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Solstice DiskSuiteのOSミラー回復について

SDSのOSミラーは、無料ソフトということもあり結構使われているようです。SDSでミラーリングしている場合の回復手順(簡易版)を紹介します。

(1)状態をチェック

まず、metastatコマンドで片系のDISKが正常であることを確認します。
:
d1: Mirror Submirror 0: d11 State: Needs maintenance Submirror 1: d21 State: Okay Pass: 1 Read option: roundrobin (default) Write option: parallel (default) Size: 2100000 blocks d11: Submirror of d1 State: Needs maintenance Invoke: metareplace d1 c0t0d0s1 <new device> Size: 2100000 blocks Stripe 0: Device Start Block Dbase State Hot Spare c0t0d0s1 0 No Maintenance d21: Submirror of d1 State: Okay Size: 2100000 blocks Stripe 0: Device Start Block Dbase State Hot Spare c0t1d0s1 0 No Okay :

このような状態になっていると思います。スライスを複数設定している場合は、もっと出力されると思います。もし、シングルユーザモードで起動してしまっている場合は、両方「Needs maintenance」状態になっている可能性があり、その場合はmetasyncコマンドで再同期させてみます。

コマンドとしては、上記の場合は「metasync d1」と実行します。コマンドを実行するとすぐにプロンプトがかえってくると思いますので、再度metastatコマンドで確認します。


(2)メタDBの状態をチェックし、削除する

片系のDISKを交換する場合、交換するDISK側のメタDBをmetadbコマンドで削除する必要があります。
# metadb
      a m p luo  16           1034        /dev/dsk/c0t0d0s7
      a   p luo  1050         1034        /dev/dsk/c0t0d0s7
      a   p luo  2034         1034        /dev/dsk/c0t0d0s7
      a      u   16           1034        /dev/dsk/c0t1d0s7
      a      u   1050         1034        /dev/dsk/c0t1d0s7
      a      u   2034         1034        /dev/dsk/c0t1d0s7
*英字の大文字になっていると壊れていることを意味します。上記の場合は正常(DISKはまだかろうじて動作可能である)
 仮に、c0t1d0のDISKが壊れかけとする場合メタDBの削除は・・・

# metadb -f -d c0t1d0s7
# metadb
      a m p luo  16           1034        /dev/dsk/c0t0d0s7
      a   p luo  1050         1034        /dev/dsk/c0t0d0s7
      a   p luo  2034         1034        /dev/dsk/c0t0d0s7


(3)DISKを交換する

Sunのマシンを停止させて(電源OFF)、文字通りDISKを交換します。交換が完了したら立ち上げ実施。


(4)パーティションをきりなおして、メタDBの追加

# prtvtoc /dev/rdsk/c0t0d0s2 | fmthard -s - /dev/rdsk/c0t1d0s2
fmthard:  New volume table of contents now in place.

# metadb -f -a -c 3 c0t1d0s7
# metadb
        flags           first blk       block count
     a m  p  luo        16              1034            /dev/dsk/c0t0d0s7
     a    p  luo        1050            1034            /dev/dsk/c0t0d0s7
     a    p  luo        2084            1034            /dev/dsk/c0t0d0s7
     a        u         16              1034            /dev/dsk/c0t1d0s7
     a        u         1050            1034            /dev/dsk/c0t1d0s7
     a        u         2084            1034            /dev/dsk/c0t1d0s7


(5)ミラーの再同期

# metareplace -e d1 c0t1d0s0
スライス分実施する。metastatコマンドで再同期中とかsyncとか同期している状態を確認します。終了したらミラーリングは終了です。

(Based Solaris 8 Solstice DiskSuite 4.2.1)
ちなみに、両方のDISKが壊れた場合は、テープからリストアします。

*:SVMのミラー回復方法はこちら

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