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Perlメモ(逆引き用)
システム管理コマンド                                automount(1M)

     この場合、/net で表示されるのはマウントされている  hostnames
     だ けですが、/homeではマウント可能なすべてのマウントポイント
     が表示されます。autofs ファイルシステムのブラウズ 機 能 は、
     -browse オプションによって有効になります。これはすべての間接
     マップにおけるデフォルトの設定です。

  [マウント制限マップ]
     あるマップに指定したオプションは、そのマップ内のすべてのエン
     ト リ に対するデフォルトのオプションとして使用されます。そし
     て、このようなオプションは、マップ内のエントリが独自のマウン
     トオプションを指定するときに初めて無視されます。

     しかし、マウントマップとそのサブマウント 全 体 に、 nosuid、
     nodevices、 nosetuid、または noexec を強制的に適用することが
     望ましい場合もあります。これを行うには、拡張マウントオプショ
     ン -restrict を使用します。

      /home     auto_home       -restrict,nosuid,hard

     -restrict オプションを使用すると、制限的なオプション ( つ ま
     り、 nosuid、 nodevices、nosetuid、および noexec) はすべて、
     -restrict オプション自身とともに、強制的に継承されます。上記
     例 では、nosuid と restrict オプションは継承されますが、hard
     オプションは継承されません。また、restrictオプションは「実行
     可 能なマップ」の実行を防ぎます。さらに、restrict オプション
     は、あるプログラムが自分のゾーン内で利用できるすべての特権を
     持たずに、一部の特権だけで確立した自動マウントに対しても強制
     されます。

【終了ステータス】
     次の終了ステータスが返されます。

     0        正常終了



     1        エラーが発生した



【ファイル】
     /etc/auto_master        マスターオートマウントマップ



     /etc/auto_home          オートマウントされるホームディレクト
                             リ用のマップ



     /etc/default/autofs     automount と automountd のパラメータ
                             に デ フォ ル ト の 値を提供します。
                             autofs(4) を参照してください。



     /etc/nsswitch.conf      ネームサービススイッチの構成 ファ イ
                             ル。 nsswitch.conf(4) を参照してくだ
                             さい。



【属性】
     次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    |_____________________________|_____________________________|
    | 使用条件                    | SUNWcsu                     |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     isainfo(1),  ls(1),   svcs(1),   uname(1),   automountd(1M),
     mount(1M),  mount_cachefs(  1M),  mount_nfs(1M), svcadm(1M),
     autofs(4), attributes(5), nfssec(5), smf(5)

     Solaris のシステム管理 (IP サービス)

【注意事項】
     autofs マウントポイント間に階層関係が存在してはなりませ ん。
     automount  では、autofs マウント内に別の autofs マウントポイ
     ントを作成できません。

     直接マップエントリごとに新しい autofs マウントが作成されるの
     で、直接マップはできるだけ短くしてください。

     直接マップと間接マップのエントリはどちらも、いつでも変更でき
     ま す。新しい情報は、automountd が次回そのマップエントリを使
     用してマウントを実行するときに使用されます。

     マスターマップまたは直接マップに追加された新しいエントリは、
     automount  コ マンドを実行してそれらの新しいエントリを新しい
     autofs マウントポイントとしてインストールするまで使用でき ま
     せん。間接マップに追加された新しいエントリは、ただちに使用で
     きます。

     Solari 2.6 リリースでは、間接マップに対応づけられ た  autofs
     ディレクトリの表示 (ls(1) のマニュアルページを参照) には、潜
     在的にマウント可能なエントリがすべて含まれます。潜在的にマウ
     ント可能なエントリに対応づけられる属性は一時的なものです。実
     際のファイルシステム属性が表示されるのは、ファイルシステムの
     マウント後に限られます。

     マスターマップの 3 番目のオプションフィールドを指定する と、
     デフォルトのマウントオプションをマップ全体に割り当てることが
     できます。これらのオプションが適用されるのは、マウント オ プ
     ションが指定されていないマップエントリだけです。マップエント
     リにオプションが指定されていると、デフォルトのオプションは無
     効になります。現時点では、オプションの連結は行われません。

     オートマウンタのデフォルトの NFS マウント操作の再試行回数 は
     0  で す。 つまり、マウント試行は 1 回だけで、再試行されませ
     ん。これは、mount_nfs(1M) ユーティリティのデフォルト  (10000
     回) と大きく異なる点なので、注意してください。

     ネットワーク情報サービス (NIS) は従来、Sun イエ ロー ペー ジ
     (YP) と呼ばれていました。これらの機能は同等です。

     automount サービスはサービス管理機能 smf(5) により次のサービ
     ス識別子の下で管理されます。

     svc:/system/filesystem/autofs:default

     有効化、無効化、または再起動要求など、このサービスに関する管
     理 操作は、svcadm(1M) を使用して実行できます。サービスの状態
     は svcs(1) コマンドを使用して照会できます。