Solaris man マニュアル
ユーザーコマンド                                         sleep(1)

【名前】
     sleep - 実行の一定期間保留

【形式】
     sleep time

【機能説明】
     sleep ユーティリティは、少なくとも time 秒間、実行を停止しま
     す。

【オペランド】
     以下のオペランドを指定できます。

     time            実行を停止する長さを秒数で表す、負でな い 整
                     数。



【使用例】
     例 1: sleep コマンドの例

     ある一定時間後に、コマンドを実行する例を以下に示します。

     (sleep 105; command)&
     また、ある時間ごとにコマンドを繰り返し実行するため に  sleep
     を使用する例を以下に示します。

     while true
     do
             command
             sleep 37
     done

【環境】
     sleep の実行に影響を与える環境変数 LC_CTYPE 、LC_MESSAGES 、
     NLSPATH についての詳細は、environ(5) を参照してください。

【終了ステータス】
     以下の終了ステータスが返されます。

     0               time で示す秒数以上のあいだ実行を中断する こ
                     と に成功した、または SIGALRM シグナルを受信
                     した(「注意事項」を参照)



     >0              エラーが発生した



【属性】

     次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    |_____________________________|_____________________________|
    | 使用条件                    | SUNWcsu                     |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     wait(1),  alarm(2),  sleep(3C),  wait(3UCB),  attributes(5),
     environ(5)

【注意事項】
     SIGALRM シグナルを受信すると、sleep ユーティリティは以下の動
     作のうちどちらかを行います。

       o  終了ステータス 0 で正常終了する。

       o  事実上、シグナルを無視する。


     その他のシグナルを受信した場合には、sleep は標準の動作を行い
     ます。