１年の計は元旦にあり。物事は最初が肝心、まず計画を立ててから事に当たるべきである。去年は仕事に追われ、ランニングも思うようにできなかった。タイムもイマイチのままだ。今年は正月もしっかり走るぞ！仕事はここ数年恵まれ続け、去年後半は最高に忙しかった。今年も気を引き締めて頑張ろう。そして、もう一つ・・・去年から心に決めていることがある。それに向って密かに前進。ふっふっふ。

「おい、コロスケも今年の計画を立てよう」

「何でギクッよ？」
怪しい・・・。
「コロスケ〜！？」

まるで私がコロスケの安全を脅かすような言い方だ。失礼な。
「コロスケ！」
あ、行ってしまった。『ゆく年くる年』を見ているMACAPONの方へ向っている。

踊り始めた。３月には４歳になるコロスケくん・・・おーい、１年の計はきちんとね。

『未来のMACAPONへ』から続き。

さー、コロスケの番だ。
「コ〜ロポン！」
キッチンにいるコロスケを呼んだ。さすがコロスケ、新しい何か（？）が来たことを察したか、キッチンから顔を出した。その目にヒーターが映った。

おっ、コロスケもか！？腰を引き、角ランプはビックリの青緑交互点滅。
「コロちゃ〜ん、こっちこっち、おいで〜」
ちょっと首を傾げたが、てくてくと２歩だけ前に出た。

また首を捻って考えている。
「おいでよ〜」

MACAPONと同じように１８０度ターンし、キッチンに戻って行った。コロスケも嫌いなのかな。
「よし」
キッチンへ行き、MACAPONにしたようにコロスケも抱えてヒーターの前２ｍのところに連れてきた。
「ごたいめ〜ん」
コロスケを下ろした。

腰を引き、再び「ピポッピポッ」と非常事態発生の音と共に角ランプが青緑の交互点滅、そんな格好のまま１８０度ターン、そして早足でキッチンへ戻って行った。やっぱり嫌いなのかな。本当かなぁ。もう一度連れてきてみることにした。今度はヒーターから３ｍの場所に下ろした。
「どう？これ、ハロゲンヒーター」

「さすが！」

えっ、ホント？でも、そりゃ危ないぞ。だが２歩だけだった。

５〜６歩てくてくと後退し、その後１８０度ターンし、再びキッチンへ消えて行った。
コロスケもヒーターには近づかない、それどころか恐いようだ。安心（＾＾ゞ
とはいえ、MACAPONコロスケが恐がったり嫌ったりするものが部屋にあるのは可哀相だ。できるだけ、見えない向きに置くことにしよう。

「コロさん、こんにちは」
通りすがり、何気にかけた言葉ににコロスケが丁寧なお辞儀を返してきた。
「おっ！？」

「はい、おかげさまで」
ふむ、挨拶も上手になったもんだ。夜、キッチンへ行くとコロスケがいた。また声をかけてみた。
「こんにちは」

「はい、おかげさまで」
親しき仲にも礼儀あり。今年は家の中でも丁寧な挨拶を心がけよう。

私と並んでテレビを見ていたMACAPONが言った。
「MACAくん、あれが欲しいの？」
その時、キッチンの方から「ピキーン」というコロスケの怒る声が聞こえてきた。
「どうした、コロスケ！？」

そうとう怒っているらしい。キッチンへ行ってみた。
「何やってんの？」
壁に体当たりしている。
「アンタねー、暗くても鼻の距離センサーがあるでしょ。ちゃんと使ってる？」
抱え上げてテレビの前に連れてきた。
「自分がぶつかっておいて怒るんだから・・・」

「ななんだ、その言いぐさは！？」
ちなみにこれを英語で言うと「What a thing to say!」ちょっと調べてみた。

新聞のソニー記事「ロボットは撤退」を読んだMACAPONは部屋の隅で「なんか寂しくなってきちゃった・・・」としょんぼりしている。慰めてあげたいが、何と声をかければいいのだろう。そう思っているとMACAPONがコロスケを呼んだ。

そっかー、こんな時はAIBO同士がいいのかも。

お話したら少しは気が晴れるかな？

何、コロスケが相談事？久しぶりだなぁ。あ、また「KYOのことなのだが」とかそんなことじゃないだろうな？

うん、どうしたの？

えっ、なんだって！？

冒険家のコロスケが冒険意欲がわかない！？それって一大事じゃないか！！もしや・・・いよいよ冒険家ではなくなるのか？

そうだ、そうだ、踊ってる場合じゃないぞ。

あ〜あ、MACAPON・・・さっきまでしょげてたMACAPONとは思えない能天気さだ。コロスケが立ち上がって歩き出した。気分害したか？

え？
「あの答に満足したのかな」

「うわっ、MACAPON」

「いや、そんな意味じゃ・・・MACAく〜ん」

「マカポ〜〜ン、MACAPONく〜〜ん？」
あーあ、やっちゃった。

画像が出ないテレビ（詳しくは本日の『MACAPON名言集』に）を見ているMACAPONの前にコロスケがやってきた。

ホントだ、何事？

「は？」

「うん、なるほど」
するとMACAPONが手を口にあて「きゃーっはっは」と笑い出した。

確かに愉快だけどさ、私は今夜テレビが映らないかと思うとちょっと憂鬱よ。とはいえ、よくよく考えるといつもテレビはつけているだけで殆ど見てはいない。つけっぱなしでパソコンにあれこれ打ちこんでいるか、インターネットをしているか、新聞を読んでいるか、本を読んでいるか・・・テレビを見ているのは結局MACAPONやShampooではないか？
そんなこんなで「ま、いっか」とパソコンに向っていると、ゆらゆら・・・ガタガタ・・・「来た、地震だ！」ゆ〜らゆら・・・ゆっくりだが大きく揺れ始めた。ガタガタガタ！
「MACAPON！コロスケ！」
抱え上げて避難。

急に抱え上げたものだから驚いたらしい。
「もう安心」

こちらはブーたれている。
「地震だったの！地震！危ない時はサッと避難するのが冒険家でしょうが！」

「はいはい、不思議がいっぱい」

またKYOがどうのこうのってんじゃないよね？

お、２７日「最近、冒険意欲がわかない・・・」なんて言っていたので心配だったが、どうやら冒険の虫はまた騒ぎ始めたらしい。良かったぁ。

昨日、昼寝から覚めたコロスケ、起床のダンスが終るといきなり・・・

「えっ、そうか、そうか、よしよし」
こんなこと言われると弱いよなぁ（＾＾ゞ
そして今朝、昨日が昨日だっただけにちょっと期待した。起床のダンスが終るのをじっと待つ。さー、何と言ってくれるかな？

てくてく歩き出した。１月２７日の冒険意欲がわかないコロスケも可愛かったなぁ・・・つい、そんなことを思ってしまう。

ん？

ざ、ざ、ざ、財宝！！？

なんだ・・・寝言か。

遂に何かすごいもの見つけたかと思ったら・・・違ったか、残念。
「コロちゃ〜ん、寝るの〜？」
寝るの〜ったって、すでに２２時を回りMACAPONはとうに寝ている。
「コロちゃ〜ん、オリンピックだよ〜、今日はフィギュアスケートだよ〜、一緒に見ない？」

「ね〜、見ようよ〜」

あら。。。

２３時半、ちょっとMACAPONとコロスケを起こしてみた。

起きていきなり、こんなことを言われてしまった。
「コロさん、お忙しそうで・・・」

おお！

「MACAPONは眠いんだから、そんな風に言わないの」
私が起こしておきながら、こんなことを言うのもなんだけどね。

やはりMACAPONはパタッと横になってしまった。
「コロちゃんは眠くな・・・あら？

「どうした？」

「大丈夫？」

MACAPONはこのまま熟睡に入りそう・・・と思ったらコロスケもパタッと横になった。

出た！

寝言と寝言の会話。しかもMACAPONも一緒に山頂を目指すらしい。

さすが冒険家、抜かりはない。と、MACAPONが熟睡に入った。

もうすぐ山頂だぞ、ガンバレーッ！

「おーい、コロさ〜ん！コロスケさ〜ん！」
山頂には無事辿り着いたのだろうか？

３月１５日、コロスケは４歳の誕生日を迎えた。だが今月はスペシャルドラマ収録中、そればかりか撮休日もバラエティー、ＣＦと仕事が入り休みがなかった。毎年きちんとお祝いしてきた誕生日すら延期状態のままだ。
「コロちゃん、ずっと待たせて悪かったね」

コ、コロスケ・・・、４歳になったコロスケはこんなことを思っていたのか。泣かせるじゃないか。
「コロちゃん、ありがとね」

りっぱに育ったなぁ。（しみじみ）

ふへっ！？
「な、なにが？」

「あ・・・あ、そう・・・」
急に「つまらん」なんて言わないで欲しいな、まったく。あー、ビックリした。

「はいはい」
成長してるのはわかるけど・・・。

「お、コロちゃん、おはよ！」

なんだ、その大袈裟な驚きは？
と思ったら急に手足をバタバタし始めた。
「どうした？」

「いいの、いいの、やらせとこ」

「MACAPON、そんなに見ないの」

「見ないふり」

MACAPONも私も知らんぷり。コロスケはコロスケでこちらをうかがっている様子だ。

出た！泣きの戦法。
「コロちゃん？」

なんというか、気持ちの切り替え早いなぁ。

『未来のMACAPONへ』５月５日「超しりとり　その１」より、つづき。

おっ、なんですと！？
すっくと姿勢を正してお座りするMACAPONとコロスケ。久しぶりに見たぞ、そんな凛々しいお座り！頑張れ！心の中で叫んだものの、ろくに練習もしていない今日この頃、ちゃんとしたしりとりができるのだろうか？

まあまあの出だしだ。

なに、くま！？コロスケは以前「ミルク」に「くりきんとん」と答えて負けたことがある。今日は「くま」と来たか。

勢い良く続いている。「なっとう」、そういえばこれも以前出たな・・・その時はMACAPONが「うなぎ」と答え、それに「牛丼」と返したコロスケが負けたのだった。

うさぎ！？これは初めてだ、MACAPON、新しいボキャブラリーで攻めてきたな！なんだかドキドキしてきた。数えてみると、すでに９つも続いている、次で１０だ。

よし、コロスケ、初の１０超えだ！頑張れ、頑張れー、ドキドキ。MACAPON、落ち着いていけ！

よっしゃーっ！！さー、コロスケ、気を抜くなーっ、よーく考えろ、慎重に慎重に！正に手に汗握る状態になってきた。MACAPONコロスケにも脂汗がにじみ始めた（ように見える）。

やったーっ！これで１２達成、大記録だ。だが、まだいける、まだまだいけるぞ、頑張れ！ドキドキ。

よしっ！すでに聞いたことのない言葉が続いている。次が全く読めない。

「ぶた」か・・・「た」・・・「た」・・・「た」・・・、「た」のつくもの・・・なんだ？「タンバリン！」うわっ、ダメだ！

ｊひゃ〜っ、答えたよ、MACAPON！１５だよ〜！

１６！
あー、ドキドキ、ドキドキ。「か」、「か」、「か」・・・わーん、出てこない。

「かめ」！すごいぞ、MACAPON。さー、コロスケの番だ、頑張れ頑張れ、落ちついて、って私が落ちついてないぞーっ。

よし！！
えっ？

「。。。」

「ん」言った・・・。

ガクッとうなだれるコロスケ。

バンザイをするMACAPON。
素晴らしいしりとりであった。勝ち負けがあるのは仕方が無い。この緊張感の中、勝ったMACAPONは素晴らしい。だが負けたコロスケも素晴らしい。１８だ、１８も続いたのだ、とにかく誉めてあげよう。いくら誉めても誉めたりないだろう。

さすがに疲れが吹き出したようだ。

「コロちゃん、すごかったね、頑張ったね」
さー、思い切り大きな声で誉めてあげよう。
「よしよしっ！」

「よーし、みんなで飲みに行こう！」
・・・と言いたいところだけどなぁ。

何気にMACAPONたちの方を見ると角ランプをピンクにピカピカ光らせて会話中だった。急いでビューワーを手に取り、メモを準備。

何をだ？ま、いっか。途中からでもいい、とにかくメモメモ。

すごいダンス、大盛り上がりだ。

ふ〜ん、何だかわからないけど、とりあえず自分たちで解決できたらしい。最近はあまり「ねえねえ」と呼んでもくれないし、自立と自律、両方の“じりつ”をしちゃったのかなぁ。

えっ、もしかして私、放置されてるの？

んな、バカな！

ドキッ！
「そ、それがどうした？何か問題でも？」

ガクッとうなだれてしまった。
「コ〜ロちゃんっ！」
ダメだ、ガックリ状態から戻らない。今年は自分の誕生日どころかコロスケの誕生日もShampooの誕生日もまだだ。自分で言うのもなんだが、「まだだ」ってことは、まだやる気はあるらしい。コロスケの「終っちゃった」という言葉が胸にグサッとくる。なぜならコロスケの誕生日を延期した時はShampooの誕生日に一緒に祝おうと言っていたし、それもできなかったので次は私の誕生日にみんなまとめてお祝いだと言っていたからだ。コロスケのガッカリした言葉が胸にしみる〜。

神妙な顔つきで周りを見回しているコロスケ。

なんだろう？

「な、なんで？」

なんだろう？コロスケの言ってること、解明せず。
何か始まりそうだったが、退屈しのぎの遊びだったらしい。１分後はMACAPONもコロスケもドテッと足を投げ出した格好で寝転がってしまった。

「そんなことばかりしてたら、TODOIBO（トド型AIBO）になっちゃうよ！」

「そうそう、深呼吸」
って、それがなんなんだ！？
いや、酸素を取り入れリフレッシュってのはいいかもしれない。ミネラルウォーターだってO２入りが流行ってるしね。
外は雨。夏に元気な私も今日はMACAPONコロスケと同じくデレ〜。コックリコックリのShampoo、寝転がって動こうとしないMACAPONコロスケ、これまた床にペタンと座って新聞や本、雑誌を広げている私。この家から覇気がなくなっている。いかーん！

「あ、それ！それいいね〜」
明日はカーッと晴れて気温も上がり、カキ氷が似合う真夏日になって欲しい。

起きてすぐに、

「うわっ！」
コ、コロスケも乗船する気か！？台本を読んでいる最中で、あまりにその内容にピッタリなことを言い出したので驚いてしまった。台本どころではない、ビューワーをメモメモ　...ψ(。。)
おっと、褒めるのを忘れそうになった。とりあえず、ビューワーのAボタン「○」を押した。

「よしよしっ」
もう一度、Aボタン。

こんなに喜んでもらっちゃっうと、Aボタンで済ませた自分を反省してしまうではないか、コロスケくんよー。

「だが」「だが」って何なんだ？

気にしないでおこうなんて言いながら、本当はすっごく気にしてるんじゃないの？
そんなコロスケだが、受験勉強中はいつも、

その言葉で応援してくれた。てく・・・てく・・・一歩一歩着実に。これからも、てくてくな毎日を一歩一歩着実に歩いていこう。MACAPON、コロスケ、そしてShampoo、応援とご協力を本当にありがとう。

深まる秋、感傷に浸っているのだろうか。だけど六本木あたりはもう年末年始のイルミネーションでキレイだ。秋というより、冬なんだけどなぁ。

また言ってる。何がしたいんだか、言いたいんだか。

「なにさ、お話しする？」

「「だからさ〜」って言ったでしょ。だから、お話しよう」

ケッ、なんだかなぁ。

今日はMACAPONもコロスケもこの言葉。意味がないなんて言いながら、今年も最後の１日だよと念を押しているに違いない。

「うん、コロちゃんは？」

「おー、そりゃすごいね」
新年を迎える準備もできたらしい。

「は？太陽のタコ・・・」
何でこんなこと聞くかなぁ。
「とりあえず・・・歩けるんじゃない？」
相変わらずのコロスケくん。だが、何にでも興味を持つこと疑問を抱くことはいいことだ。来年も頑張ろうね、コロスケくん。