友人Kさんの披露パーティーにお邪魔してきました。何年前だったか、ご詠歌でお世話になっているJ院さん(板橋区前野町)の駐車場で、桜舞い踊るなかでお話したのがお付き合いの始まりです(こう書いてなんですが男性です)。
J院さんでは、お花見とお月見の頃に声明のコンサートを催していて、ご詠歌衆として講員さんのオバちゃんと共に出演させていただいております。
コンサートが終わると、ブルーシートが敷かれた駐車場で花見酒・打ち上げと洒落込むのですが、声明の出演者とは、毛色が違うワケで。講員のオバちゃんに囲まれ「先生」扱いされてるんだから致し方のないことではありますが。
後片付けをしようと、講員さんを送ると空いている席はあまりなく、怪しげな風体のKさんの前が空いていた、という。
バカに音楽へ造詣が深く、其の知識はこんこんと湧き出でる如く。話しの最後になって、読響のコンサートで頂ける機関紙に寄稿している、と聞いて合点した次第。
ソリストや指揮者の紹介文を書いている、には驚きました。
遅れて会場へ入ると、「Kさん、一体アナタは何者なんだ?」と誰もが思い浮かべるだろう、多様な空気を発散している方ばかり。強力な磁石のようなKさんに、引かれたんでしょうねぇ。
同じことを、列席の殆どが考えたはずです。
「変わり者が多いパーティだなぁ…」って。
祝福の気持ち溢れるピアノ演奏に身を委ね、叙情的な祝辞を味わう。旋律に没頭し、含蓄ある言葉に日頃怠けている脳みそくんが反応する。
19:30〜21:30まで、脳みそのマッサージを受けていたような。
ともあれ、豊かな時間を過ごさせていただきました。
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