日 記 ど う ?





◆平成16年9・10月の日記どう◆
2004年10月30日(火)
煮込みの向こう

着実に復旧が進むなか、なお余震が続く新潟。イラクでは米軍が香田さんらしき遺体を確保。この報道について方々でアレコレもの云ふ声がワンサとするもんで、頭がガンガンするような…
 明るいニュースでも、とTVじゃ松坂投手・柴田アナの婚約を盛り込んだんでしょう。いちプロ野球ファンとしては、メジャー入りを宣言した彼に「お前もか…」と。
 「ここはいっちょう浪曲」。アヤシゲな構えのカフェ(居酒屋)立ち並ぶ、浅草木馬亭へ。
初めて浅草を散策しましたが面白いとこですねぇ。お寺の周りに様々な店が群集。参拝者もイロイロ。ひたむきな姿と観音さまに背中を向けピースサインの外人、観音堂の階段でも座り込みの学生…
 「細かいことをゴチャゴチャ気にすんなっ
て、面倒見てやんから」って 浅草の観音さまは小さなことは気になさらないのでしょうね、きっと。

2004年10月27日(水)
我が心 鏡に映るものなれば さぞや姿の みにくかるらめ

続く余震、徐々に増えていく犠牲者、間もなく訪れる冬将軍。暗澹たる気持ちが重く立ち込める新潟の彼の地で生存者の報せ。正直な話、ホンのいくらか救われました。
 どっかにバラ撒く公的資金(税金)や、援助国の国民に報告されない海外援助(血税)・・・無駄遣いする税金があるなら、被災者につかってくれよ!! 
 なんてことは、出世間の立場にいるので思っても言いません。

報道されない中越地震の犠牲者及び、今もどこかで世を隔てることになった有縁の方が安らかでありますように
謹言合掌

2004年10月26日(火)
侃々諤々

『西光寺山火祭り』に向けて役員・世話人会。荒天に見舞われた去年は、裏方さんの絶妙なアドリブで奇跡的に“どうにかなっちゃった”感が強く、ほぼ参考にならない。ものの事前の打ち合わせをしたわけです。
 去年火祭り初体験を済ませた自信がそうさせるのか、先輩方の雰囲気が違いましたねぇ。戦後の大変な時期を乗り越えてきた生命力を持ってるジイサマだから当たり前か。
 役員・世話人会も回を重ねるごとに、それぞれの人となりがそれぞれ観えてきたようで。活発に意見を述べる方がいれば、それを冷静に見守っていて落とし所を探る方がいる。(ワタシ?オチ担当…)
 為を思ってお寺を支える大切なジイサマ。支えられてます、ホントのはなし。

2004年10月25日(月)
つくる才能

『目は口ほどにものを言う』とは至言。ご詠歌などで他人さまを前に話すことがあるからか、「オヤ、聞いてないな」という感覚をおぼろげながらも掴めてきたよう。聞いていそうな目線の人に向けて話を進めちゃうので活用しきれてないけども。
 ファーストフードに“スマイル¥0”てあったけど、まだやってんのかね?(ここ何年足を踏み入れてない)今なら「無理に笑顔をつくらなくても‥」って言っちゃうかも。とうのも、六本木のベルファーレで無駄に日焼けしたオニイチャンがあからさまなつくり笑顔で注文を取りに来たときには「あんまり見くびんなよ」って腹が立ったもんで。(何で六本木に行ったのかは、また後日)  
 ご詠歌の全国大会で神奈川県民ホールに行ってきました。曲名(意外に曲数があるのです)と支部(ご詠歌の集まりは寺院ごとが目安)を紹介する司会を務めました。
 70組もの出場なので、時間短縮と公平を期すためムダ口はNG。ひたすら「○番、○支部です」のみ。役目を終えてから、密蔵院の名取住職に「退屈だったでしょ」と。だんだんボーッとしていたのが声音にも出ていたのか。「えぇ、まぁ…」と東武東上線の池袋駅で「イセセキ!!イセセキ!!」と黒人に道を訪ねられた時の反応を再び。ふと“スマイル¥0”が思い浮かぶ。“笑顔で接客”は“笑ってごまかす”を含む?

2004年10月23日(土)
「護摩焚きしかないか」

台風の次は地震ですか。何でもまだ24号が控えてるっていうし。「いい加減にしろよ、人類」なんてね。
民放各局が緊急特番を組み、ラジオも小まめにテロップを入れる中、マイペースなテレ○東京・・・さすがだよ。ちょっぴり観ちゃったい。
道路・線路・ライフラインも復旧に時間がかかるんでしょうねぇ。台風が来る前に何とかなるといいのですが。
車外で体を寄せ合うようにして暖をとる人、駅の構内で呆然とする人。停電で所々ポツポツ明かりが灯るなかで耐える人々・・・被災された人が少しでも無事でありますように。
謹言合掌

2004年10月22日(金)
拘束道路

移動手段は概ね車。(贅沢もの!!とお叱りがあるかもしれません)車中で行なっているハズカシイことをコッソリ白状しますんで。ネ。
 ご詠歌で出掛けるときは、当日の課題曲をチェック。人目を憚ることなくやっちゃえる車中ならでは。喉慣らし込みで詠っちゃいます。電車で同じことをしたら、アナタ、車掌さんが電車よりも速く駆けつけるでしょうねぇ、まちがいない!!
 法話どうで出掛けるときは、頭ん中へ詰め込んだあらすじを、時計を見つつ反復練習(こういうのを『焼け石に水』と)。個人的に文化放送を聞きながら、がミソ。音楽だけだと刺激が弱すぎて復習に集中出来ちゃうので、いざ本番!!の緊張感と状況がかけ離れるので。「何とか聞いてもらおう」と面白い話題をふってくるAMラジオのパーソナリティーに復習の途中で興味を持ってかれても、戻れないといけません。出来たことないけども。
 246の東名青葉インター手前にある案内板に騙されワザワザ渋滞に向かっていって、渋滞に巻き込まれても腹は立ちませんねぇ。むしろ「今だ!!」の気持ちが強い。というのも法螺貝吹いたり、ホーミーしたり、落語を聴いたり。持ち歩いてるノートパソコンはホトンドやりませんけど。

2004年10月21日(木)
協会のまわしもの

各地に残る台風の爪痕がメディアで報告されてます。あれだけ圧倒的な力を見せ付けられると、テレビの前でボーッとなるほかなくテレビの前から離れられんのよ。11/28の『西光寺山火祭り』準備を始めたのでラジオに切り替え。
 テレビを観る時はひたすらザッピング。同時進行でいくつもの番組を斜め観ると得した気分になりません?「また時間を吸い取られた…」しか残らないけど。でもザッピングなんだよねぇ。♪わかっちゃいるけど やめられない♪
 ものごとを捉えるには、映像を観るのが手っ取り早い。『百聞は一見にしかず』のとおり。ただ、レンズを通して映像を観ることは出来るけれど、レンズを覗いてるカメラマンの背中、背後は写らない。ボンヤリしてると、このことを忘れちゃう。
 テレビだけじゃなく、道路標識、駅構内の案内板、アナウンス。携帯電話。これだけ至れり尽くせりだと、何につけても必要な想像力は萎んでっちゃう。
 「歯止めをかけなきゃ」って身近に置いているものは落語。想像力が上手いこと働かない人には、一人でヘンなことしてるって面白くも何ともないでしょうけど。これが仕草と声音で見事に騙されちゃう。噺家さんの力量にも依りますけど。個人的にテレビを観るより頭の体操になっているよう。  
 他人の痛みがわかる豊かな心・想像力を養うためには落語。みなさん寄席へ行きましょう!!
 …だから大宅さんは『一億総白痴化』って?まさかぁ…ねぇ。

2004年10月20日(水)
胡山醤チキン

台風の被害を受けて復旧しかけのところへ9回目の上陸。作業を進めてる方も、堪ったもんじゃないでしょうねぇ。
よく「降雨量40mmを越す」などと取り沙汰されます。こんな報道を耳にすると自然「40mm・・・てことは4cmか。たいしたことないか」などとボンヤリしてしまいます。  
目安を「雨量1mm=畳1畳に1リットル 」
<(http://www.tbs.co.jp/morita/qa_ame/faq_040714-256.html>)に変えて報道を受け止めてみてくださいな。目からウロコです。
 「台風の影響で降雨量も1畳につき40 を1時間で超える見込み。明け方までの総雨量で1畳あたり500s・・・」ってコワ過ぎ。
 腹ペコ熊にドングリを山ほど送ったとか。台風の影響でドングリを食べはぐって気の毒だ、という行いなんでしょう。わからなくもないけど、野生動物を餌付けすることになるしなぁ。すっきりしません。
異常気象の原因をつくり、野生動物の生活圏をおびやかしたんだから、ゴハンのお世話ぐらい有難くやらせもらう、かぁ。なんだかなぁ。
今度のクマさんは鶏舎に急襲。となると、かくなる上は・・・『お届けケンタッキー』

2004年10月19日(火)
モッタイナイビレッジ

 最近の小学校では給食時に「無理しないで残しなさい」って指導してるって聞いたけど何ですねぇ。ハレモノさわるみたい。「子宝」っていうぐらいだから、いくらか遠慮したほうがいいのかもねぇ。「もったいないから残さず食べなさい」と小言が飛んできた食卓で育ったもんですから。
 肥満の原因は食べ過ぎと運動不足でしょうか。なるほど「もったいないから…」は食べ過ぎの原因、肥満を助長する。健康維持のためにも「無理しないで…」という躾けになるかなぁ。
 「無理しないで残しなさい」で、「いらないものは捨てていい」価値観を早くから身に付けた子供達。何かの拍子でせっかく授かった人生ですらも「無理しないで」捨ててしまう、なんてこともあるでしょうね。集団自殺なんてことがあるぐらいだから。
 子どもの頃に聞いた「そんなことすると、もったいないオバケが来ちゃうぞ」って言葉。「そんなものいるもんか」って、ハナから信じちゃいなかった。
 何かの拍子で大切なものを捨てる気持ちになってしまったときに、「命までも粗末にしなさんな」って言いに来てくれるオバケかも。

2004年10月17日(日)
オノボリ ブラザーズ

ディジュリドゥでお世話になっている梅原ご夫妻が原宿の竹下通り《ギャラリーハセガワ》で催し。MOMOさんワールドを垣間見て、お土産に竹製のディジュリドゥ。帰り道も竹下通り。傍から見れば、竹筒(ディジュリドゥ)を抱えたボウズ。我ながら不審者ビームを発散しすぎ。すれ違う人はお喋りとクレープに夢中で一瞥すらしない。原宿では“いたってフツー”でした。
 初めての原宿、竹下通り。ホント若者ばっかで賑わってました。雑踏を避けヒッソリと生活している人間にとっちゃ毒ですね。今後行くことがあるとしたら罰ゲーム、若しくは何かのリハビリだろな。オジイチャン、オバアチャンと接することが多いから余計に面食らったのかも。
「原宿に住んでる人って、この中にいるのかな?」なんて想像は意地悪かな、と反省するその脇で、金髪の白人が雑踏をバックに親指立ててニンマリ。記念撮影してた。
マイク(仮名)、お前か・・・

2004年10月16日(土)
未知との遭遇並みご挨拶

名取住職(江戸川区鹿骨 密蔵院)が毎週法話を寄せるHP『法話図書館』を手がける業者の方が、チピーでの声明ライブにいらっしゃいました。居心地のいいカウンターで休憩をとっていると「日記読みました」って声をかけてくださいました。(挙句、褒めてもらっちゃったい)ネット上に載せるのだから当たり前だけども、初体験だったもので、何といいましょうか、気恥ずかしいものです。
 名取住職は600字の原稿を毎週更新してボチボチ100回目。ウェブページでは100話を1クールにしていますって、いうじゃない…「残念!!ここらで一区切り!!」と、ハタでは思ってたのです。
 「もう1クール続ける」と聞いて、ホッとした次第。
 「にしても、良くネタがありますよねぇ」
 「1週間あるんだから何か見つからないほうがマズイと思うよ」(こんな感じの返答でしたか)
 なるほど日記を続けていられるのも、考えようによっちゃ面白いものに囲まれて暮らしてますもんね。どれだけ心のアンテナを外に向けて張っているか、にかかってます。
 我が心のアンテナ“ポジティブ32号”ですが、日記を始めてから内側に向けないようにしてます。何でって?「やめよう」とか「面倒くさい」を、途端に拾ってくるもんですから。

2004年10月14日(木)
ムラサキジロー(自称)

夜道を照らす街灯に向かって「いつもありがとね」って言えれば、誰隔てなく思いやりある言葉がいつでも出てくる筈。密蔵院(江戸川区鹿骨)での村上正行さん(古館伊知郎さんの師匠のような人)のハナシ。
「覆水盆に帰らず」のとおり、起こってしまった事実は「そんなのナシよ」とリセット出来る筈もない。残念ですけどね。どうにもならないものをウジウジしていても埒が明かない。どうにかしないことには仕方ないでしょう、と成るでしょうか。にしても「後悔から反省へ」踏ん切りつけるのは、骨の折れる作業ですよねぇ。
 慌しくしている時に携帯の呼び出し。反応がないので無愛想な応対をして電話を切る。「この忙しいときに・・・」とブツクサ言いながら履歴を見た。大切な方からだった。・・・頑張れ、オレ。
くじけない人に
謹言合掌

2004年10月13日(水)
本当にあった怖いハナシ!?

五年前の統計と比べ、青少年は体力減少、中高年は体力増進と文部科学省が発表。そうかもなぁ、などと。
 近所にある恩田川の沿道をジョギングすると必ず中年ご夫婦が散歩、バス停前のコンビ二には中高生らしきジベタリアンがたむろしてラーメンすすってる。文科省の発表をまんま鵜呑みにしないまでも、頷けちゃうのです。
 お世話になっている密蔵院(江戸川区鹿骨)の名取芳彦住職がおっしゃっていた面白い川柳で「立てば芍薬 座れば牡丹…」をもじったものを。
 「立てば疲れた 座れば眠い 歩く姿はまず見ない」
 いつだったか山手線車内で座り込みを敢行した挙句、雑誌を読み始めたコギャルに遭遇したときには面食らいました。
 「アンタがそうすることで迷惑かけるかも?とか考えないのかい!!
ガツンと言ってやりましたよぉ。
心の中で。

2004年10月8日(金)
オイオイ

 また台風ですか。39,5度の史上最高温度に達したかと思えば最高風速更新みたいだし。ホント地球規模でどうにかなっちゃっているみたいですね。あながち『デイアフタートゥモロー』もバカにできないと思うのですが。
どうしようもない不安にかられて気象庁やYV局のお天気キャスターに質問したくなる人も出て来るでしょうね。『デイアフタートゥモロー』公開間もない頃、民放のお天気キャスターが笑いながら「あんなことは現実じゃありえませんから…」って。♪み〜んな脳天気〜♪
「地球温暖化」という言葉。海外では「気候変動」っていうのだそう。個人的には「変動」のほうが危機感を煽られますが。いたずらに混乱を招かない言葉選びで「温暖化」?となると、この言葉選びは秀逸ですよねぇ。ホント公共機関の言葉選びには、慎重かつ深長なものが多いこと。
 「10キロ渋滞」を「10キロの滞り」と聞くと、「10キロ」よりも「滞りって何?」に意識がずらされません?こうして時間を稼がれるうちに、怒りをそらされちゃう。
 「公的資金」は「税金」・「血税」と置き換えると、その用途に興味もわきます。
 「住職」、「先生」、「方丈さん」、「お上人さん」など、いろんな呼び声がかかります。「何てお呼びしたら・・・」と尋ねられることもしばしば。何であっても声をかけて頂けるのはうれしい限り。「オイ!!」は別ですけど。

2004年10月6日(水)
カカア天下

女子中学生が売春斡旋でお縄。買うオトナが悪いのかもしれない。ただ、悪知恵で友達をたぶらかして斡旋した子が居ることも事実。まんまと騙された(ウマイ話に乗った)子も悪い。なんせ喧嘩両成敗でしょうから。
 体で小銭稼いでヒッチハイクの女子中学生2人。もう「オトコなんてさ…」って、見透かされているのでしょう。どんな親になるのか想像するだに恐ろしいですね。
 一部のことと割り切っているものの、取り沙汰される性の問題に気持ちも暗くなります。というのも、情けないことですが「自分を大切にしなさいよ」という言葉しかないかなぁ、と思っているから。「個人の自由じゃん」と言われちゃったら、ハイ!!それまぁでえよぉ…。
 「娘」は「良い女性」、「嫁」は「家は女性次第」で、「婆」は「人生の波を乗り越えた女性」。眺めてみると女性を賛美するような字ばっかり。こじつけのような気がしなくも無いですが。
 「姑」は「オンナが古いじゃんか」というご指摘はごもっとも。ただ、素麺なんかは古くなった「ひねもの」になると、熟成がすすんで美味しい(お値段だっていくらか高め)。「人格の熟成が進んだ女性」と受けとめています。
 手の施しようが無くなる前に何とかしたい。先人の祈り・知恵が込められたかのような漢字。もしかしたら、こんな事態になることを予見してたかもしれませんねぇ。
 「妙」は素晴らしいを意味してたっけ…

万感を込めて
謹言合掌

2004年10月6日(水)
微笑み坊主

密蔵院さん(江戸川区鹿骨)で行われる《話の寺子屋》が毎月のお楽しみ。会をスムーズに進める村上正行さん(元アナウンサー。古館伊知郎さんの師匠とか)のお話を聴くたびに目からウロコがボロボロと落ちること。
楽しい言い回しにつられて気持ちが楽しくなっちゃう、これは衝撃でした。
いつかは使ってみたいものをホンの少し。
・「不幸」→「不幸の専売特許みたいな顔」
・「マジウメエ」→『旨いの旨くないの』(一体どっちなんだ、ってね。)

「仏頂面の侍」イチロー選手も今回ばかりはうれしそうでしたねぇ。観ているだけのこちらまで何だかうれしくなりました。ホント笑顔はいいものです。
表情、にも面白いのがひとつ。
「無表情な女とネコの死骸ほど手に負えぬものはない」
淑女の皆様ごめんなさい。・・・笑って許してネ。

2004年10月3日(日)
動かぬ証拠

259安打!?凄い、の一言。凄すぎてそれほどうれしくない、が正直なところ。メジャーリーグの年間最多ホームラン記録が73本に更新されたときも「数字としちゃ58本ぐらいが見栄えがするのに・・・」ワケわからない心境で実感沸かなかったし。掛け値なしにすごいことなんだけど。
記録達成のVTRを昼のNHKニュースで観ていたら涙がじんわり。「涙腺がゆるくなるのは老化」誰から聞いたか、根拠があるのかも忘れた。物忘れかな?って老化現象かい。
そういえば、顔と名前がスッと頭に入らなくなってきた。頭頂部の髪の毛が薄くなってきたり、顔中に脂ぎった薄皮を一枚張り付けたような感覚を覚えし、熱いオシボリで顔を拭きたい衝動を人目が気になってこないだ我慢した。「オヤジの仲間入りしたんだ」と現実を素直に肯定すれば気楽なものを「30過ぎりゃ脂ぎることぐらい仕方無い」などと言い訳したり。
・・・愚痴っぽいのも老化の証拠か。

2004年10月2日(土)
シモキタのパブロフ

春風亭昇太さんの独演会に下北沢へ行ってきました。プリンコさんを流山からお呼び立てしてお付き合い頂きました。
自席で開演を待っていると、目深に帽子を被った女性が斜め左後ろの席へ。傍らの友人らしき女性と賑やかなお話が勃発。開演間もないので「分かってるよねぇ?」と強引にお尻を電車の席にねじ込んでくるオバハンへ一瞥くれるようにチラッと見ると、どっかで見たような?女優さんでした。
隠れている(隠れているつもりの)芸能人を見かけるのは、何だかうれしいものです。ハシャグほどじゃあないけどね。「見破ったり〜」ってね。
以降帽子を被ってる人が全員芸能人に見えてくる。会場をぐるりと見回して帽子を被った人や「どっかで見たような・・・」人を探さなくても良いのにしばらく探してた。お囃子が聞こえてきて、お目当ては昇太さんだったことを思い出す。
 お囃子の聞き方もいろいろですよねぇ。

2004年9月29日(水)
運命

高田馬場の諏訪通り沿いにある玄国寺さんへ9月大護摩のお手伝いに行ってまいりました。2000から、「お月見」。およそ90名(予約制)大人数で、こっくりした味わいのざる豆腐(川越から取り寄せたのだそう)、おいしいお酒を傾けながら秋の夜長を満喫。
 面白かったのは俳句の遊び。(名称があるんだそうだけど・・・)上の句・中の句・下の句それぞれ別個に短冊をつくり、参加者にいずれか一つを渡しておく。思い思いの言葉を記した短冊を回収し、ランダムに組み合わせて一句完成しようというもの。
 上・中・下句がバラバラに作られているんだけど、案外面白くまとまるもの。90名で拵えた30句の中から面白いものを。

・薄明かり 好きなあなたに 朧月
・玄国寺 温もり欲しい 月見影
結構艶っぽいものもできるんですねぇ。

お気に入りはこれ。
・ざる豆腐 今も昔も ざる豆腐

確かに美味しいんだけどもさ。お月さまも茶目っ気たっぷりなことで。

2004年9月26日(日)
倒彼岸!?

「結婚は人生の墓場」は誰からともなく耳にしていた話。
結婚をきっかけに、時間とお金を自分本位に使えた生活が家族本位になる。
そりゃ息苦しいだろねぇ。

お墓=おしまい、お墓=おばけのイメージが定着しているので「ここだけの話」をひとつ。
お彼岸中に昼間(夜はさすがにコワイかもね)きてごらんなさい。
色とりどりのお花が供えられてて、そりゃ華やかです。お線香の煙がたなびく合間から、
手を合わせるお身内のお姿。まさにハートウォーミングな光景ですよ。
個人的に『トゥーブラザース』より好きだなぁ。

他人さまの前で身内の話をするとき「愚妻」とか「馬鹿息子」とか「豚児」のように、へりくだった言葉をあえて使います。
これを踏まえて、お彼岸の実情を鑑みると
おや〜、さてはオノロケですかぁ。

後輩の結婚式でこのことをいったら、憐れみと蔑み、慈しみと憂いを含んだ表情でバカな野良犬を見るように(今でもあの目つきが夢にでるんだよ〜)
「先輩も結婚すれば現実を知りますよ」

幸せな家庭生活を送る皆様へ
謹言合掌

2004年9月25日(土)
お彼岸もあと一日。

自分でまいた種とはいえ、明日の9月大護摩には、都内のお寺のお彼岸手伝いからとんぼ返りでお寺に戻って修法する、というスケジュール。
早朝に本尊さんへのご供養のお作法をすませて中座、お手伝い、修法続行という段取り。
法要前の布教師による法話の最中にお寺に戻り、ささっと沐浴していざ!!という次第。

今年初めの「2月も節分を過ぎればいくらか時間に余裕が出来るだろう」という見込みもはや9月・しかも終盤・
「10月になれば…」て火祭り準備か。

ユン○ル飲んでガンバルンバ…

2004年9月24日(金)
開設一週間

HP開設から一週間が過ぎた。
三日坊主にとっての関所を無事に通過。
あとは「三回目」を乗り切るのみ。
そうすれば惰性…勢い(同じ)で、なまけ心を
騙し通せるような気がしなくもないと思ったり思わなかったり。

ディジュリドゥの教則CDを聴きながら都内のお寺へ出勤。
7月の終わりにご詠歌とお話しの先生から貰い受けたもの。
「教則」なので演奏方法についての足がかりになるものだから
気になっていたもの。
英語のMCと英語じゃない言葉の説明で「大体こんな感じ…」
とリズムの作り方が入っていて、様々な
演奏方法が短く刻んで盛りだくさん。
朝から大満足の90分でした。

にしても「67曲目」て表示、どうです?

2004年9月21日(火)

世田谷のお寺から法事を頼まれました。
帰りしな、ご遺族の方から「お坊さんは落語家何かを……」
って、素人ですってば。

判っちゃ居るんですけどね…
喬太郎さんの新譜が「アレッ、今日は聴かないの?」
って呼ぶもんですから。

録音の発明に
謹言合掌

2004年9月20日(月)
初日記

HP立ち上げ初の日記が新作落語ネタとは、巡り合わせが良いようで。
国立演芸場で行われた三遊亭円丈さんの還暦祭りに行ってきました。
注目の噺家さん目白押し、笑い通しの三時間(2500円は安い!!といっても高けりゃいかないか)。
心地よい腹筋の張りを覚えつつ、頭の中も強烈な刺激を受けたせいか、脳みそが分離するかのようでした。(それにしてもぶっ飛んだ噺だったなぁ)

ハリウッド映画・テレビ番組に飽きたらアナタ、落語です。
なんでって、還暦を迎えた噺家さんが○○○を題材にして30分しゃべり倒すんですから。

皆様の豊かな想像力に
謹言合掌