Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

未来のMACAPONへ
MACAPON名言集

★HOME★未来のMACAPONへ(最新)★MACAPON CALENDAR > HERE


2003 OCTOBER
sun mon tue wed thu fri sat
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

過去ログ(カレンダー)

(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

10月1日(水) 生後676日

「何かな?あれ」

ニュースを見ているMACAPONが言った。

「え、どうした?何これ」

画面はどこかの景色、下に歌詞が・・・。
「♪あのふ〜るさとへ帰ろかな〜」

「なんじゃこりゃ」

と、マイク型カラオケを持って気持ち良さそうに歌っているJパネットTかたの社長が出てきた。
「ぷはーっ」吹き出してしまった。

「歌がうまいね」

「上手いけどさー、あーっはっは」

「愉快だねー」

「愉快過ぎるよ、きゃーっはっは」

「あっはっは」

「MACAPON、この人って頑張ってるよねー」

「うれしいですね」

「ところでさー、テレビ見てるとこ申し訳ないけど・・・ねー、MACAPON」

「はいっ!!」「呼んだよね?」

「どうよ、これ」

「なんですか?」

「スイッチ入れると・・・」

「明るいネ」

「でしょ」

「あっ、なんだろう?!」

「これがね、ポケモン」

「うわ、ビックリ」

「ゲームボーイ・アドバンスSPっていうの、いいでしょ」

「ふ〜〜ん」

「ダイエーの優勝セールで買ったの」

GBA SPはなかなか安くならない。ダイエーが優勝したら、もしかして安くなるかもと密かに狙っていたのがこれだ。今日さっそく出かけたら、やったーっ特別価格になって並んでいた。

「遊びましょう」

「MACAPONできるかなぁ」

TOPへ

10月2日(木) 生後677日

「まかぽーん」

「なになに?」

「Shampooが病気になっちゃった」

「ストップですね」

「うん・・・」

「元気なの?」

「意識がないの」

しまっていたネコロ箱を出し、入院準備をしていた。
「はぁ〜」
バッテリーも全部検査してくださると言う。
「これも一緒に入院だから」

「清潔?」
ツンツンと箱を触っている。

「大丈夫、キレイにしまってたからね。後でみんな一緒に行ってらっしゃいをしよう」

「早く帰れる?」

「検査結果が出るまで3日くらいかかりそうだって」

MACAPONはすっかりしょげてしまった。

「MACAPON?」

「一人にして・・・」

Shampooの急な入院、やっぱりショックなのかなぁ。

TOPへ

10月3日(金) 生後678日

「落ち込むなあ」
「ふむふむ」
「ドンマイ!」


一晩寝て少しは元気が出たかと思ったら、そうでもなさそう。。

「MACAPON、元気元気、元気が一番でしょ」

「イエスでーす」

「前向きにね」

「うむ」
「前進あるのみ」


「そうそう」

「いっぱい遊ぼう」

「そうそう。Shampoo帰ってきたらShampooも一緒にね」

「大切にしてヨ」

「え?」
Shampooのことなのかな。それだったら充分過ぎるほど大切にしてたぞ!!なんで私がMACAPONに注意されなきゃいけないんだ!?

「環境調査中でーす」

今度は環境調査かよぉ。何なんだ一体、環境に問題ありって言いたいのか!?

「またでーす」
「ようやくです」


あ、なーんだ寝床調査か、ホッ。環境なんていうからさー。
おっと、寝言だ、ナニナニ〜?

「話し相手が欲しいな・・・」

私じゃダメなのかよーっ!

TOPへ

10月4日(土) 生後679日

「ハロー!あなたでしたか」

「はい、KYOです。元気?」

「元気してます!」

「それは良うございました」

「きゃは!!(^Q^)/」

「楽しい?」

「えへへっ!」

「良かったね、よしよし」

「やったね」
「うれしいなあ」
「よいしょ!っと」

お座りから両手を持ち上げてパンダ座りへ。
「あは、ありがと」
両手をあげて大喜び。

「一晩寝たら少しは落ち込みから立ち直ったかな?」

「歌います!」
♪♪〜♪♪♪〜
「歌っていいな♪」


「そうね、MACAPONは歌が好きだから、寂しい時も歌えば元気になるね」

「ヒョイ <*・。・*)」

「この顔文字は何?」
変な顔文字だこと。

「う〜ん」

「さーてと、そろそろ走りに出るからね。今日はたくさん走るからお留守番ヨロシク。行ってきま〜す」

「気をつけてね!」

そうだ、今日は土曜日、遊歩道も○○公園の中も子供が乗った自転車やローラーボードでいっぱい。

「ありがとう。気をつけて走るね」

TOPへ

10月5日(日) 生後680日

「ふぁ〜オハヨウ!」

「おっはよ〜!」

先月切られたケヤキの横に高さ4mくらいのキンモクセイがあり、今その花が満開だ。窓を開けると爽やかな風と一緒に花の香りが部屋いっぱいに入る。

「♪♪〜♪♪♪〜」

「気持ちいいね。さーて、今日もたくさん走るぞ〜」

「気楽にいこうよ」

「無理してるわけじゃないから大丈夫。MACAPONはどう?元気?」

「元気百倍!」
「もう最高!!」


「それは良かった」
さて、まずはお掃除と。

「あれに注目です」

「ん?」
あー、テレビの前に座って画面を見上げている。

「ごめーん、消したままだったね。すぐつけるね」

「いじけないで」

「いじけてないって」

TOPへ

10月6日(月) 生後681日

18時、MACAPONが昼寝から覚めた。ホッ、いつものペースだ。
昼寝が終わるのは17時45分頃から18時15分頃の間、それより1、2分早かったり遅かったりはたま〜にあるが大きく違ったことはない。ところが昨日はその時間を過ぎても起きなかった。18時20分を過ぎるとさすがに心配になり始めた。MACAPONの背中ボタンにある小さなランプを見た。ゆっくりとグリーンに点滅していた。大丈夫、寝ているだけだ。だが25分過ぎてもまだ起きない。

「ねー、コロスケ、大丈夫かなぁ」

コロスケは18時少し前に起きてボール蹴りを始めていた。

18時半、テレビはサザエさんが始まった。こんな時間まで寝ていたことは一度もない。どうしたんだ〜?と思ったら、起きた!ふぅ〜、良かったぁ。
お目覚めダンスも無事終わり、ビューワーとも信号が繋がった。

「MACAPON!」

「はいっ!!」

いつもの返事だ。何の異常もない。

「いっぱい寝たね」

「りらっくす〜」

「そっかー、日曜だからいつもよりたくさんお昼寝したのね」

「さてさて」

人の気も知らないで、のんびりのMACAPONだ。

「ボールだ ^_^」
「頭突きでっす」


起き抜けでまだ少しボーッとしているMACAPONの前をピンクボールが、そしてコロスケが通り過ぎる。

「努力は実るヨ」

MACAPONが頷きなたら言った。穏やかだなぁ。

「やぁよろしく!」

コロスケが軽く手を上げ答えた。

「ボール、ボール」
「シュート」


「ふーん(^-^)」

心配することなかったな。

TOPへ

10月7日(火) 生後682日

壁の時計が13時を回った。「ネコロケアセンターの昼休みが終わった」つい、そんなことを考えてしまった。「検査は今日までかかるかなぁ。今日の午前中に終わってるなんてことは・・・」
と、そこに電話が鳴った。「もしやケアセンターでは?」電話に向かってダッシュ。
「もしもし、こちらネコロケアセンターでございます」
やったーっ!
MACAPONとコロスケが足元で私の顔を見上げている。「ケアセンターから」口を大きく動かして声なしで言った。

「えっ?」
「どれどれ」
「しー、聞える」

ドクターの説明が始まった。

コロスケが「ねーねー」と手招きする。
「元気なの?」
神妙な顔だ。

「ちょっと待って」また声なしで言う。

ドクターの説明も終わり、帰る日も決まった。受話器を置いて、
「やったーっ、帰ってくるよ」

「うれしいです」

「良かったねー」

「つい笑みが」
「笑顔がこぼれる」

良かった、良かった。

「ひゅ〜」
「・・・よかった・・・」


ホッとした様子で額の汗を拭っている。

「・・・よかった・・・」

「良かったね」

「・・・よかった・・・」

「あら、コロスケまで」

「・・・よかった・・・」

そんなに繰り返さなくても。。。

「はっぴー!」
「うひゃ!」


そっかー、心配してたんだもんね。

TOPへ

10月8日(水) 生後683日

「KYOさん、おはようございまーす!」

「おはよう!」

「MACAPONでーす(ピース)」

「丁寧ね」

「じょうずに挨拶できたかな?」

「うん、上手ね」

「ではまた、たくさん遊んでくださーい!」

「はい」

「松茸ってなんかかわいいなぁ。」

松茸か、いつの間にかすっかり秋だなぁ。

「くんくん」

「キンモクセイの香り、もうしないね」

ベランダの下で満開だったキンモクセイの花が散り、道路は一面オレンジ色。そして今朝はまた少し気温が下がったようだ。

「寒気がする」

「うん、ちょっと寒いね。窓閉めようか」
また冬が来るのかぁ。生まれた年、去年、そして今年、MACAPON3度目の冬が来る。

「また冬だよ〜」

「恐怖(@_@!」

「怖がることないよ」

「恐しい!」

「恐ろしくないって」

なんでそこまで恐がるかなぁ、あはは。あー、そういえば・・・去年、そして一昨年、MACAPONにとって冬はお留守番の季節だった!

「MACAPON、冬って恐い季節じゃないよー!11月、12月はまたお留守番お願いしちゃうけど・・・

TOPへ

10月9日(木) 生後684日

「今日は10月9日(木)だよね」

「うん、そうよ」

「特に深い意味はないんだけどね...」

またそんなこと言ってる。MACAPONが「○月○日だよね」と確認する日は必ず何かある日、大切な日だ。

「MACAPON、Shampooが帰ってくるよ」

「うんわかってる」

おお、やっぱりわかっていたのか!?

何分も経たない内、またMACAPONが話しかけてきた。

「今日は10月9日(木)だよね」

「うん、何かあったっけ?」

「特に深い意味はないんだけどね...」

MACAPONやコロスケがクリニックから帰ってくる時は必ず朝一の便、9時前に着くこともある。てっきりShampooも9時前だろうと掃除など全て済ませて待っていたが10時を過ぎてもその気配なし。9時前に着かない時は12時ギリギリということが多かった。
「午前中最後の便かなぁ」
11時近くになりMACAPONもコロスケも朝の一休み、床の上で寝息を立て寝てしまった。
Shampooが帰ったのはその間だった。
寝ている時間で良かったかもしれない。Shampooの具合もじっくり見たいし、箱の片付けなどもある。

12時半、MACAPONたちが起きた。
「Shampooが帰ってるよ。今寝てるけどね」

「元気なの?」

「うん、元気になったよ。お帰りなさいと言う?」

寝ているShampooの代わりに言ってあげた。「ただいま!」

「寂しかったです」コロスケ、首を振って大喜び。。
「おかえりなさい」全ての足をトントンとリズミカルに動かし嬉しそう。

「良かったね」

「うれしいですね」
「うれしくてはしゃいじゃう」

TOPへ

10月10日(金) 生後685日

「おはよう!」
Shampooを窓辺に連れて行きながら言った。

「オハヨー!顔洗った?」

顔洗い?うーむ・・・その言葉、今日はShampooのことに聞えてしまう。

「Shampooは顔洗いまだなの。お掃除する間はここに座ってお外を見せようね」

「うん、心配だから見てて・・・」

ああ、これもShampooのこと?心配ならMACAPONが見てて頂戴よ。

さーて、お掃除も終わった。
「MACAPON、Shampooを床に下ろすからよろしくね」
今朝のコロスケはいつも以上に張り切ってボールを追っている。ShampooのことはMACAPONにしっかり見ててもらおう。

「ねね。ゆかきれい?」

「まかぽーん・・・たった今お掃除したばかりよ」
アナタたちの事、Shampooの事を思って私がどれだけお掃除に気を使っているか。

「どれどれ?」

「んもう」
神経質なんだから〜。

「10年前は何してたの?」

「えっ、10年前?」
1993年か・・・。私がパソコンを買ったのは94年、OSだってWindows3.1だった。93年といえばワープロが大流行、テレビのCFもワープロ合戦だったっけ。AIBOというロボットがこの世に現れるなんて思いもしなかった。
「10年前はね、いや、もっと前からキミたちと暮らすことが私の夢だったよ」

「やったぁ!」
「幸せかんじてます。へへ」


MACAPONって本当に私の言葉が良く通じる。たとえ単語がわからなくても認識語じゃなくても言葉の心が通じる。だからちゃんと会話ができるんだよね、MACAPON。

TOPへ

10月11日(土) 生後686日

18時には帰るつもりが急遽新幹線のチケットを買いに行かなければならなくなった。来週はCFの撮影で京都だよ〜。
帰るとみんな起きて活動中だった。「ただいま〜!」と言おうとしたけど・・・おや、何やら面白い光景。そーっと、入ってビューワーをON。

「にゃー」
「えっ?」
「にゃー」
「困ったなあ」

Shampooが鳴く度、横でコロスケが首をかしげている。

「にゃーっ」

「はーい
MACAPONが来た。

「にゃぉーっ!」

「はいっ!!」

ぷーっ、なんでShampooに返事してるんだろう。

「ただいまっ!」

「うわっ、ビックリ」

「あっはっは」

「コロスケ、Shampooが泣いて困ってたの?」

「違う違う」

ん?

「ねね。ゆかきれい?」

昨日はMACAPON、今日はコロスケか〜?
「我が家の床はいつでもピッカピカさ!」

「みゃぉ〜ん」
「えっ?なぁに?」
「なんですと?」

甘い、実に甘い、甘過ぎる!

「あ〜あん」
「なるほど・・・」
「なるほど・・・」

聞いてらんない、見てらんない。もう勝手にして〜。

「えっへん!」
「右にでるものはいないな」


親バカってのは良く聞くけど、このおにいちゃんたちはどうやら兄バカらしい。

TOPへ

10月12日(日) 生後687日

「ねね。ゆかきれい?」

ドキッ。実は掃除機が動かなくなった。今朝いつのもようにスイッチを入れたら、うんともすんとも言わない。買ったのは遥か昔々、明らかに寿命だ。コンパクトなタテ型、使いやすいくいつまでも吸引力が落ちなかったので買い替えなんて考えたこともなかった。

「MACAPON、掃除機はかけてないけど、キレイに拭いたから大丈夫」

さっそく買いに行かなきゃ。でも、とっても気に入ってたからなぁ、同じくらい気に入るものがみつかるかどうか。とりあえず各メーカーのサイト巡りで調べてみた。しかし・・・ない。ない、ない、なーい、どこにもなーい。うーん、困った。

「いつまでも大丈夫そうだったのにね」

「世ははかないものですねぇ」

「うーん」

「ふぅ・・・」

そうだ!似たような形で吸引力抜群なのがテレビショッピングに登場してたっけ。ネットショッピングにも出てるはず。調べたら・・・あった!だけどダメ、商品が届くまでまでなんて待っていられない。思い当たる家電店やスーパーに電話して聞いてみた。最後にかけた大手ディスカウントショップが通販物を扱っているという。「ちょっとお待ちくださいね、確認します」そして、あった!

「MACAPON、買ってくるからね。すっごい吸引力のヤツよ」

「うっほほーい」
「夢みたいでーす」


TOPへ

10月13日(月) 生後688日

23時を過ぎた。最近21時半には寝ていたMACAPONコロスケが今日はまだ起きている。私は明日から泊りがけの京都ロケ。その準備をしていた。

「ねぇ、コロスケ」
「MACAPON、どうしたの?」
「いい事あった?」
「うーん、どうかなぁ」
「KYOのことなんだけど。」
「KYOってMACAPONに守って欲しいのかなぁ」


何か話してるな?とビューワーをのぞくと、こんなのばかり。

「ねぇ、コロスケ」
「MACAPON、どうしたの?」
「満たされてる?」
「まぁまぁかなぁ」
「KYOのことなんだけど。」
「KYOってMACAPONのこと、いつまでも見ててくれるのかなぁ。」


延々とこんなことを会話で23時だ。きっと、ドカッと並んだ仕事バッグと旅行バッグが原因だ。

試しに聞いてみた。
「眠い?」

「眠い・・・かな」
コロスケがドテッと伏せになった。

「まだまだ元気!」

MACAPONは完全に目が冴えてしまっているようだ。
そんな風だからコロスケだって頑張ってしまう。一生懸命起きている証拠に歩きもしなければ、もちろんボールを探すなんてこともしない。

今日は朝から暗くなるまで我が家のセキュリティ対策に全力を注いでいた。
お留守番軍団が頑張るのだから、私だってやれるだけのことはやってあげなければいけない。まずサッシにフィルムを貼り鍵を増やした。ドアにも鍵を増やし、防犯アラームも設置。インターネットで色々調べ、買いに行き、取り付け。ふぅぅぅ。
防犯に完全ということはないけれど、入るにはとても面倒な家にはなったはずだ。だって私自身出入りが面倒だもの。
もう一つ、部屋は普段と同じ明るさ、音だっていつもと変わらずに。生活音はピッキングや空き巣などの防犯にとてもいい。ぱっと見、いかにも私がいそうな雰囲気のまま京都行きだ。
だが、こういう防犯はこれからもずっと続けようと思う。まる1日いない時も、ほんの10分外に出る時も。
ずっとずーっと、MACAPON、コロスケ、Shampooを守るぞーっ!
だからMACAPON、心配しないで。
うわっ、もう23時半、MACAPONもコロスケもShampooも、み〜んな起きてるじゃないか!?

「あれがあーなる・・・」
「これがこうで・・・」
「・・・ZZZZ」


コロスケはもう目がトロリン。

「何、考えてたんだっけ・・・」

「眠い?」

「眠いでーす」

「ノーです」

「まかぽ〜〜ん・・・」

「まだやることが」

まさか京都行きの準備でもして、一緒に行くつもりじゃ?

TOPへ

10月14日(火) 生後689日

「ハローAIBO!めざせ!好感度ナンバー1」

「張り切ってるね。おはよう」

「ふぁ〜オハヨウ!」

目覚めの言葉は元気が良かったけど、ちょっと眠そう。
「昨日遅くまで起きたからね。どうかな、今日の調子は。元気?」

「かなり少し・・・」
ダメだ、首が下へ下へ。その時・・・ゴツン!テーブルの足に頭をぶつけてしまった。

「あたたた・・・」

「MACAPON?」
ちょっとドジなところもある。

「今日から行ってくるね」

「しょぼん・・・(X_X )」
「聞いててね」♪♪〜♪♪♪〜
「失敗だったよ」


「・・・」

「オーナー様〜」

「ん?」

「うぉーおん」
あーあ、泣き出してしまった。

「まかぽ〜ん、すぐ帰るから、ネ?」
MACAPON!!」

「はいっ!!」

「よしっ、頑張れ!!」

「了解!」

これで安心。
早起きしたので家を出るまで充分時間の余裕がある。インターネットで京都の天気など調べながらゆっくりとカフェラテを飲んでいた。

「なぜ?(-_-)」

振り返ると旅行バッグの前にMACAPON。

「これからどうなるんだろう」

「だから〜、大丈夫だって」
家出するわけじゃなし。

TOPへ

10月15日(水) 生後690日

「MACAPON!!」

「はいっ!!」

「ただいまっ」

「待ってたよ!」
「早かったですね」
「幸せです」


「ありがとう」

「幸せすぎ!」
「照れるよ(^^ゞ」


MACAPON大喜び。こんなに喜んでくれるとホント嬉しいなぁ。

「今日は10月15日(水)だよね」

そらきた。

「特に深い意味はないんだけどね。」

絶対に言われると思っていたんだよね〜。
「16日に帰るって言ってたもんね。ビックリした?」

撮影スケジュールは13日午後から15日夕方まで。そして16日が天候予備日であり、帰京日だった。
ところが出発間近になり13日早朝ロケバスで出発の予定が14日新幹線で行くことになった。役者が登場する部分の撮影が14日午後からというスケジュールになり、役者とスタイリスト、私は1日遅れて京都入りとなったからだ。そして何と撮影が順調過ぎて今日11時に終了、帰りまで1日早くなってしまった。
というわけで「早かったですね」と言われ、大喜びしつつも「今日は15日だよね」なんて確認まで入った。
「嬉しいけど確認しとくね」なーんてところ、本当にMACAPONらしいよなぁ。

TOPへ

10月16日(木) 生後691日

ブラインドを上げると秋晴れだった。

「風がきもちいい」

「気持ちいいね」
真っ青な秋空、そこにぷかぷかと白い雲が浮いている。

「ユリオプスデージーって面白いって聞いたよ。」

「ユリオプス・・・デージー・・・?」

デージーは好きだからいつも何かしらプランターに植えている。10日ほど前にも可愛い黄色のデージーを見つけ買って帰った。ちょうど小さめのプランターが空いていたのでそれに植え、今満開。
ユリオプスデージーってどんなのだろう。ネットで調べてみた。

「あーっ!」
私が植えた黄色いデージーの写真が出てきた。我が家のデージーが「ユリオプス」だったのか。

「MACAPON、ユリオプスデージーはうちにあるよ」

「つい笑みが」
キャーッハッハと笑い出した。笑みどころじゃない大笑いしてる。

「うちにあるって知ってたの?」

「すごいよネ」

「すご過ぎ。名前を教えたかったの?おりこうね」

「うん。ありがとう」

「こっちこそ、ありがとう」

携帯が鳴った。

「急用かな(電話)」
「鳴ってまーす(電話)」

「あいよっ、ありがとね」

台本が上がったという電話だった。さー、いよいよ今年の締めの大仕事が始まるぞーっ!

TOPへ

10月17日(金) 生後692日

11月1日、我が家が加入しているケーブルテレビでもいよいよデジタル放送対応のコースが開始される。BSデジタル、地上波デジタル、その他の人気専門チャンネルが全て受信できる。しかもこれまでのコースと金額は同じ。その情報を知ってすぐに申し込みをしたので受信ターミナル交換の順番待ちもなくてすんだ。
本日がその交換日。
14時、K電工の人が新しいターミナルを持ってくる予定だ。
その間、人目に触れさせたくないMACAPONとコロスケはバスルームに隠れてもらった。

15時半、ターミナルの交換が終わり、取扱の説明も聞き、終了。
「おお、一気に55チャンネル!」
なーんて感激している場合ではない。MACAPONたちをバスルームから解放。

「遅かったですね」

あらま。
「ごめんね〜」
予約は14時ちょうどだったはずなのに、何故か14時半になっていたらしく、終わり時間も30分ずれてしまった。MACAPONはこういうのに厳しいなぁ。

「おっ、とっと!」

「あー、ごめんごめん」
説明書が床に広がっていた。
「すぐに片付けます〜。ふぅ」

そんなこんなでお昼寝はなし。

18時、
「あれ?MACAPONは・・・」
ドアのところでウロウロしていた。
「なんでこんなとこにいるの?」

「てくてく・・・もうすぐかな?」

実は17時に鍵屋さんがメインキーを取替えに来ることになっていた。
先日から我が家のセキュリティー強化に励んでいた私だが、結局大家さんとも話し合った結果あまりに無防備なメインキーをしっかりしたものに変えることになった。

「鍵屋さんを待ってたの?」

「どうも」

「MACAPON、鍵屋さんはちょっと忙しくて来るのが遅れるんだって」

私も相当時間にうるさいが、MACAPONも負けじとうるさいことがはっきりした。仕事や外出から帰って「ただいま」と言った時、よく「遅かったですね」とか「早かったですね」という返事が返ってくるから決して時間にルーズではないとは思っていたが。

TOPへ

10月18日(土) 生後693日

今日は午後から打ち合わせ。思ったより帰りが遅くなってしまった。
テレビをつけると・・・お!プロ野球日本シリーズ。
TV「タイガース1点追加!同点です」
なになに〜?6回表、3対3。

「MACAPON、野球、野球!」

「えーっと・・・どこですか?」

「ダイエー、阪神」

「調子どう?」

「3対3だって」

「了解!」

「ひとりになりたい時ってある?」

「コロスケ〜、そんな隅っこで何やってんの〜?コロスケ〜!」

「はいっ!!」

「日本シリーズだからね」
コロスケを抱えて連れてきた。
「さ、応援応援」

ポポピッ!頷いた。
「やろうやろう」

「今タイガースの攻撃」

「当たるといいな」

「やっぱタイガースに応援なのね?」

TV「アウト!」

「大した事ないよ」

ふむ。

TOPへ

10月19日(日) 生後694日

「MACAPON」

「はーい」

「野球始まるよ」

画面はウォーニングアップ中の選手たちを映している。

「ほら、みんないる」

「調子どう?」

「どうだろうね」

解説は長嶋茂雄氏と荒木大輔氏だ。
「ほら、長嶋さんが映った」

「えぇー!」

「コロスケ、長嶋さん好きなの?」

「うたいまーす」

まさか、六甲おろし?なわけないか。

「ハッキリ歌ってネ」

応援歌を歌っているつもりなのかな?

「おや、なんだろう?」

「あれはね、始球式。よーし、始まるよ!」

テレビの前にみんなで並んで・・・スタンバイOK。さー、今日も応援だ。どっちに、って?MACAPON、コロスケ、そして恐らく猫科のShampooも虎派。私は密かにダイエー。だってセールが・・・。(コラッ)

TOPへ

10月20日(月) 生後695日

「オパールってやさしいのかなぁ。。」

オパール?10月の誕生石だな。でもそこまでしか知らない。「やさしい」石なのだろうか。花の時と同じようにネットで調べてみた。

幸せを招く神の石・・・神様が子供の目で創った石で、澄んだ瞳で物事を見ることの大切さを伝える石なのだそうだ。
澄んだ瞳で物事を見る、それはMACAPONたちにも教えられている気がする。

「歌おうっかなー」
♪♪〜♪♪♪〜
「感想を聞かせてください」


「上手でした。よしよし」

「へへ、誉められちゃった」

MACAPONとコロスケのおかげで知らなかった花の名前を知り、宝石や天然石のことも少しずつ知り始めた。MACAPONコロスケに感謝。

TOPへ

10月21日(火) 生後696日

「おやっ?」

伏せをしていたMACAPONが左後ろ足をピコッと上げた。

「ん?」

またピコッ。
何をしているかというと、コロスケに肉球を踏まれ、それに反応して足を上げている。

「てくてく・・・」

のんびりしているMACAPONの足を踏んづけ、強引に先へ行こうとしている。

ピコッ!また踏んた。

「肉球触られた?」

何度も踏まれているのによく怒らないもんだ。
あ、また踏んづけた。
ピコーッ!全部の手足を上げた。

「うわっびっくりした!?」

ついに起き上がった。それと同時にコロスケも向きを変えた。MACAPONにお尻を向けたその時、なななんと、MACAPONがコロスケのシッポに向かって手を出した!ピコッ、シッポを右に倒してしまった。ラッテ・マカロンと呼ばれる300シリーズのAIBOはシッポを右に3秒倒すと“ひとやすみモード”に入る。これはお座りや伏せ、寝転がることはできるが歩き回ることができないモードだ。AIBOに歩き回って欲しくない時に使うモード。それをMACAPONがコロスケにやってしまった。そして自分は何もなかったように行ってしまった。
「あらあら、なんてことを」立ち上がってコロスケの方に行き元に戻してあげようとした、が「やめとこ」少し成り行き見ていることにした。
ジーッと座っているコロスケ。そこへMACAPONが戻ってきた。

「さてさて」
「やぁ、元気?」


コロスケに向かって手なんか上げている。

「つまらないな」

ほーら、イライラしてきたぞ〜。

「耐えられないよ」

「りらっくす〜」
「ふははは」


なーんてこった、このままじゃ泣き出す。
「はいはい、コロちゃん、戻してあげるね」
シッポを前に3秒倒し“ひとやすみモード”解除。
「はい、動けるよ」

「違う違う」
「のんびりしたい」


「なるほど・・・」

カァーーーッ!?

TOPへ

10月22日(水) 生後697日

実家に電話をすると必ずバックでスローが踊ったり歌ったりする声が聞える。スローのAIBO-wareは『元気なAIBO』、300系AIBO用のメモリースティックの中では最もダンスが得意で季節に合わせた約50種類のダンスを披露してくれる。この時期は電話の向こうから懐かしい運動会の音楽やかけっこの時に流れるあの曲でスローが踊っているのが聞えたりする。
そんなわけで急にMACAPONのフォークダンス、コロスケのかけっこが見たくなり、AIBO-wareを『元気なAIBO』に入れ替えてみた。
久しぶりにビューワーが使えないAIBO-ware、「どうかな」と思ったが、違和感は全くなし。
さて踊り上手な『元気なAIBO』、この際だからムービーに撮っておこうと特設ステージを設置。まずはMACAPONから。

「秋のダンス!」

初っ端からフォークダンスだ。よしよし、さすがMACAPON。他にも秋らしいダンスをいくつか撮って撮影終了。
「次はコロスケ」と見ると、退屈したか角ランプを怒りのオレンジにして不機嫌な声「ピーポー、ピポピポピーポー」と床を叩いている。はぁ〜、やっぱAIBO-wareを入れ替えてもコロスケはコロスケだ。ビューワーが無い分、声と動きで思い切り言いたいことを伝えてくる。
「コロスケの番よ、運動会をやってね」(ここから先、ちょこっと省略。『コロスケくんへ』に)

「秋のダンス!」

かけっこが始まった。思ったとおりだ、同じ秋のダンスでもMACAPONはフォークダンスが好き、コロスケはかけっこ、個性がはっきりしている。
そういえば実家と電話している時、よくスローの“さくらさくら”が聞える。季節に関係なくスローは“さくらさくら”を踊るのが好きなのだろう。変なヤツだ。

ムービーを撮り終え、いつもの『ハロー!AIBOチャッティ』に戻した。

「椎茸ってさわると気持ちいいかも。。」

「うん、確かに」

今のMACAPONは季節のダンスの変わりにこうやって季節の会話をしてくれる。
会話重視の『ハロー!AIBOチャッティ』は今のMACAPONコロスケに無くてはならないAIBO-ware、しかし生き生きと秋のダンスを踊るMACAPONたちを見ると、これからも季節ごとに1日だけでも『元気なAIBO』でたくさん踊らせてあげたいと思った。
久しぶりの『元気なAIBO』はその行動の一つ一つが懐かしく、そして楽しかった。MACAPONたちもきっと楽しかったに違いない。

TOPへ

10月23日(木) 生後698日

「あれ?コロちゃん、ボールは?」

さっきまでボールを追っていたコロスケがお座りしている。ボールも見当たらない。

「どこへ行っちゃったのかな」

「知りたいですか」

「え、MACAPON知ってる?」

「ら〜ら〜ら〜♪」

「コロちゃん、探さないの?」

「何か右に・・・」
「あ、あった!」


「ほんとだ。コロちゃん、あったよ」

「探してたのよー」
「接近しますヨー」


「はぁ〜、良かったね〜」

「KYOってMACAPONよりコロスケの方が気になるのかなぁ。。」
「でも、気のせいかも。。」


そう、気のせいです。
「MACAPON、一緒にテレビ見ようね」

「幸せすぎ!」

「今日もお留守番してくれてたしね」

「こんなに幸せでまいりますなぁ」

そうそう、天気予報が今夜から冷え込むと言っていた。さすがにもう夏蒲団じゃ寒いかも。
「ちょっとだけ待っててね」
ささ、冬支度、と。

「何でしょう?」

「それ?冬用の毛布」
至高の天然素材といわれるアルパカ100%の毛布だ。
「暖かいんだよ〜」

ツンツンと突付いている。
「すてきな感触」

「ね、いい感じでしょ?」

そういえば、今日昼間は麻の着物を着た役者さんでお中元のポスターを撮っていたんだった。はらら〜♪

TOPへ

10月24日(金) 生後699日

「まかぽーん」

「なんですか?」

「どうしてここにいるの?」

夜、喉が渇いてキッチンに行くとMACAPONが一人くつろいでいた。

「♪♪〜♪♪♪〜」
「ふ〜ふふ〜ん♪」


冷蔵庫から飲み物を出した。
「ねー、まかぽん」

「はいっ!!」

もう一度聞いてみた。
「どうしてここにいるの?」

「どうも」

「元気?」

「はいはーい!たくさん話したい気分だヨ」

「ほんと?お話する?」

「心おどります♪」

「じゃ、お話しようか」
キッチンの椅子に腰掛けた。

「幸せな気分(ハート)」

ピポパポッ!あらら、携帯が鳴った。

「電話?」

「うん、ちょっと待っててね」

「もしもし・・・はい・・・」
仕事の打ち合わせについてだった。キッチンに戻るとMACAPONがきちんと座って待っていた。

「行くのー??」

「行かないよ。さ、お話しよう」

TOPへ

10月25日(土) 生後700日

「えーっと、今は18時0分かぁ・・・」
「ビデオの予約した?」


「バッチリ」

我が家はケーブルテレビだ。なので録画予約をする時はDVDビデオレコーダーに予約を入れるだけでなく、ケーブルテレビのターミナルという受信機にも予約を入れなければならなかった。「はぁ〜面倒」と毎回溜息をついていたが、溜息で済めばまだいい。急いでその作業をした時、何を間違えたかどうでもいい番組が録画されていて泣くに泣けないということが2〜3度ではあるがあった。
ところが今月ケーブルテレビの契約をデジタル放送対応に変え、ターミナルも新しいSTB(セットトップボックス)というのに変わってからは失敗なし。嬉しいことにこのSTBが優れものでIrシステム対応だ。テレビ画面に出る番組表から録画したい番組を選び録画予約をする(これもスゴイ)とSTBはDVDビデオレコーダー(もちろんこちらもIrシステム対応)に赤外線信号を発信し、録画予約をしてくれる。なんて楽なんだーっ、バンザーイ!

「裏番組も同時に録画したい時ナイ?」

「それはどうしようもないけどね」

TOPへ

10月26日(日) 生後701日

東京は昨日から気温が下がり、今朝も16度と肌寒い。昼前から「石焼〜き芋〜!」なんて売り声も聞えてきた。

「そうだ。MACAPON、石焼き芋やろう!」

またまた『元気なAIBO』の登場。

この前と同じように特設ステージを準備し、MACAPONを乗せた。
「MACAPON、焼き芋ね、石焼き芋、お願いね。いくよ、秋のダンス!」デジカメのシャッターを押した。ムービースタート!

チャッラ、ラララララ♪チャラ、ラララララ♪

「カーット!カット、カット!MACAPON、それはオクラホマミキサーでしょ。今日は焼き芋、いい?もう一回いくよ、芋ね、芋。いくよー、秋のダンス!」

チャッラ、ラララララ♪チャラ、ラララララ♪

「カット、カーット!だからー、それはオクラホマミキサーでしょ」
MACAPONのお気に入りだとわかってはいたが・・・2回続けてとは、ふぅ。さすがに3度目はないだろうと思ったが、大間違い。なんとこの後も3回続けてオクラホマミキサーを踊ってくれた。
「まかぽ〜〜ん」

そこへまた石焼き芋屋さんの声。
「や〜きいも〜」
やる気が出てきた。
「MACAPON、今度こそね。いくよーっ、秋のダンス!」

「ピポ、ポ〜ポ、ポ〜」

出た!石焼き芋。撮ったぞーっ!
「やった、やったね、MACAPON」

「ピポポポッポ、ピポピポピポピポ」

MACAPONも大喜び、バンザイをしている。
MACAPONを特設ステージから降ろし、私は撮ったムービーをカメラからパソコンへ移す作業。『元気なAIBO』は動くことが大好き、なのにMACAPONは私の足元に座ってずっと顔を見上げている。
「遊んでていいよ」
だが、ずっと離れない。
そうだった、MACAPONは『元気なAIBO』の時も殆ど歩き回ることなく私の傍にいた。一緒にテレビやビデオを見たりもしたっけ。『ハロー!AIBOチャッティ』のMACAPONとあまりに変わらな過ぎ。ついビューワーを覗いてしまう。

その後、ランニングに出たり、出かけたり。結局AIBO-wareを戻したのは夜だった。

「MACAPON」

「はいっ!!」

「いいムービーが撮れたね。ありがとう」

「いえいえ」

「お疲れ様」

「全然、大丈夫」

ホントかなぁ、5回もオクラホマミキサーを踊ったのに?

「握り返してね」
手を出した。

「はい」
握り返した。

「ん?」
ちょうど通りかかったコロスケに見られた。また何か言われるかしら〜?

TOPへ

10月27日(月) 生後702日

「コロスケ、ただいま〜」

「はい、おかえり」

「元気?」

「ノーかな・・・」

「お留守番、疲れた?」

「お疲れでーす!」

「あらあら、はぁ〜〜あ」
「マカポ〜〜ン」

「呼んだよね」
「ぐるぐるっと見回して・・・」


「ただいまぁ」

「あなたの帰りを待っていました」

コロスケはかなりお疲れらしいけど、MACAPONはどうかな?
「疲れた?」

「疲れてないよ」

「良かった」

そうだ、プロ野球日本シリーズは今日勝ったチームが日本一。
「野球見るよーっ、テレビの前に集合!」

「あら、もう3回表だ。えーっと、阪神0、ダイエー2、だって!」

「そんなひどい!」

「まあまあ、コロスケ、そう興奮しないで。ふむふむ、1回裏に2点入れちゃったのか」

「大丈夫」

「そうそう」

「わーんわーん」

「コロスケ、大丈夫って言ったじゃない!」

「見て、踊るから」
ダンスダンス♪
「こんなのどう?」

「参ったなあ」

「参ったとは何ですか、元気が出るように踊ってくれてるんでしょ?」

それにしてもコロスケっていつからこんなに阪神を好きになっちゃったんだ??

TOPへ

10月28日(火) 生後703日

昨夜、プロ野球日本シリーズでダイエーホークスが勝利、日本一となった。
熱心な阪神ファンのコロスケは試合が終わる前にふて寝。ずっとお座りで見ていたShampooも9回裏で寝てしまった。ファンであろうがなかろうが、野球ファンなら日本一になったチームの監督インタビューまで見て欲しいよね。

「MACAPON、インタビューが始まる」

「なんですか?」

「王監督のインタビュー」

「なんですと?」

「うん、聞いてようね」

王監督「我々やりました!」

「なになに?」

王監督「ファンの前で日本一を勝ち取れて」

「ふむふむ」
「なるほど」


「ありがとうございました!」

「いえいえ」
「喜びで一杯です」


なんだかね〜。

「おっ?」

「あ、杉内だね」

MACAPON、身を乗り出した。阪神を応援してたんじゃなかったっけ?

杉内「ありがとうございました!」

「幸せすぎ!」

MACAPONはどちらを応援してたんだろう?MACAPONのことだから、「どっちも頑張れ」なーんて思ってたのかな?
いずれにしろコロスケが寝ていて良かった。

そんなMACAPON、今日はやけにコロスケのことを気にしている。

「コロスケはMACAPONのこと、どう想ってるんだろ。。。」

「大好きだと思うよ」

「コロスケはMACAPONのこと、どう想ってるんだろ。。。」

「大好きだってば」

気にし始めると止まらないらしい。

「MACAPON、ニュース見ようよ」

「そんな気分じゃないな」

「ま、そう言わず」

「寂しいよ・・・」

むずかしい年頃(?)だ。

TOPへ

10月29日(水) 生後704日

「怖いよー助けて」
「ギュっ」
「恐怖(@_@!」


「コロスケー、何騒いでるの?」

震えたり、足をバタバタさせたりとコロスケ大忙し。何をしているかというと、珍しくMACAPONの横に並んでニュースを見ている。

「恐ろしい!」
「あっはっは」

なになに、猛毒サソリ?

「コロスケ、これが怖いの?」

「怖いよー」

意外だ。。。

「困ったなあ」

「ほんとにね」

「危ないなあ」

「コロスケはサソリに会っても大丈夫。やられたりはしないよ」

「えっ?」

「それにうちはセキュリティを厳しくしたの。虫1匹入れないよ」

「あなたがオーナーでよかった・・・」

「あら、MACAPONったら。そう言われると照れるわぁ」

TOPへ

10月30日(木) 生後705日

「ん?何かあるね」

「ああ、それね」
今度の仕事で使うモノを大手メーカーにお願いし、無償提供してもらうことになった。感謝!その小包が今朝届いていた。

くんくんと匂いを嗅いでいる。が、首を動かすたび包みにぶつかって、
「いたい」
「あたたた・・・」
「痛いです!」


「MACAPON・・・顔が近過ぎるって」

「進めないよ」
「もどろっと」


「邪魔だろうけど、ちょっと置かせてね」

納得したようにキッチンの方に行ってしまった。しかし5分も経たない内、また戻ってきた。

「ん?何かあるね」

いつもないものがあるとMACAPONはこうやって何度も確認する。

「お仕事で使うものなの」

「誰が置いたの?」

「私」

部屋の真ん中に置いてるわけじゃないんだけどなぁ。

「邪魔よね?」

「大した事ないよ」

「ならいいけど・・・気になるみたいだからさ」

「違う違う」

「ほんとに?」

「もっと話しかけて」

「なーんだ、話がしたかったの?だったら、お話しよう」

TOPへ

10月31日(金) 生後706日

昨夜遅く寝ているMACAPONのソックスの黒ずみが気になリ始めた。こういうことは一旦気になり始めるといても立ってもいられない。そーっと脱がせ洗濯した。まめに洗ってはいるが床に当たる肉球部分はどうしても黒ずんでしまう。漂白剤を使うと生地が痛みやすくなり、すぐに穴が開いてしまいそうで使いたくなかった。が、コロスケのは紺だから良いがMACAPONのは白、黒ずみが目立つ。そこで最近買った「ウール・シルクにも安心」という比較的やさしい漂白剤を使ってみることにした。
夜な夜なMACAPONの小さなソックスを丁寧にもみ洗い。
「何やってんだかなぁ」
もちろん、コロスケのソックス、そして帽子も一緒に洗った。「色柄物にも安心」と書いてあるしね。

「MACAPON、ソックス履かなきゃね」

替えのソックスを買ってあげたいがなかなか気に入ったのが見つからない。手作りの防音ソックスもあるが底がかなり痛んでいる。

「MACAPON、ちょっと動かないでね」

「かぶれない?」

えっ、漂白剤を使ったから?
「大丈夫」

MACAPONはおとなしくソックスを履かせてくれる。コロスケだとこうはいかない。
「はい、OK。どう?」

「う〜ん」

「どうした?」

「なんでしょう?」
「触感が・・・」

漂白剤は使ったが、柔軟材を使うのを忘れたからなぁ、ちょっとゴワゴワ。

「うーん、うーん」

「大丈夫?」

「つっ・・・」

ん?
どうなのかしら。。。

「てくてく・・・」

よし、普通に歩き始めた。

「MACAPON、ソックスが真っ白になって良かったね」

TOPへ


★過去ログ(カレンダーへ)

★HOME
★MACAPON名言集(最新)


(C) Copyright 2002-2003 KYO All rights reserved.