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VxVM(VERITAS Volume Manager)

VxVMとはVERITAS社のソフトウェアの1つです。VxVMは物理ディスクをオリジナルの論理ディスクと認識させて、ソフトウェアRAIDを構成できます。RAIDの種類として、ストライプボリュームミラーボリュームRAID5ボリュームRAID0+1ボリュームRAID1+0ボリュームがあります。SDS(Solstice Disk Suite)と似ていますが、SDSはRAID1+0が使用できないのと、ファイバーチャネル接続のストレージ特有のDMP(Dynamic Multi Pathing)という機能が特徴です。DMPはストレージへの2つのパスがある構成で有効になり

一般的にSolarisユーザーでは大規模なストレージ構成の場合はVxVMを使用して、小規模な構成やブートディスクのミラーのみの構成の場合はSDSを使うユーザーが多いようです。というのはSDSは無料で使用できますが、VxVMはライセンスを購入しないと使えないですし、結構高価なんですよね。
それから、VxVMの専門用語を紹介します。用語を知らないとVxVMを操作できませんから。とりあえず最低知っておく用語を下記にまとめます。
VMディスク:VxVMが認識できる物理ディスクのことで、未初期化ディスクを初期化またはカプセル化することによって初めて制御できるようになる。

サブディスク:1つのVMディスクのディスクブロックの連続領域のことを示します。パーティションに意味が似ている。1つのVMディスクに複数のサブディスクを作成することができる。

プレックス:1つ以上のサブディスクを構成した、データ格納領域の単位。サブディスクと混同しやすいので注意が必要。あえて気にする必要もないかもしれません。

ボリューム:プレックスをRAIDにさせて構成。最終的にファイルシステムを作るのはこのボリュームに対して行う。

ディスクグループ:rootdgというディスクグループは必要不可欠。他の名前でいろいろ作成できる。1つのディスクグループには最低1つのVMディスクが必要で、複数のVMディスクからサブディスク→プレックス→ボリュームを作成していく。

カプセル化:bootのミラーディスクや、VMディスク管理下に入れる場合、データを初期化して消さない方法をカプセル化という。

簡単にまとめると、最初にディスクグループを作ります。名前はなんでも良い。そのディスクグループに空きディスクを割り当てる(VMディスクにする)。通常別コントローラーのディスクを複数割り当てる。そのディスクグループのVMディスクから、RAIDを作る訳であるが、例えばミラーディスクを作る場合、2つのVMディスクからそれぞれ100MBのサブディスクを作り(この場合サブディスク=プレックス)、2つのサブディスクをミラーさせて、1つのボリュームを作成するというイメージ。
では、未初期化ディスク(c1t2d0)を空きディスクプールに移動させましょう。そして、dgaというディスクグループを作成し、2つのディスクを割り当てます。これで準備ができました。以降はこの環境をメインに説明していきます。
(物理ディスクの状態を確認)
# vxdisk list ・・・・・・・・・・・エラーになっているディスクが未初期化ディスク

(未初期化ディスクを空きディスクプールに移動)
# vxdisksetup -i c1t2d0
*再度vxdisk listで確認するとオンラインに変更になる

(ディスクグループの作成)
# vxdg init dga dga01=c1t2d0 dga02=c2t0d0 dga03=c3t0d0
*ディスクグループ名がdgaでVMディスクとしてc1t2d0、c2t0d0、c3t0d0を割り当てる

(ディスクグループの状態確認)
# vxprint -g dga
*ディスクグループdgaの状態を表示します(-htオプションを付けると詳細)。

vxprintコマンドは非常に良く使うコマンドです。RAIDの構成や物理ディスクや状態など表示させてくれるコマンドです。他にもvxdg freeコマンドでVMディスクの空き領域を表示したりするコマンドも存在します。
その他のコマンド
(空きディスクプールにあるディスクを未初期化に移動)
# vxdiskunsetup -C c1t2d0

(ディスクグループの破棄)
# vxdg destroy dga

(ディスクグループにディスクを追加)
# vxdg -g dga adddisk dga04=c4t0d0

(ディスクグループからディスク削除)
# vxdg -g dga rmdisk dga04

(Based Solaris 8)


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