Solaris man マニュアル
ユーザーコマンド                                           sum(1)

【名前】
     sum - ファイルのチェックサムおよびブロックカウントの出力

【形式】
     sum [-r] [file ...]

【機能説明】
     sum ユーティリティは、指定されたファイルの 16 ビットのチェッ
     ク サムを計算し、出力します。また、ファイル内の 512 バイトの
     ブロック数も出力します。通常、これを用いて不良箇所を見つけた
     り、またはある転送回線で通信されたファイルを検証するのに使用
     します。

【オプション】
     以下にオプションを示します。

     -r       チェックサムの計算には、代替 (マシン依存型) アル ゴ
              リズムを使用。



【オペランド】
     以下にオペランドを示します。

     file     ファイルのパス名。このオペランドを省略すると、標 準
              入力とみなされます。



【使用法】
     ファイルが 2 ギガバイト (2**31 バイト) 以上ある場合の sum の
     動作については、largefile(5) を参照してください。

【環境】
     sum の実行に影響を与える環境 変 数  LC_CTYPE、 LC_MESSAGES、
     NLSPATH についての詳細は、environ(5) を参照してください。

【終了ステータス】
     以下の終了ステータスが返されます。

     0        入力ファイルはすべて、正常に出力された



     >0       エラーが発生した



【属性】
     次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
     てください。

     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    | 使用条件                    | SUNWesu                     |
    | CSI                         | 対応済み                    |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     cksum(1), sum(1B), wc(1), attributes(5), environ(5),  large-
     file(5)

【診断】
     "Read error" は、ほとんどの装置で、ファイルの終わりとの区 別
     がつきません。ブロックカウントをチェックしてください。

【注意事項】
     移植性の必要なアプリケーションには cksum(1) を使用してくださ
     い。

     sum と usr/ucb/sum (sum(1B) 参照) の返すチェックサムは異なり
     ます。