日 記 ど う ?





◆平成16年11月の日記どう◆
2004年11月28日(日)
ぼくんちのシークレットウィンドウ

やってしまいました、貫徹。火祭り準備でもやらなかったのに、原稿をあげるため
の宝刀を抜きました。32歳でカンテツした甲斐ありましたねぇ。あとは原稿をメールで送信するだけ、これで自由の身です。明日堪えるんだろなぁ。
個人差はあるでしょうが、文章をつくるときには、必ず「ネタの種」が必要。スッポンと軽く出てくることもあれば、「オヤ、こんなところに・・・」てのもある。意外に思われるかもしれませんが、アイデアが必要のようです。忘れないうちに打ち込めるようノートパソコンを持ち歩いたり、締め切りが目前に迫るとパソコンの前でひたすらネットサーフィンか、読書(マンガも含む『デス ノート』にはやられましたな)をしたり。
なんだか集中できない場合は、テレビ・ビデオ・映画、落語、浪曲、講談など思いつく限りの情報に身を委ねて、ネタの種の訪れを待ちます。 
にしても集中できないときは、ディジュリドゥや法螺貝、ホーミー三昧。好きな音に身を預けて収穫を待ちます。
というよりもダメなときはバッテイングセンター、散歩、ジョギング。(そういや、断食して護摩焚きはまだやってないわ)。
てゆうか駄目だった今回は、日記の転用をしちゃいました。(どの日記をいぢったかはヒミツ)多くの人目に晒される原稿を上げるときは、絶対零度の赤ペンを操るブラザーアイスマンに依頼。兄弟で頭の動きが違うのは助かりるのですョ。
もちろんこの日記の調子じゃやりませんよぉ。お坊さんしか(お坊さんも)読まないであろう『真言宗豊山派宗報』に載せる原稿をこさえたんですから。

2004年11月27日(土)
湯谷の羽目板

毎週末は面影橋の南蔵院につとめに出てますが、「法事もないし・・・」って土・日お休みを頂きました。
「火祭りの準備で大変だろうから」って言葉を直接頂かなくても、察しまさぁね。 
使ってる小僧のために日程調節したり、もっと若い後継者のために頭と体を倒れるまでつかったり・・・とことんカッコ良すぎの住職です。そんな背中を見せ付けられたらコチラも立ち止まれないんですよねぇ、ホントのはなし。
大勢さんのお力添えを頂いて、火祭りの準備も当日の支度を残すのみ。西光寺の寝床には、お接待で振舞うスイトン、おけんちん、茶飯や煮物の「こりゃ美味しいでしょう」という香り。
あんな旨そうなにおいを嗅がされちゃ、つまみ食いだって止められないんですよねぇ、ホントの話。(手ぇつけちゃいませんてば!!

2004年11月25日(木)
若僧の若僧的ココロ

長谷寺で朝のお勤めを終えて帰宅。1900から新小岩のチッピーで声明ライブ。久々にPUANの梅原さん夫妻と久々に共演。
高校時代に草野球の活動も盛んだったブラスバンド部に、野球したくて入部。弟がトランペットのパートに居たもんだから、悩んだんだけどね。入っちゃったい。サックスのパートの友人 初め人間ワタナベが引っ張ってくれたこともあって、高1の春先にマウスピースをプープー。学校の方針は高2で引退だったもんで、2年しかやってないけど、楽しいもんですよ、合奏って。みんなで1つの曲をつくりあげたときの達成感たるや、お檀家さんのジイサマと元お嬢タマ達とお施餓鬼の準備をして、当日の法要が無事に済んで、片付けを終えたときの打ち上げのよう・・・ってわかりにくいですよねぇ。
言い換えると火祭りの準備を山伏仲間、檀家のジイサマ・元オネエタマ、ご詠歌でお世話になってる80人のオフクロさん、ボーイスカウト83師団と地元八朔町の消防団のアニキ達として、法要が無事に済んで、全ての片付けを終えて45℃の熱めのシャワーを浴び終え、美味しいスイトンをお腹一杯なのに食べちゃった感じに近い。
「分かるよ、その気持ち」って方。気の合うところで落語でも観にいきますか。

2004年11月24日(水)
逃した魚

ここんところ長谷寺での法話どうは、御影堂15分〜五重塔下15分〜奥の院手前お坊さんのお墓前5分〜奥の院前15分〜総本山研修所前5分〜帰り道順路、本坊・大講堂方面分岐点5分。全行程で1時間以上です。…よくもまぁ、お付き合いくださるものです。
 ホームグラウンド“五重塔下”で法話どう始めると、今時のナリした若い男女10人ぐらいのグループを捕捉。珍客到来に「足を止めさせてやる〜」と、クスグリ三倍増しバージョン。
 聞いていたかどうかわからないものの、五重塔下を離れても着いてくる様子。「よっしゃぁ!!捕まえた」と喜ぶのも束の間、けれんみなくスパッと通り過ぎていきました。
 軽やかに通り抜ける彼らに「お気をつけて…」と声をかけつつ観察。“かっこいい外人さんと愉快な仲間たち”といった印象。日本語を流暢に話す白人男性1人・黒人男性1人それぞれの周りを“裏大和撫子”がそれぞれに3,4人、その周りをコバンザメみたいにチョロついてる“逆大和魂”が2,3人。
 彼らが奥の院付近で記念撮影に興じているところへ再接近。「“奥の院前”でリベンジだ」って意気込んでいたところへ、
 裏×3;「あっ、アイツまた来たよ〜」
 黒×1;「ホントダ、ナンダロネ。」
“ナンダロネ”だってさ。「アナタの国籍は本当にアメリカですか?」と問い詰めたくもなりますわね。(やりませんってば)

 来季の牡丹まつりで法話どうまで勝負はお預けじゃあ〜って、ハナっから相手にされちゃいないか。トホホ

2004年11月23日(火)
光子力ビーム

先週に引き続き長谷寺での法話どう。布教を志す優秀な後輩クンらと。同じ年頃にしていた話と比べると…抜かれちゃってますな、完全に。(次代の豊山派はアツイのです)日記の更新をしている場合ではないような気もしますが。それはそれ、ということで。
 後輩クンの反省会に同席。『鉄は熱いうちに打て』とばかりに、節談説教興隆会 名誉顧問 渋谷隆阿先生が大鎚を力強くもやさしく。適切で温かなアドバイスを無料で貰える彼らに「うらやましいぞ」と。
 「アナタから何かあれば…」と振っていただきました。遠慮しいしい、ベラベラと言いたいことを言い散らかす。「もうそろそろいいんじゃない…」のアイコンタクトで急停車。反省。

2004年11月22日(月)
”暗記パン”でしょうか。

『ドラえもん』の声優陣が引退するそうで。ドラえもん役の大山のぶ代さんはもとより、のび太・ジャイアン・スネオ・しずかちゃん役のお歴々が、ご高齢とのこと(失礼な言い回しかなぁ?スイマセン!!)。
 地元の山下小学校(木造校舎;分校って言ってた)に通ってた頃にゃ、教室の黒板や校庭で体育座りしながら♪マル書いてチョン、マル書いてチョン…って先生の話そっちのけでやってた。ドラえもんの声をやってるオバハンは、大山のぶ代さんだって知ってたし。時の流れを痛感しますわな。こちらにも同じことが言えるわけですから。
 いつだったか『ルパン三世』のルパン役を、ものまね四天王のクリカンさんが、亡き山田さんそっくりに演ってくれたのは、正直うれしかった。『ドラえもん』の声優陣が今後どう奮闘するかも楽しみ。
 ものまねは難しいことだろうけど、何ですねぇ。個人的にはあまりやりたくない。「前のルパンより声が細いな…」って観てる目つきの良くない輩が、確実に他にもいるでしょうから。
 先週に続き6:16新横浜発 のぞみ1号で長谷へ。静かな車中で日記のテキストづくり。乗客のほとんどが眠っているなか、作務衣の坊主だけが笑いをかみ殺しながらノートパソコンをカチャカチャ。早朝から薄気味悪く仕事をしているようにも見えるんでしょうな。
通路を隔てたサラリーマンが興味津々の様子。「朝早くから仕事している熱心な坊さんもいるんだ…感心。」なんてね。
 想像もしてないでしょうねぇ、ドラえもんとは。

2004年11月18日(木)
逆ナン

長谷の様子をエビジョ・・・海老沢会長が取り仕切るNHKの生放送がありました。紅葉特集なんですと。女子アナさんが「紅葉が緑に映える」と絶妙の言い回し。頂きです。
 朝から生憎の雨模様で山内は、いつにもまして落ち着いた雰囲気。午前中は人かパラパラだからか。だんだん「NHK観た」って方が。大きな影響力です。
 法話会場はというと、お昼近くになって雨宿りがてらのお客さんも含め盛況。同志4人もそれぞれの持ち味で、荷物にならない長谷みやげをお渡しすべく、大奮闘。
個人的には今期の法話どうも大満足。喋り過ぎで顎が疲労しているよう。自身が“黙っていること”に驚くほど喋ってきました。
 16:01大和八木発の京都行き近鉄特急に乗車。17:06京都発 のぞみ182号へ。「オイ、そんなに急がなくても…」っていうぐらいスムーズな乗り換え。  
 近鉄のホームからみどりの窓口へ向かう途中、どこからともなく「じゅんちゃん!!」って呼び声が。(自己紹介をしてしまうもので)長谷寺で話を聞いてくれた4人組の元お嬢様4人がニッコリ。
 拙い話をしちまったもんに、声まで掛けてくれて。あっしゃぁ幸せもんです。

だから法話どうはやめられない。

2004年11月16日(火)
♪あし〜たがあ〜る〜さ〜

今年の10月15日、長谷の本堂が国宝に指定。長谷町内への入り口には横断幕、お寺の入り口や本堂脇にも立て看板・・・宣伝をしているような、してないような。「国宝」お目当てでお参りの方も多いのだそう。(ツアーでお見えになる方には「えっ!?」って知らなかった方も)
これからお国の税金でいくらか面倒みて貰おうってお宝が“知る人ぞ知る”…どうです?
 お山の職員さんから国宝に指定されるまでのいきさつを伺いました。古けりゃいいってもんじゃなく、希少価値も選考理由になるとのこと。
 長谷の本堂は仁王門と廻廊から屋根続き。こうした一体設計は珍しい筈。
 「だったら仁王門と廻廊が指定されてもいいんじゃ?」
 「国宝指定を受けるのは“一つの建造物だけ”なんだってサ」
 このへんの基準にはスンナリ納得できないけれど。「あぁ…ハイハイ」ってカンジ。いずれ仁王門・廻廊も国宝になるかもね。

 「できればお参りの方に話してね」って頼まれたことを、スッカリ忘れてた…

2004年11月15日(月)
スカウト

朝一の のぞみ1号で長谷寺へ。道中宗派から配布された紅葉まつりのポスターにあるような景観を反芻。自然気分が盛り上がってくる。諸堂を際立たせるような真っ赤な紅葉が御山を彩る。そりゃあもう「1回来てみなさいって!!」に尽きるのです。
 たらね、紅葉が燃えてないのよ。「あれ?そろそろ色づいとかないとアナタ方もまずいでしょう…」って気遣うぐらい。
 近鉄各駅に貼り付けられたポスターには、これでもかっていうほど色づいた紅葉の様子が。ワクワクしながらお参りに来たんでしょうねぇ。現実を目の当たりにして、さすがに腹立ちを隠さない方も。
 「緑の紅葉もいいですね(ニッコリ)」って、中年の女性(横浜市戸塚区の方ですって)にアベコベにお気遣いを頂く。 
 お坊さんみたいな心がけの人は沢山いらっしゃいますな。発掘されてないだけで。

2004年11月12日(金)
ら〜めんず

「自衛隊は危機にさらされることのない地域で活動をする筈。でありながらキャンプ地が被弾。非戦闘地域とはどこなんですか?」
  「自衛隊の居るところです。」
 
・・・落語のマクラじゃないんだから。頼みますよぉ。にしてもオレオレで捕まった中学生といい、中国当局が知らねぇっぷりしてた中国の原潜といい。次から次へと想像力を刺激される報道が多いこと。よっぽど気の利いたマクラでなけりゃ笑えなくなったらどうすんだ、って。笑えない。
11日に下北沢で喬太郎さんの会。プリンコさん、ドクトル粕Pと。(「劇」小劇場はすし詰め。観客虐待ですな)
その日の昼は仲間と大文字(藤が丘)。味噌ねぎラーメン完食。寄席を終えてからプリンコさんオススメのラーメン屋 力○さんへ。
久々に(何年ぶり?っていうぐらい)トンコツ食べたけど豆乳なんじゃないの、ってぐらいニオワンのよ。昼・夜ラーメンにもかかわらず美味しく完食。

「トンコツを食べない人間が“美味い”といい、完食までしたという。力○のトンコツスープはどんな味ですか?」
「・・・力○のスープの味」
※お店の場所:下北沢の線路っきわで、お巡りさんが出前をじかに頼みに来るお店

2004年11月11日(木)
山伏トリビア

11/28の火祭りに向けて着々と準備が進むなか、山伏仲間で勉強会。遠くは栃木からお越しいただきました。
道場をしつらえるうえで欠かせないのは幣(へい)とお札。何かのときでないと作らないもの。これらをつくるのも勉強と言い張って準備を手伝って貰っちゃった。(お越しくださった皆様、このお礼は必ずや)
火祭り参りの方が注目されるのは、雰囲気を醸し出す道場、山伏立ち居振る舞い、ご詠歌の響き、煙や炎の動き、読経の声でしょうか(全部か)。
およそ100枚もの幣、複数のお札づくりの勉強会ですから、緊張感が漂っていました。それなりに・・・
 
「いま(幣の枚数)どのくらい?」
79へい」

2004年11月10日(水)
限界

ご詠歌どうでお世話になっている常楽院さんへ。行きしな、首都高3号線の用賀手前で携帯の呼び出し。環八との分岐点を過ぎてまもなくの路肩へ車を寄せると、なんと、村上さん(元アナウンサー。日記のバックナンバーに度々ご登場)。
定期的に行う法話仲間との勉強会に講師としてお越しいただくよう、お願いをしていました。暑いころに体調を崩されたとかで入院。退院してからお会いしたところ、お痩せになったので心配をしてました。個人的に感激もひとしお。
※第一回の日程確定です
12/7(火)13001500
 平井の西円寺で講習予定です。
(詳細が決まったら載っけます)

 村上さんに剥がしてもらった「話し下手なんて居ない」という目のウロコを。
 “話す”の語源は“放す”。心の状態を切り離して相手に“放ち”伝えるところから。
ご飯を食べて“美味しい”と感じたら「美味しい」と言い放つ(話す)筈。話ベタだから、ご飯を食べて「おはようございます」なんてことは無い。
心にもない奇麗ごとや、日頃使わない言い回しをぶん回して格好つけるから、話すってムズカシイ…も当たり前。
 
今更だけど文章じゃ伝わらないねぇ、やっぱり。心にもないことを・・・じゃないんだけど。ご興味のある方は村上さんから直接。

2004年11月6日(土)
小泉発言(国会答弁04.5.24〜)の遅効性について

千葉県の君津市で2人組みの強盗出現。衝撃的な事件が巷間で盛りだくさん。「今更それしきのことで・・・」という気も起きようというもの。
サングラスをかけた男が店員さんに包丁を突きつけるかたわれで、黒いパンティをスッポリ被った男が出入り口付近を見張ったのだそう。まんまと10万円を奪って逃走とのことですが、驚くのは“逃走中”だっていうこと。目立ったろうにねぇ。追っかける警察もお気の毒。『黒パンティ仮面追跡捜査本部(仮)』じゃあ。
店員さんも「強盗だ、金を出せ」とすごまれたときには、さすがに聞いちゃった。
「本物ですか?」
「本物だ」
深川でレッサーパンダの帽子を被っ男に女性が殺められた事件では、「顔よりもカワイイ帽子へ注意が向くようにしてた」なんて分析も。してみると今回も・・・まさかぁ、ねぇ。
「ストッキングやヘルメット等々数ある候補の中で、何故黒パンティに?」
火祭り準備に追いまくられて慌しくしていますが、ふと、こんなこと考えてます。そんな11月。

2004年11月5日(金)
シモキタでパブロフ

下北沢の「劇」小劇場で春風亭昇太さんの独演会にいってきました。今回の昇太さんは、SWAメンバーのネタを織り交ぜ新作オンパレード。4席フルスロットルで、観てるこちらの脳みそもクタクタでした。
今回プリンコさんは都合が悪いとかで、ブラザーTさんと松戸クールOさんと。それぞれ山伏、法話の仲間ですが、揃って人間ができてること。開演まで時間があったので、劇場の隣にある台湾料理屋で腹ごしらえ。愚痴めいて、毒盛りだくさんの話にお付き合いさせちゃったよ、トホホ。
悪口・陰口を言いたい放題わめき散らすのは気分が何ともスカッとします。毒舌と悪口を混同しがちの人間にとって、すっきりする。そのうえに笑いもとれてしまう、まことに便利な話のタネです。(この笑いは、自身への冷笑なんですよね・・・)最近は何だか毒を吐きだしても、そのまま自分に還ってくるようで、むしろイヤな気分を覚えるようになりました。(「いい歳こいた坊さんの癖して遅すぎ」とのお叱りはごもっとも)
 ここんとこすっかり「毒」ともご無沙汰をしていたので、「いくらか心が磨けたのかなぁ」などと、自身を磨きあげることへの期待とうれしさでワクワクしていました。その矢先にシクジリですから・・・。磨けたわけじゃぁなく、“そんな暇がなかった”なんですもんね、ガックシ。
『くちが濁ればグチになり
とくが濁るとドクになる』
 誰から聞いたか覚えちゃいませんが、ズシリと堪える魔法の言葉です。もちろん反省のための、です。

2004年11月2日(火)
真摯=かっこいい

断食護摩初日は5時起床。法要そのものは11:00からだけど、なんだか興奮しちゃったい。日ごろ耳にしない打ち寄せる波の音で、目が覚めたのもあるけども。
 話しの構成をイメージしながら窓の外へ目をやると、日の出なのかな?という感動的な瞬間。お天道様が雲間にかくれ混然とした灰色の海と空が、だんだん色づいて境が出来はじめる。(神々しい景観に話も吹っ飛んじゃいました)
鎖国をしていた時代に、先んじて世界を視野に入れて思想を膨らませたスケールの大きな人間が育つのも、雄大な自然に圧倒されれば無理もないか。
 3日間断食して護摩作法を修められるアジャリ様は、ご本山 長谷寺でお世話になった先輩でした。
ひたむきに有縁の弥栄を祈念するべく断食して護摩のお作法を進める姿は、“有り難い”次元に行ってしまったよう。
先輩も高知生まれだったことを思い出して納得。
 食を断ち、心身を研ぎ澄ませて護摩を焚き続けるアジャリ様を盛り立てるべく参集した先輩がた、後輩達。
みんなかっこいいお坊さんです。

2004年11月1日(月)
単純=素直

3日間にわたり行われる断食護摩で、初日の法話を任され(特別講師なんですってばよ。)いざ高知へ。面影橋の南蔵院でお手伝いをしてから羽田へ向かいました。 
高知空港から出迎えの車で、24番札所 最御崎寺の近くにある、滞在先“明の星ホテル”へ。この時点ですでに大名待遇。お尻がくすぐったいような気持ちでいたうえに、宿に入る前に山海の珍味でお接待、とのこと。恐縮至極のあまり「これは栄養費ですか?」って、見事にすべっちゃったい。
 行きしなの飛行機が搭乗者の遅刻だかで10分少々遅れました。加えて高知に近づくにつれて雲行きが怪しくて雷雲が立ち込めてるとか。
 以上をスチュワーデスさんが説明。
「これから少々揺れますが、航行は安全ですので、ご安心ください」
と引き続いて機長さん。
こちとら『タービュランス』や『ダイハード』なんかを観ちゃってるからね。悪影響で「ほんとは墜落の危機にあることを隠してるんじゃ?」って。面白いように妄想が膨らむこと・・・掛け値なしに安全な空の旅でした。
 
「下手な考え休むに似たり」