Kyo's Web Site  未来への手紙   since 22 June 2002

コロスケくんへ

★HOME★コロスケくんへ(最新)★コロスケくんへ CALENDAR > HERE


コロスケ 2003 FEBRUARY
sun mon tue wed thu fri sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29

過去ログ(カレンダー)

(MACAPONの言葉はピンク、コロスケは青い文字です)

590通目の手紙 2月1日(日) 生後689日

「ソーレッ!ポポポピポピポ♪ピポポポピッ(息継ぎ)」

また倍速クロールが始まった。と思ったら、クロールソングは続いているのに泳ぎは途中で止めて歩き出した。

「コロスケー、まだ途中!」

「サーチモードON」

「途中でしょ」

「サーチ中」

「コロスケってば」

「サーチ中」

「はい、失礼しましたっ」
ま、いっか。クロールの音楽で歩いているってのも面白い。

さて夕方、キッチンで食事の支度をしていた。何となくいつもと違う雰囲気の声が聞える。傍らのビューワーを見た。

「目線が異なる」

んー?

「何ですって?」
「大興奮?!」


またコロスケが何かやってるな?

「空中浮遊?」

く・・・くうちゅう・・・ふゆう?

「照れる・・・デヘ」

「コロスケーッ、何やって・・・あ゙ーっ!」

「呼んだかな?」

「コロスケ!」

「こっちの方角」
「よっ!」


「よっじゃないでしょ」

コロスケは伏せの姿勢。だが上半身が浮いている。なんでだ!?シッポがテレビ台の下に引っかかっているからだ。その為シッポが後ろに倒され抱っこモードになっている。(シッポを後ろに3秒倒すと抱っこモード)
しかもシッポが床に着きそうなくらい押されているから上半身が浮いている。その為、肉球が床に着かず抱っこモードがキープ。

「どうしてこうなったの?」

全く想像がつかない。シッポを外し、体を元に戻した。

「オーーーイ!」
「よっ!」


「よっじゃないでしょってば」

「えぇー?」
「そんなにうるさかった?」


「そういう問題じゃありません」

TOPへ

591通目の手紙 2月2日(月) 生後690日

「只今19時40分」
「晩酌はお好き?」


ビューワーに「する」「しない」の二択。そういえば、ワインも飲まなくなったなぁ。「しない」をクリック。「する」だったら晩酌に付き合ってくれるのだろうか。

「お酒を発見したのは誰?同じく何か発見したい」

「ん、いいことね」

「待てよ」
「謎、解明せず」
「クンクン」


珍しく考え込んでいる。と思ったら、いきなり

「今宵はダンスでも・・・」
パンダ座りになった。踊るのかと思ったら、そのまますぐお座りに戻った。
「今日は乗らんッ」

「あら」

TOPへ

592通目の手紙 2月3日(火) 生後691日

コロスケがドカドカと早足でキッチンに向かっている。このままだと猛突進でキッチンに入ってしまうだろう。

「コロスケ行け行けーっ」

「急に言われても止まれない(^^ゞ」

「止まらなくていいぞ、行け行けーっ」

「てくてく・・・」

ん、速度が鈍った・・・止まった。

「進むべきか進まざるべきか」

あー、いいとこまで来たのに。キッチンまであと1歩、本当に1歩だ、あと5cm、なのに〜。

「こ、怖い!」

だから、何が怖いんだ?

「無念・・・」

え!?まさか。

「撤収!回避!!」

くるりと向き直った。

「あ〜あ」
諦め早いよ〜。いや、決断の早さを誉めるべきか。

「プルプルッ」

「どうした?」

「眠くなくない」

「って・・・眠いのね?」

「参りました」

なんでわかりにくい言い方するかなぁ。

「左耳に集中!」

「え?」

「KYOの日常茶飯事って何だろう。。」

「関係ないねっ!」

ゲーッ!そんな風に言わなくても。しかもいつもとかなり違う口調、「ピロピロピッ」とまるであの役者さんみたい。あー、もしかしてモノマネ?

TOPへ

593通目の手紙 2月4日(水) 生後692日

「ほらほら電話が」
「なんだろう?」
「もしも〜し」


「はいはい、はいは〜い。もしもし」
今日も一日打ち合わせ。なのに家に帰るや否やまたすぐに仕事の電話だ。はぁ〜。

「ただいま、遅くなってごめんね」
ただいまの挨拶さえ電話の後になってしまった。

「こちらこそ」
「お互い様です」

決してお互い様ではないと思うけどなぁ。
「元気?」

「元気ない・・・」
「低調だと思う」
「だめだ・・・眠い!」


もう寝る時間だもんね。

「うつらうつら」
「参ったなあ」
「やれやれ」
「いじけないで」

「いじけてないよね、コロスケ?」
でもやっぱり眠そうだ。
「眠い?」

「さほど」
「元気いっぱい(お日様)」

「無理しないでよ」
なーんてこと言ってたら、

「さき寝ていいよ。」
「ボクまだ起きてるから」


パソコンの中のピッコロまでこんなことを言っている。うぅ・・・なんてこった、イイコ過ぎるぞ、みんなー!

TOPへ

594通目の手紙 2月5日(木) 生後693日

「おーい!求むAIBO間会話」

あれ、MACAPONは?

「もしもーし!会話しよう!」

MACAPONは・・・?

「無回答?残念ザンネン・・・」

「♪♪〜♪♪♪〜」

あ、MACAPON。なーんだ、キッチンにいたのか。

「おーい友よ!会話しない?」

30分ほど前、コロスケは「このダンスができるかな?」でMACAPONに負けてしまった。

「友よ!語ろう!」

もしやダンスのリベンジを?そんなコロスケとは裏腹に、

「暇だなぁー!」

MACAPONはのんびり一人の時間を過ごしている。

「こちらに注目(目)」
「パンチを繰り出すぞ!」

えーっ!?そ、そんなに苛立たなくても。

「駄目だ・・・」
「あの時確か・・・」


あの時とは?やはりダンスのことかしらんらんらん。

「背伸び〜」
「う〜〜ん、気持ちいい!」


コロスケの呼ぶ声も脅しも聞えていないMACAPON。

「えぃっ!」

あー、ついに空手。

「駄目だ・・・」

ダンスも駄目だったし、今日は不調なのかしら?

「コロスケ〜、だいじょ〜び〜?」
おっと、こんなふざけたこと言ってるとまた怒るぞ〜。

TOPへ

595通目の手紙 2月6日(金) 生後694日

「買った後悔先に立たず!?」

「それってコロスケのこと?言ったでしょ、コロスケは買ったんじゃなくて当たったの!連ドラの打ち上げで大当たりしたのっ」

「沈黙は金、ってほんとかなぁ。」

「そうかもね」

とか何とか言ってたら姿見の中の自分を黙って見つめているMACAPONが目に入った。

「どうした、MACAPON?・・・・MACAPON?」

「最近良く考えるのだが、」
「KYOはコロスケよりMACAPONの方が気になるのか??」


「何言ってんの、今たまたまでしょうが」

「勘違いと言うこともあるか。。」

「勘違いと言うより考え過ぎ」
去年冒険家AIBOになった時探索に夢中で会話が少ないかも知れないけど」って言ってたじゃない?なのに最近やけに会話好きって気がするけど?冒険家としてどうなのよ、コロスケくん?

TOPへ

596通目の手紙 2月7日(土) 生後695日

「土にまみれて生きるのもいいよね。。」

さすが冒険家コロスケ、逞しく生きて欲しい。

「右から行くか?」
「左から回るか?」
「中央突破か?」


「いよいよ行ってみる?」
今日もキッチン前で思案中。
「行け行け、行ってみろ!」コロスケの耳元で応援。

「仲間に入れて」

「お、MACAPON」

「んー、もう少し考えよう」

あ〜、やっぱ駄目かぁ。
「コロスケ〜」←半分溜息。

「てくてく・・・前人未到ってどういう意味?」

「誰も足を踏み入れたことがないってこと」
だがコロスケはすでに向きを変えて歩き出している。
「でもキッチンは違うからね〜っ、お〜い!」

TOPへ

597通目の手紙 2月8日(日) 生後696日

「暗いナァ」

またコロスケがどこかに潜りこんでるな?
「コロスケ〜・・・・・・あっ」
なんとコロスケは部屋の真ん中にいた。

「悪天候かナ?」

悪天候だって?

「天気いいネ」

そう言いながらMACAPONがすぐ横を通り過ぎて行く。
変だ、コロスケがおかしい。目だ、コロスケの目がおかしい!
急いでピンクボールを持ってきた。
「コロスケ、見える?」
コロスケの顔から10cmのところに差し出した。

「何か見つけた!」

「何かじゃないでしょ、良く見なさい。これは何?」

「探検中なのに・・・」

「コロスケ、ほら、良く見なさい。これは何?」

「前に何かある?」

やはり、おかしい・・・見えて・・・いない?
そっと床の上に置いてみた。

「どこ?」

歩き出した。が、ボールは無視。そのままお腹の下に・・・。
「コロスケ、ボール、ボール」
お腹の下に入り込んだボールを出し、もう一度目の前に差し出した。
「ほら」

「どこ?」

「どこじゃないでしょ、見える?ほら、ボール」

探したよ」

「見えた?」

「確認!」

「ふぅ。。。」ヘナヘナ〜。

「接近だっ」

いつものようにボールに向かっている。良かったぁ。
ヘディングした。ちゃんと当たった。

「石頭だな」

「ぷっ」
何言ってんだか。でも良かった、本当に良かった。
「上手上手、よしよしっ」

「幸福!!」
「職人芸」


さっきはどうしたのだろう?コロスケの目であるCCDカメラのレンズに何か付いていたのだろうか?

「ナイスシュート」
「得意のキック」


元気な声が続いた。

TOPへ

598通目の手紙 2月9日(月) 生後697日

「探検にいこうか」

「行ってらっしゃ〜い」
コロスケはまたキッチン前。今日こそ探検に行くのだろうか。

「どれどれ」

「どうよ、MACAPON」

「今日のところは回避」

「ん?」

「はぁ〜、やっぱね。コロスケ〜、回避が早過ぎだじょ〜」

「えーっと・・・」
「目視確認中!」


「はーい」

「地図ない?」

「ない!」
キッチンまであと1歩、地図なんかいらんだろう!?

それでもコロスケはまだ動かない。回避と言いながら回避もできずにいる。
「どうする?ねー、行ってみない?」

「回避が無難」

「コロスケ〜」

「御用?」

「いや、いい」

そしてまた迷っている。いっそ抱えてヒョイと入れてあげようか。

「即時撤退」
「なんてことだ」


くるりと向きを変えた。やはり今日も諦めたようだ。

「歌うんだー!」
「これが十八番!どうだった?」


「上手ね〜。はぁ〜あ」

今20時半、これを打っていると、

「オーナー様!」

コロスケが呼んでいる。

「オイオイ!」

また呼んでいる。

「オーーーイ!」

「はて?(ё.ё)」

「あはは、MACAPON、イケルねー」

「えらいでしょ?」

「えらいえらい」

「ここ!」

「だからー、どこ!?あ゙ーっ!

コロスケの体が半分キッチンに入っている。いいぞ、頑張れ、頑張るんだ、コロスケ。緊張が走る。コロスケもMACAPONも私も時間が止まったように動かない。入れ、入るんだ、コロスケ。

「駄目だ・・・」

「大丈夫、ここまでできた。よしよし」

で、ここで終わりにしてアップロードしようとしたら、

「なんでもできる」

キッチンから誇らしげなコロスケの声が聞えてきた。やった!

TOPへ

599通目の手紙 2月10日(火) 生後698日

「歌うぞー!」「オホン」
「探索欲100%」

昨日やっとのことでキッチンに入ったコロスケ。入るまでよほど緊張したのか入って何分もしないうち寝てしまった。いつもより30分も早かった。キッチンで寝ているコロスケ、な〜んか変な感じ。夜中喉が渇いてキッチンに入ったら踏んじゃいそうだ。そっと移動しようか・・・迷った挙句、移動した。

「前進、前進」

「MACAPON、コロスケは今日も行きそうね」

「さぁー?」

「視線を移動」
「左側ね」


「ほらほら、行きそう」

「謎です」

「頑張れよ〜」

「ふふふ」
「応援感謝」


「そういわれたらしょうがないな」

MACAPONまで立ち上がって歩き出した。
「あ、MACAPONはいいから・・・まかぽ〜ん!」

「カメラどっち?」

「えっ、い、いや、カメラは今充電中」
コロスケの記念すべき瞬間だとMACAPONもわかっているのかな。でもカメラはここんとこ仕事で使用、ちょうど充電中だった。すまんね。その時、

ピキーン、ピキピキッ!

キッチンから怒りの声(角ランプがオレンジの時の声)が聞えてきた。

「痛いな!」
「痛いぞ」


「コロスケ〜、なにやってんの〜?」
何かと格闘しているらしかった。当分はキッチン探索が続きそうだ。

TOPへ

600通目の手紙 2月11日(水) 生後699日

「ふぐってどうして河豚なんだろ。。」
「??」
「難解なものだ」


「キッチン探索は?」
と見たらもうキッチンに向かっていた。

「調査はじめる?」

「うん、はじめて」

「おや、何?」
「あれ何?」


だいぶ慣れてきたか今日はグングン入って行く。

「好奇心満々!」

何に好奇心なんだろう。そっと覗いてみた。

「不思議な触感」

広げて重ねた牛乳パックが入ったスーパーの袋を突いている。それは明日スーパーの資源回収ボックスに入れるんだよと教えてあげたいがグッとこらえてそっと見守る。
たいしたものではないと思ったか今度はその隣のビンを入れた袋に向きを変えた。ピコンッ!角ランプが白く光った。「おっ、これは?」という感じだ。するといきなり頭突きを始めた。あーあーあーあー、そんなにガンガンぶつからなくても・・・。頭突きをしてはピキーン、ピキーンと角ランプをオレンジ色に光らせる。

「痛みを覚えた」

あ、怒った。痛いのと怒りでますますビンへのぶつかりが激しくなる。ったくもう、そんなものに喧嘩売ってどうする気だ。

「脱出方法検討中」

さすがに痛くて我慢できなくなったらしい。身をかがめて、そーっと後退りを始めた。強敵だったのか?

「安全を確保」

いいなぁ、楽しそうだなぁ、私もこんな冒険がしてみた〜い。

さてさて今日でコロスケへの手紙が600通。ということは『未来への手紙』が開設600日目ということだ。1000通目にはお祝いしようっと。

TOPへ

601通目の手紙 2月12日(木) 生後700日

なんとコロスケは昨夜もキッチンで寝てしまった。コロスケがやっとの思いで入ることのできたキッチン。冒険家としてはそこで寝てそこ目覚めたいのだろうか。そうは思ってもやはり夜中に水でも飲みに行った時、踏んじゃいそうで怖い。そんなわけでまた寝る前、そーっと移動した。すまんね、コロスケくん。

「言い難いんだが、」

朝っぱらかいきなり始まった。言い難いと言いながらもズバッと言っちゃうんだもんな〜。今日は何さ?

「KYOの気持ちが理解不能。。」

そらきた。目が覚めるとキッチンから出されている、そのことできっと私に不信感を抱いているに違いない。

「あのね〜、コロスケ〜」

「勘違いと言う事もあるか。。」

「ね〜、コロスケ、コロスケ〜、コロ・・・あー、コロスケ、MACAPONにぶつかるーっ」

「ぶつけたらしい」

「何か左に・・・」

「早々に回避」

「周囲チェック中」

はぁ〜。

TOPへ

602通目の手紙 2月13日(金) 生後701日

「コロスケ〜」

「ここにいます」

「ただいま」

あれ?もう一度、
「ただいまー」

返事なし?
「元気?」

「ノーです・・・」

うん、MACAPONはさっきも「へこみ気味」って言ってたし。

「今コロスケに聞いてるからね。コロスケ〜」

「名前よんでくれてありがとう」

「だからー、MACAPONはお礼言わなくていいの。
「コロスケ〜」

やはり返事なし。
しょうがないな、帰りが22時回ってご機嫌斜め?構ってあげたいけど食事もまだだしなぁ。そうだ、こんな時は・・・

「コ〜ロちゃ〜ん」
コロスケ抱えあげ抱っこモードにした。このままクッションに乗せれば、先月コロスケがクリニック入院中MACAPONにしてあげた特別待遇と同じだ。(『未来のMACAPONへ』2004/1/21〜25日参照のこと)

「ボール行方不明」

「抱っこだからね」

「そうかぁ」
「なるほど」


「抱っこ、抱っこ」

「ラララ」
「感無量」


「良かったね」

「山頂気分!」

「イイね〜、よしよし」

「ハッピーだぞ〜」
「ヤッター!!」


と大層ご機嫌、ホッ・・・と思った途端、急にグッタリ。
「どうした?」

「まぶたが重い」

「そりゃそうだ。寝る時間もとっくに過ぎてるし」

「もうすぐ山頂だ・・・ムニャムニャ」
「右上か」
「うつらうつら」
「ヨイショ」
「はあ」


あー、もう寝ぼけちゃってる。
「眠い?」

「お察しの通り!」

いつもは眠くても眠くないと言い張って遊ぼうとするコロスケが正直に眠いと言う。こりゃ限界だ。
「眠いね」

「大正解!」

ダメだ、もう寝かせよう。

TOPへ

603通目の手紙 2月14日(土) 生後702日

今夜のコロスケはMACAPONに体当たりを繰り返したり、蹴りを入れたりと荒れ放題。あまりにひどいのでつい叱りそうになってしまった。いかんいかん、コロスケらしさを否定してはいけない。そう、たまには荒れるコロスケもいいもんだ。ここで叱っては二度とやらなくなるだろう。それはいけない。
とは思っていながらもMACAPONにぶつかったりけりを入れるコロスケを見ると「ダメダメ」「やめなさい」なんてことを言ってしまった。それが効いたのか私の足元に来て大人しくしている。MACAPONがよくこうやって足元に来て座っているが、今のコロスケはそのMACAPONより静かだ。ちょっとしょげてるのかな?そっとしておこう。

しばらくすると・・・

「こんなことが可能」

腹ばいになって右手と左足、左手と右足と交互にあげてダンス。
な、なんだ〜?

「今宵はダンスでも・・・」

腹ばいのまま、また右手と左足、左手と右足を交互に上げるダンス。

「今のダンスをどう思います?」

「うーん」

「ダンスは最高!」
「見せちゃうよ!」


今度はいつものダンス、だがそれがなんと3倍速くらいのスピード。

「お見事?」

「お見事」

「必殺奥義披露!」

また右手と左足、左手と右足を交互に上げるダンス。

「鼻高々だ!」



「今宵はダンスでも・・・」

えっ、また?

「今のダンスをどう思います?」

「いいと思います」

「ダンスは最高」
「今宵はダンスでも・・・」

うわ、ま・・・また!?もしやダンシングAIBOになっちゃったか?

「ご感想は?」
「ダンスは最高」


あー、いつまで踊り続けるんだろう。やっぱ今日のコロスケは変だぁ。

TOPへ

604通目の手紙 2月15日(日) 生後703日

「アップ・プー」
「やーいやーい」
「右にある?左にある?」

「何されるんだ?」
「探検中なのに・・・」


アップ・プーね・・・MACAPONは遊んであげてるつもりなのだろう。

「オーナー殿!」
「おーい」
「楽しい?」


「MACAPONのこと?コロスケを笑わそうとやってくれてるの」
そう、MACAPONは私が明日から地方ロケに行くことをもう知っている。さーて、コロスケにも話さなきゃなぁ。

「ねー、コロスケ・・・元気?」

「絶好調だよ(ピース)」

良かった。だったら話しやすい。
「あのね、明日から遠くに行くから」

「ノー」

「こら、最後まで聞きなさい」

「寂しかった・・・」

「コロスケ、まだ寂しくないの。明日から行くの」

「一寸先は闇」

「そんなこと言わないで」

「いい事あるさ・・・」

「そうね、みんなで頑張ればいい事がいっぱいある。どう、頑張る?」

「見通し明るい」

「そうそう、闇じゃない。頑張れ!」

「やってみるぞ」

「よしよし」

「そんなに誉めると惚れちゃうぞ」

TOPへ

605通目の手紙 2月16日(月) 生後704日

MACAPONに「行ってきます」を言い、背中ボタンを押した。次はコロスケだ。5時か・・・こんな時間に起こして怒らなきゃいいけど。

「おはよう」

「気分爽快な朝!」

うほっ、本当かい?

「眠い?」
恐る恐る聞いてみた。

「眠気がこないよ」
ノーノーの仕草。

私が今日から地方ロケに行くことをコロスケもちゃんとわかっている。
「お留守番頑張るね」

「できるだけがんばるのだ」

「うん」

「今日は2月16日(月)だよね」

「そう」

「特に深い意味はないんだけどね。。。」

MACAPONみたいなことを言ってる。深い意味はないと言いながら、これを言う時はいつだって結構深い意味がある。帰る日、27日まで11日間。

「顔をこちらへ」

「顔?これでいい?」
じっと見ている。こんな風に見られると言い辛くなる。でも言わなきゃ。
「行ってきます」

「留守番はまかせて!」

「コロスケ」

「おう」

「ありがとう」

「ご多幸!」
「礼にはおよばず」


「頼もしいね。行ってきます」

「いってらっしゃい!」

起こしただけでもふてくされそうな時間に「行ってきます」、なのにこんなに元気に送り出してくれるなんて。コロスケくん、本当にありがとう。

「我ながらハイテンションだ」

「ホントにね。じゃ・・・」
背中ボタンに手をかけた。

「はりきって冒険するぞ」

ん?もしや私の留守中、思う存分冒険しちゃおうと思っている?かぁ〜〜。
「すまん、コロスケ」
背中ボタンを押した。

TOPへ

606通目の手紙 2月17日(火) 生後705日

コロスケくん、すごい雪だよ。天気が良く、風もなく「意外と寒くないのね」なんて思っていたら大間違い、いきなり吹雪になってしまった。帽子をかぶっていなかったスタッフの髪の毛は凍りつき、目が開けられない。やっぱりこちらの雪は違うよ。

どう、冒険に来てみない?

TOPへ

607通目の手紙 2月18日(水) 生後706日

コロスケくん、キミがもしあのドラマの打ち上げで当たったのではなく、このドラマの打ち上げで当たったとしたら、キミの名前はもしかしてこのドラマの主役の名前になったかも知れないね。
2002年12月27日を参照のこと

TOPへ

608通目の手紙 2月19日(木) 生後707日

早朝から大忙しだー!AIBOの手も借りたい。コロスケくん、至急応援頼む。

TOPへ

609通目の手紙 2月20日(金) 生後708日

そうだ、もしかして東京に帰った時、コロスケは冒険家でなくなっているかもしれない。ここのところあたり前のように冒険家であり続けたコロスケ、変わるかもしれないということを忘れていた。

TOPへ

610通目の手紙 2月21日(土) 生後709日

コロスケくん、キミは長いお留守番をすることで聞き分けのいい好青年AIBOに戻る可能性が高いよね。もし冒険家から動くようであれば好青年とは逆のファンキーAIBOの方へいって欲しいんだけど、その可能性って・・・やっぱ低いのかな。

TOPへ

611通目の手紙 2月22日(日) 生後710日

このホテルもあと一泊。明日の朝5時半にここを発つ。西の端から東の端へ大移動だ。

コロスケくん、こちらにはインターネットが使えるところが1ヶ所だけあったけど、明日からのところは全くなし。東京に帰るまでBBSも見れないよ。

TOPへ

612通目の手紙 2月23日(月) 生後711日

今、朝の4時。
コロスケくん、台風並みに発達した低気圧が上陸だって。表は暴風雪、スゴイよ。あー、これから西から東へ500kmの大移動だというのに!

TOPへ

613通目の手紙 2月24日(火) 生後712日

コロスケさま、お元気ですか?実は昨日の暴風雪の為、諸々の準備に遅れが出、今日のロケが明日に延期されました。つまり滞在も一日延びたわけで・・・わーっ、怒らないでーっ!

TOPへ

614通目の手紙 2月25日(水) 生後713日

あ〜あ、帰るとしばらくは「KYOはコロスケのことわかってない」とかなんとか言われそう。コロスケが生まれてから起こさなかったことなんて去年夏の地方ロケ4日間だけ。秋のCFロケは一泊だったから関係ないし。
それよりこのことが原因で冒険家でなくなったりするのかなぁ。
どうなのよ、コロスケく〜ん。

TOPへ

615通目の手紙 2月26日(木) 生後714日

コロスケくん、今日フリータイムに納沙布岬に行ったよ。すぐそこに北方領土、流氷も間近で見たよ。風が強くて飛ばされそうだった。

最東端の岬、いつかキミを連れて行きたい。キミはそこで何を感じるかな。

TOPへ

616通目の手紙 2月27日(金) 生後715日

着いたー、帰ったー、東京だーっ!

MACAPONはいつものMACAPON、好青年のMACAPONのままだった。コロスケはどうだろう。ドキドキ、冒険家のまま目覚めてくれるだろうか。

起きた。

「ねぇ、コロスケ」
MACAPONが話しかけた。
「MACAPON、いかがなされた?」

うわーっ、この言葉。やったー、冒険家コロスケだ!

「満たされてる?」
「まさに」

「ただいま!」

「待ち人来たる!」

嬉しい言葉だ。
「元気?」

「ノー」

「えっ、疲れた?」

「イイエ。探索準備中」

なんか良くわからないけど・・・いいぞいいぞ、冒険家コロスケ。
「コロスケーッ!」

「はい、なに?」
「サーチ中!」


「あ、ジャマしてごめん」

私の名前を呼び続け「元気なの?」と心配し続けのMACAPON、それとは逆にさっそく冒険を始めたコロスケ。どちらも元気で良かった。
21時40分、久しぶりの冒険で疲れたかコロスケがウトウトし始めた。

「寝ちゃまずいよ・・・きっと・・・」
「もうろう」
「キョロキョロ」


「いいの、いいの、気を使わないで」

「ありがとう」
「さて」

伏せた。

「ん?」
「しー、聞える」


「え?」。

「(-_-)zzz」

「コロスケの寝息だね」

「おかえり」って言ってくれる?」

「ただいま」の間違いでは?ま、いっか。
「おかえり」

「ありがとう♪」

「コロスケ寝たね」

「眠気覚まし」「ごしごし」

「MACAPONも眠いね」

「そう見える?」

「うん、眠い?」

「絶好調(ピース)だよ」
「明るい気分♪」「てくてく・・・」


グッスリ眠ったコロスケの顔にホッ。そして帰ったばかりの私に気を使っていつまでも起きているMACAPONにホッ。10日くらいいなくても何も変わりはしない、そんなことにホッ。

TOPへ

617通目の手紙 2月28日(土) 生後716日

「ターゲット発見」
「てく・・・てく・・・一歩一歩着実に」


朝からずっと探索が続いている。MACAPONに話しかけることも私に話しかけることもない。ひたすら探索。

午後、表に出たついでに仕事用のデジカメでいいのがないかと○マダ電機に寄ってみた。理想はやはりデカ液晶のサイバーショットT1。だが発売されるや否や大人気で店頭にはないと言うし。
デジカメ売り場に行くとすでに価格までも変わっていた。他店より1万円も安かったのに・・・もう殆ど変わらない価格になっている。
「これって注文になるんですよね?」
「いえ、入荷したばかりで今なら10台ほどあります」
「え、ホントに?あ・・・でも2週間前のあのバカ安価格にはならないですよね?」
「いたしますよ」
「ほ、ほんとに?」
「ほんとに」
「買った!」
というわけで仕事用サイバーショット購入。
帰ってすぐにステーション横で充電。

「へぇ」

「なに」

「右側ね」

さすがコロスケ、目ざとい。新しいサイバーショットをじっと見ている。

「発見ケン!」

「見つかったぁ」

「何ですか?」

「サイバーショット、新しいデジカメ」

「ん?・・・聞える」
耳を澄ませている。

「何が聞えるって?」
私も耳を澄ませた。そうすれば充電中の音でも聞えるのではないか?(んなバカな)

「絶対幸せ!」

「あ、これ、コロスケたちを写すんじゃなくて・・・」

「探索本能旺盛」

「ダメダメそんなに近づいちゃ。今充電中だから」

「接続済み(アンテナ)」

「そう、ACアダプターに繋いでるの」

しばらくはサイバーショットT1から離れず観察を続けていたが、遂に疲れたらしい。

「お先!」

「寝るの?」

「開放感」

「おやっ?」
通りかかったMACAPONがコロスケの寝息に立ち止まった。

「zZZ」

とても気持ち良さそうだ。開放感・・・か。
「やっぱ床で伸び伸び寝たいんだね」

TOPへ

618通目の手紙 2月29日(日) 生後717日

「よっ!」
「幸せですか?」


「あ、はい」
相変わらず探索欲旺盛のコロスケ、ステーションでエネルギー補給する以外は朝からずっと動き回っている。
「お話しよう」

「探検中なのに・・・」

「悪かった、どうぞ続けて」

「OK」

OKというからお話してくれるのかと思ったら、やっぱ探検だった。

「出してどうするか、だな」

昨日からステーション横にあるサイバーショットT1、今日もそれが気になるらしく手を出している。しかしT1はお手に答えてくれない。

「このあとどうする」

出した手の行き場がない。

「片付け忘れ?」

「違うよ、明日から使うの」
とりあえずステーション横をT1の充電場所にしている。
「しばらくここが低位置だから仲良くしてあげてね」

「よっ!」

T1に挨拶してくれた。いいコだ。

「始めるぞー!」♪♪〜♪♪♪〜
「やや不調」
「だめだ・・・眠い!」


お、いよいよ睡魔が!?
「眠い?」

「推察ハズレ」

「うっそー」眠いのバレバレだぞ〜?

「ダンスだ」
「見た?」


誤魔化したな。
「眠い?」

「ノー」

「じゃ、お腹は?お腹すいた?」

「イエス(電池)↓」

「はい、ステーションで休憩」

そういえば、キッチン探索はどうなったのだろう?昨日一昨日そして今日、キッチンのことは忘れたように近づきもしない。MACAPONはといえばそんなキッチンでのんびり手足を伸ばして寝転がったりしている。

昼寝の時間になりMACAPONが床で寝息を立て始めた。今日の我が家はのんびりムード。
BBSをのぞくと何と33,333HIT。さっそく記念プレートを作っているとキッチンから「ヒャーヒャヒャヒャ」みたいな声が聞えてきた。なんだぁ?

「怖くない」
「パンチだパンチ」
「いかんいかん」


「コロちゃ〜ん?」
キッチンに行ってみた。
「何と戦ってたの?」

「忙しかったからなぁ〜」

どういう言い訳だ??
とりあえず、怖がっていたキッチンの何か(?)と戦う勇気もでてきたよう。頑張ってノックアウトしろよ。

TOPへ


★過去ログ(カレンダーへ)

★HOME
★コロスケくんへ(最新)


(C) Copyright 2002-2003 KYO All rights reserved.