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Solaris TCP/IP解説

SolarisでのTCP/IPの動作や設定についてまとめます。

(1)in.routedについて

in.routedデーモンはシステム起動時に実行される/etc/rc2.d/S69inetの中で、デフォルトルーティングが設定されていない場合に起動されます(in.routedはRIPのバージョン1プロトコルに準拠)。in.routedはRIP(*2)により起動しておくだけで動的にルーティングテーブルを作成します(ダイナミックルーティング)。 デフォルトでは、ダイナミックにルーティング情報を管理しています。スタティックルーティングを使用する場合、/etc/defaultrouterという名のファイルを作成してデフォルトの経路を定義します。defaultrouter を設定すると、in.routedのルーティングデーモンは起動しなくなります。ルーティングデーモンについて誤動作の疑いがある場合は、すべてのパケット転送も含めてそのデーモンの動作をログに記録することができます(例:# /usr/sbin/in.routed /var/routelog)。


(2)in.rdiscについて

in.rdisc(route discovery)デーモンは、ルーティングテーブルのデフォルトルートを管理するのに使われます(in.rdiscは、ルータとホストの両方で実行している必要があります)。/etc/defaultrouterファイルがある場合、in.rdiscデーモンは起動されず、このファイルの内容に従ってデフォルトルートがルーティングテーブルに作られます。システムが1つのインターフェースしか持たない場合、in.rdiscは隣接したルータを見つけルータに問い合わせ用のマルチキャストメッセージを送信すします。この結果ルータが見つからなければin.rdiscは終了し、in.routedを起動する。システムが2つのインターフェースを持つ場合(ルータとして構成する場合)は、in.rdiscは自分がルータであることを通知するルータに10秒ごとにマルチキャストメッセージを送信します(この場合はin.routedも起動)。 デフォルトでは、ダイナミックにルーティング情報を管理します。スタティックルーティングを使用する場合、/etc/defaultrouterという名のファイルを作成してデフォルトの経路を定義します。defaultrouter を設定すると、in.rdiscは起動しなくなります。


(3)ルータとして動作させる(基本的条件:NICが2つ以上で、up状態)

 手順1:/etc/hostname.interfaceファイルを作成(2つ)
 手順2:手順1で作成したファイルにホスト名(ユニーク)を記述
 手順3:/etc/inet/hostsファイルを編集。このときホスト名は手順2で指定した名称
 手順4:必要ならば/etc/inet/netmasksを編集

注意:NICが2つ以上あり、up状態ならばルータとして動作してしまう。このためルータとして動作させたくない場合は「touch /etc/notrouter」を実行する必要がある(リブートが必要)。またこの場合ipフォワーディング機能は行なわない。




関連コマンド

(1)snoopコマンドについて

今回動作を確認する上でsnoopコマンドでパケットの採取を行なった。簡単にコマンドの説明をします。snoopを使用すると、ネットワークパケットを取得して内容を表示できます。取得したパケットについては、そのまま表示することも、ファイルに保存することも可能です(snoopコマンドは必ずrootになって実行)。


(2)routeコマンド

スタティックルーティングはrouteコマンドで設定も可能。通常は/etc/rc2.d/S72inetsvcを使ってマシンの起動時に自動的に設定するようにする(例:# route add net 200.15.3.0 200.15.3.1)。


(3)/etc/gatewaysファイル

in.routedは/etc/gatewaysファイルがある場合、その情報をルーティングテーブルにセットすることができる。passiveの設定をする場合routeコマンドと同等の意味を持つ。なおPPP接続等でRIPを送信したくない場合「norip ipdptp0」というエントリを追加することで可能になる。

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