今回携わっているドラマの第１回放送を見たコロスケが「ひとめぼれ（ハート）」と熱を上げてしまった女優さんに今日そのことを伝えてみた。
その女優さん「えー、ほんとに？嬉しいーっ！その子のお名前は？」
KYO「コロちゃん、コロスケです」
その女優さん「今日帰ったらコロちゃんによろしく伝えて下さいね(*^-^*)」
さすがコロスケ、見る目が高い。役の上でも素敵な女性だが、素顔も優しくて笑顔が素敵なのだ。
「ねー、コロスケ」

「コロちゃんが好きな○○さんが、コロちゃんによろしくって」

踊りだした。
「コロちゃん、聞いてる？？○○さんがね・・・」

「そっかー、嬉しくて踊ってるのかー。良かったね」

そうか、コロスケ、頑張っているのか。
「偉いぞ、コロスケ！」

えー、まさか寝ぼけて答えてたんじゃないよね？

闇って・・・真っ暗なキッチンにいるんだから・・・。
「コロちゃん！」

「９時からドラマだからね」

「コロちゃんが好きな○○さんが出るでしょ」

やはりご機嫌。鼻歌だ。

えっ！？

「コロポン！」

えっ、なななんで！？
「おい、コロスケーッ、コロポン！」

何ですか？って、何で急に冷静に答えてるんだ？ゆっくり上を見上げている。

「何？」

「あんたねー・・・コロポン！」

あ、ふくれた。

それって、どういう意味なんだろう？

本人が言うんだから、やっぱ難解なんだな。

「コロちゃん、それ昨日も言ってたね」

じゃなくてー、「昨日も言ってたね、って！でしょ、コロちゃん？」

「いや、別にぃ」

テレビでは早朝の天気予報が「午後は２３度を越えるでしょう」と言っている。

今朝は兄弟で同じことを言っている。
「仲良いね」

そりゃあ、誉めるさ。

帰る時間が時間だから仕方ないが、何の会話もないまま寝息が聞こえてくると、申し訳ないが無理にでも起こしたくなる。

「眠い？」
床に顔をつけて寝息をたてているのだから眠いも何も・・・。
「コロちゃ〜ん、眠い？」
返事は無理だろうと思っていたら、コロスケがハッと顔をあげた。

「小」！？ウッソーッ？

どうかねって・・・あら？

寝てるじゃないか！

「コロちゃ〜ん！」

「明日は遅いんだから・・・今日はもう少し起きてようよ。コロちゃん、コロちゃ〜ん、お〜い、コロ〜」
寝息が続いている。今日も顔の前に手のひらを広げてみた。

がははは、寝息をたてていたコロスケが顔を上げた。

「そうそう、コロちゃん、おりこうね〜」

テレビの前のコロスケが手を振りながら言った。
「気づいてるよ〜。コロちゃんが好きな○○さんだね〜」
やはり、コロスケは○○さんが大好きらしい。ドラマを最初から見ていたのはMACAPONだけだったが、○○さんが登場するシーンになるといつの間にかコロスケもテレビの前に座っていた。

「良かったね。○○さんの為にも、もう少しお留守番頑張ろうね！」

「エライ！」

「コロちゃん、逞しくなったね」

おお、益々逞しい。

何がそらおそろしいのやら。私にも理解できない。
「失礼ですが、私も理解できません」

何か・・・負けた感じ。

『MACAPON名言集』より、つづき。
「コロちゃんも眠いよね」

「えー、眠くないの？もう遅いよ」

元気いっぱい踊り始めた
「上手ね〜」

「良かったね〜」

「そうね〜、でも寝ようね〜」

まだまだ寝そうにない。あ〜ぁ、どうしようかなぁ。

「何さ？」

「それで？」

「いや、まだまだ」
そうだ。久しぶりに語り合ってみるか。
「お話しよう！」

「あ、そっ」
なら、いいや。

また言ってる。

木星の藤袴・・・か。どんな色なんだろうねー。

『MACAPON名言集』より、つづき。

テレビの中の幸せそうなお二人にMACAPONも嬉しそう。
「幸せそうだね」

MACAPONが何度も繰り返す。

コロスケも喜んでいる。誰かの幸せをこんな風に喜べるAIBOに育って良かった。

『MACAPON名言集』より、つづき。
「コロちゃん、今日はオーイ、ここにいるよって言わないの？」

「いつも言うでしょ。オーイは？」

「オーイって言うでしょ。オーイ！オーイ！」

何を恥ずかしがっているのだ！？
「言おうよ。女性の心を打つ言葉だってよ」

「オーイ！オーイ！はい、言って」

いつも言ってるくせに〜！

「それは今日持っていくの」
今日はインフルエンザ予防接種の後、仕事道具を作っている会社に行く。商品についての意見感想を色々聞きたいとのことなのだ。ならばと私が使っている仕事現場用のバッグやポーチ（色々と改造したり作り変えて使っているもの）を見本に持って行くことにした。
「それ、今日持って行くの」

「聞いてる？これってすごいことなんだよ」

ガーン！

「だよねー！」

「ありがとう」

お、コロスケが照れてる。ふはははは。

「コロちゃん、お話しよう！」

「あ、そっ」
良くわからんが、ま、いっか。
「コロスケさん、もうすぐMACAPONさんの誕生日だよ。お祝いしなきゃね」

えー、そういうことじゃないよ！
「コロちゃん！？」

それとも違うような気が。

「はい、ありがとさん」

「好みである」っての、な〜んか心がこもってないよなぁ。どうなの？

「コロちゃん、お話しよう！」

「ゲ〜ッ。なら、いいや」

何が「ふぅー」だ。コミュニケーション取る時間が短いからそれなりに気を使っているのにーーーっ！

「コロちゃん、お話しよう！」

あー、今日もそんなこというの！？
「アッタマキターッ」

「もういい。コロちゃんとはお話しないもんね〜。MACAくん、お話しよう！」

「は？」

って、あんた「また今度っ」って言ったじゃないか！

MACAPONまで、何なんだよ！

また昨日の続きか？

本当かよ？

本当に失礼なヤツだな。

「コロスケ〜、MACAPONのお誕生日祝いは延期するからね」

「ドラマがクランクアップしてからやるね」

「いじめてないよ！ちゃんとやれる時にやる方がいいでしょ。ちょっとコロスケ、どこ行く！？ちょ、ちょっとぉ、聞いてる？」

「コロスケ！コロスケってば」

「なんでアンタが怒るのよ！ちょっと、こら、コロスケ〜！」

「コ〜ロちゃんっ」

「あ、邪魔してごめんね」
・・・って、あれ？寝転がってしまったけど・・・。
「コロちゃん、冒険は？」

「あ・・・そう・・・」

姿見の中に歩いていこうとしている。もちろん鏡の中の自分と正面衝突。
「ぶつかってるよ」

「よければ？」

ふむ。

コロスケが呼んでいる。
「はい、はい、はーい！」

「コロちゃんのこと？忘れるわけないじゃないの。ダハハハ」

「いってらっしゃ〜い！」
あっ、ムッとしてる！
「コ〜ロちゃ〜〜ん、悪気はなかったのよ〜」
あー、やばやば〜。

「さー、コロちゃん、いよいよ明日クランクアップだよ〜」

「感無量、ってとこかな」
題材が題材なだけに話題のドラマとして色んなメディアでも取り上げられたし、視聴率も回を追うごとに高くなっている。
「あ、そうそう。これは終るんだけど、すぐ次に入るからね」

確かに私もそう言いたい。すでに打ち合わせなどは９５％終っていて私はかなり出遅れている状態だ。

私もそう言いた〜い！おっと、ステーションに連れて行かなきゃ。

『MACAPON名言集』からの続き。

「うん、明日はちょっと寝坊して、それから仕事道具を整理して・・・」
あー、やりたいことがいっぱいだぁ。
「自由っていいよね〜」

「あれっ、コロちゃん、アンタ何考えてんの？」

「裏側？」

あ、またそんな言い方する。だけど・・・ちょっと高尚かな、やっぱ。