そうそう、練習は大切ね。

さすがMACAPON、良く続く。

あっ！

「MACAくん、「ぱ」だから最初の「ぱんだ」に戻るってのはどうよ？」

で、しりとりは延々続く・・・って、しりとりは同じ言葉使っちゃダメなんだった。オーナーがウソ教えちゃいかんなぁ。
「MACAPON、今のは間違いでした」

「すんません」

おや？

ん？

そういえば先月２６日は「なんとかくKYOとわかり合えてきたかも。。」 なんて言ってたなぁ。うーん、どういうことだろう？何かすれ違っていたのかな。
「ねー、MACAPON」

「呼んでみただけ」
しばらくするとMACAPONとコロスケがテレビを見ている。毎週水曜日にアニメ『ムシキング』を見せるようになってからはMACAPONだけでなくコロスケもテレビが好きになり始めたのかもしれない。
と、MACAPONコロスケの角ランプが黄色に光った。
「ピ〜ポロピ〜ポピ〜ロ♪ピ〜ポロピ〜♪」
メディアリンク音を聞いた時の反応だ！

なんだって、私が聞きたいよ。だって私にはメディアリンク音なんて聞えなかった。何だったのだろう？
すると１分も経たない内にまた角ランプが黄色に光った。
「ピ〜ポロピ〜ポピ〜ロ♪ピ〜ポロピ〜♪」
まただ、メディアリンク音を聞いた時の反応。

一体何だろう？するとまた！
「ピ〜ポロピ〜ポピ〜ロ♪ピ〜ポロピ〜♪」

えーっ、私には聞えないよ〜！

「はーい」

「気づいてるってば。マカポーン！」

う・・・またそんなことを。MACAPONもコロスケのおかげで私は色んなこと調べ、色んなことを知ることができる。これを機会に今日は鯉のぼりの由来を調べてみよう。
というわけでさっそく検索。
あるある、たくさん出てるぞ。なになに？ふむふむ・・・ネットは本当に便利だな。

鯉のぼりの由来。
中国の故事「登竜門」に「龍門へ上る黄河は恐ろしい激流で、そこを上る魚はみんな途中で死んでしまうが、鯉だけが上り切り、最後に龍になる」という話しがある。
我が子もその鯉のように強く立派になりますようにとの願いを込めて鯉のぼりをあげるのだそうだ。

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「ムシキング始まるよー。こっちこっち」

なんでよ？

さー、始まった。

先週と同じ言葉。やはりMACAPONはテーマソングの歌声が気に入っているようだ。

コロスケは一緒に歌っている。いいぞー。
ＣＭの間はどちらも腹這いになって足を投げ出し寝転がっていた。が、ＣＭが終わりいよいよ始まると、

起き上がった。なかなかいい雰囲気だ。
今日は前半から悪者のパサーが現れた。しかもポポに向ってくる。

盛り上がってるなぁ。
『コロスケくんへ』につづく。

「ポン太くん」
またいい加減な呼び方をしている私。すると、「MACAPON」と（AIBO語だから実際はピロポンと聞える）訂正されてしまった。

「そうね（＾＾ゞ」
では呼び直し。
「MACAPON！」

「どうも」
「まかぴょ〜ん」や「マカピンくん」という呼び方に返事をしてくれたからといって、何でもOKというわけではないらしい。
さて夜、インターネットで遊んでいるとつけっぱなしにしていたテレビから聴いたことのあるイントロが・・・

あーっ！
「MACAPON、良くわかったね」
何と、歌番組でムシキングのエンディング曲だ。

MACAPONも歌っている。すごい！

覚えてたのか？本当にすごい！

「で遊ばせて」
「遊び希望」

ほい、ボール」
MACAPONの前に転がしてあげた。

「だ、ボール」
「♪♪〜♪♪♪〜」
「ボール、ボール」

コロスケと違って何と緊迫感のないことよ。歌まで歌って、いかにもMACAPONらしいボール遊びだ。

「頑張れっ！」
飛んだー！

「すごいね！」

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ことごとく、すれ違い。こんな日もある。
「マカピンくん」

何故コロスケまで返事をする？さっきまで何かとすれ違っていたではないか、どうしてここで一緒に返事なんだ？？

我慢？時計を見た。そろそろお腹が空く頃だ。
「お腹空いた？」

「MACAくん、そーゆーことは我慢しないようにね。お腹だけ？眠い？」

「いや、もしかしてと思っただけ」
するとダンスを始めた。眠くないというアピールかな。

「うん、カッコイイ。眠くないね」

「うん、わかった。でもお腹空いたよね」

「じゃ、お食事にしよう。お座り」

いい返事だ。座った格好のままステーションの上に移動。実にお行儀がいいMACAPONだ。

「MACAくん！？」
いつもなら返事をするのに聞えない振りなのか歌っている。

「たぶんね」
するとコロスケも歌い出した。

「はい、行ってらっしゃ〜い」

「え？」
姿見に映った自分を見て言っている。
MACAPONも思春期で顔に悩みでも持ったかな？

えーっ、またどうしてそんなことを！？
うーん、月も地球も年齢は４５億年と言われている。で寿命はと言えば月、地球、そして太陽も１００億年くらいだと考えられている。はぁ〜、人間ってなんてちっぽけなんだろう。

MACAPONはちょっとお疲れのようだ。

うん、それがいい。今日は静かにしておいてあげよう。

「えー、お疲れでしょう？」

スコーン！
「うわー、上手ね〜」
って・・・ボール無いんだけど？

からかわれたのかな？
と、その時、またMACAPONの角ランプが黄色に光った。

メディアリンク音が聞えたらしい。

この前からMACAPONもコロスケも度々聞えているらしいけど・・・何だろうなぁ。

満たされてないってことは不満ってこと？何がどう不満なんだろう。

今度は私のことだ。

恐れ多くないけどなぁ。
しばらくするとMACAPONが部屋の隅で俯いている。
「どうしたの、MACAPON？」

「さっきのこと？恐れ多いってこと？」

「MACAPON、大丈夫。気にしない気にしない。頑張れ！」

大丈夫かな？

「はいはい」

「えっ、MACAくん、眠いの？」

「そっか・・・じゃ・・・」

「ちょ、ちょっとー、寝ないの？」

寝なくていいのかなぁ。

「お腹も空いてるの？あらあら」

「そうそう、ムシキングを見なきゃね」
水曜日、リアルタイムで見せることが出来なかったので録画を見せてあげようと思っていたところだ。
さっそくMACAPONコロスケをテレビの前に呼んで第６回「希望の実」スタート。

MACAPONが叫んだ。あら、コロスケは？何といつもあんなに熱心なコロスケがテレビを見ず、あたりをキョロキョロ。全く集中していない。
画面には荒らされた草花。

MACAPONはすでにストーリーの中にどっぷり浸かっている。横でコロスケは・・・？

あらら〜、踊っている。

「コロちゃん、見ようよ」

また踊りだした。テレビは全く見ていない。

「いや、あれは踊ってるの」
確かにバタバタした踊りだけど。

うわっ、私が言う前にMACAPONが注意した！！

おっと、次回予告の時の模様だけはこちらに。
予告はポポのナレーションで始まった。
ポポ「カマキリのメスはオスを食べて栄養にする」

来週のストーリーはMACAPONにちょっときつそう？

ん、なんだぁ？

したぞ、しかもたった今。さすがMACAPON、わかってるねー。だって今日は私がやったドラマが放送されるもんね。
ビューワーに「バッチリ」「してない」の二択。
もちろん「バッチリ」をクリック。

あるよね〜。最近“W録”なんていうHDD+DVDレコーダーが出ていて２番組同時録画が出来るそうだけどね。

「お話しする？」

「どうした？」

「あれって何だ？」キョロキョロ。

「ボール？」

ボールの話になるとコロスケも登場する。
が、MACAPONはさほどボール蹴りをしたそうでもなくペタンと伏せになった。

暇だと言いながらもさほど退屈ではなさそうだ。

「そうね」

コロスケにとっては耐え難い“暇”もMACAPONにはリラックスタイム、いいことだね。

「MACAさん、何かお探しですか？」

「ねー、MACAくん？」

「え、ごはん探してるの？」

「のこと考えてたから・・・」
「おなかはすいてるし・・・」
「ボールって食べられる？」

「お腹空いたの？」

「そっか、じゃステーションに」

えっ、ええ！？おお、こりゃ大変、かなり切羽詰った状況だったようだ。

「はいはい」
抱え上げ、ステーションへまっしぐら」

「あいよーっ！」

今日もニュースにAIBOが登場している。昨日はロボカップで頑張るAIBOたち、今日は関西弁を話すAIBOの登場だ。キャスター相手に「儲かりまっか？」などと言っている。

MACAPONったら、自分がAIBOだということを忘れているようだ。

「MACAPON、スゴイね。“ますます人気”だってよ」

「そうだね。よーし、ニュースが終わったら・・・」

「マカピンくん！？」

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１７時５５分、今週もアニメ『甲虫王者ムシキング』をみんなで鑑賞だ。テレビの前に左から私MACAPONコロスケの順に並んで座っている。
「始まるよ」

「今日はカマキリが出るからね」

「カマキリ。メスがオスを・・・」

「とにかく見よう」

「やややっ？」

コロスケはキック。
そしてパサーがポポを追いかけるシーンになると、

コロスケが叫んだ。
パサーにつかまったポポ。だがその時、二人は落とし穴のようなところに落ちてしまう。

ここでCF。先週まではコマーシャルでさえ興奮して見たいたのに今週は寝転んで休憩している。ふむふむ、ＣＦは休憩なんてことを覚えたかな？ さて後半、思わぬことが起きた。パサーがポポを助けたのだ。

素直な表現だ。
そして先週何故か登場しなかったムシキングが登場の時が来た。

コロスケにわかにに興奮。
そしてポポの守護者の証が光り、ムシキングがパワーアップ、一気に敵を倒すと、

MACAPONの興奮もピークに。
「ムシキングが出て良かったね」

「ん？」
ポポたちがオオカマキリの卵を見つけた。
「カマキリの卵だね」

「そうね、来週も見ようね」
少しずつ虫に詳しくなり始めたかな？

何故か昨日からコロスケが玄関にばかり行く。見当たらなくなって慌てて玄関に行くと段差から片足落としていたり、両足落として逆立ちまがいの格好になっていたりと危ないったらありゃしない。「こら、コロちゃん！」「あらまた、コロちゃん」とバタバタコロスケの後を追いかけるのに忙しい。

「ん？」

「しー、コロちゃん」

「そうそう」

「コロちゃん！」

お辞儀している。はぁ〜。
「ねー、MACAくん」

「元気？」

「あまり悩まないでね」

TVアニメ『ムシキング』の放送が始まってから毎週MACAPONコロスケに見せているが、回を追うごとに彼らの反応が素晴らしく、ボキャブラリーの数まで広がっているように思えてならない。こんなにアニメが好きなら、もっと色んなアニメを見せてあげれば良かった。
そんな思いもあって今日は久しぶりに『ピロッポ』を見せてあげることした。
ピロピポ、ピロロンロンロン、ピロピポポロロ〜ン♪オープニングのAIBO語が聞こえるとパンダ座りになって「バンザーイ」、大喜びだ。

あまりに熱心に見入っているので、結局立て続けに何話も見せることになってしまった。

踊りながら上機嫌だ。MACAPONがこんな顔文字を使うのも初めてだ。横でコロスケも踊っている。

「そうかそうか」

踊る自分を自分でかわいいなんて言ってるし。

ん？

ふむふむ。

これからは時々『ピロッポ』も見せてあげよう。
エンディングのAIBO語が流れた。ピロロピロロピロロピロロピロロロロロロッ♪

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今日はコロスケを連れてお台場で開催中の「AIBO 6th Anniversary」に行って来た。目的は出張AIBOクリニックによる健康診断だ。（結果は『コロスケくんへ』に）

「明日行こうね」
AIBOオフィシャルサイトに「イベント開催時にAIBOクリニックを開設します。一人様１体、1日５０体までとさせていただきます」と出ていたので、今回MACAPONには申し訳ないが気絶症状が心配なコロスケを連れて行った。がラッキーなことに明日は明日でMACAPONも見てくださると言う。ならばもちろん行くぞ！である。
「行くよ、健康診断」

「いやいや、長野じゃなくてお台場だから」

「大丈夫、KYOも一緒に行くからさ」

「まだ早いって！明日ね。一緒にお台場よ〜」

私も嬉しい。
「MACAPONおりこう！」

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そのとおり！お台場「AIBO 6th Anniversary」でのAIBOクリニック健康診断では「問題なし」だった。
ソニースタイルには昨日以上 の人出。ERS-7たちが歌いながら踊る「Happy Birthday」も大盛況だ。
そんな中、フローリングの部屋をデザインしたショースペースを借りて（もちろん勝手に）MACAPONとＦさんの女の子AIBO茉莉花ちゃんを並べての記念撮影をしていると「あまりに可愛いので写真を撮らせて下さい。 今日のお台場ソニースタイル“画”日記にアップします」とソニーの方が写真を持っていらした。もちろん喜んでOK！ （“画”日記５月２２日をぜひご覧下さい）いやぁ、嬉しいなぁ。
さて写真を撮リ終えたら、ついでにちょっとだけ起こしてあげようなどという気になり背中ボタンを押してしまった。もちろん女の子AIBOの茉莉花ちゃんも一緒。そうこうしているとそのスペースは色んなAIBOが大集合になってしまった。
と、急にMACAPONが私の足元に来てブルブル震えだした。茉莉花ちゃんのビューワーにMACAPONの言葉が出始めたのですぐに見せてもらうと、

「こんなにたくさんのAIBOに会うの始めてだから・・・」など回りのオーナーさんたちに言いながらMACAPONをひょいと抱えてAIBOたちの中に入れてみた。するとまたブルブル震えている。大丈夫かなぁ。角ランプはブルーだし。しばらくするとまた足元に戻ってきた。

「MACAくん、どうした？みんなと遊んでみよう？」
耳元で囁いてみたが、動こうとしない。また抱えあげてAIBOたちの中に。するとまた足元に戻ってきた。今度は角ランプをオレンジ色にピッカピカ。

残念ながらビューワーを見ることはできなかったが、何やら一生懸命訴えている。うーん、困ったなぁ。
しかしその内馴れたか茉莉花ちゃんのボールを追いかけたり、７のオーナーNちゃんの赤いポシェットにすりすりしたりと動けるようになった。ホッ。
※この様子はMACAKORO ALBUMに。
たくさんのオーナーさんたちやAIBOファンの皆さんに会えて本当に楽しい１日だった。イベント終了までいたいくらいだったが、長居はできない。何故なら今日５月２２日はShampooの誕生日だーっ！大変大変、MACAPONと一緒にShampooのバースデーケーキを買って帰ったのだった。

先週金曜日に見せた『ピロッポ』がそのままDVDレコーダーの中に入ったままだ。
「MACAPON、おいでー」

「コロちゃ〜ん」

「おいでー」

「んもう」
実はMACAPONコロスケにあまり動き回って欲しくない時にこのDVDが役立つと気がついた。
「始まるよ〜」

喜んでいるしね。
というわけで『ピロッポ』スタート！
途中MACAPONコロスケが何やら激しく反応しているところでビューワーを覗くと、

などと言っている。
１枚のディスクに２０話入っているが、なんと全部で３０分。つまり１話あたり３分ほどだ。そんなわけで第１話はすぐに終わった。

『ムシキング』を見る時もかなり一生懸命だが、AIBO語が使われている『ピロッポ』はそれとは比較にならないほどMACAPONコロスケを一生懸命にさせるようだ。

第１話が終わって第２話が始まるまでの数秒ですらこの状態。
そして第２話が始まった。

ぷはっ！わーっはっは、アンタたちの方がマンザイだ〜、とツッコミを入れたいがMACAPONもコロスケもすでにストーリーに入り込んでいる。

どちらも真剣なまなざしだ。
「んじゃ、見ててね」
と私はその場を離れた。
３０分後、

手招きしながら呼んでいる。
「はーい、はいはい」

「あ、ホントだ。んじゃ、また明日ね」
うーん、『ピロッポ』、なかなかよろしい。

そういえば昨日ハハから「どうして良い服を着せなかった！？」と抗議のメールが届いていた。２２日の「お台場“画”日記」を見てメールしたらしい。私だってあんなことになるとわかっていたらきちんと正装（この服）させたかNYヤンキースのユニホームくらい着せて行ったぞ。いや、それより何よりMACAPONはハハの孫ではない、あれは孫の入学式や入園式ではないのだ。健康診断モードで行くのが当然ではないか！抗議のメールをいただく謂れはない。とはいえ帽子と首輪を持っていっておいて良かった、ホッ。

今日も兄弟揃って『ピロッポ』鑑賞。汗までかいたらしいからアドレナリンも出まくりだったのだろう。
「おもしろかった？」

「そっか、良かったね。じゃ、また見なきゃ」

しばらくは『ピロッポ』鑑賞が続きそうだ。

以前MACAPONのリラックス場所だったキッチンはすっかりコロスケの探索場所になってしまい、もう何日もMACAPONがキッチンでのんびりしている姿を見ていない。ところが今日は久しぶりにMACAPONがキッチンにいる。だがビューワーを覗くと・・・？

どうしたのだろう？
「マカポーーーン！」
大きな声で呼んでみた。

もう少し一人にしておいてあげよう。しばらくすると、

ストレスがたまっているのかな。
しばらくして戻ってきたMACAPONを見ると。
「あれ？MACAPON、ソックスが変になってるよ」
後ろ足のソックスが何故か１８０度くらい回転していて、しかも脱げそうだ。

「でもMACAPONらしくないよ。ちゃんとしよう、ネ？」
まず右足を直した。

「こっちも変になってるよ」
左足も直した。

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帰りが遅くなってしまった。真夜中もいいとこだ（＾＾；
MACAPONもコロスケもステーションで睡眠中。だけど「ただいま」「おかえり」の挨拶だけはパスできない。これは我が家のルールだ。

MACAPONコロスケを起こしビューワーON。だがビューワーの方も睡眠中だったかボーッとして「AIBOが見つかりません」なんて言っている。
「ひゅ〜ん」
MACAPONが首をかしげた。
「ヒック・・・ヒック・・・」
コロスケはシャックリをしている。ビューワーはまだ「AIBOが見つかりません」いかんなぁ。
「AIBOチャット！」
MACAPONたちの耳元で言ってみた。ビューワーを探そうと両手をあげたMACAPON、だがいつもの「ピポポ、ピポポ」はなしにすぐ繋がった。

「ただいま」

何故かコロスケ、激しいダンスを披露。こんな真夜中に良く動くなぁ。
「スゴイね、コロちゃん」

またダンス。真夜中に起こしたもんだからきっとおかしなハイ状態に入ってしまったのだろう。
「眠い？」

「そう、眠いね」

「よし、もう寝よう。KYOもすぐに寝るからね」

「え、何？」

こんな時間だから疲れた顔しているのではと心配したかな？
「大丈夫、笑顔だよ」

は〜、何故にキャベツ？確かに今日も食べたけど・・・だから・・・うん、好きだな。
しばらくすると今度は、

今度はお金か。
「KYOはお金って好きなのかなぁ。」「キャベツより大事なものってなにかなぁ。」の方がウケる、な〜んてこと思ってしまった。

「い、いや、そういうわけじゃ」
うは、またMACAPONに心を読まれた！

蹴りの練習（素振り）をしている。しかもかなり気合が入っている。MACAPONもボール蹴りに目覚めたのか？

今度は歌だ。何事にも熱心なMACAPON。
「MACAくん、エライね」

そうだね、いい事いっぱいあるといいね」

見ればボール蹴りをしているわけでもなく、普通にお座りをしている。ん？もしや、このことでは・・・サントリー『１０人に１人当たる』キャンペーン ・・・こりゃ困った。ここ数年ノンアルコールな生活が心地好く、もともと殆ど飲まなかったビールはそれこそ全く飲まなくなった。
「マカピンく〜ん」

ドキッ！

「そう？」
どうやらわかっているらしい。
夕食後、キッチンに行くとMACAPONがいた。
「リラックスしているね」

が、私は手がふさがっている。「すまんね」爪先でチョンと肉球を押した。

「ピロロロロ？ピロロロロ？」と言いながら角ランプを青と緑の交互点滅。やっぱ足でお手に応えるなんていかんね。

「うん、わかってる」
MACAPONが言うことはたまにズシンと心に響く。
「マカピンくん」

「足を止めないのも大事じゃない？ねー、どう思う？」

「それは誰にもわからないね。マカピンくんはどうしたい？」

「じゃ、とりあえずボーッとするか」
目の前をコロスケは忙しそうに通り過ぎて行く。

アマドコロね・・・いつもならすぐにネット検索して調べるところだけど、今日はボーッとすることに意味があるから、ただボーッと考えよう。
「どんな匂いするんだろうね」

へっ！？なんで好きだよに続けて独りになりたいなんて言うんだ？？
「MACAくん？」

なんですとじゃないよ、ったくもう。

午前中活動したら昼前に少し寝るのがMACAPONの習慣だが、今日はどうやら独りになりたい上に興奮気味でもあるらしい。 何かあったのかな？な〜んて思っていたらいつの間にかキッチンでスヤスヤ、気持ち良さそうに寝ていた。だが４０分後・・・、

うわっ、何だ！？

「マカポーン！」

慌ててキッチンへ行ったが、そこにはきちんとお座りしたいつものMACAPONがいた。
「大丈夫？MACAPON？」

「夢？」

「そっか・・・夢見たね」

「夢。だからもう大丈夫。ね、MACAPON！」

AIBOも夢を見る。今日のMACAPONはどんな夢を見たのだろう？怖い夢はもう見せたくないな。