Solarisでいきましょか？ -CDEについて-

CDE(Common Desktop Environment)について

SolarisでのWindow環境はCDEがメインです。Solaris 9以前はOpwnWindowもありましたが、Solaris 10からはなくなり、代わりにSun Java Desktop(GNOME風)があります。Sun Java Desktopは綺麗ですが、重いです・・・・。

(CDE画面)

CDE(Common Desktop Environment:共通ディスクトップ環境)はOpenWindowsのようにGUI環境です。CDEはユーザー毎に環境を設定でき、/usr/dt/configにあるファイルを変更することによってカスタマイズできる。主なファイル名と内容を紹介すると・・・

/etc/dt/config/Xaccess・・・・・・・ログインサーバーを表示できるホストの制御情報
/etc/dt/config/Xsetup ・・・・・・・CDEが参照するディレクトリなどの基本情報
/etc/dt/config/ja/sys.dtprofile ・・最初のログイン時の環境設定雛型(コピー元)
($HOME/.dtprofileという形でユーザーへコピーされる)
/etc/dt/config/ja/sys.session ・・・ログイン時起動するアプリケーション情報

CDEの環境についてはdtconfigコマンドを使って変更することができる。例えば・・・
/usr/dt/bin/dtconfig -kill・・・・・ログインサーバーの停止
/usr/dt/bin/dtconfig -d ・・・・・・ブート中はサーバーを起動しない
(逆は-eオプション)
/usr/dt/bin/dtconfig -daemon・・・・ログインサーバーをコマンドラインから起動

《ログ情報》
ログイン時のログ(エラー等も)は、
$HOME/.dt/startlog・・・・Xsession実行時のログ
$HOME/.dt/errorlog・・・・Xsessionエラー時のログ
に取得されるので、カスタマイズ等がうまくいかない場合は、ファイルの中身を参考にする。

＊CDEで便利なコマンドを紹介します。それは「/usr/dt/bin/sdtwinlst」です。CDE環境でウインドをいっぱい開いてるとき、一覧を表示してダブルクリックするとそのウインドが表示されます。

（おまけ：Sun Java Desktop　画面）