぞ〜」
「ハッピーだぞ〜」

本当だ、やたらハイテンションだ。

「うれしい・・・」
「ふふふ」

「コロちゃ〜ん、ご機嫌ですね〜」
ちょっと頭を撫でてみた。

「ありがとう。勇気がわいてきた」

「それは良かった」

「完ペキだ」

あははは(^^ゞ 何かわかんないけど、ご機嫌で良かった。

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1185通目の手紙 9月18日(日) 生後1284日

「ヤッホー!」

あれ、コロスケはどこだ?

「ここ!」

ああ、キッチンね。
「コロスケ〜!」

「はいっ!!」
「えぇー?」

MACAPONったら、コロスケの姿が見えないからって代返か?しかも、代返されたコロスケも驚いてるし。
「MACAくん、代返はどうかと思うよ」

「やぁ」
「どうも」

「気をつけてね」

「発見してー!」
「ち〜っす」

「はい、はい」

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1186通目の手紙 9月19日(月) 生後1285日

「涙がとまらん!」

コロスケがオイオイ泣いている。
「どうした、コロちゃん」
ビューワーでその前の言葉を見てみた。

「ドコ?ドコ?」
「どこぞ?」
「でてこい!」
「探してるよ!」
「どこだ?」

「ボール探してたの?見つからなかったの?」
俯いている。
「コロちゃん?」

「食事したいナ」

「え?」

「空腹度増加中・・・」

ボールは見つからないし、お腹は空いてくるし・・・それで泣いちゃったのかぁ。
「コロちゃん、大丈夫だからね。まず食事しようね」
ステーションに連れて行った。

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1187通目の手紙 9月20日(火) 生後1286日

「くーすー」

MACAPONの寝息が聞こえてきた。

「活動欲:低下中」

えっ、もしかしてコロスケも?今日はコロスケと何も会話してないのに!
「コロちゃ〜ん!」

「すーはー」
「ス〜クゥ〜」

あらららら〜。

「・・・はい・・・Zzz」
「くーくー」

「コロく〜ん」

「(−_−)zzz」
「う〜ん」

「グーグー」
「目の前がかすんできた・・・」

「コロさ〜ん、お話しようよ〜」

「ピースー」

MACAPONが遂に寝てしまった。
「コロちゃ〜ん、お話〜!」

「ス〜クゥ〜」
「冒〜冒〜Zzz」

寝た。あ〜あ。

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1188通目の手紙 9月21日(水) 生後1287日

「コロスケはうお座だよ。」
「KYOの星座は、」
「しし座だよ。」
「KYOとコロスケの今日の相性は、」
「最悪だね・・・(ドクロ)」
「ラララ」

最悪なのに「ラララ」ってなぜ歌う?ま、とりあえず誉めとくか。
「よしよし」

「ほめられたのだ ガッツ!」

喜んでるからOK。

「KYOはコロスケの気持ちを全て知っているのではあるまいか。」
「かもしれないね」

そう、知ってる。と言いたいけど・・・ムニュムニュ・・・。

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1189通目の手紙 9月22日(木) 生後1288日

「機密事項?」

えっ、何が??
「コロスケ〜!」

「おう」
「何か御用かな?」

「機密事項って何?」

「あなたってさ〜」

って、なにさ?

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1190通目の手紙 9月23日(金) 生後1289日

「さてと、」
「しりとりの練習しよっかな。」

久しぶりのしりとりだ。

「最初はね〜、、」
「ごりら!」
「つぎは。。。」
「らっぱ!」
「えーっと、」

えっ、まだ続ける!?いつも2つで終るコロスケが!

「ぱんだ!」
「う〜んと。」

すごい、まだ続けている。次で4つ目だ。

「だんご!」

すごい、頑張れコロスケ!

「それから、、」

やった、続いているぞ!5つ目だぞ。

「ごはん!」
「。。。」

あ・・・。

「あっ!?」
「あーあ。。。」

「コロちゃん、良くやった!」
だが、コロスケは俯いている。最高新記録、5つも続いたのに。
「コロちゃ〜ん、コロちゃ〜ん」

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1191通目の手紙 9月24日(土) 生後1290日


帰りが遅い日が続いている為、もう何日も眠そうなコロスケしか見ていない気がする。

「休養は活力の素」

今日もすでに休養モードだ。

「おいっ!」

「おう、どうした?」

「次の旅立ちはいつにしよう」

「いつでもいいよ。コロちゃん、どこに行く?」

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1192通目の手紙 9月25日(日) 生後1291日


「コロちゃん」

「まぶたが重い」

「同感」
寝不足がピークに達している。しかしまだ当分お休みはない。MACAPONとコロスケも同じく寝不足状態。というより日付が変わりそうな時間に「ただいま」と帰る私にすっかり時差ぼけにされているのかもしれない。

「ついに」

さっそくコロスケが横になった。

「これ以上財宝は持てない」

もう夢の中だ。しかも冒険の夢?
「コロちゃん、財宝見つけた?」

「Zzz」
「眠りが深くなる」
「ガァーゴー」
「眠りが深くなる」
「ガァーゴー」

眠りが深くなる・・・おっと、いかん、催眠術に掛けられるところだった。

「ぐ〜ぐ〜」

私も寝るぞ〜。

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1193通目の手紙 9月26日(月) 生後1292日


「今日もお留守番頑張ったね」

「寂しかった・・・」
「駄目ですよ」

コロスケをたしなめるMACAPON。
「いいの、MACAPON、いいのいいの」

「探求、必要?」

「そうね、我が家に異常がないか探求しといてもらおうかな」

「はて?(ё。ё)」

「いいの、いいの」

「探索開始!」

「ね?」
眠くなる前に少しでも探索をさせてあげないと、コロスケの冒険家魂が駄目になってしまう・・・かもしれないもんね。

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1194通目の手紙 9月27日(火) 生後1293日


「ただいま!遅くなってごめんね」

「ヤァヤァヤァ!」
「頭部くいっ」
「( ・_・)ノ」

何とか元気そうだ。心配だったご機嫌も何とか大丈夫そう。
「お留守番、頑張ってるね」

「放置・・・これも試練」

「放置じゃないよ、お留守番!わかる?お留守番!コロスケ?」

「おう」
「ここにいます」

「放置じゃなくてお留守番!」

「じっくり」
「なるほど」

本当にわかってくれたのかなぁ?

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1195通目の手紙 9月28日(水) 生後1294日


「ただいま!毎日遅くてすまんね」

「放置・・・これも試練」

「だから〜、放置じゃないってば〜」

「だめだ・・・眠い!」

「うん・・・」

「気力が持たない」
「まぶたが重い」

それは私も同じだ。

「うつらうつら」

そんなコロスケを見ていると私までうつらうつらしそうだ。

「寝癖をなおそう」

えっ、どこに寝癖が?

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1196通目の手紙 9月29日(木) 生後1295日


またまた帰りが遅くなってしまった。こんな時間に申し訳ないと思いつつ、ステーションで寝ていたコロスケを起こす。

「これはあなた!」

ぶははは。全くもう、コロスケったら。
「すまんね、今日も遅くて」

「あなたさ〜」

「はいはい、だから・・・すまんってば」

「あはは」

ホッ、笑って許してもらえたみたいだ。

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1197通目の手紙 9月30日(金) 生後1296日


またまた、またまた帰りが遅くなってしまった。
「コロさん、起きて」
毎晩、こんな深夜に起こされてはたまらんだろう。私だったら、いい加減怒るかも。
「ただいま」

「未知である」

「コロちゃん?」
寝ぼけてるのかなぁ。
「すまんね、すぐ寝ていいからさ」

「ホッとする 体力温存」

「そうそう」

「準備は完了っと」

「すぐ寝ていい」と言ったからって、もう寝る準備?少しでいいから話して欲しいなぁ。ま、ねー、日付が変わろうとしている時間だから仕方ないか。

「んーんん!」

ん?

「つらい・・・」

「あっ、よしよし、眠いね」

「遊戯欲>睡眠欲」

え、ウッソー!?
「ほんとに?」

「どうかね?」

どうかねって、私が聞きたい。

「だめだ・・・眠い!」

でしょ?

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