日 記 ど う ?




◆平成18年8月の日記どう◆


2006年8月30日(水)
完全なる参拝 byよはんりーべると

鳳仙寺さん(栃木県足利市)で柴燈護摩でした(9001700まで)。

9/30(土)に、『鳳仙寺火祭り』が催されるので、そのリハーサルを兼ねて、TVの撮影が行なわれました。『トリ○アの泉(9/27放映予定)』に、今回の様子がでるかもしれません。

今回の法要を取り仕切った、同志G田さんから、「TV撮影に協力していただけないか」持ちかけられたときに、さすがに違和感を覚えました。だってそうでしょ、参拝者もいないところでの柴燈護摩なんて、どうです?

そんな了見が変わったのも、G田さん自身が、TVの撮影協力を再三断ったこと、撮影班=施主と置き換えられたことです。

あくまでTVの撮影班ですから、法要を主催する施主とするには無理を感じます。ただ、法要の様子を周りの人間に写真や携帯の写メール、ホームビデオを見せながら話すのと、どう違うんだと(あっフジ○レビは公共の電波ですね!)。

「撮影班は、撮影が目的で法要に参列してる。参拝が目的の参拝者とは違うっしょ」という考えも頭に浮かびました。
これもねぇ、撮影中は仕事に専念してましたが、撮影が終わったら手を合わせてましたからねぇ。
初詣で賑わう参拝者のなかには、付き合いや習慣、出店の賑わいを楽しみに…なんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうかねぇ。
「真正参拝」の条件て、具体的になんなんでしょうね。法要が無事終えて、控え室で衣を畳みながらフトこんなことを。

いろんな意味で勉強になりました。

2006年8月29日(火)
人生ゲームというけれど

M院サン(江戸川区鹿骨)で、ご詠歌の勉強会(10001630)。5名の参加。前回の“受講者3名”を味わっちゃうとねぇ、まどろっこしくはありましたが、それぞれのご詠歌を聞いているうちに、勉強しているんだな、コレが。

集中力は、それほど持続しないと聞きます。個人差があるでしょうが、概ね20分だとか。
この“20分ルール”を自分なりの言い訳にして、原稿が手詰まりになったときには、違うことに手を出すようにしています。

ただ掃除をするんじゃ、すぐに飽きちゃう。
イヤホン越しにニュースや落語・講談に浪曲を聞きつつ、原稿の構成を捻りつつ、箒を振るう。
ここまでくると“落ち着きがない”の範疇を超えて、何かの症状に達していると診るお医者さんもいらっしゃるでしょうね。

モグラ叩きゲームの要領で、次々に目先を変えて幾つかの物事を同時進行で進めていくせいか、時間を忘れるほど原稿作成にのめりこんだり、殊のほか思索が進んでしまうのは、むしろトラブルのような。
だってさ、1つの穴から出てくるモグラをジッーと待ってちゃ、ゲームクリアーはおろか高得点ものぞめないっしょ。の割りに、こういったゲームは苦手ときてるから、手に負えないですな。

…というか、モグラ叩きゲームのモグラって、どうして地上に出るのかね?

2006年8月28日(月)
勇気+行動力=欲しいもの

写経会でした。

ご近所のMさんが昼の部にお越しくださいました。掲示板をご覧いただいたとか。右も左もわからないところへ「エイヤッ」と飛び込める行動力の物凄さ。気の小さい人間からすると羨ましいかぎりです。

写経会は当初、西光寺のお檀家さん・実家のG寺のご詠歌の講員さんが参加してくれていました。程なく、「掲示板を見ました」「誘われて来ました」という方も。今でもそうですが、面識がない方とのご縁を目の当たりした瞬間は嬉しいものです。

写経会を開催を控えて多少の不安はありました。そりゃそうでしょう、小学生が携帯電話を扱って様々な情報を手に入れられる時代に、般若心経を写すためだけに時間と労力を割くなどというのは、時代錯誤なんじゃないかという(外に多い問い合わせや好意的な反響に、写経会に否定的だったこと恥じた次第)。

お経を写すのが目的、というよりは、手段なんですな。写経をすることで、どんな心持ちになれるかという。

以来、「初めて参加します」という方を目の前にしても、ヘンな緊張はしなくなりました。初めて会う方とお話しするとき嬉しさは、相変わらず大きいものですが。

2006年8月28日(月)
勇気+行動力=一番欲しいもの

写経会でした。

ご近所のMさんが昼の部にお越しくださいました。掲示板をご覧いただいたとか。右も左もわからないところへ「エイヤッ」と飛び込める行動力の物凄さ。気の小さい人間からすると羨ましいかぎりです。

写経会は当初、西光寺のお檀家さん・実家のG寺のご詠歌の講員さんが参加してくれていました。程なく、「掲示板を見ました」「誘われて来ました」という方も。今でもそうですが、面識がない方とのご縁を目の当たりした瞬間は嬉しいものです。

写経会を開催を控えて多少の不安はありました。そりゃそうでしょう、小学生が携帯電話を扱って様々な情報を手に入れられる時代に、般若心経を写すためだけに時間と労力を割くなどというのは、時代錯誤なんじゃないかという(外に多い問い合わせや好意的な反響に、写経会に否定的だったこと恥じた次第)。

お経を写すのが目的、というよりは、手段なんですな。写経をすることで、どんな心持ちになれるかという。

以来、「初めて参加します」という方を目の前にしても、ヘンな緊張はしなくなりました。初めて会う方とお話しするとき嬉しさは、相変わらず大きいものですが。

2006年8月27日(日)
良い講習って?

700800までM院さん(港区三田)で一仕事。朝食を連れと摂ってN院さん(豊島区高田)へ。

9001600まで一仕事。終えてから実家のG寺へ。

19302100まで、ご詠歌。梨のシーズンに入りましたもんで、参加者は少なめ。

「お話しにしましょうよ」という講員さんのリクエストで、ベラベラと他愛もないお喋りを開始。「コレ」という盛り上がりは恐らくないまま2100。コレはコレで勉強になるので、ナントモ微妙な感じです。

2006年8月26日(土)
打たれ強さ、なんでしょう

M院さん(港区三田)で一仕事700800。連れと朝食を摂ってからいざN院さん(豊島区高田)へ。

N院さんに10年勤めているわけですが、在りえないシクジリをしでかしてしまいました。それは何かというと

“無断欠勤”

イヤ〜参りました。早くからKさんに依頼されていたもので、すっかりN院住職に伝えたつもりでいました。自身の記憶はつくづくアテにならないことを思い知りました。

2006年8月25日(金)
大それた目標

西光寺の檀家Kさんの法事。ご先祖さんの墓所を整備するもんで、墓所でご供養の読経をば。

12/2に法事をしたいんですが…」
「はい承知しました」
「お墓がきれいになったお披露目を兼ねて、父の供養を皆でしたいもので。よろしくお願いしますね」
「はい、早速予定に入れておきますので」

留守がちなもんで、檀家さんに声をかけてもらえると、ワケも分からず嬉しくなっちゃうんですよねぇ。法事の依頼を受けたから嬉しくなったワケでもない。

お檀家さんと親しく関わりあえる住職…理想です。
モチロン檀家さん全員と、という話しですが。

2006年8月24日(木)
そんなことが出来れば苦労しないよねぇ

10:00〜16:00まで、とげぬき地蔵通り商店街入り口のS寺さん(豊島区巣鴨)で法話の勉強会。お参りの方の中には、“24日は法話がある”と承知してらっしゃる方も。有り難いことです。遠方から来てくれた“節談Kさん”を含め、5名の参加。

本山の長谷寺(奈良県桜井市)での法話勉強会は、無料接待所をお借りして、参拝者へ向けての開催。とはいえ、参拝される方は全員、入山料を納めて頂いてるんですよねぇ。

S寺さんへお参りするための入山料はありませんので、純粋に休憩している方も、無料休憩所にはいらっしゃる。それを忘れていましたねぇ。

「3日3晩なにも食べてない、着の身着のままナンテこともない。エアコンを効かせて快適に暮らせてる。こんな生活をしてるんだから、せめて自分の心ぐらい磨きましょうよ…」
と喋ったら
「オレは4日何も食ってねんだよ。世の中を甘く見てんなよ」
とホームレスのオジサンが捨て台詞を残して休憩所から出て行きました。

法話をしている最中に、否定的な意見を言われ、背中を向けられてしまう。こんな経験は初めてでしたから、正直ビックリしました。

働く意欲が無い方の向上心を、喚起で来得るような話し…道のりは遥か遠く、といったところでしょうか。

2006年8月23日(水)
倍音シャワー

午前中、実家のG寺の仕事場をM院さん(港区三田)へ移すべく、「パソコンだけでも…」とG寺で整理開始。移設次第、パソコンが使えないと不便なので、赤ペンアニキ協力を要請したところ「今日なら都合が良い」と。早速活動開始。

お昼過ぎにM院到着。パソコンとパソコンラックなぞは、パパッと設置。これで、G寺でしている作業の殆どを移設完了。パソコンに収まっているものが無くなったら、不便なんだろうなぁ、などと。

M院での作業をほどほどに、M院サン(江戸川区鹿骨)のご住職のお誘いで、19:00〜Chippy(新小岩)で声明ライブに出演。久しぶりにPuanとセッション。

いや〜“マスター梅原”のディジュリドゥすげぇや。
大満足で今日も夜更かし。

2006年8月22日(火)
満ちて帰りましたとも

和歌山県は、高野山の奥の院へお参りしてきました。夏休みとはいえ平日。山内の気温も2,3度上がろうかという沢山の人手。すっかり観光地化した奥の院界隈でしたが、奥の院へ至る橋を渡ると空気がガラッと変わる。「やっぱり別なんだ」と思うぐらい。

金剛峰寺の界隈にある駐車場で、いつ終わるでもない駐車待ちの車列から離脱して、根来寺のお参りへ。こちらは閑散としてました。

車を止めて境内にある駐車場の砂利を踏みしめた途端、高野山の奥の院で感じた空気。我らが興教大師の御廟前では、畏れすら感じました。お参りを終えて退却。

大急ぎでのお参りでしたが、弘法大師・興教大師の御宝前に至り、だらけた性根がピシャッとしたような。
大満足の強行軍。

2006年8月21日(月)
自然体ということなんでしょう

7:00にM院さん(港区三田)で一仕事。終えてから9:00〜12:00まで、今秋に予定しているビッグイベントの打ち合わせで連れと。

13:00〜M院さん(江戸川区鹿骨)で催されている浪曲会(富士路子、東家浦太郎師匠、東家三楽師匠…ナント豪華な!)にお邪魔しました。段々コチラのご住職が発する言葉に節が付いているような気がしていましたが、気のせいではないことを今日確認しました。

浦太郎師匠の口演を中途から鑑賞。繊細で豪快な節回し、さすがの演じ分け…貫禄の芸を満喫しました。

三楽師匠の節回しはホントに不思議。何時でも寝られるほどリラックスしているのに、ちっとも眠くならない。しみじみ三楽師匠の芸に、間に合って良かったっす。

M院サンを後にして、「いざ高野山、待ってろ根来寺」と意気盛んに出発。明日の夜中に戻る予定ですが。

2006年8月20日(日)
信じてると救われそう

H院サン(千葉県松戸市)で催されるお施餓鬼に、お説教でお邪魔しました。今年で3回目となりますが、いつにも増して聞き手の皆さんからポンポンと反応が返ってくるもんで、気持ちよく喋れました。

好事魔多し。H院のご住職さんに申しあげていたお説教予定時刻を5分オーバー。布教師が心がける最低限のマナーを守れませんでした。反省の一言。

H院サンを後にしてから市野谷のご住職と秘密会議(といっても完成が待ち遠しいE寺さんへご案内いただいたのですが)。

「誰もが忙しくて大変なんだから、“忙しい”とは口にするまい」などと考えていましたが、最近この“忙しい”を口にするようになりました。

とても便利な言葉で、「忙しい」と口にするだけで凡その雑事から解放できてしまう。アレヤコレヤと説明するのが煩わしいときには最適で、「ちょっと忙しいから、後で…」なんて。

言霊というぐらいだから、言葉が持つ何がしの力の影響で現況があることを思うと、「忙しい」と感じる環境に身を置いているのも、自身の責任の範疇。

「忙しい」に替えて、胸を張って言うことにします。
「最近は暇を持て余しちゃって…。何か良い仕事ない?」なんて。

2006年8月18日(金)
ラストスパートがキツイって言うし

M院さん(港区三田)で7:00〜8:30まで、N院さん(豊島区高田)で9:00〜16:00過ぎまで一仕事。終えてから実家のG寺で原稿書き。

『西光寺だより』9月号、『村上さん(故人 村上正行さん)語録』の原稿書き。年明けになるけれども、布教研究所に所属する研究員の責務、研究論文。ホントに日記を拵える時間と労力をこれ等へ回せば良いのにねぇ。

『西光寺だより』『村上さん語録』、研究論文についても、方向が定まっているので、後は文章にするだけ。終わったようなものです。あくまで“終わったようなもの”で、終わっちゃいないので、こっから長くて遠い道のりが待っちゃいるんでしょうが。

2006年8月16日(水)
魂の休養日

G寺のお棚参りも終了、近隣寺院へのお施餓鬼お手伝いもゼロ。いよいよ一心地、と思いきや、お世話になっているお寺さんへのお中元の挨拶をしてないことに気がつきました。

地元特産の浜梨を生産しているS家に、無理をお願いして袋詰めを依頼。小一時間かかるというその間に、仕事部屋移転のため、今使っているG寺の仕事部屋を整理整頓、というよりも掃除。

西光寺に納まっている須弥壇(本尊サンを祀る仏具ね)を本堂新築に伴い譲ってくださったS寺さん(世田谷区)〜ご詠歌でお世話になっているT寺さん(中野区江古田)。M院(港区三田)で連れと合流して共々にお世話になっているJ院さん(板橋区前野町)〜母子もろともお世話になっているご詠歌の大先生が住職を勤めるE寺(江戸川区一之江)〜いつもお世話になっているM院さん(江戸川区鹿骨)。

たまさか良い先生に出会えたことで今がある。
奇跡ともいうべきこの確率を改めて味わう、年2回の大切な日となりました。

2006年8月15日(火)
本当にやったサムイ話し

お棚参り最終日。悲鳴をあげていた膝・足首から、「どうとでもしてくれ」といった諦めともとれる叫びとともに強めの痛み到来。

痛みを感じるということは神経が通っている証拠→そ打知覚できるのも五体満足なればこそ→痛みを感じられる幸せに感謝を…こんなことを頭の中で思い浮かべながらのお参り、ってどうです?

例年、G寺の近場にある軒並みのお檀家さんをチャリンコで移動して午前中一杯かけてお参り、午後から車で比較的遠くに点在するお宅へ。

初日に30余軒、二日目、最終日と40余軒ずつ。120件近くのお宅へ上がりこんで、それぞれのご先祖さんに手を合わせました。

「毎度同じお経じゃ飽きちゃうでしょ?」なんてお声がけも頂きました。確かに同じお経を唱え続けてきたんですが、そんなことないんですよねぇ。というのも、120軒あれば120通りご先祖さんを迎えるための支度がしてあるわけで。

加えて言えば、挨拶ひとつとってもお家の方の反応も120通り。反応を楽しみにしてるコチラにとっちゃ、そりゃ面白いこと。
「お暑いなか大変でしたねぇ」
「そうですねぇ。あったかで結構な日和なんて強がっちゃいますがね…」
「あったかで、ですか(笑)」

…ちなみに↑は成功例ですけど。

2006年8月14日(月)
同じもの

お盆のお参り2日目。8:00〜18:00過ぎで40余件のお参りを。

昼食を例年ご馳走してくださるI家。今年も昼時に父、兄と合流。お寿司に天婦羅、煮物に饂飩、突きたてのきな粉餅にブドウ等…「フルコースかっ!(byタカANDトシ)」と思わず突っ込みを入れたくも成りますわな。
有難いことですが。

卓上狭しと並べられてゆくご馳走を、十年以上前は次々にお腹へ納めていったんでしょうが、同じように食べられる筈もなく。

I家の大奥さんを始め家族総出で「変わりばえしないもので恥ずかしい」なんて仰りながら、私たちを歓待してくださる。

「こちらの食事がお盆の楽しみで」なんてどんなに口で言っても、こちらの嬉しさは箸を進める勢いでなきゃ伝わらない。草考えて、今年も満腹。

午後から食べただけ重みを増した感のする体を引きずりお参り続行。

2006年8月13日(日)
トマトウサギ

実家のG寺(横浜市緑区)のお盆初日。

姪っ子もご先祖さんをお迎えする支度のお手伝いをしていました。結構、結構。

迎え火を焚くときは、なるたけ早く家に来て貰うためにキュウリを馬に見立て拵える。送り火はゆっくり牛歩の歩み。だから、ナスで牛を拵えるんだと。おそらく母方の祖母から教わったんだろうが、細かには覚えてませんな。どこの家庭でも、厳密に「何時・誰に教わったか」なんていうことはボンヤリと据え置きながら、飾りつけをしてるんでしょうね。

ブキッチョな人間がこれに携わると、「馬みたいな何かを模ったキュウリ、牛のようにも見えるナス」になります。出来上がりを観て、微妙な表情を家族がしたことが原因か、何年も前に作るのを手伝ったかな?それぐらいキュウリとナスに触ってないや。

姪っ子2人が「この子はね、案内人のウサギ」と、楊枝で串刺しにしたプチトマト2個、猫じゃらしを耳に見立ててつけてありました。ウサギと言われれば、そう見えなくもないものでしたが。

子どのもの頃から、ご先祖さんに早く来て貰うためにキュウリで馬、其の姿を少しでも長く感じられるようにナスで牛を拵えてる。

こんなロマンチックなことを、世の大人が捻り出せたんでしょうか。こんな感受性を残している大人がどれだけいたんでしょうかねぇ。子供が絡んで始めての発想という気がしてなりません。

習俗として広まっているお盆のしきたりの原点は子どもにあり、と観た。

2006年8月9日(水)
楽しみは見つけるもの

M院さん(港区三田)〜K院さん(豊島区高田)〜N院さん(豊島区高田)〜有楽町(ビックカメラ、無印良品)〜M院さんへ。今秋のビックイベントに向けての準備ということで、お世話になるところへのご挨拶。無論、有楽町では野暮用ですが。

ここんとこの有楽町での楽しみはソフトクリーム。

地方自治体の名産品を取り扱ったお店に、こっくりしたアイスが売ってるんだよねぇ。観光地なんかでソフトクリームの形をした看板をみると、条件反射で食べたくなるぐらいですから、ソフトクリームの買い食いなぞ、珍しいことでもありませんが。
考えるとまた食べたくなるので、この辺で

2006年8月8日(火)
お盆を残すのみ

実家のG寺(横浜市緑区)でお施餓鬼でした。11:00にお接待開始→13:00〜ご詠歌→13:30〜法話→14:30〜の法要は15:00過ぎに終了。

G寺のお施餓鬼は、ともすると4時間の長丁場となります。例年うだるような暑さの中で催されるので、日程の見直しが毎年図られます。それらを踏まえてコロコロと小さな変更を繰り返すのも毎年。

今年は雨降りのおかげさまで涼しかったですねぇ。「恵みの雨」とはホント良く言ったものです。例年、涼を求め境内の木陰で読経の響きを味わう方々もいらっしゃるのですが、今年はお天とサンの機嫌が微妙ですから。殆どの方が堂内でお過ごしになりました。

例年になく涼しい代わりといっちゃですが、トラブル発生。2基しかない女子トイレのうち1つが故障してしまいました。200名を超える参拝者で女性が半分としても女子トイレ1つじゃ対応できんでしょう。

お手洗いの時間は幾らあっても足りないと思いまして、ご詠歌の出番も早めに終わったんですが、焼け石に水のようでしたな。

それに輪をかけるように、「楽しい法話の前にお手洗いを済ませておいてください」などと案内したから、さあ大変。「今のうちだ」と考えた方がトイレに殺到して収拾がつきませんでしたとさ。

粗方の片付けが終わって反省会。女子トイレの故障、トイレの増設が話題に上がりました。

「そうだなぁ」と言ったきり口をつぐむ住職。本気の時ほど口数が少なくなるので、早晩増設されるかもしれませんな。もっとも、住職の気持ちが完全に読み取れる筈もないので、何とも言えませんけど。

全ての日程が終わってから大急ぎで横浜のにぎわい座へ。立川笑志さんの独演会でした。ゲストは昇太さん。

笑志さんの高座を初めて観ました。「喋りたい」「喜んで貰いたい」という温かい気持ちがビンビン伝わる高座は素敵でした。

時事問題を魅力的に味付けたマクラは、適度に毒が盛り込まれていて面白いこと。ただ、喬太郎さんや談笑さん、ブラックさんのを聞いている人間にとっては物足りない。

もう一捻り出来そうな糊代を備えてる噺家さんと観ました。

2006年8月5日(土)
やっぱすげえや

お施餓鬼が終えたので、いくらか気楽になりましたかね。だからというわけでもないのですが、三遊亭円丈さんの新譜(5作目ね)、立川談笑さん、快楽亭ブラックさん、宮川賢のパカパカ行進曲(2巻目ね)CDを大人買い。

こうしたものを聞いている時間があるのか?という自問に悩まされるのではありますがね、都内と西光寺の往復の間、こうしたものをじっくり聞くことで、法話の話材やストレスを軽減すると考えられなくもないもんですから。

ようやく円丈さんと談笑さん(2枚組み))をジックリ聞けました。

円丈さんのCDは、『月のじゃがりこ』と『肥辰御一代記』。『肥辰』はスゴイ出来栄えで驚きました。ライブでは、国立演芸場と、にぎわい座で聴いてるんだけど(にぎわい座は面白かったなぁ)。折込の冊子を見たら、にぎわい座での収録とあった。いくらか、笑い声が入っているかも、なんて。

談笑さんは、相変わらずのスゴイ出来栄え。話しの途中で家元が乱入してきて「良いようにやってるね」と一言。立川流のお弟子さんにとっちゃ、史上最大のサプライズ(というかトラブルか)に見舞われたのに、笑いへ昇華しちゃうんだもの。今のところ、刺激でいったら白鳥さんとトントンか、といったところかなぁ、個人的には。『時そば』が桁外れに面白い。

2006年8月1日(火)
夏のメインイベント

西光寺のお施餓鬼でした。新盆のお家があったので何時もより参拝者は多め。12:00〜婦人部手づくりの旨いものでお接待、13:00〜市野谷のご住職の法話、14:00〜法要。

婦人部の調理開始時間が8:30。それまでに座敷や法要の支度を済ませちゃおうと5:00〜活動開始。ここんとこ何時になく涼しいので助かること。

正月・5月・9月の護摩、8月のお施餓鬼、11月の火祭りと、通年でお接待を経験している婦人部。今年のお接待も流石の出来栄えでした。うどんにおそば、茶飯の握りに天婦羅、酢の物、南瓜の煮物。どれも旨かったっす。

市野谷のご住職は流石の語り口。反応が薄いと察知するや、スムーズな話題の転換。若手育成の現場で緊張感と責任感をもって精進している凄みすら感じましたな。

おかげさまで今年のお施餓鬼も無事に済みました。というよりも無事に済ませた、というべきか。だってサ、何かトラブルがあったら予定してた喬太郎さんの独演会に行きづらいじゃんねぇ。

久しぶりの喬太郎さんを、にぎわい座の二階席で堪能。毒混じりの刺激的なマクラに、時間を忘れる。

大満足で8月はスタート。