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Identifier removed
原因
このメッセージは、System V IPC 機能のエラーを示します。メッセージ、セマフォ、または共用メモリーに対応するファイルが、そのファイルが作成されたファイルシステムから削除された可能性があります。
テクニカルノート
このエラーは、ファイルシステムの名前空間から識別子が削除されたあとに実行を再開したプロセスに返されます。詳細は、msgctl(2)、semctl(2)、およびshmctl(2) を参照してください。このエラーの記号名は、EIDRM、errno=36 です。

If pipe/FIFO, don’t sleep in stream head
原因
ストリームパイプエラーです(外部からは認識できません)。
テクニカルノート
このエラーの記号名は、ESTRPIPE、errno=92 です。

ifconfig: bad address
/etc/hostname.* に誤ったエントリがないか調べます。

Illegal Instruction
原因
プロセスが、カーネルが許していない命令を実行しようとしたことを示す信号を受信しました。これは、通常少し異なるマシンアーキテクチャー用にコンパイルされたプログラムを実行すると発生します。読み専用ファイルシステムを除き、このメッセージは、通常、コアダンプを伴います。

Illegal seek
原因
この場合、コマンド行で使用しているパイプ(|) が動作しません。
対処方法
コマンド行でパイプを使用する代わりに、最初のプログラムの出力先をファイルに変更し、そのファイルに対して2 番目のプログラムを実行します。
テクニカルノート
lseek(2) への呼び出しがパイプに対して発行されました。このエラー状態は、lseek(2) を使用しないようにプログラムを変更することによっても解消できます。このエラーの記号名は、ESPIPE、errno=29 です。

Inappropriate ioctl for device
原因
これはプログラミングエラーです。
対処方法
プログラムの作成者に、この状態を解消するように依頼します。特殊な文字型デバイスの制御を受け入れられるように、プログラムを修正する必要があります。
テクニカルノート
ioctl(2) システムコールが、特殊な文字型デバイスではないファイルの引数として与えられました。このメッセージは、分かりにくかった従来の「Not a typewriter」メッセージに代わるものです。このエラーの記号名は、ENOTTY、errno=25 です。

INCORRECT BLOCK COUNT I=int (should be int) CORRECT?
原因
フェーズ1 の間に、fsck(1M) が、指定されたi ノードが多数の不良ブロックまたは重複ブロックを指していると判断したため、ブロックカウントを示された実際の数に訂正しなければなりません。
対処方法
通常、これらの質問にすべて「YES」と答えても、ファイルシステムに悪影響を与えることはありません。

inetd[int]: execv /usr/sbin/in.uucpd: No such file or directory
原因
このメッセージは、Internet サービスデーモンであるinetd(1M) が、システム上にUUCP デーモンがない状態でUUCP サービスを開始しようとしたことを示します。
対処方法
マシンでUUCP を実行する前に、SUNWbnuu パッケージをインストールしておかなければなりません。pkgadd(1M) を実行して、配布されたCD-ROM またはネットワークからこのパッケージをインストールします。

inetd[int]: string/tcp: unknown service
原因
このメッセージは、最初のコロンの後に指定されたTCP サービスを、Internet サービスデーモンであるinetd(1M) が発見できなかったことを示します。
対処方法
現在のマシンの/etc/services ファイルとNIS サービスのマップを調べて、サービスが記述されていることを確認します。

INIT: Cannot create /var/adm/utmpx
原因
このコンソールメッセージは、init(1M) が/var ディレクトリに書き込めなかったことを示します。このディレクトリは、通常、/ (root) ファイルシステムの一部です。このメッセージに続いて別のメッセージが表示され、通常、システムはシングルユーザーモードになります。/ または/var が読み取り専用でマウントされていることに問題がある場合が多いです。また、短時間の停電のせいで、システムが、多数のファイルシステムがまだマウントされていると判断してしまう場合もあります。
対処方法
/var がマシン上で別のファイルシステムになっていて、まだマウントされていない場合は、すぐにマウントします。/var を含むファイルシステムが読み取り専用でマウントされている場合は、次のようなコマンドを使用して読み取り/書き込み用にマウントし直します。

Invalid argument
原因
システムが解釈できない不正なパラメータが指定されました。たとえば、作成されていないファイルシステムをマウントしようとしたり、システムによる十分なサポートなしに印刷しようとしたり、未定義の信号をsignal(3C) ライブラリ関数に提供したりすると、このメッセージが表示されることがあります。

I/O error
原因
物理的な入出力エラーが発生しました。プロセスがファイルへの書き込み中だった場合は、データが損傷している恐れがあります。
対処方法
まず、入出力エラーが発生したデバイスを特定します。デバイスがテープドライブなら、テープがドライブに正しく挿入されていることを確認します。テープがドライブに装着された状態でこのエラーが発生した場合は、テープに修復できない不良スポットがある可能性があります。デバイスがフロッピーディスクドライブの場合は、フロッピーディスクがフォーマットされていないか、または損傷している可能性があります。フロッピーディスクをフォーマットするか、または交換します。デバイスがハードディスクドライブの場合は、fsck(1M) を実行し、ディスクを再フォーマットする必要がある場合があります。このエラーの記号名は、EIO、errno=5 です。

Is a directory
原因
ディレクトリに対して、ファイルであるかのように読み取りまたは書き込みを行おうとしました。
対処方法
カレントディレクトリ内の全ファイルのリストを調べて、ディレクトリではなく、ファイルを指定しもう一度実行します。
テクニカルノート
このエラーの記号名は、EISDIR、errno=21 です。

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