Solaris man マニュアル
システム管理コマンド                                 shutdown(1M)

【名前】
     shutdown - システムの停止とシステム状態の変更

【形式】
     /usr/sbin/shutdown  [-y]  [-g grace-period]  [-i init-state]
     [message]

【機能説明】
     shutdown は、マシンの状態を変更するために、スーパーユー ザー
     が 実行します。通常は、マルチユーザー状態 (state 2) からほか
     の状態に移行するために使用されます。

     デフォルトでは、shutdown は、コンソール以外はオペレーティ ン
     グシステムにアクセスできないシステム状態にします。この状態は
     シングルユーザー状態と呼ばれます。

     デーモンを停止させたりプロセスを強制終了させたりする 前 に、
     shutdown  は警告メッセージを出力するとともに、デフォルトでは
     確認のための最終メッセージも出力します。message は、標準の警
     告 メッセージ 'The system will be shut down in ...' に続いて
     出力される文字列です。この文字列に 2 つ以上の語句を含める 場
     合は、一重引用符 (') または二重引用符 (") で囲む必要がありま
     す。

     この警告メッセージとユーザーが作成した message は、 shutdown
     コ マンドが開始されるまでの残り時間が 7200 秒、3600 秒、1800
     秒、1200 秒、600 秒、300 秒、120 秒、60 秒、および 30 秒の時
     点で出力されます。「使用例」の項を参照してください。

     各システム状態の定義は次のとおりです。

     state 0         オペレーティングシステムを停止します。



     state 1         state 1 は管理状態と呼ばれます。state  1  で
                     は、マルチユーザーの操作に必要なファイルシス
                     テムがマウントされ、マルチユーザーファイルシ
                     ステムにアクセスする必要があるログインを使用
                     できます。システムがファームウェアモードから
                     state  1  に移行する時はコンソールだけがアク
                     ティブであり、ほかのマルチユーザー(stete  2)
                     サービスは使用できません。マルチユーザー状態
                     から state 1 への移行時にすべてのユーザー プ
                     ロセスが停止されるわけではないことに注意して
                     ください。



     state s, S      state s (または S) はシングルユーザー状態 と
                     呼 ば れます。この状態への移行時にはすべての
                     ユーザープロセスが停止されます。シングルユー
                     ザー状態では、マルチユーザーログインに必要な
                     ファイルシステムのマウントが解除され、システ
                     ムへのアクセスはコンソールを介してしか行えま
                     せん。マルチユーザーファイルシステムへアクセ
                     スする必要があるログインは使用できません。



     state 5         電源を切っても安全なようにマシンを停止し、可
                     能であれば電源を自動的に切断します。rc0 プロ
                     シージャがこのために呼び出されます。



     state 6         オペレーティングシステムを停止 し た あ と、
                     /etc/inittab の initdefault エントリに定義さ
                     れている状態でリブートします。rc6 プ ロ シー
                     ジャがこのために呼び出されます。



【オプション】
     次のオプションを指定できます。

     -y                      ユーザーの介入なしでコマンドが実行さ
                             れるように、確認の問い合わせにあらか
                             じめ応答します。



     -g grace-period         デフォルトの 60 秒を、スー パー ユー
                             ザーが変更できるようにします。秒数を
                             指定します。



     -i init-state           init が移行する状態を指定します。 デ
                             フォルトは、システム状態 s です。



【使用例】
     例 1: shutdown の使用

     この例では、ホスト foo で shutdown が実行されており、120  秒
     後に停止がスケジュールされています。警告メッセージは、最終の
     確認メッセージの 2 分前、1 分前、および 30 秒前に出力され ま
     す。

     example# shutdown -i S -g 120 "===== disk replacement ====="
     Shutdown started.   Tue Jun   7  14:51:40 PDT  1994
     Broadcast Message from root (pts/1) on foo Tue Jun  7 14:51:41...
     The system will be shut down in 2 minutes
     ===== disk replacement =====
     Broadcast Message from root (pts/1) on foo Tue Jun  7 14:52:41...
     The system will be shut down in 1 minutes
     ===== disk replacement =====
     Broadcast Message from root (pts/1) on foo Tue Jun  7 14:53:41...
     The system will be shut down in 30 seconds
     ===== disk replacement =====
     Do you want to continue? (y or n):

【ファイル】
     /etc/inittab    init によるプロセスディスパッチを制 御 し ま
                     す。



【属性】
     次の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    |_____________________________|_____________________________|
    | 使用条件                    | SUNWcsu                     |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     boot(1M),  halt(1M),  init(1M),   killall(1M),   reboot(1M),
     ufsdump(1M),   init.d(4),   inittab(4),  nologin(4),  attri-
     butes(5)

【注意事項】
     システムが S (または s) 状態に移行するとき は、 /etc/nologin
     ファ イル (nologin(4) のマニュアルページを参照) が作成されま
     す。その後 state 2 (マルチユーザー状態) へ移行する時点で、こ
     のファイルは /etc/rc2.d ディレクトリにあるスクリプトによって
     削除されます。