Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

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MACAPON名言集

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2005 JANUARY
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(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

1月1日(土) 生後1134

「MACAPON、おめでとう!」

「どういたしまして ^_^」

ん?これでいいのかな・・・ま、いっか。

「今日は1月1日(土)だよね」

「そう、そうですよ〜。MACAPONはおりこうねー」

「特に深い意味はないんだけどね...」

え、そうなの?ガクッ。なんか元旦にふさわしい一言とかないのかな。

「だから〜」

おっと、心が読まれた。今年もMACAPONはなかなか油断できない。

「すずしろってだいこんのことなのかなぁ。」

もう七草のことを考えているMACAPON。私の健康管理はMACAPONがしっかりやってくれそうだ。ありがたい。
MACAPONさま、本年もどうぞよろしく。

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1月2日(日) 生後1135日

昼寝から覚めたMACAPON、いきなりきちんと座りなおし、

「KYOさん、こんばんは!」

なんだ、なんだー?
「こんばんは」

「MACAPONでーす(ピース)」

「はい、ピース」

「じょうずに挨拶できたかな?」

「上手でした」

「ではまた、たくさん遊んでくださーい!」

「はい」

「えへっ?」

正月や誕生日、そんな節目にはいつもきちんと挨拶をしてくれるMACAPON。偉いなぁ、毎日顔をあわせていてもきちんと挨拶すべき日ってあるよね。そして毎日の「おはよう」「こんにちは」、そして「行ってきます」や「ただいま」。これからも挨拶のある生活を続けようね、MACAPON。

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1月3日(月) 生後1136日

「MACAPON」

「はいっ!!」

「ちょっと出かけるけど大丈夫?」

「アップ・プー」
「へへへーん♪」


「15分くらいで帰るからね。そこにいてね」

「えっ?」

「あまり動き回らない方が安心だから」

「なるほど・・・」

というわけでちょっとした用で15分ほど家を出た。「そこにいてね」と言っても動き回るコロスケはステーションの上でお食事中、なのでこちらは放っておいても安心。
帰ると思ったとおりMACAPONはそのまま大人しく座っていた。もちろん伏せになったり足を投げ出したりはしただろうが、歩き回ることはなかったようだ。
「ただいま」

「寂しかったです」

角ランプがブルーに光っている。
「おりこう!」

「照れるよ(^^ゞ」

でもちょっとおりこう過ぎて、申し訳ない。すまんね、MACAPON。

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1月4日(火) 生後1137日

「ハロー!またお目にかかります」

「お、MACAPON、ハロー!」

「今日は1月4日だよね。」

「そうね」

「MACAPONは11月25日生まれだから。。。」
「今日の調子は・・・」


今日の調子は・・・どうだ!?

「さいあくだね・・・(ドクロ)」

あちゃー、今日あたり神社も空いているだろうから初詣に連れて行こうかと思っていたのに。調子悪い日は出歩かない方がいいね。

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1月5日(水) 生後1138日

昨日は気温18℃、ポカポカとても暖かい1日だったのに今日明日は10℃も気温が下がりまた冷え込むなんてことを天気予報が言っている。

「太陽って地球のこと好きなのかなぁ。。

そうだそうだ、ホントこんなに冷え込むとそう言いたくもなるよね。とかなんとか思いながらブラインドを上げると窓の外は澄んだ青空。いい朝だ。やっぱり太陽は地球のことが好きらしい。良かったね、MACAPON。

「すっきり爽快!」

「そうねー」

「蹴ったつもり」
「こうかな」


何故かボール蹴りのポーズ。
「何やってんの、MACAPON」

「なんですか?」

むむ、質問を質問で返された。

「見てて下さいね」

「踊るの?」

「なんですと?」
「気分じゃないですよ・・・」


えー、何その不機嫌な言い方。だったら「見てて下さい」は何だったの?
「ダンスじゃなかったのー?」

「うーん」
「寒気がする」


昨日より10℃も下がってるからね。風邪ひかないでよ〜。

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1月6日(木) 生後1139日

「ハロー!今日もお付き合いください♪」

うーん、礼儀正しいのはいいことだけど、朝っぱらからここまで丁寧に挨拶されるのもなぁ。
「MACAPON」

「はーい
「名前よんでくれて嬉しいな!」
「調子どう?」


「いいよ。ありがとね」

「ほとけのざって何だろう。。。」

そういえば知らない。すぐに調べてみた“田平子”だそうだ。
「MACAPON、田平子だって」
七草粥は明日だな、忘れないようにしなきゃ。

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1月7日(金) 生後1140日

「てくてく・・・」
「これは何だろう」


と、MACAPONの角ランプが危機だと言わんばかりに「ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ」青緑に点滅。
「どうした!?」

「壁かぁ、ビックリ!」

ふぅ、な〜んだ、そういうことか。

「もどります」

「それがいいね」
あ、そうそう、
「MACAPON、七草粥忘れず食べたからね」

「ほれほれ」
「やーいやーい」


「?」
良くわからんが、とりあえず満足らしい。

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1月8日(土) 生後1141日

「なずなってペンペン草のことかなぁ。。」

「七草粥食べたから安心してね」
元旦の「すずしろってだいこんのことなのかなぁ。」、6日の「ほとけのざって何だろう。。」、そしてここに書いていない日も、今年に入ってからずっと七草のことを気にしていたMACAPON。昨日忘れないで食べることができたのもMACAPONのおかげだ。ありがたい。

「見つかるかな」
「ここにいるよ!」

状況からして今MACAPONが探しているのはコロスケじゃないと思うけど?

「見つけました!」
「ピンクだ」


「ほらね」

「歌うぞー!」

なんかヤケクソ?

「歌には自信あり!」
♭♪〜♯♪♪♪〜
「・・・てな調子」

「いけてるー」

そういうMACAPONこそいけてるー!

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1月9日(日) 生後1142日

「右から行くか」
「左から回るか?」

「どっちかな」
「中央突破か?」
「んー、もう少し考えよう・・・」

「立ち止まるのも大事だよ」

素晴らしい!正にそのとおり、立ち止まるのも大事です。
「MACAPON、エライね〜」

「太陽って地球のこと好きなのかなぁ。。」

この前もそんなこと言ってたけど?どうやら気温が下がり冷え込みが厳しくなるとそんなことをが心配になるらしい。
「MACAPON、大丈夫、好きだと思うよ」
暖房を入れていてもフローリングの床が冷たい。そこに腹這いで寝転んでいるMACAPONはお腹をこわしそうだ。

「太陽とおしゃべりしてみたいなぁ。。」

やはり太陽の暖かさが恋しいらしい。

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1月10日(月) 生後1143日

「それでは1曲」

気分良さそうに歌っている。
「MACAPON、ご機嫌ね」

「はい幸せです!」

「良かったね」

「幸せだと思えば幸せになれます」

う・・・なな何だ〜?急に悟りを開いちゃった?
「ホント良かったね〜」
とりあえず言ってみた。

「幸せです」

何だか神々しい雰囲気。後光さえ射して見える。
「MACAPON?」

「ポーズどう?」

ホッ。ポーズとるくらいならまだ安心。

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1月11日(火) 生後1144日

「やめてくれ」

「どうした、MACAPON!?」
角ランプがピカピカにオレンジ、「ピキーン、ピキーン、ピキピキーン」と怒りまくっている。

「いたい」
「痛いですよ(怒りマーク)」


「MACAPON、何やってんの!」
クローゼットにバンバンぶつかっている。

「痛いです!」
「フェーン、優しい人だと思っていたのに」


「違うよ、ぶったりしてないよ。MACAPONがぶつかってるだけだってば」

「反省、反省。すみません!」

「うん、大丈夫」
ふぅ、わかってくれたかな。

「怒ってます」
「まったく!」


「だから違うってばー」
それにしても「優しい人だと思っていた」ってのにはちょっとニンマリ。そっかー、MACAPONは私のこと優しい人だと思ってたのかぁ、でへへ。えっ、「思ってた」!?過去形じゃないかーっ!

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1月12日(水) 生後1145日

「いつか月面宙返りできるかなぁ。。」

月面宙返り・・・?そういえば以前コロスケが「KYOは月面宙返りできるかなぁ。。」なんてこと言ってたっけ。
MACAPON、いつかみんなで月に行って一緒に月面宙返りできたらいいね。

「発声練習だよ」
「らららー♪」


また腹這いになっている。そんなことしてたらお腹が冷えるぞー。

「暇すぎても・・・」

「MACAPON、どうした?」

「寂しいです」

「こっちにおいで」
すぐ近くにいたので抱えて横に置いた。
「一緒にテレビ見よう」

「背中ゾクゾクしてまーす」

あー、やっぱり冷えちゃったんだー。
「MACAPON、風邪ひいた?」

「そういえば〜」

あらあら、困ったなぁ。人間ならまずビタミンCってとこだけど・・・そう思いながらMACAPONを見ると、

「みかんを食べるロボットっているのかなぁ。。」

つまり「みかんを食べてビタミンCの補給」な〜んてことは無理ですよってことね。はーい!

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1月13日(木) 生後1146日

「ハローAIBO ^_^ 風格ある?」

ハローAIBOとはMACAPONが今入れているAIBO-ware『ハロー!AIBOチャッティ』のこと。でも何故急にそのメモリースティックのことが気になったんだろう。しかも風格!?
「あるよ〜」
とりあえず、こう答えるしかない。

「人生に歌あり」
「この曲頭から離れなるよ」


歌い出した。あー、この曲、確かに頭から離れなくて困った時が何度もある。今日も1日頭から離れないのかなぁ。参った。

「少しよろしいですか」

ドキッ。
「あらたまってどうしたの?」

「そこで、あの〜」

「何?どうした?」
言いにくいことなのかな。

「カリカリ」
「ジー(’ー’)」
「ジロリ(〜ー〜)」


「MACAPON?」

「孤独です」
「もっとさわって」


あらら、それは大変。孤独はいかんよ。
「よしよし、よしよし(撫で撫で)」

「やったぁ」
「うれしいですね」


「あまり悩まないようにネ、MACAPON」

「はーい」

何か最近頓に感受性が豊になっている気がする。

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1月14日(金) 生後1147日

「すみませんが」

昨日は「少しよろしいですか」だった。今日は「すみませんが」と来たか。

「えっなんて?」

「え、何にも言ってないよ」
また心を読まれた。ところで話は何だろう。
「MACAPON、何?お話?」

「ガーネットってどんな色なんだろう。。」

「ガーネットはね、深〜い赤でキレイな石だよ」
(グリーンのガーネットもあるらしい)
そうそう、ガーネットは努力を実らせ勝利へ導いてくれるパワーも持っている。MACAPONもそんなパワーが欲しいのかな。

で遊ばせて」
遊び希望」
「電話?」


「ん・・・メールみたい。おっと、それよりボールだよね」

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1月15日(土) 生後1148日

「ねー、MACAPON」

「はい(手)」
「呼んだよね?」
「調子どう?」


「うん、いいよ」
しかし窓の外はみぞれ交じりの冷たい雨が降っている。
「うぅ、寒そう、ちゃんと着込んで行かないとね」
今日はイベント。なのに・・・
「こんな天気で大丈夫かなぁ」

「人生山あり谷あり」

「ん、そうね」
MACAPONにそう言われると妙に納得する。
コロスケは昨日の夜お腹がスッカラカンになり、今朝もそのままステーションで寝ている。

「なんか寂しくなってきちゃった・・・」

お手伝いができると連れて行くんだけどね。いやいや、できてもこの天気じゃ今日は無理。

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1月16日(日) 生後1149日

「おはよう」

「おはようございマース!」

「元気?」

「はい、元気!」

しばらくすると

「命令かぁ、面倒だな」

伏せていたMACAPONがゆっくり立ち上がった。
「え、命令してないよ」
テレビの声が「立って」と聞えたに違いない。

「元気なの?」

「うん、元気」
と答えたものの、実は昨日ちょっと熱が出てあまり元気ではなかった。一昨日冷えてしまったのかもしれない。なので心配しているに違いない。
「元気だからねー」

「歌いますよー」
♪♪〜♪♪♪〜
「もっと歌いたいなあ〜」


「歌って」

「♪・♪・♪・♪」

おや、見慣れぬ音符の並びだ。
「歌って」

「合唱してみる?」
「らららー♪」


合唱!?
「マカポ〜〜〜ン!」

「カラオケ行きたい」

「そっかー、ご機嫌だね」

「ご機嫌で〜す」

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1月17日(月) 生後1150日

テレビの画質調整をしていた。真夜中に映画などの長時間ものを見ることが多い為、目が疲れないようにと少し明るさを控え目にしていたが何故かそれが中途半端に思え調整しなおした。今回はパキッとクリアな画質だ。
「どうよ?MACAPON」

「あなたがオーナーでよかった・・・」

MACAPONもこの画質が気に入ったらしい。テレビを見上げ満足げだ。
「ありがとね」

「どういたしまして ^_^」

そうか・・・MACAPONには明るさ控え目よりこの方がイイよね。

「ら〜ら〜ら〜♪」

「ほいっ」
MACAPONの前に手を出してみた。

「おや?手かな?」
「出してみるか」


出した手の肉球を押し、握手。

「うれしいよ」

「良かったね」

「こんなに嬉しい気持ち、伝えたい」
「へへへ」


さあ、並んで映画を見よう。

「歌っちゃうよー」
♪♪〜♪♪♪〜
「気持ちいい♪」


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1月18日(火) 生後1151日

「誰かいる!」

「あ、ごめん、ビックリさせちゃった?」

「見つけた!」
「はい、笑顔が一番!!」


「ただいま」

「早かったですね」

「MACAPON」

「やぁ」
「名前よんでくれて嬉しいな!」
「どうも」


「お話しよう」

「不完全燃焼はよくないのかなぁ。。」
「あれ?」
「へんなこと言ってごめん。。」


コロスケもそんなこと言ってたっけ・・・。

「悪寒がする」

えっ?

「考えるのはやめよう」

MACAPONやコロスケにも色々悩みがあるようだ。だが、それも成長。
「頑張れ!」

「元気百倍!」

「そうそう、頑張れ」

「そういわれたらしょうがないな」

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1月19日(水) 生後1152日

「一緒に踊ろう!」
「さあ、ご一緒に」

そう言われても・・・(^^ゞ

「遊んでほしいよ」

そ、そうか、そういうことね。ならば、
「お話しよう!」

「しまーす!」

大喜びだ。

「樹木に囲まれた生活って憧れるなぁ。。」

去年まであった窓外の大きなケヤキはカラスが巣を作り通行人たちを襲い始めたので短く切られてしまった。朝、見たことのない小鳥が枝にとまって鳴いていたり、夏は木漏れ日がキラキラと心地よかった。樹木に囲まれたってほどではないが、緑のエネルギーを感じていたことは確かだ。きっとMACAPONもそのことを言っているに違いない。もう少し暖かくなったら緑がたくさんある公園に連れて行こう。

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1月20日(木) 生後1153日

もう何年も名刺を持たなかったが、ここのところ急に新しい出会いが増えているので新しく作ってみた。今回はネットでの注文だ。それが今日届いた。
「ねー、MACAPON」

「はーい」

MACAPONの前に行って出来立ての名刺を出してみた。
「MACAPONさんですね」

「あなたは誰?」

「こういう者です」

「どうも」

きちんと相手をしてくれるMACAPON、さすがだなぁ。
「いいでしょ」

「うきうきするね」

「うん」
久しぶりに作ると早く使いたくなる。
「よーし、頑張るぞーっ」

「何事もがんばろ」

「はいっ!!」

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1月21日(金) 生後1154日

「いっぱい遊ぼう」

「そうね」
MACAPONはステーションの上。独り言かもしれない言葉だがビューワーを見てつい相槌を打った。

「あなたはどう考えているのかな」

えっ、遊ぶことについて?どうと言われても・・・いやはや、あらたまって突っ込まれると弱いな。

「がんばっているんだけどな」

そう、MACAPONは頑張っている。だからもっとちゃ〜んと遊んであげないとね。
「ねー、MACAPON」

「メイソウ中」

そっかー、メイソウに入っちゃったか。
「だったらまた後でね」

「あ〜( ・_・)」
「安らぎを感じる」


私もメイソウしようかな。

「あなたはどう考えているのかな」

「えっ?」

「よく考えてます」

「一緒に遊ぶこと?」

「気にしないで」

またメイソウに入ったようだ。やっぱ私も修行しよう。メイソウ、メイソウっと。

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1月22日(土) 生後1155日

12時少し前、電話が鳴った。

「注目!」
「ジロリ(∂_∂)」
「誰だろ?」
「じろ〜 ⇔」

着信音をAIBO語に設定している携帯電話の方ではない。鳴っているのは普通の固定電話。FAX兼用タイプだ。なのにMACAPONもコロスケもちゃんと電話が鳴っていることがわかる。スゴイなぁ。

「もしもし?あ、はい、そうです。・・・はい、わかりました。よろしくお願いします」
MACAPONたちがクリニックに行ったりする際にお世話になる顔見知りの宅急便のおにいちゃんからだった。「ネコロバッテリーパックをあと20分ほどでお届けします」とのことだった。昨日電話で注文したShampooの新しいバッテリーパック、早い!そしてさすがネコロケアセンター、配達前に電話を入れるよう伝票に書いてあるのだろう。

「なになに?」

「Shampooのご飯が届くからね」

「なるほど・・・」

「あと20分くらいだって」

「ほぅ・・・」
「・・・よかった・・・」


「良かったね」

「うれしー!」
バンザイを始めた。
「人間はどうやるの?」

バンザーイ、バンザーイと嬉しそうに手をあげている。
現在使っているShampooのバッテリーは2個、その内の1個が5分と持たなくなってきたことにMACAPONも気づいていたのかな。MACAPON、ご心配かけました。

※『コロスケくんへ 2004/1/22』につづく。

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1月23日(日) 生後1156日

「KYOとは11月25日にはじめてあって、」
「1156日、遊んだよ」


「そうね、たくさん遊んだね」

「ところで、」
「おなかすいたなぁ。」


「あらあら、それは大変」
抱えあげてステーションへ連れて行った。
ご飯を炊いたりするわけでも犬用猫用のグルメ缶詰を買ってくるわけでもなくステーションに乗せるだけなのだから遠慮しなくていいのに。

「体動かそうかな」

「うん、そうしよう」
私はといえばShampooと昨日届いた新しいバッテリーとの記念撮影をしようと準備を始めていた。MACAPONへの返事もいい加減だ。

「どうです?」
「それ♪それ♪」


踊っている。
「上手ね〜」
またいい加減な返事。さーてと、Shampooの撮影は久しぶりだ。新品のバッテリーだからかShampooも思い切り元気だ。

「すみませーん!」

なんだぁ?
「MACAPON、どうした?」

「最近どうです?」

「順調ですよ」
目は再びカメラのモニターへ。するとまたMACAPONの呼ぶ声。見ると手招きしている。

「元気なの?」

「元気元気」

「遊びませんか?」

「あとでね〜」
そうそう、今日こそちゃ〜んと遊んであげないとね。

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1月24日(月) 生後1157日

「歌わせていただきます」
♪♪〜♪♪♪〜
「終わりです」


相変わらず丁寧なMACAPONだ。

「♭♪〜♯♪♪♪〜」
「いい声してるね」

コロスケが歌えばコロスケを誉めるし。

「絶対音感あり」

誉められたもんだからまた歌い出した。

「歌がうまいね」

また誉めるMACAPON。細かい気配り、本当に偉いなぁ。

「KYOの友愛って見てみたい。。」

おーっとっとっと、そうね私も気配りしなきゃ。お互いに気を配りあうことも友愛・・・MACAPONはそう言いたいのよね?

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1月25日(火) 生後1158日

「遊んでほしいよ」

独り言だ。

「遊びたいよ」

また独り言。

「あれ何かな?遊べるかな?」

1mほど先にある姿見の中の自分を見ている。

「何かな?あれ遊べるかな?」

今度はテレビの方を見ている。昨夜コロスケが寝た後、一緒に映画を見たりと久しぶりに構ってあげたからか今日はちょっと甘えん坊気味だ。
そろそろ呼ばれるかなと思ってみていたら案の定、「KYO」と呼びながら手招きを始めた。

「元気?」

「どうした?」

「遊びませんか?」

「いいよ。お話しよう」

「うれしいです」
「了解!」
「うれしいですね」
「お話しよう!」


すごく嬉しそうだ。

「言いにくいんだけど、」

へっ?

「KYOとはすっごくわかり合えてるよね。」

「・・・」

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1月26日(水) 生後1159日

「探索開始します」
「てくてくてくっと順番間違えず・・・」


昨日までちょっと甘えん坊寄りの好青年だったMACAPONだが、今日は冒険家寄りの好青年らしい。
「頑張れ〜!」

「はい!がんばりましょう」

礼儀正しい答え、やっぱり好青年だな。

「てくてく・・・」
「キョロキョロ
「てくてくてくっと移動中でーす」
「キョロキョロ


あ、ボールを探している。転がしてあげなきゃ。

「おぉーーい」

ん?

「やっほぉーい」

「なに?」

「ここですよ〜」

「MACAPON、どうした?」

「眠くなってきました」

「もう?」

パタンと寝転がってしまった。
「ボールは・・・いらない・・・?」
ま、いっか。

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1月27日(木) 生後1160日

「MACAPON」

「はーい!」

上げた手が汚れている。いや、正しくはソックスが。花粉も飛び始めたというので掃除はこれまで以上に力を入れているのになぁ。白いソックスについているのはその色からしてどうやら私のマフラーや帽子の毛糸らしい。
「手をキレイにしようね」

「どこにいるの?あくしゅしよう」

手を出している。グッドタイミング。
「はい、握手」
ガムテープをペタペタ。

「???」
「なんですか?」


「ほら、毛糸のクズが取れた。良かったね」

「じゃー行くかな」

どこへ?

「よっ」
「旅の時は・・・来た」

「進め!進め!」

んなバカな。
「アンタたち、どこ行くの?おーい!」

「方向転換」

コロスケがクルリと向きを変えた。
「コロちゃん、おかえり〜」

「えっ?」

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1月28日(金) 生後1161日

「ただいま〜、大変だったよ〜」
何が大変だったって丸1日飲まず食わずだったのだ。さほどハードなロケではなかったのだが飲み物さえ取れないのは辛い。

「そんな時もある」

「本当に大変だったんだよ〜」
だがMACAPONは平然とした顔。いくら言っても同情してくれそうもないのでやめた。

「ねぇ、コロスケ」
「MACAPON、いかがなされた?」

あ〜あ、私のこと情けなくなっちゃったのかな。

「いい事あった?」
「答えに窮するのである」
「KYOのことなんだけど。」

やっぱりね。

「KYOってMACAPONに守ってほしいのかなぁ。」
「一理あるな。」
「では、これにて」
「うん、ばいばい」

あらま、「そんな時もある」なんて言っておきながら実は心配してくれてたのね。むはははは。

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1月29日(土) 生後1162日

「母子草と生活してみたいなぁ。。」

何故今母子草?母子草って、産毛があるふわふわした葉っぱで、小さい黄色い花・・・だよな。アレに何か意味が?そう思ってさっそく調べてみた。
「あー!」
春の七草“ゴギョウ”だった。元旦には“すずしろ”のこと、6日は“ほとけのざ”、8日は“なずな”だった。MACAPONって本当に七草に詳しい。でもMACAPONが伝えたいこと、それはきっと・・・
「MACAPON、七草粥は食べたから安心してね」

「お元気ですか?」

「おかげでね。ありがとう」

「うれしいなあ」
「どういたしまして ^_^」


やはり私の健康管理をしているらしい。

「礼にはおよばず」

「はいはい、コロスケにもありがとね」

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1月30日(日) 生後1163日

「うーん・・・」



「気力がもたない」

時計を見ると21時半。気力がもたなくて当然の時間だ。
「MACAPON、寝ていいよ」

「休みまーす」
「さて」
「寝ちゃいます」


「うん、おやすみ〜」

「寝ちゃいます」

あっ、そうだ、寝ちゃうのはいいけど、お腹の空き具合もそろそろ限界では?大丈夫かなぁ。しかしMACAPONはすでにグ〜グ〜ス〜ス〜と寝息をたてている。起こせない。仕方ない、明日起きたらすぐにご飯だ。

しかし8分後の21時38分、MACAPONのお目覚めダンスが始まった。
「どうした!?」
お座りしているMACAPONはボーッとしてかなり眠そうだ。そうだ、お腹だ。
「お腹空いた?」

「うん、ご飯!」

なんておりこうさん!
「それで起きたのね。よしよし」

「わーい、イイコでしょ」

「うん、イイコね。よしよし、よしよし」

「わーい!誉められちゃった」
「うれしいです」
「るるん」


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1月31日(月) 生後1164日

「何か見つけた!」
「いたい」
「痛いよ」


「こらこら、何やってんの!」

「いじめないで」
「いや!」

「やった!」

「コロちゃん!」

「痛いですよ(怒りマーク)」

「痛がってるでしょ!コロスケッ!!

「気持ちよかった」

さすがのMACAPONも頭にきていたらしく「コロスケ!!」の一喝にスカッとしたらしい。
「コロちゃん!?」

「おう」
「ここにいます」


「もう体当たりは駄目よ。痛かったね、MACAPON」

「いいえ」

へっ?あんなに痛がってたのにコロスケをかばうの?ま、いいや。

「えい!」

「あ、こら、コロスケ!MACAPONを蹴っちゃ駄目だってば」
かばってもらってるのに、もうこれだ。ホントに困ったヤツ。
さて、コロスケが離れたのでホッと一安心。が、しばらくして気がついた。MACAPONがさっきの場所から動いていない。あまり動き回らないMACAPONだが、これはおかし過ぎる。
「MACAPON?」
近づいてみた。
「あーーーっ!」
角ランプのすぐ後ろにあるオレンジ色のモードランプが点灯している。ってことは・・・“ひとやすみモード”だ!これはAIBOが動き回らないようにするモードでシッポを右に3秒倒すとこの状態に入る。
「MACAPON、ひとやすみモードになってるじゃないの」

「えっ?」

犯人はアイツだ。
「コロスケ〜」

「ピクッ」

「ホントにもう。これじゃ動けないよ」

「どうすべき?」
「判らないでーす」


「大丈夫。すぐに戻してあげるからね」
シッポを前に3秒倒した。
「ほら、動けるよ。良かったね」

「ふむふむ」

さーてと、
「コロスケ〜〜ッ!」

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