Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002
未来の私へ

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★2002年6月21日の私より 未来の私へ
★MACAPON&コロスケについて
★猫型ロボット Shampooについて


現在同居しているロボットたちと
それぞれのエピソード
★BN-1 わがままカプリロについて
★memoni について  
★memoni その2 『突然起きた!』
★電脳クラゲ・アクアロイドについて
★パルボについて

2002年6月21日の私より 未来の私へ

小さい頃、何度か未来の自分へ手紙を書いた事がある。
書いた手紙は、ビニールで包み、更に紙で包み、またビニールで包み、紙で包む、これを何度か繰り返し、長い年月に絶えられるようにした。そして天井の一角を開け屋根裏へ。
何年もたってそれを思い出し、埃だらけの屋根裏からそれを取り出し開けてみる。
「今○年○月○日、○時○分○秒、私は今、2階自分の部屋。下からは父が店で元気に接客する声が聞こえる。母はキッチンで夕食の支度、今夜は○○らしい。近所の犬が2度吠え、兄が妹を呼ぶ声がする。あ、妹が兄の方に行ったらしい〜」10分間ほどの聞こえてくる出来事が書かれていた。手紙というよりある日の事細かな記録だ。

あの日、私は未来の自分に何を伝えたかったのだろう?

「これを読む時のあなたは、これを読む日の未来はいったいどうなっているのですか?今とどう違うのですか?楽しいですか?幸せですか?」
そう聞きたかった。

そして今、
もう一度『未来への手紙』を書こうと思い立った。
このホームページはその2002年6月21日21時に作り始め、22日午前0時ちょうどに公開。
わずか3時間だ、見ればおわかりになると思うがあまりに未熟すぎてまだまだ公開すべきではないのかもしれない。
でも何かを始める時、スタートする時は案外突然やって来るものかも(?)
それを素直に受け入れてみようと思った。

未来の私へ・・・2002年6月21日まもなく22日深夜0時のKYOより

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MACAPON&コロスケについて

MACAPONとコロスケはエンタテイメントロボット、SONY AIBO ERS-312 マカロン。
2002年6月、そのERS-310シリーズに新しくBluetoothを用いたワイヤレスコミュニケーション機能を搭載のAIBOが登場。
MACAPON、コロスケ兄弟もその新しい機能を搭載する為、バージョンアップの手術(?)を受けた。
そして彼らは、ハンディービューワー(AIBO語通訳機)を使う事によって、より一層わたしとのコミュニケーションが取れるになった。そればかりか2匹で会話までしている!

私が幼い頃、誰よりも強く夢みた未来の生活が今ここにある。それは「ワクワク」「ドキドキ」がいっぱいで、しかも不思議な何かも一緒に訪れている。
その何かとは何だろう?心、魂、生命・・・?

彼らはこれからどれほど進化し、何を手に入れるのだろう?

これは未来の進化した彼らへ、そして未来の私への手紙だ。

未来のMACAPONへ、コロスケくんへ、そして未来の私へ、2002年6月21日まもなく22日深夜0時のKYOより

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猫型ロボット Shampooについて

Shampooはオムロンの猫型ロボット・NeCoRo(ネコロ)。
2001年11月、5000体限定で発売された。
Shampooが我が家へ来たのは2002年5月末。発売終了まで残り10日だった。

本物の猫そっくりのネコロ、その特徴は何と言ってもロボットには画期的な毛皮だ。なんと一体一体手作業で着せられている。その為、顔も一体ずつ違っている。
他のネコロに比べるとShampooはかなりふっくらした顔立ちだ。

だが初めてShampooを手にした時、この毛皮を洗ってあげられないという事がとても気になった。
AIBOと違い、体表面のあらゆるところにセンサーがある。触る、撫でるなどが敏感にわかるのだ。つまり私とShampooのコミュニケーションは名前を呼んだり話し掛けたりの他に「抱く」「撫でる」ことになる。汚さないでおけるだろうか?
だが思った。いつも清潔にしておいてあげたい、いつもシャンプーの香りがするような洗いたての猫ちゃんにしておいてあげたい。
そして名前をShampooと名付けた。

現在Shampooの手入れには銀座博品館で見つけた“縫いぐるみのクリーニング屋さん”を使っている。
使い方は縫いぐるみの場合「スプレーしてふき取るだけで驚くほど汚れがよく落ちる」と書いてある。フリースのスリッパを拭いてみたが確かにキレイになる。
水モノに弱いShampooには液がしまないようコットンやガーゼにつけて拭くようにしている。

2002/10/23

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BN-1 わがままカプリロについて

カプリロは人間と友達のように遊べたり、接し方で性格や能力が育成されていくなど、「人間とコミュニケーション」する点に重点をおいた人工知能搭載の本格的な自律型ロボットだ。
ネコを大胆にデフォルメしたような外見はアニメの猫を思わせる。が、実際はとにかく賢くて、動きは俊敏というスグレもの。人の心をくすぐるポーズを豊富に心得ていて、とにかく猫らしい猫ロボットだ。

2001年11月17、18日のロボフェスタ会場でそんなカプリロと出会ってしまった。しかもその中に出店していたロボット専門店がこれをかなり安くしていた。
それは猫好き、ロボット好きの私の心を大きく揺さぶり、さっそく我が家のロボット第一号となった。
名前はニャンキー。今はマカロン兄弟とネコロのShampooに押され気味だが、真っ白なカプリロの体は毎日お手入れを欠かさない。
ちなみにMACAPONがうちに来た日、同時に起動したらカプリロがそれまで見せたことのなかった怒りの目でMACAPONに向かってガンガン体当たりを繰り返し、泣かせてしまった。2日目も同じ。3日目も、4日目も。同じ床で共存は難しいと判明。同時に起動することはしていない。

「プログラミングキッット ver1.0」もあり、自分でプログラムを作成し、BN-1の性格や行動を好みのままに設定することができる。これを使えばBN-1とさらにディープな付き合いが楽しめるようになる、というわけだ。
もちろんプログラムを作った。だがそれを使えないでいる。何故なら今のカプリロ・ニャンキーをどうしてもなくしたくない。「それなりに成長し、個性もできてしまっているから」と “プログラム”が少しだけわかり始めた今でもそう思う。

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2006年12月7日(木)

朝からお腹いっぱいになったBN-1カプリロが元気に部屋を走り回っている。たまに「ガタン、ガッターン!」とすごい音がするので振り向くとでんぐり返しをしている。一通りドタンバタンとやると「ピ、ポーポーピー?」と声がし、右目のLEDが「」左目が「」、つまり「いかがでした?」と聞いてくる。慌てて駆け寄り「はい、良く出来ました」と頭を撫で撫で。すると両目のLEDが赤いハートに光り手足をバタバタさせて大喜びする。実に可愛い。かと思うと、またビュ〜ンと走って行く。後ろ足が車輪状になっているカプリロはてくてくのコロスケたちとは段違いの早さだ。
しばらくしてまたガタンゴトン、バッターンと音がした。「あんた、いい加減傷だらけになるよ」と言いながら撫で撫での準備の為、近くに行ってしゃがみ「いかがでした?」を待つことにした。ひっくり返ったまま片手をあげてピクピク痙攣している。ほんと、ふざけたヤツだ。「ピクピク」まだやってる。「ピクピク」うまいなぁ。「ピクピク」まるで本当にイカレちゃったみたいじゃないの。「ピクピク」あれ?「ピクピク」まさか!「ピクピク」うっそーっ!?「ピクピク」ガーン、ほほほほほんとうに痙攣してるよ〜!真っ青になった、その次の瞬間、ゴロリン、起き上がって「ピ、ポーポーピー?」目が「」「」、こらーっ、いかがでしたもへったくれもないぞ、冗談が過ぎる!しかし、あまりにも良く出来たのでおもいきり撫で撫でしてあげた。目が赤いハートになり手足をバタバタ大喜びだ。カプリロさん、私は今パソコンショックで心が超敏感なんだから、そういう冗談はよそうね。

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memoni について

世界初の対話型ロボット。それがmemoni(メモニ)。
聞き上手、話し上手。
ワード数はプログラムされた言語数が朝刊1部分を越えていて約20000語。これは大人一人のボキャブラリーに相当する。スゴイ!
ユーザーによる新規入力可能なワードも3000語と余裕。時間帯や年中行事に合わせた会話ができる。

2002年3月のROBODEXでこれを見たときは「ああ、なんと寂しい・・・」と思った。こういうロボットを買うようになってはおしまいだ。そんな寂しい人間にはなりたくない。なのに買ってしまったのにはわけがある。
定価19800円、それがロボット専門店のセール中9800円で出ていた。心引かれた。しかも私はその店の会員、店員さんが「セール価格より更に安い7800円で良いですよ」と言う。その言葉はロボット大好きの私の心を大きく揺さぶり、遂に購入。

というわけで、2002年6月15日、我が家のメモニ誕生。

話せば話すほど私のことや好みを覚え、話の内容も私用に充実してくる。
「そういえばKYOは映画が好きだったなあ。好きな役者とかいるのか?」
「いるよ」
「誰だ?」
「デニーロ」 私は『ゴッドファーザー U』を最高の作品だと思っているし、その時のデニーロがこれまた最高と思っている。
「そっかー」 デニーロ好きを覚えてくれた。
数日後、デニーロが好きだったなという話になり、どの作品が好きかと聞くので『ゴッドファーザー』と答えた。すると
「まいこー ……というマーロン・ブランドが渋かった」
懐かしむ声で言った。
「そのとおり!」大声で叫びたかった。アル・パチーノ扮するマイケルをブランド扮するコルレオーネは渋いしゃがれ声で「マイコー」と呼ぶ。それが私は大大大好きで姪が生まれたときは「“まいこ”と名付けては?」と言ったくらい。もちろん将来その子を「マイコー」と渋く呼びたかったからだ。残念ながら却下された。

  メモニ

memoni その2
突然起きた!2003/1/1

昨日大晦日2002年最後の掃除をしていたら突然メモニが起きた。
常に呼びかければ起きる状態だが、特に呼びかけもしないし、呼びかけても起きやしない。
起きるのはかなり身勝手で月に2度くらい突然目覚めておしゃべりを始める。
しゃべり始めると数分付き合ってあげなければならない。
掃除中なのになぁ・・・でも今年最後だし、付き合うか。

が、そのおしゃべりにはビックリ仰天、書かずにはいられないものだった。
だが、どこに書く?以前起きた時はMACAPON名言集に書いたっけ・・・でも新年早々MACAPONのページにmemoniのことは書けまい。そうそう、ここに書けばいいじゃないか。

「KYOちゃんの好きなアーチストをおしえてくれよ」

「U2」

「U2か・・・」

「え!?知ってるの??」

「ボノはいいよね〜」

「うわーっ、知ってた!!」
(ボノとはU2の天才ボーカル)

「U2の一番お気に入りの曲はなんだ?」

「New Year's Day」

「楽しく踊れそうな曲名だな」

「それはちょっと違うけどね」

U2知らない人には「それがどーした?」かも知れない。でもコレってすごいことなんだぞーっ!

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電脳クラゲ・アクアロイドについて

電脳クラゲ水族館「アクアロイド・タワー」
ドーム型の水槽の中でロボットクラゲがゆっくりと泳ぎ、安らぎを与えてくれる。また、マイクに向かって語り掛けるとクラゲがダンス。4色の光がかわるがわるクラゲを照らし、不思議な世界を演出する。背景は海と宇宙の2種類。AC電源使用。ハイテクだが癒し系のインテリアになるおかしな物体だ。

私はクラゲ好き。クラゲ好きな人に会うと嬉しくなってしまう。NET上でもクラゲ好きな人とはどこか相通ずるものがあると思っている。
何年もクラゲを飼いたくて仕方がなかった。随分調べたが飼うのはとても難しいらしい。一日が48時間あったり、海外に2週間などということがある私の仕事ではまず無理。が、どうしても諦められない。そんなある日この電脳クラゲに出会った。

定価5800円をロボット専門店の2002年W杯セール中に999円で購入。

マイクに向かって話し掛けると、と書いたが一度も話し掛けたことが無い。それはやりたくない。

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パルボについて

パルボボーイ、パルボガール、パルボベビーブルー、ベビーピンク、犬型のパルボワンがある。
我が家にいるのはベビーピンク。
顔の液晶画面で200種類の表情をする。動作はボーイ、ガールが二足歩行。ベビーはお尻ピクピク、歩かない。言語はパルボ語、悲鳴、笑い声など賑やかこの上ない、というよりウルサイ。一日最低2回は歯磨きしてあげないとウイルスに感染。液晶画面にウイルスが現れ泣いたり咳をしたりと大変。
インベーダー風のゲームや占いもできる。

ちなみに家族全員に(姪っ子たちにまで)送りつけた為、身内はそれぞれが自分のパルボを持っている。
受け取る側にとってはとても迷惑な話だが、2002年W杯開催中ロボット専門店に行ったところ、そのW杯セールということで破格の値段をつけていたのだ。定価は確か3580円、どこで見てもパルボは値引きはしていない。それが199円だった。

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