TOP(サイトマップ)

Solstice DiskSuite(SDS)について

(はじめに)
はじめに
Solarisって・・・
SunのセミナーとSDC
Solaris 10概要
資格(SCSA,SCNA)
Solarisフォーラム
管理人に連絡

(Solaris基本)

Solarisのインストール
システムの起動と停止
ファイルシステム
オートマウントとマウント
パッケージとパッチ
ユーザの追加と削除
ファイル権限(セキュリティ)
バックアップとリストア
CDE環境
プロセス管理/監視

(ネットワーク管理)

OSIを理解してみる
TCP/IPの設定
(TCP/IP入門)
DNSの設定
NISの設定
NFSの設定(WebNFS,CacheFS)
(NIS、NIS+、DNS違い)
DHCPの設定
1つのNICで複数IP設定

(IO関連)

インタフェース概要
SAFの管理
プリンタ管理概要
プリンタコマンド
SunSolve Online
SCSI情報(KEY,ASC,ASCQ)

(ソフトウェア関連)

Bash
Apache
Solstice DiskSuite
(SDS OSミラー回復)
Veritas VxVM

(OBPについて)

PROM(OBP)の概要
OBPでのキーボード操作
一般的なOBPコマンド
SolarisでOBPの設定
OBPに関するFAQ


(トラブル時の対応)

基本情報
エラーメッセージ
(主要メッセージ一覧)
性能関連コマンド
トレースコマンド
クラッシュダンプ
SunSolve Online

(その他)

小技集
UNIXコマンド
(manマニュアル)
システムチューニング
ネットワークチューニング
UltraSPARC T1について

(FAQ)

rootのPASSが不明
ハングアップかな?
ハードトラブル
OSが起動しない(b)
swap領域の拡張方法

(リンク)

Sun関連リンク
その他リンク
アバウトなJava入門
Perlメモ(逆引き用)


[概要] [連結] [RAID0] [RAID1] [OS mirror] [RAID5] [HotSpare] [Logging]

1.Solstice DiskSuite概要

 Solstice DiskSuite(略してSDS)とは、ソフトウェアRAIDを構築することができる製品で、Solaris8(リリースは不明)でインストールされるような気がする・・・・インストールされてなかったらCD-ROM(2of2)でインストールしよう。

 SDSで構築できるRAIDはRAID0(ストライプ)、RAID1(ミラー)、RAID0+1(ストライプ+ミラー)、RAID5(パリティー)があり、他にも連結ボリュームホットスペア機能ロギング機能ディスクセットボリュームサイズの拡張がある。SDSは「スライス単位」で管理し、RAIDの構成などはCGIがあるので、それで簡単に作成できます。まあ、簡単といってもコツを覚えないと無理なんですけどね・・・・。RAIDと連結は説明しなくていいですよね?ホットスペアとは、RAID1またはRAID5で管理してるディスクがハードウェア的に壊れた場合など、スペアに切り替える機能です。ディスクを新しいのに交換したらまた、待機させればいいといった機能。ディスクセットはクラスタ構成などの場合に使用されます。よってここでは省略(笑)

詳細はdocs.sun.comを見れば書いてます。ここではHPの容量の関係でコマンドラインでの設定方法を紹介していきます。また、初めてSDSを使う人は、連結のリンクを読んで、メタデバイスという概念を掴んでからRAIDの構成を設定していくことをお勧めします。

 SDSで主に使われるのは、ブートディスク(OS)のミラーでしょうか?あとは、個人的に使うとしたらロギング機能くらいかな〜。ロギング機能とは、メモリーにあるデータがまだディスクに書き込まれてない状態とかで、OSがおちたりしたときに、修復してくれるものです。通常ロギング機能がないときには、fsckコマンドで修復しますが、ディスクがでかいと時間がかかってしまうんですよね〜。それを回避するためのものって考えていいでしょう。

 SDSの概要はこんな感じです。Solaris9からはSolaris Volume Managerとして生まれ変わりますが、機能としてはだいたい一緒だと思います。


2.メタデータベースの作成

 SDSを使う場合、必ず「メタデータベース(メタDBとも言う)」という状態データベースというのを作成します。これを最初に作らないとなんにもできません(笑)
メタDBは構成の管理情報そのものと思ってください。これが壊れるだけでミラーもストライプも認識できなくなっちゃうんです。しかも、このメタDBは1つあればいいってもんじゃなく、ディスクドライブの数によって数が異なります。1つのメタDBで517KB使いますし、1つのスライスを用意しておかないとダメ。つまり、OSのミラーなんかしたいときに、スライスを全部使い切ってしまった場合、ミラーできないってこともあります。SDSのやっかいなのがこのメタDBと思ってます。
 メタDBのの法則「ドライブ数が1つのとき、メタDBは3つ作成。ドライブ数が2〜4つのとき、各ドライブに2つ作成、ドライブ数が5つ以上のとき、各ドライブに1つずつ作成する」
作るコマンドはmetadbコマンドとなります。はじめてデータベースを作成するときはmetadb -a -fというオプションを付けて実行します。
(例)ディスクが3つあるシステムのとき
# metedb -a -f -c 2 c1t0d0s7 c1t1d0s7 c1t2d0s7

(説明) -fという強制オプションで、-c 2で2つの状態データベースの複製を指定したスライスに
2つずつ作成し、合計6つのメタDBが作成される。それぞれのスライス7にデータがあった場合は
消えるので注意!-aはデータベースを追加するオプション。他にも-dでデータベースの削除。
-iで状態表示のオプションがある。
メタDBが作成されたかどうか、metadb -iコマンドで確認しよう
# metadb -i
フラグ   最初のブロック ブロックカウント
a   u    16      1034    /dev/dsk/c1t0d0s7
a   u    1050     1034    /dev/dsk/c1t0d0s7
a   u    16      1034    /dev/dsk/c1t1d0s7
a   u    1050    1034    /dev/dsk/c1t1d0s7
a   u    16      1034    /dev/dsk/c1t2d0s7
a   u    1050     1034    /dev/dsk/c1t2d0s7
:
フラグの意味は表示されるが省略する。通常英小文字だが、これが大文字だったらなんらかの
異常がある可能性が高い

メタDBの注意点

 SDSとOSは関係があり、常に過半数以上の状態データベースの複製がないと動作できなくなる。なお、過半数の状態データベースの複製が利用できない場合はシステムはPanicしてしまう。しかも、過半数の状態データベースの複製が利用できない場合システムはブート(またはリブート)できなくなってしまう。つまり、ディスクが壊れたときなど注意が必要ということです。


3.SDSのコマンドとファイルについて

 SDSのコマンドとファイルの一覧をまとめます。詳細はmanコマンドで確認してみてください。
metaclear
metadb
metadetach
metahs
metainit
metaoffline
metaonline
metaparam
metarename
metareplace
metaroot
metastat
metasync
metaattach
md.cf
md,tab
mddb.cf
メタデバイスの削除
メタDB作成、削除、状態表示
メタデバイスの切断
ホットスペア設定・管理
メタデバイスの構成(作成)
メタデバイスのオフライン化
メタデバイスのオンライン化
メタデバイスのパラメータの変更
メタデバイス名の変更、交換
サブミラーメタデバイス、RAID5メタデバイスの交換
メタデバイスによる root の自動作成
メタデバイス、ホットスペア集合の状態表示
リブート時のメタデバイス再同期設定
サブミラー、ロギングデバイスの追加
ユーティリティファイル
ユーティリティファイル
メタDBの位置を記録するファイル

(Base Solaris 8)

Google
WWW を検索 Solarisでいきましょか?」内を検索


[概要] [連結] [RAID0] [RAID1] [OS mirror] [RAID5] [HotSpare] [Logging]







Copyright (C) 2008 Solarisでいきましょか? All rights reserved