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システム管理コマンド                                  lpsched(1M)

【名前】
     lpsched - LP 印刷サービスの起動

【形式】
     lpsched  [-f num_filters]  [-n num_notifiers]  [-p fd_limit]
     [-r reserved_fds]

【機能説明】
     lpsched コマンドは LP 印刷サービスを起動または再起動します。

     lpshut コマンドは LP 印刷サービスを停止します。lpsched で プ
     リ ンタを再起動すれば、lpshut で印刷を中止した要求に関しては
     (始めから) 再印刷できます (lpshut(1M) を参照)。

     svcadm(1M) を使用して LP 印刷サービスを起動および停止する こ
     とを推奨します。詳細は「注意事項」を参照してください。

【オプション】
     以下のオプションを指定できます。

     -f num_filters          印刷サーバー上で実行できる、並行する
                             スローフィルタ数を指定します。何も指
                             定しない場合は、デフォルトとし て  1
                             が使用されます。サーバーの構成によっ
                             ては値を 1 にすると、サーバーに ジョ
                             ブの待ち行列が存在していても、プリン
                             タがアイドル状態のままになります。



     -n num_notifiers        印刷サーバー上で実行できる、並行する
                             通知プロセス数を指定します。何も指定
                             しない場合は、デフォルトとして 1  が
                             使用されます。



     -p fd_limit             lpsched プロセスで使用するファイル記
                             述子のリソース制限値を指定します。何
                             も指定しない場合は、デフォルトとして
                             4096  が使用されます。非常に大型でア
                             クティブな印刷サーバー上では、この値
                             を増やす必要はありません。



     -r reserved_fds         大量ロード下で、スケジューラが内部通
                             信に予約するファイル記述子の数を指定
                             します。何も指定しない場合は、デフォ
                             ル ト と して 2 が使用されます。高速
                             ロード下での問題を障害追跡する 場 合
                             に、その解析を指示しない限りは、この
                             値を修正する必要はありません。



【終了ステータス】
     以下の終了ステータスが返されます。

     0               正常終了



     0 以外          エラーが発生した



【ファイル】
     /var/spool/lp/* LP 印刷待ち行列



【属性】
     次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照 し
     てください。
     ____________________________________________________________
    |         属性タイプ          |            属性値           |
    | 使用条件                    | SUNWpsu                     |
    |_____________________________|_____________________________|

【関連項目】
     lp(1),   svcs(1),   lpstat(1),   lpadmin(1M),    lpmove(1M),
     lpshut(1M), svcadm(1M), attributes(5), smf(5)

     『Solaris のシステム管理 (基本編)』

【注意事項】
     lpsched サービスはサービス管理機能 smf(5) により次のサービス
     識別子の下で管理されます。

     svc:/application/print/server

     有効化、無効化、再起動要求など、このサービスに関する管理操作
     は、 svcadm(1M)  を 使 用 して実行できます。サービスの状態は
     svcs(1) コマンドを使用して照会できます。