Solaris man マニュアル
ユーザーコマンド                                      volcheck(1)

【名前】
     volcheck - ドライブ内の媒体の検査と、デフォルトでのすべて の
     フロッピー媒体の検査

【形式】
     volcheck [-v] [-i secs] [-t secs] pathname

【機能説明】
     volcheck ユーティリティーは、各 dev/pathname を順に調べ、 ド
     ラ イ ブ に 新しい媒体が挿入されていないかを検査するようにボ
     リューム管理に指示します。

     デフォルトでは、ボリューム管理によって管理されている、検査が
     可能なすべての媒体が volcheck の対象となります。

【オプション】
     次のオプションを指定できます。

     -i secs  デバイス検査の頻度を secs 秒に設定します。デフォ ル
              トは 2 秒です。最小の頻度は 1 秒です。



     -t secs  secs に指定される秒数の間、指定されたデバイスを検査
              し ま す。 指定できる最大の秒数は 28800 (8 時間) で
              す。検査の頻度は -i で指定します。この合計時間に デ
              フォルト値はありません。



     -v       詳細表示



【オペランド】
     次のオペランドを指定できます。

     pathname        媒体デバイスのパス名



【使用例】
     例 1: volcheck コマンドの例

     次の例は、フロッピーディスクドライブに新しい媒体が挿入されて
     いないか検査するようにボリューム管理に指示します。

             example% volcheck -v /dev/diskette
             /dev/diskette has media

     次の例は、2 秒おきに 600 秒 (10 分) 間、フロッピーディスクド
     ライブにフロッピーが挿入されていないか調べるようにボリューム
     管理に指示します。

             example% volcheck -i 2 -t 600 /dev/diskette1 &

【ファイル】
     /dev/volctl     ボリューム管理の制御ポート



【属性】
     次の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    |_____________________________|_____________________________|
    | 使用条件                    | SUNWvolu                    |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     eject(1), volcancel(1), volmissing(1) rmmount(1M), vold(1M),
     rmmount.conf(4), vold.conf(4), attributes(5), volfs(7FS)

【警告】
     多くのフロッピーディスクドライブにはハードウェア上の制限があ
     るため、媒体の検査では、フロッピーディスクドライブ内で機械的
     な動作が発生します。したがって、フロッピーディスクドライブを
     継続的にポーリングすると、ドライブの磨耗を引き起こします。ド
     ライブのポーリングは、ドライブの使用頻度が高い時にだけ実施す
     るようにお勧めします。