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ユーザーコマンド finger(1) 【名前】 finger - ローカルユーザーとリモートユーザーに関する情報の 表 示 【形式】 finger [-bfhilmpqsw] [username ...] finger [-l] [ username@hostname 1 [ @hostname 2 .. .@host- name n ...]] finger [-l] [ @hostname 1 [ @hostname 2 .. .@hostname n ...]] 【機能説明】 引数を省略した場合、finger は複数行のフォーマットでログイ ン している全ユーザーに関して以下の情報を表示します。 o ユーザー名 o 正式な氏名 o 端末名 (書き込み権が拒否されていると先頭に * が付く) o アイドル時間 o ログイン時刻 o リモートでログインしていたらホスト名 アイドル時間には 3 通りの表記方法があります。数値 1 つの場合 は「分」を表し、2 つの数値が : (コロン) をはさんでいる場合は 「時」と「分」を表し、2 つの数値が d をはさんでいる 場 合 は 「日」と「時」を表します。 username 引数を 1 つ以上指定すると、それらのユーザーに関する より詳細な情報が、当該ユーザーがログインされているいないに関 わらず出力されます。username はローカルユーザー名である必 要 がありますが、そのユーザーの姓でも、名でも、アカウント名でも かまいません。引数の指定により複数行にわたって出力される詳細 情報には、以下の内容が含まれます。 o 当該ユーザー名と正式名 o 当該ユーザーのホームディレクトリとログインシェル o 現在ログインされていればそのログイン時刻、されていな け れ ば最後にログインした時刻。さらにログインを行なった端 末またはホスト o 当該ユーザーが最後にメールを受信した時刻、および最後 に メールを読んだ時刻 o もしあれば、当該ユーザーのホームディレクトリ内の .pro- ject ファイルの最初の行 o もしあれば、当該ユーザーのホームディレクトリ内の .plan の内容 /etc/passwd のコメント (GECOS) フィールドにコンマが組み込 ま れ ている場合、finger はそのコンマの後に続く情報を表示しない ので、注意してください。 username@hostname1[@hostname2...@hostname n] ま た は @hostname1[@hostname 2 ...@hostname n] の形式で引数を指定す ると、要求はまず hostname n に送られ、それぞれ hostname n-1 を 通して hostname1 に送られます。本プログラムは finger user information protocol (finger ユーザー情報プロトコル RFC 1288 を 参照) を使って、指定されたユーザー(指定されていれば) また はログインしているユーザーに関する情報を、指定されたリモート ホストに照会します。表示された情報はサーバーによって異なりま す。 RFC 1288 で規定されるように finger は印刷可能である 7 ビット の ASCII データだけを送ります。この動作は、システム管理者が /etc/default/finger に PASS オプションを使用することによって 修正できます。PASS=low を指定すると、10 進数 32 ASCII よりも 小さい文字をすべて送ります。PASS=high を指定すると、10 進数 126 ASCII よりも大きい文字をすべて送ります。PASS=low,high ま たは PASS=high,low を指定すると、32 ASCII よりも小さい文字と 126 ASCII よりも大きい文字をすべて送ります。 【オプション】 username@hostname 形式が -l オプションだけで指定できるほ か は、以下のオプションを使用できます。 -b 長形式の出力において、ユーザーのホームディレクト リ とシェルの出力を省略します。 -f 長形式以外の出力において、通常出力されるヘッダー を 省略します。 -h 長形式の出力において、 .project ファイルの出力を 省 略します。 -i アイドル形式の出力を生成します。短形式との違い は、 ロ グイン名、端末、ログイン時刻、およびアイドル時間 のみが出力されることです。 -l 長形式の出力を生成します。 -m 引数をユーザー名 (姓や名ではない) と見なしてマッ チ ングを行います。 -p 長形式の出力において、 .plan ファイルの出力を省略し ます。 -q クィック形式の出力を生成します。短形式との違い は、 ロ グイン名、端末、およびログイン時刻のみが出力され ることです。 -s 短形式の出力を生成します。 -w 短形式の出力において、正式な氏名の出力を省 略 し ま す。 【ファイル】 $HOME/.plan ユーザーの計画 $HOME/.project ユーザーのプロジェクト /etc/default/finger finger オプションのファイル /etc/passwd パスワードのファイル /var/adm/lastlog 最後にログインした時刻 /var/adm/utmp アカウンティング 【属性】 次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し てください。 ____________________________________________________________ | 属性タイプ | 属性値 | | 使用条件 | SUNWcsu | |_____________________________|_____________________________| 【関連項目】 passwd(1), who(1), whois(1), passwd(4), attributes(5) Zimmerman, D., The Finger User Information Protocol, RFC 1288, Center for Discrete Mathematics and Theoretical Com- puter Science (DIMACS), Rutgers University, December 1991. 【注意事項】 本コマンドをリモート形式で実行する場合、使用可能なオプション は finger user information protocol (finger ユーザー情報プロ トコル) により制限されます。 |
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