Solaris man マニュアル
ユーザーコマンド                                            wc(1)

【名前】
     wc - ファイルの中の行数、単語数および文字数の表示

【形式】
     wc [-c | -m | -C]  [-lw] [file ...]

【機能説明】
     wc ユーティリティはいくつかの入力ファイルを読み込み、デ フォ
     ルトでは各ファイル中の復帰改行の数、単語数、バイト数を標準出
     力に書き出します。

     入力ファイルが複数指定された場合は、すべてのファイルの合計値
     も出力します。

     wc の定義では、「単語」とは空白 ( たとえば空白文字やタブ文字
     ) により区切られた、長さがゼロでない文字列です。iswspace(3C)
     や isspace(3C) の説明を参照してください。

【オプション】
     以下のオプション   を指定できます。

     -c       バイト数を数えます。



     -m       文字数を数えます。



     -C       -m と同じ意味です。



     -l       行数を数えます。



     -w       空白文字または復帰改行で区切られた単語数を 数 え ま
              す。区切り文字は、iswspace() によって定義された任意
              のコードセット中の拡張 Unix コード (EUC) 文字です。



     オプションが指定されていない場合、デフォルトは -lwc です (行
     数、単語数、バイト数の表示) 。

【オペランド】
     以下のオペランドを指定できます。

     file     入力ファイルのパス名。このオペランドを省略する と、
              標準入力が使用されます。


【使用法】
     ファイルが 2 ギガバイト (2**31 バイト) 以上ある場合の wc  の
     動作については、largefile(5) を参照してください。

【環境】
     wc の実行に影響を与える環 境 変 数  LC_CTYPE、 LC_MESSAGES、
     NLSPATH についての詳細は、environ(5) を参照してください。

【終了ステータス】
     以下の終了ステータスが返されます。

     0        正常終了



     >0       エラーが発生した



【属性】
     次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    |_____________________________|_____________________________|
    | 使用条件                    | SUNWcsu                     |
    |_____________________________|_____________________________|
    | CSI                         | 対応済み                    |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     cksum(1),    isspace(3C),    iswalpha(3C),     iswspace(3C),
     setlocale(3C), attributes(5), environ(5), largefile(5)