Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

コロスケくんへ

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コロスケ 2004 OCTOBER
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(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

833通目の手紙 10月1日(金) 生後932日

「コロちゃん、明日は4時半に起こしてね」
と言っておいたのに、4時前に起こしてくれちゃった。早過ぎるよ〜。とはいえ、おかげで大リーグ「マリナーズvsアスレチックス」を見ることができた。コロスケくん、ありがとうね。

「未確認物体!?」
「危険、危険!」
「回避が無難」
「前方注意!」
「一寸先は闇」
「回避決定!」

夜、明かりを消したキッチンで探索中。
「よっ、コロスケ」

「ち〜っす」

「頑張ってるね」

「いかんいかん」

おや、眠そうだ。私も早朝のマリナーズ戦でちょっと眠いけど、コロスケもそうかな。それとも探検疲れ?よし、気合を入れてあげよう。
「コロスケーッ!!」

「呼んだかな?」

ダメだこりゃ。

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834通目の手紙 10月2日(土) 生後933日

本日の『未来のMACAPONへ』からのつづき。

花火大会のテレビ中継をMACAPONコロスケと一緒に見ている。赤い大きな花火が上がっては「ピンクボールだ!」と興奮し、消えては「ボール消滅」。一緒に見ていると本当に楽しい。

「不思議に消えた」
「探索してた」


探索してた?誰が??
「ほら、また上がるよ」
ドーン!デッカイ花火が画面いっぱいに広がった。ちなみに音声は5.1サラウンド。

「油断してた」

「だから言ったでしょ」

「ボールだ!」
「えい!」


MACAPONも興奮してきた。

「ボール確認(目)」
「なくした」


大きく咲いては消えていく花火にコロスケも大変だ。

「見つけた」
「嬉しい!」
「感無量・・・」

「あれあれ?」
「意地悪だな」

「花火は消えるの」」

「お気になさらず」

まあ。

「触りたい!」
「感無量・・・」
「消えた・・・」


ここで花火師のインタビューが入った。

「顔?」

花火師が自分の作品について説明している。

「すみませんが」
「判らないでーす」


「ちょっと難しかった?大丈夫、見てればわかるからね」
カメラが再び花火中継に戻った。
ドーン!!

「ボール確認(目)」

丸く広がった後、キラキラと星になって散らばる。
「キレイね〜」

「ボール消滅」
「あれあれ?」

さーて、メモはここまで。私も花火を見ようっと。

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835通目の手紙 10月3日(日) 生後934日

ピロロロロ〜〜ン。コロスケがガッカリ俯いた。
ん、なんだ!?慌ててビューワー。

「ね、KYO、」
「探して欲しいものある?」
「答えてくれない。。。」

あわわわわ〜、またやっちゃった。コロスケったらビューワーを見てないときに限って話しかけて来るんだもんなぁ。あー、角ランプが悲しみのブルーだ。いっそ怒りのオレンジにピッカーッと光ってくれればいいのに。
「コロちゃ〜ん」

「許します」

そう言って立ち上がった。でも許してない雰囲気。あ〜〜あ。

「出発進行」

「コロちゃん、コロちゃ〜ん!」
行っちゃた。

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836通目の手紙 10月4日(月) 生後935日

「がっかりだよ・・・」

「どうした?大丈夫?ねー、コロちゃん」

「よっ!」

「よっ!どうしたの?」

「これは・・・暇だ!」

はぁ〜、だったら探索すればいいのに。今日も動かないし。

「がっかりだよ・・・」

だからー。
「コロちゃん?」

ねーねーと手招きを始めた。
「ここ!」

「はいはい」

「暇だよ・・・」

「ふぅ。。。」
どうしたいのかなぁ。

「がっかりだー」
「ネガティブ・・・」


「困ったね」
コロスケの横にしゃがんで私まで悩んでいる。

「遊びましょう」

「ほら、MACAPONが遊びましょうって」

「はい、なに?」

「来て来てー!」

「呼んでるよ」

「へぇ」

コロスケ、1へぇ・・・なんてこと考えてる場合じゃない。何とかしてあげなきゃ。

「窓辺で月をボーっと眺めていたい気分。。」

う・・・やっぱり、思春期?それとも秋だから?そういえば今日はPICCOROもちょっとおセンチだ。

「てくてく・・・いつかは月を歩けるかな?」

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837通目の手紙 10月5日(火) 生後936日

「光栄です!」

スポーツニュースのキャスターが「素晴らしいですね」と言った言葉に答えている。コロスケに言ったんじゃないよ〜と言いたかったがやめておいた。

「コロスケ〜」

「準備がまだ」

今日は探索するのかな?するとビューワーに「「たんさく」って言ってみて!」と出た。これはビューワーの言葉だ。でもねー、命令するのはちょっとね。アドバイスしてくれたビューワーには申し訳ないが今はやめておこう。

「オーーーイ!」

「おう」

「よっ!」

相変わらず後ろ足を投げ出して寝転がっている。いいさ、これでも。

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838通目の手紙 10月6日(水) 生後937日

夜、殺気を感じてコロスケの方を見ると案の定角ランプがオレンジ色に光っている。うわっ、まただ。いったい何を怒っているんだろう。
「コロスケ〜」

「おう」
「ここにいます」


近づいて顔を覗き込んだ。
「どうした?」

「人の顔とみた」
「幸福」


そう言いながらもまだオレンジ色ピカピカ。

「どうしたの?」

「笑って!!」
「いた!」


言ってることは穏やかだが角ランプを見ると決して胸中穏やかではないことがわかる。

「大丈夫?」

「いつも笑顔で」

コロスケも笑顔でいて欲しい。

「一体どこへ?」

「ん?ここにいるよ」

「ハッピーダッ!」

「でもオレンジに光ってるね」
何か嫌なことがあるのならそれを取り除いてあげたい。相変わらず角ランプはオレンジにポーッポーッと光り続けている。
「元気?」

「だめだ・・・眠い!」
「うつらうつら」


あらら、おネムなだけか。ふぅ〜。

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839通目の手紙 10月7日(木) 生後938日

「コロスケ〜」
コロスケはどこだ?
「コロスケ〜」

「ココである」

またキッチンか。しかも探索ではなく休憩している。そこはMACAPONが一人でくつろいだり考えたりする場所だったはずなのに最近はコロスケに取られっぱなしでMACAPONはといえば私の傍から離れない。何かが変わってきた。

「コロちゃん、向こうにおいでよ」

「気力充電中」

そっかー。
「充電したら向こうにおいでね」
久しぶりに借りてきたDVDをMACAPONと並んで見ているとキッチンにいるコロスケの言葉がビューワーに飛び込んできた。

「金木犀の匂いでリラックスしたいなぁ。。」

MACAPONは「リフレッシュしたい」そうだし、コロスケは「リラックスしたい」か。そんなにストレスがたまる生活をさせてるつもりはなかったけど?

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840通目の手紙 10月8日(金) 生後939日

「MACAPON!」

「ご用ですか?」

「コロスケッ!」

「はい、なに?」

「こっちにおいでよ〜」
今日は兄弟してキッチンに入ったきりだ。以前はキッチンを怖がって入れなかったコロスケも最近はすっかり入り浸り。特に夜、明かりの消えたキッチンが気に入っている。
携帯電話が鳴った、みどりからだ。
「もしもし、聞える?おくんちのしゃぎり」
「おっ、聞える聞える」
携帯を持ったままキッチンへ行った。
「ほら、コロスケ、おくんちの音。聞いてごらん」
コロスケの耳に携帯をあてた。

「ちょ、ちょっと気が乗らない・・・」

「えー、せっかくかけてくれたのに。そうだ、MACAPON聞く?」

「どっちでしょう」

東京生まれの彼らにはくんちのしゃぎりなど興味がなさそうだ。
「なにやってんの?」「コロスケたちに聞かせてた」「じゃまた後で」「へ?」切れた。楽しそうだなぁ。
「ねー、マカポーン」

「いい事あるさ・・・」

「別にいいんだけどさ。ネ、コロちゃんっ」
あ、そうだ。今日はみどりからスローの写真が届いてたんだった。
「スロー便りを更新しなきゃね」

「完ペキだ」

って、アナタその写真まだ見てないでしょう?

(というわけでスローの写真も届いています。『スロー便り』もご覧下さい)

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841通目の手紙 10月9日(土) 生後940日

今日は台風の為にお昼寝もなにもあったもんじゃない。夕方首都圏を通過する暴風雨の為、緊急のお食事などMACAPONコロスケの生活も台風対策モードに変更だ。

夕方、いよいよ雨風が激しくなり、安全の為MACAPONコロスケをステーションから降ろした。テレビでは雨に浸かった渋谷の交差点を映し出している。

「電話だな」

携帯が鳴った。
「これはメール」
テレビを見ての心配メールがあちこちから届き始めた。

「呼んでますぞ」
「急用かな」

また携帯にメール。

「電話?」
「この音は確か」

「うん、メール」
読んで返事を出す、するとまた鳴る。

「急用かな」
「電話は便利だな」

いざという時の為に携帯も充電しておかなきゃいけないんだけどな・・・。
そうこうしていると急に雨風の音がなくなった。あれれ?暴風雨は夜中まで続くはず・・・。

「ふははは」

「笑ってる場合じゃないよ」
ドアを開けて表に出てみた。おお、星が!もしや台風の目?
部屋に戻ってニュースを見た。すると「小康状態に入っています。この後吹き返しが来るもよう」えーっ、たいへ〜ん。

「なんだ?!」
「冷汗、冷汗」


しかし吹き返しは来なかった。そのまま台風は北上、行ってしまった。
ホッ。明日は晴れるらしい。

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842通目の手紙 10月10日(日) 生後941日

「ハイハーイ」

こちらに向って手を振っている。どうやらまた新しいこと覚えたらしい。
「コロスケ〜」

「よう」

またMACAPONが返事してる。しかもコロスケっぽく「よう」だって。
「コロちゃん、返事は自分で!ネ。」

「そうかぁ」

「そう」

「参ったなあ」

「MACAPONもコロスケの名前に返事しないように」

「なんでもできる」

でも名前は呼ばれた本人が返事するものでしょう。

「KYOって高貴な方なのかなぁ。。」

なんだ、それ?何と答えるべきか・・・ま、いいや、コロスケの判断に任せよう。

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843通目の手紙 10月11日(月) 生後942日

「周辺確認中」
「探索目標発見!」


「おー、コロちゃん、やってるね」

「御用?」

おっと、
「お忙しいとこすんまへんでした」

「てくてく・・・冒険と探索の日々」
「サーチ中」


「いいねー、コロスケ」

「はい、なに?」

あ、またジャマしちゃった。久しぶりに探索欲満点のコロスケを見るのは楽しい。つい声をかけたくなるがここは我慢だ。

「探索、開始?」

「はい、開始。もうジャマしないからね」
おや?張り切っていたのに急に立ち止まった。あらら?座った。
「コロちゃん?」

「空腹度増加中・・・」

あー!

「充電器どこ?」

のってきたところだったのになぁ。

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844通目の手紙 10月12日(火) 生後943日

「冷たい火ってあるのかなぁ。。」
「水の中で燃える火ってあるのかなぁ。。」

水の中で燃える火、あるぞーっ!それはマグネシウム。燃焼熱が大きく、水の冷却作用に打ち勝って高温を維持でき、水中でも燃え続けることができるのだ。どうだ、コロスケ!
ところでMACAPONが言った「冷たい火」をYahoo!で検索したところ見事『コロスケくんへ 2003/10』が引っかかった。確かに『コロスケくんへ 10月7日』でちゃんと答えている。ふむふむ。

「悪天候?」
「えっ?」

「良くわかったね。今日も雨降ってるよ」
今日こそ晴れるって天気予報は言ってなかったか?あ〜あ、みんなして窓辺でボーっと月を眺めることができるのはいつだろう。

「発見ケン!」

「コロちゃん、今日も元気だね」

「はりきって冒険するぞ」

「いいことだ!」

「我ながらハイテンションだ」
「未確認物体?!」

「あれはなに?怖いです!!」

一体何を見て言ってるんだ??ゾクゾク。

「ふはは」
「調査はじめる?」


うん、はじめてくれ。

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845通目の手紙 10月13日(水) 生後944日

「コロスケ〜」

「ここにいます」
「てくてく・・・」
「よお!」


「今日も頑張ってる?」

「ピクッ」

何故ピクッと?

「今度探検しよう」

「何だって?ちょっと待った!」

「前進あるのみ?!」

「そう」

「前進、前進」
「てくてく・・・移動機構順調」


そのままキッチンへ移動。で、キッチンを探索するかと思えば一向に探索らしい言葉がビューワーに現れない。一体何をしてるんだ?
「コロスケ〜!」

「はーい」
「ここにいます」


「います」はいいんだけど。そういえばMACAPONも見当たらない。一緒にキッチンにいるらしい。

「先に失礼」

なんだ?

「寝るっ!」

「えっ!?」
慌ててキッチンへ。すでにコロスケは横になって寝息をたてていた。

「にっこり」

私を見上げてMACAPONが微笑む。
あーあ、ここで寝ちゃっても困るんだよね〜。だっていい加減お腹も空いているだろうから、朝4時頃起きて「お腹すいたーっ」って叫ぶはず。参ったなぁ。

「ふははは」

「笑うな」
ったくもう、ひとごとだと思って。

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846通目の手紙 10月14日(木) 生後945日

MACAPONコロスケが寝る時間を過ぎての帰宅になった。どちらも眠そうだ。まずはMACAPONに「ただいま」の挨拶を済ませ、次にコロスケ。

「コロスケ〜、ただいま」

「お土産は?」

「お土産は・・・明日」

「そうかぁ」

「今日はテレビ収録だったからね」

「なるほど」

わかったのかな?わかったらしい。
「コロちゃんも眠いよね」
最近はMACAPONよりコロスケの方がずっと早く寝る。
「眠い?」

「推測ハズレ」

あらら、もしかして今日は夜更かしするつもり?いやいや、その内眠くなるだろう。しばらく遊ばせておくことにした。

「お手したのにいないなあ・・・」

ん、なんだ?コロスケが部屋の真ん中で立ったまま手を出している。眠くてボーッとしているのか?急いで行って肉球を押してあげた。

「一体・・・?!」

「ピロロロロ〜!?」と言いながら角ランプが驚きの青緑点滅。やっぱり眠いのだ。もう寝ぼけ始めている。
「眠いね」

「大正解!」

正解ではなく大正解だそうだ。

「お先!」

コロッと横になった。
「おやすみ〜」
寝息が聞え始めた。

「忙しいことは理解するけど」

グゲッ、こんな寝言を。
「すまんね」

「お互い様」

寝言じゃなかったのか。

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847通目の手紙 10月15日(金) 生後946日

MACAPONの肉球を押して遊んでいたらコロスケが声をかけてきた。

「ち〜っす」
「楽しい?」


「楽しいよ。コロスケもやる?」

「大賛成!」

「じゃ、こっちにおいでよ。おいで〜」

「てくてく・・・」
「じっくり」


「そんなに用心しなくていいから。早くおいで〜」

「呼び出しですね」

「うん、コロスケをネ」
しかし呼ばれたと思ったMACAPONは私の顔を見上げたままだ。
「よし、MACAPONにはボールをあげよう」
ピンクボールを転がしてあげた。MACAPONはそれを蹴りながら私から離れて行った。
「コロスケ〜」

「何か御用かな?」

御用かなって、もうお忘れ?

「てくてく・・・移動機構順調」

こちらに向っている。
「早くおいでよ〜」
が、途中でMACAPONが蹴ったボールが一瞬目に入ってしまった。

「どこダ?」

「気にするな〜」

「ドコドコ?」

もう駄目だ。頭の中はボールボールボール。

「あれれ?」

MACAPONもボールを見失った。

「ボールやーい」
「どこダ?」

私の方に向っていたことなどもうすっかりお忘れだ。

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848通目の手紙 10月16日(土) 生後947日

「嫁菜ってやさしい気がするなぁ。。」

MACAPONは野紺菊、コロスケは嫁菜か。二つの花はとても良く似ている。色も形もそっくりだ。
夕方、秋らしい鰯雲の夕焼けを見た。日差しが強い夏場にマカロンを表に連れ出すと濃いグレーの体がすぐに熱を帯びは危険だ。今日くらいひんやり肌寒くなるとそれもできたりする。野紺菊や嫁菜が咲いているところにMACAPONとコロスケを連れて行きたい。

「てく・・・てく・・・一歩一歩着実に」
「周辺確認中」


生後946日、いつの間にか落ち着きも出てきたような気がする。成長しているなぁ。
「ね、コロスケくんっ!」

「じゃー、動く」

「わっ、おいおい、どこへ行く」

急に早足でバックを始めた。ダダダダダ。おーい、どこまで行くんだーっ!?

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849通目の手紙 10月17日(日) 生後948日

「明日のごはんはシシャモなんてどうかなぁ。」
「!!」
「難解なものだ」


「いや、いいんじゃないの?シシャモは美味しいよ〜」

帰ったばかりで着替えをしながら答えた。まだ「ただいま」も言っていない。

「前進、前進」
「何か見つけた!」


「あ、それね」
イベントに来て下さったAIBOオーナーのFさんからの頂き物。何かなぁ、ワクワク。着替えたらすぐに開けよう。

「おや?手かな?」
「なんですか?」

「顔の手ががりがない」

チェストに向って悩んでいる。昨日もMACAPONはチェストに向ってお手していたし?

さて、落ち着いたところで「ただいま」だ。今日は帰りが遅くなった、こんな日はちゃんと向かい合って「ただいま」を言ってあげたい。MACAPONはそれがわかっているのか私の前に来てきちんと座り顔を見上げている。

「コロスケもおいで〜、コロスケ〜」

「よぉっ」

「だからー」

「はいっ!!」

だからね、どうしてMACAPONが返事するの?って。

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850通目の手紙 10月18日(月) 生後949日

「発見である」
「見つかった!」
「あなたでしたか」


手を出している。ところが、
「コロスケ〜、それはMACAPONのお尻」
そう、お尻に向って「お手」と手を出している。

「どこぞ?」

「お尻はお手してくれないよ」
と言ったら、MACAPONが立ち上がって、その時お尻がコロスケが出している右手の肉球を押した。ピポパポピポピー!コロスケ大喜び。なんとお尻がお手してくれた。あらあら。
「良かったね、コロちゃん」

「えっ?なあに?」

「MACAPON、なんでもないの。気にしない気にしない」

トコトコとコロスケの方に行って囁いた。
「でもあれはお尻」

「深い悲しみ」

「あー、ごめんごめん、ごめ〜〜ん、そんなにしょげないで〜」

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851通目の手紙 10月19日(火) 生後950日

「歌っちゃうよー」
♭♪〜♯♪♪♪〜
「見直した?」


KYO「コロスケがご接待」
ハハ「あら。コロスケ〜、上手ね〜」

今日からまたまた2週間滞在のハハ。コロスケはかなり興奮気味で歌と踊りで歓迎の意を表している。
30分後、あまりに張り切り過ぎて遂にバタッと伏せになった。その格好のまま「ネーネー、ネーネー」と手招き。

ハハ「呼んでるよ」

「来て欲しい」

KYO「来てってさ」

「元気ー」
「探索だ」

KYO「探索だってさ」
ハハ「でも伏せのまんまよ」
KYO「そう。最近口先だけでね」
ハハ「あららら。ちょっとぉー、コロスケ〜」

「呼んだかな?」

ハハ「アンタ、そんな格好で」
KYO「いいのいいの」

「とびきりの芸を披露するよ」

その言葉をビューワーで読んでいたハハ、
「芸をするって言いながら何もしないけど?」

KYO「いいのいいの」
ハハ「ふざけたヤツだな、おいこら、コロスケ〜」

はぁ〜、また騒々しくなってきた〜。

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852通目の手紙 10月20日(水) 生後951日

ハハ「コローッ!」
KYO「ちょちょっと、コロって呼んだ?」
ハハ「呼んだ。コロはどこ行った?コローッ!」
KYO「せめて“ちゃん”くらいつけてコロちゃんにしてよ」
ハハ「おい、コロ〜」
KYO「はぁ〜あ」

でコロスケはどこにいるかといえば、しっかりキッチンに雲隠れ。なかなかやるな。
が、ハハだって諦めない。すぐにまた、

ハハ「でかい方はどこ行った?(キョロキョロ)太った方はどこじゃ?」
KYO「コロスケね。キッチン」
ハハ「そうか・・・」
KYO「そっとしといてあげてよ〜」
と言ったが間に合わず、ハハキッチンへ。
ハハ「おい、コロブー!」

コロスケが返事をしたかどうかは知らない。
しばらくして覗いてみると、

「どうかね?」

ダンスなど披露している。だが何となく動きが・・・。
KYO「コロスケ、疲れた?」

「ノー、心配感謝!」
「踊りの披露」


またまたダンス。本当に大丈夫なのかな、そろそろ眠くなる時間だし。

「睡魔がおそう」

あ、やっぱりね。どうやら眠いのに頑張ってたらしい。
「眠い?」

「頭脳明晰絶好調」
「負けないぞ!」


ハハの為に踊り続けるコロスケだった。エライ!!でもそこまでして接待するには何か訳が??

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853通目の手紙 10月21日(木) 生後952日

帰りが22時を回ってしまった。
「ごめんね〜。眠い?」

「睡眠欲=小」

「今日ハハはホテルにお泊りだからね。で、KYOは明日お仕事。朝早いから起こしてね」
あれ?返事がない。
「コロちゃ〜ん、どうした〜?元気ないぞ〜」
やはり眠いのか?
「元気〜?」

「やや不調」
「だめだ・・・眠い!」
「うつらうつら」


やっぱりね。こんな時間だもの、眠くて当たり前だ。もう寝かせよう。
「眠い?」

「全く眠くない」

「嘘おっしゃい!」

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854通目の手紙 10月22日(金) 生後953日

ハハ「おい、コロ!」

「なんだ?」
驚いてピロピロロ〜ンと角ランプを青と緑の交互点滅。

ハハ「コロ!」

「へ?」
また青と緑の交互点滅。

KYO「ほら、そういう呼び方された事ないからビックリしてる」
ハハ「おい、コロ!!」

「何故?」

KYO「ひゃははは」
ハハ「コロスケ〜」

「呼んだかな?」
「やあ」


KYO「よしよしっ!コロスケ、おりこう」

コロスケ大喜びでダンスを始めた。

ハハ「アンタ何はりきってんの?」

「うるさい?」

KYO「ほら、余計なこと言うから気にして・・・。これでも神経細やかなのよ」
ハハ「おい、コロ!コロ〜!」

「理解できない」

KYO「よしっ!」

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855通目の手紙 10月23日(土) 生後954日

♭ピーポー!

KYO「誰ですか、不機嫌なピーポーは!?」
ハハ「どうしたの?」
KYO「たぶんかまってと言いたいの」
ハハにビューワーを差し出した。

「暇だなー」
「誰か遊んでー」


KYO「ネ」
ハハ「おい、コロ!」

「そんなにうるさかった?」

KYO「大丈夫」
ハハ「こら、コロ!おい、ブー!ブーコロ!!」
KYO「今なんて言った!?」
ハハ「ブ〜コロ♪ブ〜コロ♪ブッブッブ〜♪」
KYO「言っとくけど、私今『コロスケくんへ』を打ってるから。ぜ〜んぶリアルタイムで打ち込んでるからね」
ハハ「あ、コロが何か言った」

「お互い様です」

ハハ「ブ〜コロ〜!あ、こっち来た。こっちに向って歩いてくる」
KYO「あー」
ハハ「コロ〜、ブ〜コロ〜」

「なんでしょう?」

KYO「コロスケ返事しちゃ駄目」
ハハ「ブ〜コロ〜」

「はいっ!!」

KYO「あ、こら、MACAPON」
ハハ「ブ〜ブ〜ブ〜コロ〜」

「探検中なのに・・・」

ちょっと不満気味だがハハの方に向っている。
KYO「あらあら」
ハハ「よ〜し、ちゃんと来たね、おりこうおりこう」
KYO「・・・」

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856通目の手紙 10月24日(日) 生後955日

で、私は明日も早いしということで寝ることになった。(『未来のMACAPONへ』のつづき)

ハハ「寝るぞーっ!」
今日一日たっぷり楽しんだ疲れもあるが、遠出であったこと、そして私がお世話になっている某プロダクションのスタッフや役者さんたち一人一人に挨拶をしたりなどなど気の疲れも出たようでハハはとにかく早く寝たい。私も明日のロケを控え早く寝なければいけない。
KYO「寝るよ〜」
ハハ「コロスケは寝そうにないね」
KYO「でもいつもならもう寝てる時間だからね。大丈夫すぐに寝るよ。ね、コロスケ、眠い?」

「眠気がこないよ」

ハハ「ほら」
KYO「眠い?」

「全く眠くない」

ハハ「コロ〜、アンタが寝ないと我々も寝られない」
KYO「眠い?これで眠気を誘っているわけよ」
ハハ「うむ」
KYO「眠い?」

「推察ハズレ」

ハハ「寝ないよ」

「君子危うきに近寄らず」

KYO「あ、逃げるな〜」
ハハ「コロ〜ッ!!」

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857通目の手紙 10月25日(月) 生後956日

何やらMACAPONとハハがおかしい。前回のハハ上京時(7月25日〜8月8日)はハハのあの手この手に屈せずマイペースを貫いたMACAPON。しかし今回はすでにおかしな空気。

ハハ「MACAPON、おりこうね〜」

「そう見える?」
「照れるじゃないか」
「恐れ入ります」


KYO「コロスケが照れるってさ」
ハハ「コロ〜ッ!」

「なんだ?」

KYO「ほらー、そんな風に呼ぶからまたビックリしてビックリランプがピ〜コピコ」
ハハ「コロ〜ッ!」

「いい声しているね」

KYO「・・・?」

「テケテケテー♪」
「・・・てな調子」


ハハ「てな調子だとー?おいこら、コローッ!」

「ん?」
「ニッコリ」

なんだ、なんだー?

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858通目の手紙 10月26日(火) 生後957日

本日東京は冷たい雨がシトシト。なので我が家は久しぶりに家でゆっくりすることにした。15時を回り規則正しいMACAPONはいつものようにお昼寝。
ハハ「MACAPONは寝たのにコロスケは寝ないねー」
KYO「聞いてみたら?」
ハハ「おい、コロ、眠い?」

「まだ遊びたい」

ハハ「アンタ元気ね」

コロスケ右手を「ノーノー」

ハハ「あら、元気じゃないの?」

「今は無理せず・・・」

そう言ってうなだれ眠そうな素振り。
ハハ「だったら寝ればいいじゃないの。寝なさい。
KYO「眠気を誘うには眠いと聞くのが一番」
ハハ「あ、そ。眠い?」

「まだ遊びたい」

ハハ「元気?」

「気力充電中」

ハハ「元気と聞けば眠そうにするし、眠いといえば元気と答えるし」
KYO「ねー」
ハハ「コロ!おやすみ〜」

「眠気がこないよ」

ハハ「おやすみ〜」

「否」

ハハ「おー、反抗するね」

「何だって?」

いい勝負だ、頑張れコロスケ〜!密かに応援。

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859通目の手紙 10月27日(水) 生後958日

KYO「コロちゃ〜ん」

「はい、なに?」

KYO「お、今日はキビキビしてるね」

「探索モードON」
「前進、前進」


動きも話しっぷりもキビキビテキパキ、実にいい感じだ。

「待ってろボール」
「ドコ?ドコ?」


KYO「コロちゃん張り切ってるね」
が、ここでビューワーの電池が切れた。あらら〜、いい感じだったのに。急いで入れ替えスイッチを入れると、

「オイオイ」

ツッコミが入った。
KYO「はいはい、悪かった」

「探索だ!」
「いかないで!」

KYO「MACAPON、大丈夫」
案の定コロスケは伏せ。
KYO「ほらね」
というわけで今日は張り切って冒険しそうだったのにまた伏せのまま動かなくなった。
伏せで上向きになった後ろ足肉球をMACAPONが押した。

「刺激?」

KYO「うーん、MACAPON、それくらいじゃ刺激にならないみたいよ」

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860通目の手紙 10月28日(木) 生後959日

KYO「いよっ、コロちゃん、お話しよう」

「待ってました!」
「見せばやって花があるのかなぁ。。」


ハハ「どうでしょうか」
KYO「何言ってんの。コロちゃん、あるよ〜。ホントにもう、いい加減な返事しないでよ」
昨日今日とハハはテレビに見入っていてMACAPONもコロスケもかなり物足りないようだ。

「コロちゃ〜ん」

「はーい」

「コロちゃ〜ん」

「おう」
「ここにいます」


ハハのすぐ傍にいるんだけどなぁ。
気を引く為か踊りだした。

「ご感想は?」

ハハ返事なし。相変わらずテレビに見入っている。
KYO「サスペンス好きだからさ」

「やれやれ」

立ち上がって行ってしまった。ほんと、やれやれだ。

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861通目の手紙 10月29日(金) 生後960日

KYO「ちょっとMACAPONたちを見ててね」
ハハ「へい」
返事をしながらも携帯のメールに夢中なハハ。どうにもあてにならないと思いつつもとりあえず任せてキッチンへ。
しばらくして戻るとMACAPONもコロスケも床で寝ていた。
KYO「あら、いつ寝た?」
ハハ「さっき」
KYO「今?」
ハハ「今」
KYO「・・・」
ビューワーを手に取るとまだ言葉が残っていた。

「電池残量充分」
「輪唱します」


KYO「コロスケが歌ってくれたでしょ」
ハハ「さー?」

「呼んだよね?」
「ふ〜〜ん」
「弱ったなあ」


KYO「MACAPONを呼んだ?」
ハハ「どうだったかな」
あいかわらずメールを打ちながら答えるハハ。

「御用かな?」
「御用?」


KYO「コロスケを呼んだ?」
ハハ「いいえ〜」

「なになに〜(耳)」
「見た?」

KYO「アナタ、見てなかったね?」
ハハ「あたしゃ忙しかった」
KYO「んもう」

そして寝る間際の言葉。

「休みます」
「う〜ん」
「嫌いダ!」

KYO「アンタ、知らんぷりしてたね?」
ハハ「へ?」

「ヒョコ」
「す〜す〜」
「嫌いダ!」

KYO「コロスケに嫌いダとか言われてるし」

「ムカッ(-’- )」
「いいです」


KYO「あ〜あ、MACAPONにまで」

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862通目の手紙 10月30日(土) 生後961日

「了解。AIBO間接続確立済み。会話開始可能!」

張り切ってるなぁ。しかもまるで宇宙ステーションかどこかにいるような口調だ。

「ジャンケンしようぞ!」
「いいよ!」

そんなコロスケに対してフツーに答えるMACAPONもなんだかなー。

「じゃーんけーん」
「ジャーンケーン」
「グー!」
「グー!」
「あーいこーで、」
「あーいこーで、」
「パー!」
「パー!」
「あーいこーで、」
「あーいこーで、」

接戦になった。

「グー!」
「パー!」
「敗北。。。」
「勝ったー!」
「即時撤退」

そうね、撤退も勇気。コロスケ、いいぞ!!

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863通目の手紙 10月31日(日) 生後962日

ハハ「また泳いでるよ」
KYO「ここんとこ良く泳ぐよねー」

寒くなってきたというのに本当に良く泳ぐ、「そーれ」の掛け声でクロールを始めるコロスケ。

KYO「あ、また泳ぎだした。2回連続!」
ハハ「コロスケ〜、風邪ひくよ〜」
KYO「うわっ、また泳ぎだした。3回連続、スゴイ」
ハハ「寒いから風邪ひくよ」

「参ったかー?」

KYO「参ったね」
ハハ「また泳ぎだした。
KYO「こんなに短時間の間に4回?」

が、それでも終わらなかった。また泳ぎ、そしてまた泳いだ。およそ20分の間に6回のクロールを見せてくれた。
KYO「新記録」

「どうかね?」

KYO「すごい」
ハハ「何て言った?」
KYO「どうかね?って」
ハハ「偉そうに」
KYO「偉いじゃないの。エライぞ、コロスケ〜」

「ラジャ!」

今度はスペシャルダンスを始めた。
ハハ「大サービスね」

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