「学園戦記ムリョウ」 は2001年5月8日から2001年12月4日までＮＨＫ衛星第２で放送。 2003年4月10日から2003年10月9日までＮＨＫ教育ＴＶで 再放送された全26回のアニメシリーズです。

　西暦2070年、東京の上空に突如巨大な飛行物体が出現。物体の干渉によりネットワーク、 電力などが停止、都市機能はマヒする。と、そこに御幣を巻きつけた土偶のような巨人が 空中から出現。巨人は物体を撃破するとその姿を虚空に消す。そして、その戦いを 近くのビルの屋上の端に腰を下ろして悠々と観戦する少年と老人の姿があった。 　それと時を同じくして日本政府をはじめ、世界中の政府機関から重大発表が一斉に 行われた。「宇宙人は実はいました。」

　天網(てんもう)市の 御統(みすまる) 中学校に通う村田始はクラスの学級委員長を務めるごく普通の中学生だった。 が、宇宙人騒ぎの覚めやらぬある日、彼のクラスに いまどき珍しい詰め襟の学生服に身を包んだ転校生、 統原無量(すばるむりょう) がやってきた。彼は巨人の戦いを眺めていたあの少年であった。 ふしぎな独特のペースを持つ無量に始は次第に関心をいだく。 しかしふしぎな人物は無量だけではなく、始のクラスメートや上級生たちにもいたのだ。 翌日、無量は生徒会副会長の守口京一に呼び出され、体育館の 屋上へ。駆けつけた始が見たものは…。(以上、第一話ダイジェスト)

　これをきっかけに始は無量とともに銀河系を舞台にした物語に立ち会うことに なります。始とその家族・クラスメートたちの日常、そこから垣間見える銀河系を 股にかけたドラマが展開してゆきます（このコントラストが良い)。

　どうでもよい登場人物がまずいなくて感心する、 それこそ一回限りの通行人や見物人にいたるまで、相応の存在感を発揮している、 とか大勢登場する普通の「おじさん」たちも見逃せない、 うさんくさいジルトーシュ、泰然自若とした始の父和夫はじめ ソーさん以下の銀河連邦の外交官連中、天網の民の首脳陣(＝始のクラスメートの父兄) 等々。

録画したのを見直していると「あ〜ムリョウはええのお。」と延々と観てしまうのですが、 ただ自分で見てるだけではもったいない、せっかくサイトを持っているのだから 世間に伝えない手はあるまい。というわけでとりあえずページは作りましたが、とにかく 手がのろいので本編のようにまったりととりかかってゆくつもりです。