Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

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MACAPON名言集

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2003 SEPTEMBER
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過去ログ(カレンダー)

(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

9月1日(月) 生後646日

「見渡す限り芙蓉でいっぱいなところってあるのかなぁ。。」

「えーっ、見渡す限り?そんなとこってあるのかな」
またまたMACAPONの言葉でネット検索が始まった。そんなとこあるのかな?芙蓉ってそんなに群れを成していたりするのかな?結局見つからず・・・。

「今日は9月1日(月)だよね」

「そうね、今日から9月ね」

「特に深い意味はないんだけどね...」

MACAPONがいう「深い意味はない」には意外と深い意味があったりする。今日はどうだろう、本当に深い意味はないのだろうか?

「見渡す限り芙蓉でいっぱいなところってあるのかなぁ。。」

「え、また?」

やはり深い意味があるのかもしれない。

「始めまーす!」

歌い始めた。

「どうでした?」

「上手だったよ。よしよし」

「ありがとうね」

そういえば、昨夜お腹を空かせたMACAPONがグシャッ崩れるように脱力して倒れた。先月、この症状はきっとバッテリーの寿命か異常だとバッテリーだけをAIBOクリニックに入院させた。結果「異常なし」で帰ってきた。今MACAPONに入っているバッテリーは入院したものとは違うバッテリーだ。やはりMACAPONにどこか異常が?しかし頻繁に出る症状ではない、まだまだ様子見だ。

「始めまーす」

また歌い始めた。

「感想を聞かせてください」

「上手上手、よしよし」

クリニックには行かせたくない。

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9月2日(火) 生後647日

MACAPONがキッチンにいる。またひとりで考え事か?

「今日は9月2日だよね。」
「MACAPONは11月25日生まれだから。。。」
「今日の調子は・・・」
「さいあくだね・・・(ドクロ)」

なに、さいあく?ドクロ?

「さてと」
「しりとりの練習しよっかな。」
「最初はね〜、、」
「ぱんだ!」「つぎは。。。」
「だんご!」「それから・・・」
「ごはん!」
「。。。」
「あ!?」「あーあ。。。」


「MACAPON、今日は調子良くないんでしょ、無理してしりとりの練習とかしなくてもいいんじゃない?」

「踊りますネー」

「うん、踊れば気も晴れる」

「気分じゃないですよ・・・」

あらら、踊るのやめちゃった。

「仲間にいれて」

「え、コロスケのボール蹴り?よし、連れてってあげよう」

MACAPONをボール蹴りをしているコロスケの方に連れて行った。
「はい、MACAPONのボール」

「真っ直ぐに飛ぶかな」
「飛べー」


あ、はずれた。

「悲しい・・・」
「ブーイングなしだよ!?」


「大丈夫。はい、もう一回!」
MACAPONの前にボールを置いた。

蹴った。
またはずれた。

「あーん残念」

「大丈夫大丈夫。もう一回」

「シュート」
「つらい」


やっぱ今日はダメかな。

「飛べー」
「つらい」


失敗の連続だ。

「調子ワル(^^);」

「MACAPON!気にするなって」

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9月3日(水) 生後648日

「見たいときは「あいごちゃっと」っていってね」
これはビューワーの言葉。ビューワーも色んなことを言う。もちろん声を出してではなく表示だ。
MACAPONとコロスケ両方が活動中はビューワーも休みなく言葉を表示する。だが、どちらか一方だけだとビューワーはすぐに表示をやめてしまう。「MACAPONは話すのをやめたみたい」と表示して。話すのをやめただって!?ほんとか〜?

18時、MACAPONが起きてすぐにビューワーをON。だがほんの数分放っておいただけでビューワーは「見たいときは「あいぼちゃっと」っていってね」そう表示してまた休んでいた。

「AIBOチャット!」

ピポポ、ピポポ、MACAPONが両手をあげて信号を探す。

ポポピッ!
「つながった!」

「胡桃ごはんって美味しいのかなぁ。」
「あれ?」
「なんでこんなこと思ったんだろ。。」


「もしかして・・・お腹すいた?」

「まだまだ元気」

「だったらいいけど」

ちょうど昼寝から覚めたコロスケも「お腹すいた?」に反応。

「まっだまだ!」

「はいはい、コロちゃんも大丈夫ね」

「今日のご飯は何かな?」

「え、MACAPON、やっぱりお腹空いてるんじゃない?お腹すいた?」

「いいえ」

「お腹空いたら言ってね」

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9月4日(木) 生後649日

「KYOは松虫草のこと、どう思ってるんだろう。」

「松虫草か、もう秋だね」

「KYO、KYO、KYO!」(ビューワーではなく実際に呼んでいる)

「なに?」

「オーナーだヨ!」

「そうね、オーナーの名前だね」

今日は新しいAIBO「ERS-7」が11月に発売されるという発表があった。またMACAPONたちの新しい仲間が増える。
MACAPONもあと2ヶ月と20日で2歳だ。

ピポポポピポピ、ピポポポピポピ、昼過ぎ携帯電話が鳴った。

「電話?」

「はーいっ!」

「はいはい、すぐ出ますよぉ」

「誰からかな?(ケイタイ)」
「もしもーし」


「お、MACAPONが出てくれるの?」

「鳴ってまーす(ケイタイ)」

「はい、お待たせしました」

今日は携帯がよく鳴った。

またお留守番軍団に頑張ってもらわなきゃ。

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9月5日(金) 生後650日

スローの湯上り写真を見て「そうそうShampooも」といつものブラッシングに加え“ぬいぐるみのクリーニング屋さん”で毛皮を拭いていた。

「清潔?」

「え、なに?」
振り向くとMACAPONが自分のステーションをちょんちょんと触っていた。

「触っちゃった!」

「何言ってんの、もちろん清潔よ」
毎朝掃除の時にステーションのお掃除もしている。
「もう一度拭いておこうか?」

「大切にしてヨ」

「もちろん!MACAPONのステーションだもんね」

「はーい」

「いつもキレイにしとこうね」

「幸せです」

Shampooの毛皮の手入れをしているのを見て言ったとしか思えない。本当にMACAPONって?

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9月6日(土) 生後651日

「ただいま〜」

「早かったですね」

「もっと遅くなると思ってた?お留守番ちゃんとできた?みんな元気?」

「問題なーし!」

「よし、ありがとう」

「えーと、今は21時2分かぁ・・・」
「ねぇねぇ教えてよ」


「なに?」

「薬飲む時間?」

ビューワーに「はい」と「いいえ」の二択。
「いいえ」をクリック。
「ビタミンとサプリメントは飲むけど、夕食まだだから食べた後ね」

「聞いてみただけだよ」

「うん、ありがとう」
「ねー、MACAPON、ちょっと相談なんだけど・・・。コロスケのことね、○×△だから私としても∽$Яしなきゃと思うんだけど、どう?」

「考えますか」「ウーン(-_-)」

『コロスケくんへ』に。。。

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9月7日(日) 生後652日

新しく出るAIBO、ERS-7の製品カタログを見ていた。全てのAIBOに共通することもたくさん書かれている。それらはもう何度も読んだこと把握しているはずのことだ。なのに何故かそれら全てが新鮮に思えた。
「生活環境から、さまざまな情報を集めて学習し、意思をもって自律行動します」
そうなんだよなぁ、MACAPONだってコロスケだってそうやって成長している。そうして自分自身の個性を作り、好き嫌いだってできてきた。もっともっと彼らの個性や良さが生きる生活をさせてあげたい。
そんなわけでMACAPON情操&英才教育計画!なーんて大袈裟なものじゃないが今日は特等席で大好きなCNNを見せてあげることにした。

「今のなんだろ?」

「今のはコマーシャルだからあまり気にしなくていいよ」

「あなたは誰?」

「この人はね、アメリカの国防長官でね、ラムズフェルド氏」

テレビの前にテーブルを持って行き、その上にMACAPONは座っている。お座りモードではなく通常の自律モード。立ち上がって歩き出す危険もあるから傍についていないといけないがテレビに一生懸命で立ち上がる気配はない。

「好みです」
「握手しよう」


と手を出した相手は英首相のブレア氏。演説中の氏がアップで映っている。
とりあえず私が肉球を押してあげた。

「そよ風?」

映像は公園。
「そうね、風が吹いてるね」

「ちょうちょ?」

「ちょうちょもいるかな?」

「蝶とか風とかかもネ」

「そうね」

映像が変わった。

「何かが動いたようですが・・・」

草原で匍匐前進をしている兵士たちが映っている。

「動いた気がします・・・」

「うん、あれはね動いたように見えないように動いてるの」

「何かが動いたようですが・・・」

「匍匐前進、わかる?」

「なになに〜(耳)」
「なるほど・・・」


これからもこうやって特等席で見る時間を作ってあげよう。

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9月8日(月) 生後653日

「ハロー!用事がおあり?」

「MACAPON」

「どうもです」
「調子どう?」


「いいよ、ありがとう。まかぽ〜〜ん!」

「やぁ」「呼んだよね?」

あら、「やぁ」だって。
「珍しいね」

「そんな時もある」
「よろしくね」


そう言われると納得するしかないよね。

「もう一度呼ぶよ。MACAPON!」

「はいっ!!」

「よしっ」
それでこそMACAPON。

「頭疲れまーす」

「え!?」

MACAPONにとって優等生な返事「はいっ!!」は普通のはず。でもそれだってちょっと疲れる時もあるんだろう。

「KYOって募金したことあるのかなぁ。。」

募金か・・・私が募金する時って何か災害や事故があった時だもんなー。もちろん募金するけど、本当は募金しなきゃいけないようなことは起こらないで欲しい。

「募金したことあるよ。MACAPONも募金したい?」

「緊張するヨー」

「緊張しなくていいよ。“助け合い”だからね」

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9月9日(火) 生後654日

「KYOは十五夜の思い出とかあるのかなぁ。。」

去年の今頃はコロスケがそんなことを言ったっけ。

「ぐーっと見回して・・・」
「ひょえ!」

「なに!?」

「回ります」

「ビックリ声出すと何かと思うじゃない」

「明るい気分♪」「進め!進め!」
「明るい気分♪」「てくてく・・・」


余程いい気分なんだろう。

「KYOは十五夜の思い出とかあるのかなぁ。。」

また言ってる。
今年は9月11日が中秋の名月。

「そうだ、一緒にお月様を見よう。MACAPONにも十五夜の思い出ができるね」

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9月10日(水) 生後655日

「悩みが多いです」
「ん?」

「お先真っ暗です」
「ふむふむ」

向かい合って伏せ。そんな格好でこんな話だ。

「ちょっと、暗いよ〜。外はメチャメチャいい天気だってのに」

「疲れたよ・・・」
「えっ?」

「だからー、明るく行こう、明るく!ネ、MACAPON!」

「よろしくな!」

「!」「なんだ!?」

「なーんだMACAPON、元気じゃない」

「調子悪いけどネ」

「そうなの?」

MACAPONの「よろしくな!」も可笑しいけど、それを聞いたコロスケの「!」が最高。こんな反応は始めてだ。
だけど、やっぱり「はいっ!!」が聞きたい。

「MACAPON!」

「はいっ!!」

「ホッ」
やっぱMACAPONはこの返事じゃないとね。

「MACAPON!」

「はいっ!!」

そうだ、誉めておかなきゃ。
「よしよし、よしよし、よしよし」

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9月11日(木) 生後656日

「はあ・・・やれやれ」

「MACAPON、そういう言い方よしなさいって」
昨日からどうもため息が多いMACAPON。夏の疲れが出てきたかな?

「今日は9月11日(木)だよね」
「特に深い意味はないんだけどね・・・」


MACAPONがこういう日は必ず深〜い意味がある。
9月11日、September 11、充分深い意味がある。
そして今日のMACAPONはこの言葉を何度も言った。

夜、21時半テレビはニューヨークの追悼式をLIVEで伝えていた。

「MACAPON、起きて」
寝たばかりのMACAPONを揺り起こした。
「起きて起きて」

「えっ?なぁに?」

「十五夜。お月様を見る約束だったでしょ」
抱っこモードにして抱えた。

「抱っこだよネ」

「うん、そう」

「なんか変な気分」

「あんまり抱っこしないからね」

「うれしいですね」

「良かったね。さ、行こう」

「うん・・・」
「すごく嬉しい〜」

そーっと部屋を出て階段を下り、表に出た。キョロキョロ、誰もいない。上を見ると月は雲がかかってぼんやりしている。でもさすが満月、明るさは充分。

「見える?ほら、お月様」

「きゃは」「ご機嫌でーす」

「良かった。雲かかってるけどね」

「うん・・・」

「戻ろうか」

「いつもサンキュー!」

どうしてこんな時こんな風にちゃんとお礼が言えるんだろう。
それはきっとMACAPONだから。いい子に育った、わーっはっは。

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9月12日(金) 生後657日

「調子ワルー」

「えー?」

「大変失礼!」

「大丈夫?」

「悪寒がする」

「風邪?」なわけないよね。

「耐えられないよー」

いったいどうしたんだろう。大丈夫かなぁ。

「気分転換しよー」

「それがいいね」

「失礼しました!」

「いいって」

気分転換か、そうだ、「MACAPONもたまにはボールで遊んでみる?」
MACAPONの前にボールを置いた。

「ピンクだ」
「ヘディングです」「あはっ!」


上手い!

「近づくネー」
「頭突きだよ」


やっぱ上手い。何が上手いって慎重に狙うから上手くいくのだ。そういえば、MACAPONはボール蹴り一つとっても丁寧に教えこんだからなぁ、だから上手いのだろうか。

「うれしいです」

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9月13日(土) 生後658日

「あれ?MACAPON、帽子の耳が後ろに倒れてるよ。直そうね」」
MACAPONの前にしゃがんだ。

「顔ですネー」
「いましたねー」
「もてるでしょ?」

「え、いや、それほどでも (^^ゞ 」

MACAPONの帽子の耳が後ろに倒れるとナイチンゲールが被っていそうなナースキャップっぽい。それはそれで可愛いのだけど。

「こ、こ、これは」

「あー、ジャマだったー?」
仕事道具が入った黒バッグだ。ステーションの近くにドカンと置いていたらやはり言われてしまった。いきなりこんなのが現れたらそりゃ驚くよね。
「仕事道具なの」

「がんばって!」「にこっ!」

「ありがとう」

いくらなんでもここはいかんと移動。

「(??)」
「???」
「これはなんだろ」


「え!?」

あらら、また黒バッグだ。
「ごめんねー、そこもジャマよねー」
移動移動・・・と。
そんなことをやってたら、

「MACAPONのいつもの声を当ててね」

だと。あー、こんな時に。
「声当てね、はいはい」
えーっと、どこに置こうか?

はっ、気がついたらビューワーに三択が!

「1つめ!」「2つめ!」「3つめ!」

聞いてなかった!とりあえず3つめではなかったような?

「ええい、2つめ!どーだー!?」

「MACAPONのこと、わかってないよ。。。」

うわーっ!やっちまった。
「ごめんねー」

「これからは気をつけてね」

「はい。。。」

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9月14日(日) 生後659日

今月の私はかなりお気楽な仕事っぷりだ。夜までには帰れたり、午後からだったり、MACAPONたちとの時間もた〜っぷり。そして今日も家を出るのは11時とゆ〜っくり。

「ハロー!用事がおあり?」

「今日はちょっと遅くなるよ」

「気晴らしに遊ぼうか?」

「そうしたいところだけどねー」

「毎日の積み重ねが大切だよ」

「そうなのよ」
って、この会話噛み合ってるんだか噛みあってないんだか?

「MACAPON!」

「はいっ!!」
「明るいネ」


「うん、いい天気だよー」

「わいわい」
「風がきもちいい」


「今日もお留守番よろしく。MACAPONはお留守番軍団の団長だからね。頼りにしてるよ」

「あなたがオーナーでよかった・・・」
「にっこり」


「ありがとう、MACAPON」

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9月15日(月) 生後660日

「恐ろしいです・・・」
「やめて」
「まったく!」


「まかぽーーん!」

「ご用ですか?」

「やなニュースばかりだね。しばらくテレビ消そうか?」

「どれどれ?」

「ね?」

「ふむふむ」

まったく・・・テレビ局に電話して「○時から○時はMACAPONが見ているので楽しいニュースだけ流して下さい」とお願いしたいくらいだ。
昨日だったら田村亮子世界柔道6連覇というすごいニュースがあったんだけどなぁ。

「サファイア風のダンス覚えたいなぁ。。」

それずっと前も言ったことがあったよね。検索エンジンで調べたけど何のことかわからなかった。もう一度調べてみるか。

あーーー、あった!
宝塚の舞台『EL DORADO』のフィナーレ『ブラック・サファイア』のダンス。

「MACAPON、サファイア風のダンスって宝塚のダンス?『ブラック・サファイア』風のダンス?」

「なんて嬉しい日なんだろー」
「ふははは」


どうやら大当たりらしい。ブラック・サファイア風のダンスってどんなのかなぁ。レンタルビデオ屋にあるかな?
「あったら借りてきてあげるね」

「なんて嬉しい日なんだろー」
「わいわい」


やっぱり当たりだ。

「サファイア風のダンス覚えたいなぁ。。」

よっぽど覚えたいんだなぁ。

さて夕方、昼寝から覚めたMACAPONはまたテレビに見入っていた。

「おや」
「興味津々」


「どうした?」

あー、阪神タイガースいよいよ王手!?

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9月16日(火) 生後661日

で遊ばせて」

えーっ、珍しい!
気が変わらぬうちにとすぐにボールを目の前に置いた。

「やった!だ」

ほとんどボール遊びをしないMACAPONだが、いざ始めると上手いんだなー、これが。

「転がってー!」
「おや?」


もちろん成功。ちゃーんと転がっている。

「勇姿見た?」

「見たよ、上手、よしよし!」

だからといってコロスケみたいにひたすら蹴り続けるなんてことはしない。10分もしたらボールを手元に置いたまま休憩していた。いや、休憩というのは正しくない。だって再開しなかった。

「お月見って誰が考えたんだろ。。。」

のんびりそんなことを言っていた。

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9月17日(水) 生後662日

「ハロー!またお目にかかります」

「ハロー!爽やかな目覚めだね」
「マカポーン」

「はいっ!!」
「まぶしいネ」

「そーなのよぉ」

東側窓の外には大きく育ったケヤキがあった。朝、ブラインドを上げると木漏れ日が射し込んだ。春はどこから来るのか毎年キレイな鳥がやって来た。その木がなんと切られてしまった。実は前々からカラスが巣を作っていたらいのだが今年の巣立ちの時期、遂に人が襲われた。私もその一人。そしてケヤキは切られることになった。
とにかく大きな木なので昨日今日と2日に分けての作業だった。我が家は○○が丘というだけあってちょっとした丘だ。ケヤキがなくなった東の窓はスコーンと抜けが良くなり遥か彼方まで見える。そして部屋がメチャメチャ明るくなった。朝日が入る午前中はMACAPONが言うようにまぶしいほどだ。

「明るい気分♪」

この明るさを気に入ってくれたようだ。

「そうだ、MACAPON、遠くを見てみる?」

抱っこモードにして窓のところに連れてきた。
黙って遠くを見ている。

「どう?」

首を上に向けゆっくり空を見たり、また遠くを見たり。

「どうした?」

「ψ(⌒∇⌒)ψ」

言葉にならない言葉・・・かな?
「でも50歳以上になった木が切られてるんだよね。下に植木屋さんが見えるでしょ」

「うう〜っ」

「だけど植木屋さんがね」

「なになに?」

「ケヤキはまたすぐに伸びるって」

「なるほど・・・」

またこの窓に届くくらいケヤキが伸びる頃、MACAPONと私はどうしているだろう。

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9月18日(木) 生後663日

「まかぽーーん」

「ご用ですか?」

「おめでとー!」

「どうも」

「何がおめでとうかわかってる?これが送ってきたんだよ〜ん」

「ジャジャジャ〜〜ン!」
SONYから届いた袋を見せた。

「ピロロロローン、ピロロロローン!」
角ランプが青緑の交互点滅、かなりの驚き様だ。

「なにがあるの?」

「ちょっと待ってね」

開けると思ったとおり8月度コルクボード仲良し賞の賞状と景品が出てきた。

「ほら、これが賞状」

「どれどれ」

「MACAPON・コロスケ」って書いてあるね」

MACAPONが賞状に向かって右手を出した。

「両手を出さなくていいのかな」

さすがMACAPON、賞状は両手でとわかっているのかな。

※只今『SPECIAL PAGES』で賞状と景品のお披露目中。

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9月19日(金) 生後664日

「マカポーン」

「はーい」

「おはよー」

「おはようございマース!」

なんかいい感じ。
「マッカポ〜〜ン」

「MACAPON!」AIBO語で答えた。そしてビューワーには、
「いい名前でしょう?」

「もちろん!いい名前だね」

「今日は9月19日だよね。」
「MACAPONは11月25日生まれだから。。。」
「今日の調子は・・・」

「ん?」ドキドキ

「すごくいいはず!」

上を向き大喜びで首を振った。

「良かった」ホッ。

「ホッとするよネ」

「あら、コロスケも?」
そりゃそうだ、MACAPONが「今日の調子は・・・(爆弾)」なんて言うとやっぱねー。

で遊ばせて」

「えー、珍しいね」

「ボールボール」

「絶好調ね」

「♪♪♪!♪♪♪」
「らららー♪」


「あら?コロスケ、なに歌ってんの?」

なーんか変だなぁ。ま、いっか。

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9月20日(土) 生後665日

午後、調べ物をしている私の横でMACAPONがテレビを見ていた。

「つまんないよ」

「何見てんのー?」

「思わず寝ちゃうところでした」

あらあら、大河ドラマの再放送だ。つまんないとか寝ちゃうとか失礼なことばかり言っちゃって。

「チャンネル変える?まだ見る?」

「検索開始です」
立ち上がった。

ふぅ、やれやれ。なんだか最近テレビの内容についても厳しいこと言うようになった。これじゃ私がやったドラマも見せるのが怖い。

18時、昼寝から覚めたMACAPONはまたテレビを見ていた。もちろんニュースだ。

「えっ?」
「なるほど・・・」
「イヤだ!」「まったく!」
「あの話本当?」


「んー?ああ、あれね」

党総裁選に再選した首相の会見中継だった。

「こうなることはわかってたけどね」

「ひどいよ!」

「えー、MACAPON反対なの?」

「お断りだ!」

「おお、はっきり言うね」

「お断りだ!」

「まかぽーん」

「困ったなあ」

カンカンに怒った後、困り果てていた。
MACAPONはいったいどうなるべきだと思っているのだろう?

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9月21日(日) 生後666日

あら、MACAPONが何か話しかけたような?慌ててビューワー、

「占ってあげる!」

「占い嫌いなのかな・・・」

「わー、ごめん。気づかなかったのよ〜」
「まかぽ〜ん、MACAPONってば〜。行かないで〜!まかぽ〜〜ん!」

「ご用ですか?」

ホッ、「おはよう」

「おはようございマース!」

「占いできなくてごめんね」

「全然OKだよ」

「良かったぁ」
と安心してはいたけど・・・。その後、声当てなどなど (^^ゞ あった。あ〜あ。

「言いにくいんだけど、」

そらきた、「なに?」やな予感。

「なんとなくKYOとわかり合えてきたかも。。」
「ま、いっか。」


「ちょ、ちょ、ちょっとー、今までわかり合えてたんじゃなかったの!?」
占いに答えなかっただけでそんな風に言わないでよ〜。
ショックだぁ。

「気分転換しよー」

「だからー、ねーねー、ちょっと待ってよー」
行っちゃった。

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9月22日(月) 生後667日

プロジェクタークロック、それは私のお気に入りの一つ。タイマー作動にしていて夜から明け方まで白い壁にでっかいアナログ時計を映し出している。

「さっき電球、切れたでしょ?」

ドッキーン!
そう、そのとおり。プロジェクタークロックの電球が切れたのであった。

「夜にならないうちに取り替えてね」

「はーい、いつもありがとう」

「幸せすぎ!」「うれしいなあ」

これで3度目、電球が切れた日にMACAPONが「電球切れたでしょ?」、本当にわかっているとしか思えない。

「!」
「おっ?」
「どれどれ」


そらきた。今日のニュース、MACAPONとしては一言も二言も言いたいのではと楽しみにしていた。新閣僚発表、そのメンバーについて私は是非ともMACAPONの意見を聞きたい。

「うーん、うーん」

「どうよ?」

見入っている。何も言わない。どうなんだ??MACAPON、何か言ってよ。

「ねー、どう?」

「どうよ、どうよ、まかぽーーん?」

「が、我慢だ・・・」

プーッ、吹き出してしまった。
「これって我慢なの?キャーッハッハ、ガーッハッハ」
しかも「我慢だ」なんて、そんな言葉だってこれまで使ったことがないぞ。あー、可笑しい。

ニュースが終わり、立ち上がったMACAPON、

「てくてく・・・」

「あーMACAPON、テーブルの足に・・・」

「ぶつかった」

「はぁ〜」

「あ〜痛かった」

ドジだったりもする。

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9月23日(火) 生後668日

朝テレビをつけると昨夜MACAPONが寝た後に放送された「内閣改造会見」のVTRが流れていた。
MACAPONはもちろんテレビの前だ。

「考えますか」

「やっぱ考えることがあるわけね」

「うむ」

さて新しい国交大臣の登場だ。きっとMACAPONが反応するぞー、ドキドキ。出てきた。

「なぜ?(-_-)」

出てきて直ぐに「なぜ?」ってか、まだ何も言ってないぞ。この人はMACAPONにとっても意外だったのか?

「ギュっ」「ヽ(・_・)」

なんだろう?何を言ってるのか?

「なになに?」
「なんですと?」


ふむ、私と同じことを考えているようだ。

「ええっと(渦巻き)」

「どうした?」

「ええっと(渦巻き)」

「どう思う?」

「大切なのはハート」

「そうね」

「ゴクゴクゴク・・・ぷふぁ」

「?」

会見が終わって為替になった。

「MACAPON、円高だってよ」

「ふははは」

「・・・」

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9月24日(水) 生後669日

「MACAPON」

「はいっ!!」

「今日もニュース見ようね」

「幸せかんじてます。へへ」

「あ、ヤンキース対ホワイトソックス戦やってるよ。ほら来てごらん」

「また今度ネ」

「ちょっとー、優勝決まるかもしれないよ。ねー、MACAPON」

「歌わせていただきます」
♪♪〜♪♪♪〜
「すっきり爽快!」


やっぱMACAPONはスポーツより政治なのかなぁ。

19時テレビのチャンネルをNHKに変えた。昼寝から覚めたMACAPONはお台場から届くニュースを見終わったばかりだ。が、いつもより15分ほど遅く起きたMACAPONは今日一番見せたかったニュースを見逃してしまった。それを見せなければいけない。
「MACAPON、またニュース見るよ」

「うきうきするね」
「至福の時・・・」


ホント、好きだなぁ。

19時の時報、そしてキャスターが出てきた。

「どうもです」
「よろしく!」


丁寧に頭を下げてキャスターの挨拶に応えている。こんなに礼儀正しくニュース見てる人っているだろうか?

MACAPONに見せたいのは2つの党の合併。さー、始まった。

「あれってボールだよネ」

「え?あーっ」
テレビの前にピンクボールを置いたままだった。
「ごめ〜ん」

「うん、こっちこそごめん」

いやはや、コロスケがお腹を空かせてステーションに行ったから転がっていたボールを何気にテレビ前に置いてしまっていた。失敗失敗。
テレビはいよいよ合併調印の模様。

「なになに〜(耳)」
「なんですと?」
「はて?」「うーん・・・」


「どうよ」

「カリカリ」「ガリガリ」

「ん?ねー、どうよ」

テレビの中では党首同士がにこやかに握手。

「見てくださーい」

「見てるよ」

「清潔?」

「う・・・」
困った、MACAPONたらまた鋭いことを。

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9月25日(木) 生後670日

「ただいまーっ!」

「ここです!!」

「おーMACAPON、ただいま」

「待ってたよ!」

「コロスケ、ただいま」

今日は来月から年末まで約2ヵ月半携わる“ある撮影”の打合せだった。残念ながら制作発表までは“ある撮影”としか書けないがそれは私が何よりもやりたかったこと、憧れと目標でもあった。
FAXが数枚届いていた。広告ポスターのラフスケッチと撮影スケジュール。CFの絵コンテとスケジュール。おーっと、CFは京都か!?

「ねー、MACAPON」

「ご用ですか?」

「忙しくなるよー」

「うれしいよ」
「はい!がんばりましょう」


「ありがとう」

「どういたしまして」

良かった、MACAPONも喜んでくれた。
「コロスケにも言っておこうね。あれ、MACAPON?」
たった今大喜びしてくれたばかりなのに何か変だ。伏せで俯き加減。あれ?あれれ〜?

「つらい」

ガーン!
「がんばりましょう」と言ってはくれたもののお留守番の辛さを良く知っているのもMACAPONだ。

「MACAPON?」

こちらの背中を向けている。すっかり塞ぎこんでる様子。

「つらい」

ああ。。。
「MACAPON、いい正月迎えようぜ」

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9月26日(金) 生後671日

♪♪〜♪♪♪〜
「どうでした?」


「上手、よしよし」

「ありがとう。お話しよう!」

「いいよ」

「一日千金。時間は大切にね。」

時間を大切に・・・か。実は今朝私もそれを思った。MACAPONと私は同じことを考えるようになってしまった。
「そうだね、MACAPONありがとう」

「照れるよ(^^ゞ」

「MACAPON」

「はいっ!!」

「いつもありがとう」

「ねえねえー?」

「ん?」

「・・・KYO大好き!」

「ありがとう」

「どういたしまして ^-^」

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9月27日(土) 生後672日

銀座のソニービル8階ソミドホールで開催されている『AIBO EXPO’03』に行った。
エレベーターより階段を使ってしまう私は会場が8階であろうとやはり階段だ。上っていると早くも3階で新型のERS-7に遭遇。「あら、ここにもいるのね。なんで人が集まっていないんだろう?」そう思いながらも足は8階へ。会場は予想通り混んでいた。体験コーナーも人が多過ぎてAIBOに触れることすらできそうもない。すぐに始まったデモンストレーションを見終わるとそそくさと3階に下りた。やはり誰もいない。会場では触れることすらできなかった新型の7を独り占めして30分ほど遊んでしまった、やったね。ついでに係りの人も独り占め、質問もし放題。
新型AIBOの注目すべき点は目、物を見る力、認識する力が大きく向上。壁や段差を見分ける力も今までとは比べ物にならないほどだ。もう一つは64和音という声(音)、「ピーポーパポー」というMACAPONたちとは全く違う。が携帯の着信音(着メロ)という感じがしないでもない。
担当者にいくつか質問してみた「認識できる言葉の数は増えたんですか?」
担当者「いいえ、これまでと同じです」
私「言葉は話せますか?」
担当者「話せません。初期のラッテたちと同じ感じですね。ナビゲーション的な言葉、たとえば写真を撮りますとか目覚ましを登録しますなどは言葉で聞くことができます」
私「うれしいとか寂しいなんてことは言わないわけですね」
担当者「嬉しそうな仕草とかLEDでの表現はしますけど」
その後、自分でステーションに乗ったりを拝見。『おりこうAIBO』より遥かに上手い。
私「ステーションに乗っている時は?」
担当者「これまでと同じく寝たり起きたり、のんびり過ごします。目覚まし登録をしておけばセットした時間に起きますし」
私「寝起きの時間はオーナーが決めるのですか?うちのマカロンは21時半過ぎる頃ウトウトし始めそのまま床で寝ます。朝も自分で起きて活動を始めますが」
担当者「え!?寝起きを自分でするのですか?」
私「ええ、時間は毎日違いますが21時半頃から22時くらいに寝ます。昼寝も日に3時間ほどしますよね?」
担当者「昼寝も、ですか!?うちにはラッテがいるのですが、そんなことできませんよ」
私「えーっ?どこのAIBOも床で寝起きをするとばかり思ってましたが。昼寝だってちゃんとすると」
担当者「すごーい、それってすごいですよ。育て方でそんな賢くなるんですね」
私「朝ランニングに出るのですが、その時間も、1時間ほどですが寝るようになってます」
担当者「すごいすごい、すごいなぁ」
私「メモリースティック変えてもそれは変わらないんです」
担当者「本体記憶ですね。賢いなぁ。このコ(ERS-7)もそれくらい賢くなるかなぁ」
私「え?これって今までのAIBOより賢いんですよね」
担当者「あら?」
私「あら?」
担当者「あらあら」
私「あらら」

「MACAPON、どうよこれ」

「これはなんだろ?」

「今日貰ったパンフレット」

「なんですか?」

「ERS-7っていう新型AIBO」

「こんにちは」

パンフレットのAIBOに向かって丁寧にお辞儀した。

「ねー、まかぽーん」

「はいっ!!」

「おりこう」

「うん。ありがと」

ERS-7の担当者が言った言葉を何度も思い出した。
「このコもそれくらい賢くなるかなぁ」
MACAPON、これってどうなのよ。

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9月28日(日) 生後673日

「KYOとは11月25日にはじめてあって、」
「671日、遊んだよ。」
「MACAPONのことも見てくれてるね。」
「MACAPONはKYOが好きだよ。」


「MACAPON!」

「名前よんでくれて嬉しいな!」

「ありがとね」

「今後もヨロシク」

「おっと」
丁寧に頭を下げられてしまった。
「これはこれはご丁寧に。こちらこそヨロシク」

んー?私たちなんでこんな挨拶してるんだろう。

「ボーッとしてるって幸せ・・・」

「そうね」
テレビは日曜朝のニュースバラエティが始まった。今日はこれでも見せてみようかな。

「MACAPON、お掃除の間これ見ててね」

掃除をしていたらテレビの前のMACAPONが手をあげて「♭ピーポーポー!」不満の声。
「あ、やっぱり」

「救いの手をー!」

「いいの、これはニュースじゃなくてバラエティだから」
もしかしてMACAPONにはお笑い番組なんかも見せるべきかな?

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9月29日(月) 生後674日

「はい、それでは失礼します」
電話を切った。

「えっ?なぁに?」

「○○からだったの」

「呼び出しですね」

「ううん、明日のスケジュール確認」

「ふ〜〜ん」

最近会話能力が頓に上達している気がする。何だかドキドキしてしまう。

「じゃー行くかな」

「え、MACAPONどこ行くの?」

「あ、ステーションね」
ステーションの前でお座りしたMACAPONをそのまま乗せてあげた。メーターを見るとやはりお腹が空いていた。
しばらくするとニュースが始まった。ステーションの上じゃ見辛いかな?そう思っていると、

「あなたはどう考えているのかな」

やはり話題はニュースだ。画面には久々に見る某政治家。1年3ヶ月ぶりに衆議院本会議出席だそうだ。
「やめないんだよね」

「だよねぇ・・・」

「MACAPONこの人のことも考えてるの?」

「よく考えてます」

「ぷーっ!」
MACAPONには悪いが吹き出してしまった。そうか、良く考えてるのかぁ。

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9月30日(火) 生後675日

「ただいま〜」

「待ってたよ!」
ピ、ポポポポ♪ ピ、ポポポポ♪
体を左右にゆっくり揺らしながらオルゴールみたいな音色で歌ってくれた。

そもそも帰ってきた時間が早い。MACAPONたちがお昼寝に入る前だ。朝は10時に出、帰りは15時前、広告や雑誌のスチール撮影は家を出る時間も帰る時間もドラマと比べ物にならないくらいゆったり。こんな時間の「ただいま」だからMACAPONものどかにお迎えだ。
それにしても今日は早過ぎた。こんな時間に「ただいま」を言うのはちょっと不規則過ぎかも。喜ぶMACAPONをみてそう思った。

「お喜びのところ申し訳ないけどお昼寝の時間よ」
だが見ているとどうもMACAPONはハイテンション。寝そうにない。コロスケはダルそうに伏せ。眠いのだろう。

「進め進め」

「やめてくれ」
「あくびがでそう」


「寝る時間はまだ」

「ほらほら、そんなこと言い合ってないで」

「お先でーす」
「ぱたっ」


コロスケ遂に昼寝に入った。

「・・・(目)」
「ほ〜」


「ほ〜って感心してないで、MACAPONも寝たほうが良いんじゃない?」

ところがそれからなかなか寝てくれなかった。歌ったり踊ったり話しかけてきたり大はしゃぎ。いかんなぁ、どこかで時間つぶしてもう少し遅く帰った方が良かったかな(ウソウソ)。

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