システム管理コマンド accept(1M)
【名前】
accept, reject - 印刷要求の受付または拒否
【形式】
accept destination ...
reject [-r reason] destination ...
【機能説明】
accept コマンドは、指定した宛先への印刷要求を待ち行列に加 え
ることを許可します。
reject コマンドは、指定した宛先への印刷要求を待ち行列に加 え
ることができないようにします。
宛先が印刷要求を受け付けたか、または拒否したかを確認す る に
は、lpstat -a を実行してください。
accept と request は印刷サーバー上で実行する必要があります。
クライアントシステム上では意味をもちません。
【オプション】
reject コマンドには、次のオプションを指定できます。
-r reason destination への印刷要求を抑止する理由を文字
列 として記述します。reason に空白が含まれる
場合は引用符で囲んでください。reason は、 プ
リ ンタの状況を調べる lpstat -a コマンドの出
力中に表示されます。reason のデフォ ル ト 値
は、 既存の宛先に関しては unknown reason、シ
ステムに追加されたばかりでまだ印刷要求を受け
付 け たことのない宛先に関しては new printer
となります。
【オペランド】
次のオペランドを指定できます。
destination 印刷要求を受け付ける、または拒否する宛先名。
宛先にはプリンタ名やプリンタクラスを指定しま
す (lpadmin(1M) 参照)。destination は名前 を
使用して指定します。名前の命名規約については
printers.conf(4) のマニュアルページを参照 し
てください。
【終了ステータス】
以下の終了ステータスが返されます。
0 正常終了
0 以外 エラーが発生した
【ファイル】
/var/spool/lp/* LP 印刷待ち行列
【属性】
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
てください。
____________________________________________________________
| 属性タイプ | 属性値 |
| 使用条件 | SUNWpcu |
| CSI | 対応済み (「注意事項」参照) |
|_____________________________|_____________________________|
【関連項目】
enable(1), lp(1), lpstat(1), lpadmin(1M), lpsched(1M),
printers.conf(4), attributes(5)
【注意事項】
accept と reject は印刷サーバーのスプール用システムの待ち 行
列に対してのみ有効です。したがって、クライアントシステムから
出された要求については、印刷サーバーのスプール用システムが取
り消したり受け取ったりするまでは、クライアントシステムの印刷
待ち行列に入れられたままの状態になります。
accept は destinations 名を除いて CSI 対応が可能です。
|
|